トップページ>山行リスト(日付)>湯船山_記録20180609
2018年6月9日(土) 曇り後晴れ 同行者:「山の会2」 メンバー19名 |
明神峠(8:40)〜(8:48)サンショウバラの大木(9:00)〜(9:44)湯船山(10:06)〜(10:26)白クラノ頭(10:34)〜(11:17)峰坂峠(11:19)〜(11:45)サンショウバラの丘(12:23)〜(12:30)世附峠(12:32)〜(13:26)天神山(石祠)〜(14:14)山口橋(14:31)〜(15:45)駿河小山 |
今回は、「山の会2」メンバーとともにサンショウバラ観賞として、湯船山、白クラノ頭、世附峠と歩いてきました。
今年は、例年になく、開花時期が全般的に早まっています。今回のサンショウバラは如何に。
詳細は、下記をご覧下さい。 |
この時期の土日、明神峠行きのバスは、駿河小山駅8:10発と8:45発の2本が運行されている。これは、サンショウバラ目当ての登山者のためだろう。
しかし、そんなに乗客がやって来るのだろうか。このバスは、何度か利用したことがあったが、登山者で座席が埋まるという記憶は無かった。
しかし、今日は違った。8:10発のバスに乗車したのだが、なんとバスは、もう1台増発された。さすがに2台目は、それほど混んでいなかったが、2台のバスが明神峠に向かうなんて、時間が相当流れてしまったような気分だ。 |
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[明神峠まではバス利用] |
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8:35、明神峠に到着。
バスの乗客は、団体さんが多かった。やはりと言うか、今日は、三国峠に向かう登山者は、見かけなかった。
明神峠から湯船山方面へと歩く。右手には、御殿場方面の平野部の景色が広がる。(写真下) |
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[御殿場方面の眺め] |
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さて、樹林帯の中を進むと、道標が1本立っている。I翁の手製の道標だ。(写真下左) まだ健在なのが嬉しい。ここに「サンショウバラの大木あり」と書かれた標識があり、その方向に進む。
ほんの少し進むと、サンショウバラは、この木かなと思える1本の木に出合う。
やはり、サンショウバラだ。だが、残念ながら、花が見つからない。一周して、花を探すと、わずかに残っていた花を見つけた。どうも、ここのサンショウバラも今年は、早咲きだったようだ。
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[サンショウバラ大木へ] |
[サンショウバラ] |
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その後、送電鉄塔の方に進む。
するとどうだろう。先程のサンショウバラの木よりは、小さかったが、多くの花をつけている木を発見。このくらい咲いているのであれば、今後が楽しみだと、気分が盛り上がる。今日は、何といってもサンショウバラ観賞が目的の山行である。 |
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[サンショウバラが咲く] |
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新緑の樹林帯の中を進む。
途中、このピークが明神山(標高976m)と、先頭を歩く他事鉄さんが説明する。登山道は、僅かにピークの左側についていた。山頂と思われる部分を見渡すが、特に山頂標識は見当たらなかった。
その後、アップダウンを経て、湯船山の登りに差しかかる。ちょっと急な登りになり、息が苦しくなった頃、山頂に到着。ここで、小休止とした。というのも今回、8:45発のバスで参加するメンバーもいるためだ。
山頂は、樹林に囲まれ、視界は閉ざされている。そんな山頂で、ゆっくり待っていると、次々と団体さんが通過してくる。先程のバスの乗客のようだ。以前とは違い、この山稜のサンショウバラが広く世間に知れ渡ったようで、この季節には、登山者が訪れるのだなぁと、しみじみと実感。
やがて、8:45発のバスに乗ってきた後発部隊と合流。なんと、総勢20人のパーティとなった。 |
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[湯船山頂上] |
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湯船山からは、ブナの大木などが目立ってくる。
稜線を下っていく、このルートは、歩く面では、楽チンだ。新緑の自然林が何とも言えない。 |
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[ブナの大木が目立つ] |
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10:26、白クラの頭に到着。ここで小休止とする。すると、続々と団体さんが通過していく。ホントに今日は、登山者が多い。
休憩中、山頂標識を撮影していると、ローマ字が記載されている事に気がついた。(写真下)
「Shirakura-no-kashira」
とある。ここも「頭」を「かしら」と読ませている。
余談ながら、この1ヶ月後、〇□〇□さんや、△▽さんといった丹沢ネット仲間で飲んだ時、白クラの頭の「頭」は、「あたま」ではなく、「かしら」というローマ字になっていたと話すと、一同、大いに驚き、「かしら」という全国区の読みに丹沢が、じわじわと侵されていることを認識し合った。
...我々は、丹沢の場合、「あたま」派である。 |
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[白クラノ頭にて] |
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白クラの頭を出発。(10:34)
ここからは、ロープが設置されている斜面を通過。自然林の緑に囲まれた中、どんどん高度を下げていく。 |
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[急な下りとなる] |
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この辺りも、大木が目立つ。大木が現れる度に、この木は何?と、見上げてみるが、肉眼では、葉がよく見えないこと、木の知識不足から、何の木なのか、よく分からないまま通り過ぎていくのが残念だ。 |
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[大木の目立つ尾根] |
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やがて、自然林から植林と林相は変わっていく。この辺りの植林は、樹高があり、枝打ちがされてあるので、見た目も美しい。
この先、急な下りとなり、高度を下げていく。 |
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[植林帯に変わる] |
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下り終わると、右手に視界が広がる。遠く、箱根方面の山々を望む。 |
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[右手に箱根の山々] |
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11:17、峰坂峠着。
峠と言っても、それほど鞍部という感じではない。ここには、かつて、製紙会社の社有林のカンバンがあったのだが、他事鉄さんと「無いですね〜」と、話し合っていたら、何のことは無い。目の前の地面に倒れていた。カンバンの内容は、まだ読める。カンバンを支える鉄柱の方が、先に寿命が来てしまったようだ。
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[峰坂峠] |
[製紙会社のカンバン] |
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サンショウバラの丘(以前は、「樹下の二人」、「蘇峰台」と呼ばれていた)に向かう途中、左手には、白い花が目立つ。ガマズミ、ウツギなど。特にウツギは、この先、何ヶ所も咲いているのが分かった。サンショウバラの木もあるのだが、花は、終わっており、このあたりは、咲いていても、1本に一箇所といったレベルだった。
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[ガマズミ] |
[ウツギ] |
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ウツギの白い花に絡むスイカズラの黄色い花(写真下左)を見るとともに、その甘い香りを嗅ぎながら、斜面を登れば、サンショウバラの丘だ。(写真下右)
ここで、ランチタイムとした。
北側は、菰釣山から西側の甲相国境尾根の稜線がよく見える。だが、その背後にある御正体山は、残念ながら、雲に隠れて姿は、見えなかった。
食後、サンショウバラの花を探す。だが、見つけたのは、2つだけ。やはり、今年は開花時期が相当、早かったようだ。花が咲いた跡は、よく見られたので、咲かなかったという訳ではなさそうだ。結局、サンショウバラ目当てだったが、登り始めに見たサンショウバラの木1本だげが、いくつか花をつけていたが、それ以外は、2つ以下という状況だった。
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[スイカズラが混じるウツギ] |
[サンショウバラの丘にて] |
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サンショウバラの丘を出発して、すぐ6,7分で、世附峠に到着。
ここで右折し、林道を進む。 |
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[世附峠にて] |
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下山ルートとしては、林道分岐点から、素直にメインの湯船林道を進むルートと、西側の天神山を通過するルートに分かれる。最終的には、山口橋手前で合流するので、そんなに距離は、変わらない。
ここでは、後者を選んだ。
列の先頭を歩く。林道から天神山に向かう分岐点には、道標が無かった。なぜだろうと思ったら、その先で、山道が崩壊しているのがわかった。そこで、西側に水平に延びる林道を進み、途中で、左の植林帯を下って、天神山に向かう山道に合流した。
やれやれと思いながら、山道を進むと、道標(これもI翁の製作物だ)が地面に寝ていた。(写真下)
このまま山道を進み、天神山を東側から巻くルートは、崩壊と書かれてある。このため、尾根筋に進み、天神山への登りルートをとる。 |
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[山道崩壊ということで、尾根筋に進む] |
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13:12〜13:32、690m峰付近で、小休止。
ここは、風が通り抜け、心地よい。腰を落として休憩すると、なかなか立ち上がることが出来ない。そんな訳でゆっくりしてしまった。 |
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[途中で小休止] |
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二つの石の祠がある尾根の先端のような箇所を通過。(写真下)
ここに「天神山」の山頂標識があるらしいのだが、見つけることが出来なかった。(但し、探すことにあまり時間をかけていないが)
今、歩いているルートは、以前、逆コースで登ったことがある。そんな訳で、ルートには、自信があったのだが、大勢で歩いているだけにミスは、許されない。そこで、左手にGPSを持ちながら、先頭を歩く。
左下に新しい林道が見えてきたので、下れそうな箇所にて、林道へと向かう。 |
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[石の祠] |
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歩き易い林道(未舗装路)を下っていく。だが、先ほどまでのような木陰が無く、日差しが強い。
湯船林道と合流し、山口橋付近の木陰で、小休止。
一段落したところで、駿河小山駅へと出発する。 |
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[林道に出た] |
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だが、駿河小山駅への道は、長かった。
舗装路では、全くと言っていいほど、日陰がなく、額から汗が湧いてくる。途中の自販機で、冷たい飲料を入手したりして、どうにか駿河小山駅に到着。 |
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[駿河小山駅にて] |
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肝心のサンショウバラ観賞は、最初だけとなってしまい、結果として、花を眺めたのは、イボタノキ、ウツギ、ガマズミなど白い花ばかりでした。
それにしても、山を下りてからの車道が暑かった事。6月とは思えない暑さでした。 |
※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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