トップページ>山行リスト(日付)>日影山・シダンゴ山_記録20171223
2017年12月23日(土) 晴れ 同行者:「山の会2」メンバー3人→2人→1人 |
丹沢湖(8:21)〜(10:20)秦野峠分岐点(10:32)〜(11:44)日影山(12:07)〜(12:33)ブッツェ峠(12:39)〜(13:00)866m峰〜(14:11)林道秦野峠(14:25)〜(14:46)871m峰〜(14:59)ダルマ沢ノ頭(15:03)〜(15:13)812m峰〜(15:42)シダンゴ山(15:52)〜(16:44)寄 |
今回は、「山の会2」での山行です。メンバーは、いつもの他事鉄さん、TAMさん、初めてのSASさんの4人です。快晴の下、久しぶりに日影山、ダルマ沢ノ頭に向かいます。
詳細は、以下をご覧下さい。 |
新松田7:25発、西丹沢ビジターセンター行きのバスに乗車し、丹沢湖バス停に8:20着。
朝日が差し込んでくる状況の下、すぐさま出発する。(8:21) |
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[丹沢湖バス停にて下車] |
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丹沢湖畔から離れて、大野山と示された道標を進む。
尾根沿いに登って行くと、東電の落合線という送電線と出合う。尾根伝いにその送電鉄塔No.8、NO.9、No.10の横を通過していく。
せっかく稼いだ高度だが、この先で、一気に下りとなる。ちょうど神縄トンネルの上を通過するあたりが鞍部となっている。
鞍部で、少々休憩する。 |
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[送電線沿いの登山道を進む] |
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鞍部から登り返し、ようやく登り切ったところが、旧神縄分岐点。
2005年では、道標に「神縄」の標識が存在していたのだが、2014年、この神縄方面に進んだ時は、取り外されていて、現在に至っている。
ここでアクシデント発生。
同行のTAMさんがリタイアされることになった。先程の急登で、右足が攣ったような痛みが走ったとの事で、大事を取って引き返すこととなった。
TAMさんを見送った後、出発する。
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[旧神縄分岐点(振り返って撮影)] |
[2005年7月での道標] |
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今日の天気は、素晴らしく、手前の樹林が邪魔だが、西丹沢の山々がクッキリ見える。
そんな訳で、どこか木立が途切れる所は無いかと探しながら歩くが、残念ながら見つからない。 |
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[東へと進んでいく] |
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やがて、植林帯の中に突入する。登りは、比較的緩やかで歩き易い。
前方を見ると、遥か先まで植林帯となっている。植林の密集度に圧倒されてしまう。(写真下左)
ここの植林帯は、丹沢の植林帯の中でも、その規模と垂直に伸びた樹林の美しさで、印象的な場所だと思う。
だが、緩やかな登りは、続かない。急登になってきた。左側は、自然林、右側は、植林だ。(写真下右)
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[植林帯を進む] |
[大野山分岐点への登り] |
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急斜面の途中に道標があり、ここが秦野峠への分岐点。大野山には、ここで右折するように方向づけされている。
振り返ると丹沢湖が見えるのだが、手前の冬木立の密度が濃くて、光景としては、今一つ。
だが、ここで小休止。
すると、先程別れたTOMさんから携帯にメッセージが届く。無事、神縄トンネルからバスに乗車したとの事。これで一同、一安心。
10:32、出発する。先程の登りの延長といった形で尾根筋を登って行く。
6分後、前方にササヤブが現れた。
前を行く他事鉄さんが突入していく。(写真下) |
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[ササヤブに突入] |
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ササヤブは、あっさりと抜けることが出来、その後振り返ると、富士山が見えてきた。
手前の冬枯れの木立の密集度が濃いが、丹沢湖も入れて撮影。(写真下) |
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[振り返って富士山を眺める] |
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再び、ササヤブに突入する。(写真下左)
この後、ヤブは、薄くなるが、経路がはっきりせず、出口が分からなくなる。少し遠回りでも歩き易いルートを探し、少し北側の方に回ることで、ササヤブから脱出。(写真下右)
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[ササヤブに突入2回目] |
[ササヤブから脱出] |
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植林帯を通過した後、再び、ササヤブが出てきた。(写真下左)
しかし、ここはルートが分かりやすい。
進んでいくと、この先でササヤブが消えているのがわかった。(写真下右)
ヤブの出口に来る前から、先が見えてしまうのは、珍しい。あまり経験したことのないケースだ。
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[ヤブに突入3回目] |
[ヤブの終わりが見えてきた] |
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左手の植林の間から、遠見山・大杉山の台形状の山を望む。その背後には、西丹沢の山々が。
右から大室山、大杉山ピークの奥に箒沢権現山、その左が畦ヶ丸。畦ヶ丸の左奥には、甲相国境尾根が続く。 |
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[手前の遠見山・大杉山の台形状の山が目立つ] |
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植林帯を通過して、少し登ったところが、日影山頂上だ。(写真下左)
ここは、私にとって2005年以来ということで、12年振りの訪問だ。目の前には、シカ柵は壊れていたが、12年前は、そんなことはなかったと思う。また、もっとササが多かったと思った。
ここでランチタイムとする。
山頂付近で、別の手書き山頂標識を見つけた。(写真下右)
本来、ブッツェ平のはずだが、「ブッシュ平」と書かれてあった。ブッシュは、英語のbush(ヤブ)を指すのだろうか。
....単なるシャレか? |
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[日影山頂上] |
[別の手書き山頂標識] |
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日影山を出発すると、急な下りとなる。結構、急な斜面で、慎重に下る。
ここは、今回の山行で一番緊張する箇所だった。 |
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[日影山からの下り] |
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12:33、林道に出た。ここが、ブッツェ峠だ。
ここでも小休止。 |
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[林道に出た。(ブッツェ峠)] |
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さらに東へと進んでいく。
ここから秦野峠への山稜には、特に山名が付いているような山は、ない。
日影山は、876.2mだが、このあたりの最高地点は、等高線から見たら、920m以上だ。地味な山域だが、山名が欲しいところ。
左手の視界が広がる。
先程の日影山手前から眺めた光景とよく似ている。 |
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[奥に菰釣山から畦ヶ丸への稜線。手前に遠見山・大杉山が見える。] |
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13:00、866m峰を通過。
左に見える、植生保護柵に囲まれた自然林は、冬枯れ状態。この保護柵の中に866m峰の最高地点がありそうだ。
この辺りは、尾根幅が広く、歩いていて、なかなか気持ちがいい。 |
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[866m峰を通過した後、登りとなる] |
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少し尾根が細くなるが、歩き易い。
だが、ゆったりと展望できる箇所が無いのが、残念。 |
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[標高890mあたりの登り] |
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左側が崩壊地となり、その横を下っていく。左側前方は、大規模な崩壊が起こったような地形となっている。 |
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[左側は、崩壊した斜面] |
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斜面を登って行くと、突如、道標が目の前に現れた。
ようやく一般登山道に合流した。
そのまま登り続け、林道秦野峠へと向かう。 |
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[一般登山道に合流] |
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両側にシカ柵が出現。
SASさん先頭で進んでいく。 |
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[林道秦野峠に向かう] |
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14:11、ようやく林道秦野峠に到着。
秦野峠林道の石碑の前で記念撮影を実施。
その後、SASさんは、この秦野林道経由で寄に下山ということで、我々と別れた。 |
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[林道秦野峠にて] |
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今後は、他事鉄さんと二人でダルマ沢ノ頭を目指す。
だが、その前に試練の階段登りが待ち受けていた。高松山、西ヶ尾からダルマ沢ノ頭へと続く稜線に上がるため、目の前の斜面を登っていく。
見上げれば、長い階段が続いているのが目に映り、精神的に参ってしまいそうだ。 |
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[稜線への登り] |
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14:41、どうにか稜線まで登り切った。
ここで、東側への進む。フラットな歩きが続き、植林帯の奥に聳えるダルマ沢ノ頭のピークを見上げる。まだ、この先で、かなりの登りがあることを把握。
少し下った後、ダルマ沢ノ頭の登りに取り付く。
しかし、ここでも階段登りが続く光景を見て、心が折れそうになる。(写真下) |
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[ダルマ沢ノ頭への登り] |
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14:59、どうにか登り終えると、その先がダルマ沢ノ頭の頂上だった。
ダルマ沢ノ頭は、1992年以来、2度目の訪問だ。初めて登った時は、ただ植林帯の中だったという記憶しか残っていない。
頂上と言えども、全く視界は広がらず、今でも地味な頂上である。他事鉄さんと並んだ画像をセルフタイマーで撮影した後、頂上を後にした。 |
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[ダルマ沢ノ頭頂上] |
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15:26、虫沢林道に下り立つ。(写真下)
林道を横断し、本日最後のピークであるシダンゴ山を目指す。 |
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[虫沢林道を横断する] |
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しかし、ここでも試練の階段登りが始まった。
階段の途中で、「3回も続くとはね〜」と、他事鉄さんと苦笑い。 |
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[シダンゴ山への登り] |
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階段登りが終わったところで、他事鉄さんに差をつけられてしまった。すでに他事鉄さんは、シダンゴ山頂上に到着している。
頂上手前では、アセビの群落と出会うが、以前と比べて、だいぶ背が伸びた感じだ。 |
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[シダンゴ山頂上にあと少し] |
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15:42、シダンゴ山頂上到着。
この時間のせいか、我々以外に人影は、見当たらない。
振り返ると、ダルマ沢ノ頭の先に富士山の姿が見えた。「あれっ」と思ったのは、以前は、もっとよく見えたような気がしたのだ。冷静に考えてみて、手前の植林帯が伸びたためだと分かった。この分だと、そのうち、植林に隠れてしまう。
南側を目を向けると、秦野盆地までは、しっかりと見下ろせたが、今日は、相模湾がはっきりしなかった。
「さあ、行きますか。」
シダンゴ山の頂上にある三等三角点を撮影後、出発する。
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[シダンゴ山からの富士山] |
[シダンゴ山頂上] |
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下りになると、他事鉄さんは、滅法速い。あっという間に差が広がってしまう。
そんな折、携帯が鳴った。SASさんからだった。無事、寄に着いて、先にバスに乗って帰りますとの事。これで、残るは、我々二人だけとなったが、こちらも、本日最後のピーク、シダンゴ山を登り終えているので、気分的には楽だ。
防護柵の扉を通過すると、農道に出た。
「この分だと日没前には、どうにかバス停に着きそうですね」と他事鉄さんと話す。 |
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[寄に下っていく] |
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16:44、寄バス停に到着。無事、日没前にゴールできた。
バスは、17:10発ということで、近くの店にちょっと寄り道。 |
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[暗くなる前に寄に到着] |
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生ビールで乾杯。
「今日は、やはり、最後の階段登りの3つがキツかったですね〜」と、本日の印象は、植林帯の階段登りとなってしまった。 |
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[寄にて1回目の乾杯] |
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その後、新松田に到着した後も、店に立ち寄り、2度目の乾杯。
....結構、飲んだ気分。
ちょっといい気分で、JR松田駅のホームに上がると、松田山ハーブガーデンのイルミネーションが目に入る。今日は、久々の日影山、ダルマ沢ノ頭登頂ということで、充実した山行だったなと思いつつ、イルミネーションを眺め入った。 |
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[JR松田駅ホームから] |
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「山の会2」の皆様
本日は、いろいろとお世話になりました。前半のササヤブ、日影山の急斜面の下り、後半の植林帯の階段登り3つ等、思い出は、いくつもできました。
今後とも宜しくお願い致します。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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