トップページ山行リスト(日付)>華厳山・荻野高取山_記録20170504


華厳山・荻野高取山

 山行日
2017年5月4日(木)       晴れ         単独行
 コース
坂尻(9:29)〜(10:07)リッチランド〜(10:35)法論堂林道左カーブ地点(10:41)〜<華厳山西北西斜面>〜(11:23)華厳山北峰(11:30)〜(11:32)華厳山(11:44)〜(12:05)荻野高取山(12:33)〜(13:37)大沢登山口〜(13:49)用野橋〜(13:52)陽福寺(スダジイの大木)(13:58)〜(14:00)用野橋〜(14:15)上荻野
 以前から気になっていた(こんなことが気になるということは、殆どビョーキの世界ですが)法論堂林道の途中から華厳山に最短で登るルートにチャレンジしました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 坂尻に9:23到着。今日は、ちょっと遅めの出発で、この時刻となった。
 自宅を出た時は、曇りで、青空は見えてなかったのだが、いつの間にか青空が見えている。今日は暑くなりそうだ。
 帽子をかぶり、日焼け止めクリームを塗った後、出発する。(9:28)
[坂尻バス停が今回のスタート地点]

 半原越に続く車道を歩いていく。途中で、法論堂林道の起点を示す標識を見る。
 さらに進み、リッチランドの前を通過する。今日は、5月GWの真っ只中、駐車している車が多い。
 林道を黙々と歩いていくと、正面に華厳山が見えてきた。まだ、遠いなと思いつつ、デジカメ撮影。
[法論堂林道から華厳山を望む]

 以前、見つけた「清川宝の山」の石柱を再確認。
 AYさんのブログだと、この林道沿いに、ここまで2つの石柱があり、この石柱が3つ目となっていた。だが、私は、これが最初に見つけた石柱。やはり、AYさんの選球眼・広角打法には、かなわない。
[清川宝の山を見つける]

 10:35、取り付き点の左カーブ地点に到着。
 ストックを取り出したり、準備をしていると、ロードバイクが2台、連続して下ってきた。ライダーは、どう見ても自分より年上のオジサンで、恰好は、完璧にツール・ド・フランスだ。オジサンのスポーツは、ゴルフという時代は、もう完全に過去の話になってしまったようだ。
 10:41、正面の植林帯に突入する。
[林道が左へカーブする所が取り付き点]

 地図を取り出し、ルートを確認する。目の前の尾根を直登していけば、華厳山の北峰に辿り着く筈だ。このルート踏破が、今日の目的である。
 植林帯だったが、非常に明るい。日当たりがいいようで、これならヤマビルは、いないのではないかと思えた。
[尾根に乗る]

 左手にシカ柵が現れる。シカ柵沿いに進むことで問題ないか、地図で再確認する。結構、急登になってきた。有刺鉄線に気をつけながら、時々、シカ柵の針金を掴んで登る。
[左にシカ柵が続く]

 シカ柵が終了しても、同じ方向へ登り続けると、自然林となった。だが急登である。経路の類は、全く無し。時々、シカのフンを見ることがあった。シカがいるということは、ヤマビルもいるのではと連想してしまい、時々、ヒルチェックを行うが、特に問題なしだった。
 この辺り、新緑が眩しい。それと足元には、落ち葉もなく、歩き易い。
 また、斜面が急なこともあり、段々と右斜めに登って行くようになった。
[斜面を登って行く]

 右手の尾根が近づいてきた。歩き易いルートを求めて、結局、その右手尾根に乗ってしまった。
 そこは、ちょうど、立ち枯れの木のある所だった。モミの木だろうか。樹皮の落ちた大木が1本、直立している。
 ここは...
記憶のある尾根だった。華厳山の西尾根(仮称)だ。今まで何度か下ったり、登ったりしている尾根である。未踏ルートが終わってしまい、楽しみが終わってしまったというショックは、隠せない。だが、直登は、急登となり、避けたかったので、遅かれ早かれ西尾根に合流するのは、避けられない状況だと思えた。
[立ち枯れの一本木に出合う]

 楽しみが半減してしまったが、自然林の斜面を登って行くと、華厳山北峰西側の幅広の尾根に上がった。左は、植林だが、右は、自然林だ。その自然林の新緑が素晴らしく、登りながら撮影する。
[グッドタイミングの新緑] [目を見張る新緑が続く]

 華厳山北峰を経由し、11:32、華厳山頂上に到着。
 新しいベンチが2つ出来ていた。そのベンチに座って、ランチタイムとする。自分以外、誰もいない静寂な頂上である。
[華厳山頂上]

 ランチタイム終了後、荻野高取山に向かうことにした。
 華厳山の稜線を下っていくとき、右手に大山を見る。
[大山を望む]

 新緑のトンネルを通過する。緑のグラデーションが素晴らしく、思わずデジカメを取り出す。
[緑のトンネルを進む]

 12:05、荻野高取山に到着。
 ここで中型カメラを取り出し、大山を撮影するつもりだったのだが、大山頂上にガスがかかってしまい、今一つの光景となってしまった。そんな訳で湘南平方面などを撮影する。アングルを決めるために、ああでもない、こうでもないと三脚の位置を動かすのは、なかなか楽しい作業だ。
[荻野高取山頂上]

 少し戻って、大沢登山口への尾根を下っていく。
 すると、途中からヤマツツジがあちこちに咲く尾根となっていた。今まで、この時季に歩いたことがなかったので、気がつかなかったのだ。
 新緑を背景に咲くヤマツツジは、なかなか目立つ存在だ。デジカメを取り出し、時間を食ってしまった。
[ヤマツツジが満開] [ヤマツツジがあちらこちらに]

 大沢登山口に到着。
 この辺り、風が強かった。正面のゴルフコース(たぶん、パー3のショートホール)では、プレーヤーがティーショットを打つところだった。だが、この風では、ゴルフも面白くないだろう。
 打ち終わったところを見届けて歩き出す。
[大沢登山口にてゴルフ場側を望む]

 用野橋を渡るところで、北側に見える大木(スダジイ)を見て、寄り道してみることにした。
 この大木がスダジイと知ったのは、確かAYさんのブログだったと思う。寺の境内の裏手に回ってみると、見上げるような大木が現れた。だが、この大木、先程の用野橋側から見るのと、裏手から見るのとでは、だいぶ印象が異なる。前者は、ブロッコリーのような丸くて形のいい枝振りだが、後者は、葉が少なく、形は、今一つ。
 この大木、ちょっとオモテとウラのギャップが大きいということが脳裏に焼き付いてしまった。
[スダジイの大木(用野橋側から)] [スダジイの大木(裏手から)]

 14:15、上荻野バス停に到着。

 結局、今回は、ヤマビルに遭遇することなく歩くことが出来た。暑かったことと、乾燥した斜面が多かったせいだろうか。この山域だからと言って、ヤマビルに神経質にならなくてもよさそうだ。
 [上荻野バス停に到着]


 今回は、法論堂林道から、華厳山へ最短で登れるルートにチャレンジしましたが、結果は、上述の通りとなってしまいました。ですが、その後の鮮やかな新緑は、目を見張るべきものでしたし、下山路のヤマツツジ満開ゾーンも、予想外の楽しみとなりました。
 華厳山周辺は、大好きな山域なので、何度も通っておりますが、今回のヤマツツジとの出合いは、初めてで、まだまだ飽きの来ないエリアだと認識しました。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。