トップページ山行リスト(日付)>三国山_記録20170813


三国山

 山行日
2017年8月13日(日)           曇り後雨           単独行
 コース
明神峠(9:10)〜(9:30)三国山東登山口(9:35)〜(11:00)三国山(11:06)〜(11:22)三国峠〜(11:44)パノラマ台〜(12:24)平野
久々に駿河小山から明神峠行きのバスに乗って、三国山のブナを訪問してきました。
詳細は、以下をご覧下さい。


 8:31、駿河小山に到着。2011年6月以来、久々に8:45発明神峠行きのバスに乗車する。
 乗客は、自分以外に4人。全員、中年以上の男性で、皆、単独行のようだ。
 バスは、小山町の住宅地から、山中の坂を登って行く。途中、セブンイレブンの場所が変わっていたことに気がついた。

 9:06、明神峠着。
 他の4人の男性は、2人が三国峠方面、1人が湯船山方面、1人が一ノ沢へ下る林道へと進んだ。もし、100人降りたら、その時でも、この割合は、同じか。いや、そんなに林道に進む登山者は、いないな〜と思いながら、4人を見送った後、三国峠へ歩き出す。
[明神峠を出発する]

 9:30、前方に神奈川県のプレートを見る。この先は、神奈川県の尻尾の位置となる最西端部だ。ここで、左折し、静岡県との県境沿いの登山道を進んでいく。
 今日は、予想以上に暑い。また、舗装路の熱の反射が強かったせいか、何だかもうバテ気味である。ここで、早くもペットボトルを取り出し、水分補給となった。
 だが、樹林帯に入ると、一気に気温が下がったと分かるくらい、涼しくなった。
[三国山東登山口にて]

 こんなにブナの木があったかなと思うくらい、この辺りの樹林の記憶が飛んでいた。
 昔は、もっと下草が多かったのでは、ないだろうか。そんな気がした。
 苔が付着した樹木を眺めながら、デジカメを持って、カメラアングルを探しながら、進んでいく。
[ブナ林にて(1)]

 車道では、サイクリストの姿を何度か見かけたが、登山道に入ってからは、誰にも会っていない。
 だが、このような樹林帯であれば、むしろ人がいない方がいい。
 ザックを背負ったまま、デジカメでの撮影ラッシュとなった。
[ブナ林にて(2)]

 樹林帯を抜けて、送電線下に出た。
 北側を見下ろすと、植林帯の一部が、ごっそり伐採されていた。(写真下)
 バリカンで刈ったような跡である。あのような伐採だと、土砂崩れとか起きないものかと思う。
[送電線の下に出る]

 再び広葉樹の樹林帯となるが、先程のようなブナの大木は、見かけなかった。
 だが、雰囲気は、相変わらず、素晴らしい。
 デジカメ片手に撮影が続く。
[再び樹林帯となる]

 段々と、登山道を囲む樹木は、細くなっていく。(写真下)
 三国山頂上に近づいてきたとき、右手斜面に寄り道する。

 そう、昔から被写体として付き合いのあるブナに会うためだ。
 そのブナは、簡単に見つけることができた。周囲に似たような大木がないからだ。
 近づいて、撮影する。

 撮影しているうちにガスが濃くなっていく。それとともに幾分、涼しく感じるようになった。
 中型カメラをザックにしまう頃は、ガスに覆われてしまった。
 ほんの少し先の三国山頂上を目指す。
[緑の世界が続く]

 11:00、三国山頂上に到着。
 トレラン姿の単独男性がポツンと道標の近くに立っていた。
 挨拶すると、たった今、籠坂峠から走ってきたとの事だった。
 「籠坂峠に行かれるのですか」
 「いいえ、三国峠に下ります。」と、私。
 「それならば、いいですが、西から大雨がやってきますよ。今、ようやく大雨から逃げてきたところです。お先に。」
 「気をつけて」
 トレラン男性は、三国峠への下り道をあっという間に駆け抜け、ガスの中に消えていった。
 山頂標識や道標を撮影していると、雨が降ってきた。
 「まあ、このくらいの雨であれば」
と思っていたら、すぐにザーザー降りに変わった。
 急遽、傘を取り出す。
[三国山頂上にて(まだ雨は降っていない)]

 11:22、三国峠に出てきた。
 雨は、完全に本降りとなった。舗装路の上で、降ってきた雨が飛跳ねるのが見える。前日の天気予報では、少なくとも雨は降らない予報だったと思ったが、なんで雨?という気分だ。雨ではないという予報だったから、今日を選んだのだが、どうも現実は、うまく行かないようだ。
 ここからは、車道を歩くことにした。
[三国峠に出た]

 傘を差しながら、舗装路を下っていく。左手には、ガスに覆われた三国山稜が見える。先程のトレラン男性の言う通り、稜線は、大雨だろう。だが、手前の草原地帯は、雨に濡れたお蔭で、かえって瑞々しく見えた。
[三国山稜を望む]

 パノラマ台に到着。(11:44)
 駐車場は、マイカーで満車状態。今日は、快適なドライブを期待して、大勢の観光客が訪れているようだ。だが、この止みそうもない雨で、山中湖は、見えても、富士山は、残念ながら、見えない。
 ここから車道を歩かず、草原の中を進めば、ショートカットできるのだが、この雨では、泥だらけになりそうで、歩く気がしない。このまま素直に車道を歩くことにした。
[パノラマ台から山中湖を眺める]

 傘を差しながら車道を進む。相変わらず、交通量が多い。
 すると、一段と激しい降りとなった。こんな強烈な雨は、久しぶりだ。但し、台風と違って風が無い分、歩き易い。
[土砂降りとなった]

 車道を歩き続けると、雨が幾分、弱くなった。途中で、細い路地に入り、最短ルートで平野に向かう。
 12:24、平野バス停に到着。(写真下)
 ここで、幸いにも雨が止んだ。
 目の前の車道は、内回りの方向が大渋滞だ。こんな調子では、時間通り、バスが来るとは思えない。さてどうしたものかと思っていると、小さなバスがやって来た。
 忍野方面に行くようなバスだ。運転手に聞くと、旭日丘を通るという。また、今日は、大混雑なので、予定通りにバスは、運行していませんとの事。そうであれば、このバスを逃すと、いつバスが来るかわからない。急いで飛び乗る。
 その後、旭日丘まで渋滞はなく、スムーズに行けた。
 ....反対側の内回りは、平野から延々と渋滞が続いていたが。

 旭日丘のバスターミナルのトイレで着替え、サッパリした後、プレミアム・アウトレット行きのバスに乗る。時刻通りに来たと思ったバスは、行先が違う。どうやらバスは、30分遅れで、やって来たようだ。
 バスには、幸い空席があり、座ることが出来た。ホッとしながら、帰途につく。
 [平野に到着]


 旭日丘でバスを乗り換え、無事、御殿場経由で帰ってきました。
 御殿場に向かう途中、スマホで、雨量レーダを見ていたら、見事なくらい雨雲の真下にいることが判明。バスの外は、実際、激しい土砂降りでした。
 ですが、御殿場線で、国府津に出てきたら、全く雨の降った形跡がなく、天気予報通り、天気は、よかったようです。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。