トップページ>山行リスト(日付)>塔ノ岳・鍋割山_記録20180101
2018年1月1日(月)・2日(火) 晴・晴 単独行 |
大倉(11:50)〜(13:10)駒止茶屋〜(13:40)堀山の家〜(14:36)花立山荘(14:47)〜(14:57)花立〜(15:28)塔ノ岳(泊)
塔ノ岳(8:02)〜(8:28)大丸〜(8:53)小丸〜(9:24)鍋割山(9:58)〜(10:56)後沢乗越〜(11:17)ミズヒ沢(11:19)〜(11:36)二俣〜(12:41)大倉 |
今年も例年の如く、1日・2日で、塔ノ岳・鍋割山に行ってきました。正月の山は、気候が安定して晴れの日が多く、富士の裾野に沈む夕日、大山の南側から昇ってくる朝日を撮影するには絶好の機会です。そんな訳で、毎年、出かけております。
詳細は、以下をご覧下さい。 |
今年は、いつもよりだいぶ自宅を出るのが遅くなってしまった。この結果、大倉に到着したのは、11:32。昼近くから大倉尾根を登るのは、初めてではないかと思う。
これでは、毎年実施している、すれ違った下山者数をカウントしても、同じ条件とはならないな〜と思いつつも、大倉を出発(11:50)すると、本能的にカウントしている自分がいた。
....結局、昨年と比べて出発は、1時間遅かった。 |
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[大倉を出発。上空は、完璧なスカイブルー] |
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12:14、観音茶屋を通過。(茶屋は、休み)
昨年に比べて1時間遅いだけの事は、ある。すれちがう下山者の数が、やはり少なかった。
12:33、見晴茶屋前に到着。右手には、相模湾に浮かぶ江ノ島が眺められた。
見晴茶屋を出発してすぐ、若い男性の4人グループとすれ違う。いったいどこから来たのだろうと、尋ねてみたら、蛭ヶ岳山荘との事。やはり、この時間帯は、大倉尾根界隈の山小屋に宿泊ではなく、もっと奥の山小屋から来ているようだ。
※大倉〜観音茶屋間で、すれ違った下山者:38人。
※観音茶屋〜見晴茶屋間で、すれ違った下山者:21人 |
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[一本松への登り] |
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13:10、駒止茶屋を通過。
13:11、ベンチにて小休止。1本目のペットボトルを初めて飲む。
この先は、傾斜が緩くなり、歩き易くなる。右手には、三ノ塔がクッキリ見える。
だが、出発時には、見られなかった雲が、目立ってきた。
※見晴茶屋〜駒止茶屋間で、すれ違った下山者:38人 |
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[右手に三ノ塔] |
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堀山の家に向かう途中、堀山に寄り道することにした。
道標のある所から、少し戻って左手の山に登る。堀山のピークは、単なる小ピークで、特段、景色がいいという訳でもない。
だが、足元には、シカのフンが散乱しているのが目立った。ちょっと小さめだ。自然植生を回復させるためにシカは、最近の狩猟で、かなり減少したが、それでも、まだ大倉尾根界隈に棲みついているようだ。
....そういえば、昨年秋、花立山荘前で、人を見ても逃げないシカがいたのを思い出した。
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[堀山を巻く時の道標] |
[堀山のピークに寄り道] |
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13:10、堀山の家通過。
その後は、階段状の登りが続く。このあたりが、一番きついゾーンだ。
戸沢の分岐を過ぎて、14:06、左前方の山腹を眺めると、ガスが流れていた。よく見ると、ガスの通過後、木々が白く変化し、霧氷が出来ているのが分かった。こりゃ、この先、撮影が面白くなりそうだと、足取りが軽くなる。
※駒止茶屋〜堀山の家間で、すれ違った下山者:48人
(但し、堀山に登っている時に下山した人数は不明) |
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[怪しいガスを眺める] |
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花立山荘は、遠いな〜と思いながら、植林帯の中を登っていると、急に体温が下がる思いがした。外気が急低下したようだ。先程のガスのせいかもしれない。周囲は、完全にガスに囲まれている。
14:16、花立山荘に到着。
この時刻であれば、15時には、塔ノ岳に着くだろうと思い、ちょっと山荘に入って休憩とした。
だいぶ冷えてきたこともあり、トン汁を注文。
出来立てのトン汁は、湯気が止まらず、撮影には不向きだった。冷めないうちに胃の中へ。
一度、山荘に入ってしまうと、なかなか外に出られない。出発したのは、14:47となった。
※堀山の家〜花立山荘間で、すれ違った下山者:37人
(但し、花立山荘内に入っている時に下山した人数は不明) |
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[花立山荘で小休止] |
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14:57、花立に到着。
360度、ガスの中で、正面の塔ノ岳をはじめ、何も見えない。また、期待していた霧氷は、残念ながら見られなかった。
これでは、塔ノ岳に着いても何も見えないな〜と、ちょっと歩行ペースが落ちる。 |
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[花立は、ガスの中] |
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15:04、金冷シの道標を見たら、この先、いよいよ塔ノ岳への最後の登りだ。
階段登りの途中、樹林が途切れて、西丹沢方面の眺めが広がる。
ふと左を見て、ビックリ。
いつのまにかガスの中から脱出していた。檜洞丸、同角ノ頭などが見渡せ、先程のガスは、どこに行った?という状態だった。 |
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[塔ノ岳へ登っている途中にて、視界が広がる] |
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このガスが切れた光景は、幸いにも塔ノ岳山頂まで続いた。
15:28、塔ノ岳頂上に到着。
下るには、もう遅い時間ゆえ、山頂には、休憩している人影が見られなかった。
※花立山荘〜尊仏山荘間で、すれ違った下山者:18人 |
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[塔ノ岳頂上に到着] |
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振り返ると、大倉尾根側は、ガスの中。だが、鍋割山稜の北側は、ガスが切れ、檜洞丸、蛭ヶ岳、不動ノ峰は、姿を見せていた。富士山の手前には、雲があり、これで夕日の光景は、大丈夫だろうかと、ちょっと心配になる。(写真下)
ちなみに大山方面は、ガスのために全く見えず。
15:32、尊仏山荘に入った。
山荘ご主人に挨拶し、チェックインして2階の寝室に上がる。廊下で、ザックから撮影道具、毛糸の帽子、ネックウォーマなどを取り出し、15:59、山荘の外に出た。
16:10、富士山方面を撮影。
16:24、再度、富士山方面を撮影。
16:43、再三、富士山方面を撮影。
ここで、一旦、撮影終了とし、山荘に戻った。
17:19、再び外に出て、富士山方面を撮影。
夕食後、夜景を撮影しようと思ったのだが、秦野盆地や大山方面にまだ雲が残っていたので諦めた。 |
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[富士山方面を振り返る] |
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6時ぐらいに起床。
これは、寝坊したかと思い、すぐに中型カメラを三脚にセットしたり、毛糸の帽子を被ったり、撮影準備と防寒対策を実施。
6:25、外に出る。東の空は、すでに明るいが、まだ日の出には、20分以上あった。山頂南側の端っこで、三脚を立て、日の出を待つ。今朝は、風がなく、だいぶ暖かく感じた。
6:49頃、雲の上から朝日が出てきた。
朝日の撮影が一段落したところで、すぐに西側の富士山にカメラを向けた。
撮影終了後、小屋に戻ってコーヒーを注文。
ゆっくりとコーヒーを飲んだ後、出発することにした。 |
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[大丸の登りにて、振り返って塔ノ岳を望む。] |
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大丸のピークを過ぎて、定点撮影点の変形ブナを撮影。
幹があちこちに上へと伸び、これでよく重心が傾かないものだと改めて感心する。
是非、このまま幹が折れずに長生きしてほしいと思う。 |
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[変形ブナを撮影(定点撮影)] |
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今朝も昨日と同様、上空には、雲一つない青空が広がる。
そんな中、正面に箱根の山々や相模湾の景色が目に入る。遠くは、伊豆半島の山々まで見渡せた。 |
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[箱根の山々を眺めながら、山稜歩き] |
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今年もこの光景に会えたと、至福のひととき。思わず、デジカメを取り出す。
この小丸の冬木立は、なんとなく心が落ち着く光景だ。 |
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[小丸での冬枯れ樹林] |
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鍋割山に向かう途中、富士山と鍋割山を望む。
鍋割山頂上の鍋割山荘は、周囲の樹林に隠れ、あまり目立たない存在。
富士山の北側奥には、南アルプスが見える。特徴な赤石岳、荒川三山は、すぐに見つかる。そこから北側に少し離れた白い峰は、塩見岳だろうか。ちょっと自信がない。 |
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[鍋割山の向こうに富士山] |
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9:24、鍋割山荘に到着。
山荘の中では、いつものスタッフの方と山荘のご主人、草野さんが鍋焼きうどん支度中だった。
挨拶を済ませ、鍋焼きうどんを注文。今年の正月も、雑煮代わりに鍋焼きうどんを味わう。
今年は、ちょっと早めに鍋割山を出発した。(9:58) |
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[鍋割山荘に入る] |
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11:17、ミズヒ沢のペットボトル置場に到着。
鍋割山荘からミズヒ沢のペットボトル置場まですれ違った登山者は、ちょうど100人だった。
100人=100%か、こいつは、正月から縁起がいいと勝手に解釈する。
そう考えれば、この先の長い林道歩きも苦にならない。 |
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[ミズヒ沢でのペットボトル置場] |
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この時間帯だと、すれ違う下山者も、追い抜く登山者も見かけない。
途中、車両通行止め区間が現れる。今後、どんどん舗装されるのだろうか。 |
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[西山林道の途中で、舗装工事あり] |
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12:41、大倉バス停に到着。
バス停周辺の登山者もチラホラ程度。今日も天気は、素晴らしい。
時々走ってくる車の音が、物凄く気になる程、閑静な中、ベンチに腰掛け、バスを待った。 |
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[大倉に戻ってきた] |
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今回、塔ノ岳まで、すれ違った下山者をまとめてみますと、
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今年 |
昨年 |
大倉 |
11:50発 |
10:48発 |
大倉〜観音茶屋 |
38人 |
81人 |
観音茶屋〜見晴茶屋 |
38人 |
39人 |
見晴茶屋〜堀山の家 |
48人 |
85人 |
堀山の家〜花立山荘 |
37人 |
58人 |
花立山荘〜塔ノ岳 |
18人 |
35人 |
合計 |
179人 |
298人 |
となりました。
やはり、出発が1時間遅れ、だいぶすれ違う人の数が減りました。
正月休みの丹沢登山も、25年以上続いています。(但し、2000年の時とか、何回かは正月休みに来れなかったケース有) ここまで来たら、今後も続けて行きたいと思っています。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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