トップページ山行リスト(日付)>大野山_記録20180414


大野山

 山行日
2018年4月14日(土)       曇り         同行者:「山の会2」 11名
 コース
山北(9:07)〜(9:27)大野山入口〜(10:14)旧共和小学校〜(10:34)地蔵岩コース入口〜(12:23)大野山(12:55)〜(13:49)十字路(東屋)〜(14:15)頼朝桜〜(14:29)嵐入口〜(15:02)谷峨
 今回は、「山の会2」での山行、大野山です。何度も通っている山ですが、今回は、珍しく山北駅から目指すことになりました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 国府津8:31発御殿場行の御殿場線に乗車し、8:57、山北にて下車。JR山北駅前に集合し、リーダのTAMさんの発声で、本日の山行説明を受ける。今回は、「山の会2」の定例山行で、総勢12名の参加があった。
 見上げると、今日の天気は、曇り空。ちょっと不安なスタートとなる。
[今回は、山北駅がスタート地点]

 1本の木にて、新緑の葉に白い花が目一杯広がっている。同行メンバーのお一人から、「ウワミズザクラですね。」と聞かされる。どうしてサクラなのか、素人にはよく分からないが、その色具合が素晴らしく、思わずデジカメ撮影。
[満開のウワミズザクラ]

 東名高速の下を通過すると、目の前に新しい道路案内標識を発見。
 「山北つぶらの公園」というのは、あの東名高速のトンネルの上あたりで、造成工事をしていたところだなと、以前、大野山を登っている時、見掛けた覚えがあった。インターネットで調べてみたら、もう1年前に開園していた。
 ....今度、行ってみよう。
 
[「山北つぶらの公園」の標識を発見]

 9:49、分岐点到着。(写真下)
 車道をそのまま直進しても、大野山へは、行けるが、その場合、全部車道歩きとなる。今日は、右の道を選択するが、ここで、ビックリな出来事が。右手にあった民家が消えて、工事車両の駐車場に変わっていた。
 この民家の前には、自販機があったのだが、その自販機もなくなっていた。大野山からの下山時、冷えた炭酸飲料をよく買って飲んでいた。それが、もうできないのは、とても残念。
 また、右に進み、坂道を登っていくと、途中の一軒屋も消えており、更地となっていた。これらは、新東名高速工事の影響なのだろうか。
[右のルートで、大野山を目指す]

 舗装路の坂を登っていくが、結構きつい。
 途中、一面シャガが咲くエリアを通過すると、民家の密集地となる。民家の前を登り続けると、ようやく水平路となった。右手の民家の奥には、茶畑が広がっていた。通りすがりの地元の人と話すと、これが足柄茶になるらしい。
[民家の奥には、茶畑が広がる]

 旧共和小学校の前を通過。
 この小学校は、7年前に閉校となったが、今でも相変わらず、小学校の表札が掲げてある。
[旧共和小学校]

 小学校の先で右折し、右手にあるトイレ前にて、小休止。
 道の反対側には、フジザクラやウワミズザクラが満開だった。また、イロハカエデの赤い花をメンバーの方から教えてもらう。これが、花?というのが、第一印象だったが、明るい新緑の葉との赤い花の組合せが新鮮だった。
[フジザクラが満開] [イロハカエデの赤い花]

 10:34、車道からいよいよ登山道に入る。地蔵岩ルート入口だ。ここからは、一列となって進んでいく。常緑樹もあるが、殆どが落葉広葉樹で、新緑が美しい。
 やはり、この時季の山歩きは、心が和むなと思いつつ、列についていく。
[地蔵岩ルート入口にて]

 涸沢を渡る箇所が2ヶ所あったが、いずれもパイプの手摺等が取り付けられ、安全に歩けるようになっていた。以前よりもさらに整備が進んでいた。
[しっかり整備されている登山路]

 しかしながら、この地蔵岩ルート、全く視界が広がらない。特に、今の時期は、新緑の葉がついているだけに余計、見にくくなっている。樹林帯の中をひたすら登っていくのみだ。
 上空は、相変わらず雲に一面、覆われている。
[もう少しで、直登ルートに出る]

 ついに最後の登りに突入。標高差約80mの登りとなる。この直線状の階段登りが終われば、イヌクビリ手前に出られる。
 だが、一気には登れず。途中、何度か立ち止まりながら、登っていく。
[直登ルートの階段]

 登り切ると、大野山北側の丹沢の山々が見えてくる。だが、この曇り空ということで、檜洞丸の山稜や伊勢沢ノ頭のピークあたりは、完全に雲に隠れていた。
 ここからは、かつての牧場舗装路を歩き、大野山頂上へと向かう。
[登り切ったら、反対側の丹沢の山々が見渡せる]

 最後の登りを終え、ようやく大野山頂上に到着。
 ちょうど、頂上の桜が満開状態だった。これで、バックが青空であれば、桜の花も色鮮やかとなるのだが、あいにくの曇り空。太陽光が差し込まないので、至って地味な桜となってしまった。
 ここで、ランチタイムとなった。
[大野山頂上での桜(1)] [大野山頂上での桜(2)]

 ランチタイム終了後、全員で記念撮影後、谷峨方面への下りルートを進む。今日は、残念ながら富士山の姿は、雲に隠れて全く見えなかった。箱根の山々は、どうにか金時山、明神ヶ岳が見える程度。やはり、曇りの日での景色は、今一つだ。
[谷峨に向かって下っていく]

 十字路、頼朝桜と下っていき、嵐入口の民家から車道を下っていくと、満開の八重桜に出合う。
 今日は、桜関連の花を十分、堪能することが出来た。
[嵐集落の坂を下っていく]

 酒匂川横の車道まで下ると、途中から先行して下っていった小さな子供連れの若夫婦が引き返してきた。何事かと尋ねてみたら、野生の猿が何匹もいたので引き返し、安全第一に回り道して帰るとの事。
 こんな場所で、猿に出遭うなんて、今まで経験したかなと思いつつ、進んでみると、確かに前方、吊り橋の手前にて、道路を横切る猿を発見。吊り橋に向かうと、下の河原には、パッと数えただけで、7,8頭の猿を発見。
 こりゃまだ他にいるかもしれないと、用心して、吊り橋を用心して渡っていく。
 すると、前方右手の川に下りていこうとする親子猿を発見。だが、距離的には、まだだいぶ離れている。吊り橋の出口に、猿がいないことを確認して、車道を進む。
 しかし、こんな場所で、猿が出現するとなると、このあたりの農作物に影響が出そうだ。ちょっと不安な気持ちになった。
[酒匂川を渡ると、野生の猿を発見]

 15:02、谷峨駅に到着。
 だが、ここで失敗談が生まれた。
 15:04の上り電車があると聞かされていたのだが、谷峨駅の時刻表のカンバンには、そんなダイヤの列車が載っていなかった。15時台は、38分しか載っていなかったのだ。
 あれっ、何かの間違いか?と思っていたら、実際に15:04の上り電車が到着。だが、谷峨駅の場合、上り電車のホームに行くには、構内の踏切を渡らなければならないのだが、既に警報機が鳴って、渡れない状況になっていた。
 そんな訳で、次の15:38の電車に乗るハメに。
 
 15:04の電車が去った後、再度、時刻表のカンバンをよく見ると、そのカンバンの横に臨時列車運転の小さな貼り紙を見つけた。そこには、3月〜5月の土休日に谷峨15:04の時刻が記されてあった。
 そうか、この臨時列車だったのかということで、疑問点は解決したが、事前の情報把握に猛反省。
 御殿場線でも、臨時列車が運行されるということを認識すべきだった。
 [谷峨駅に到着]


 今日は、山北からの大野山でしたが、やはり、大野山に登るのであれば、谷峨からの方が、登りやすいような気がしました。
 ともかくも、本日は、桜の花に恵まれた一日でした。

 ....帰りの電車では、バタバタしたけど。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。