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大山

 山行日
2018年9月9日(日)       曇り後晴れ         同行者:「山の会」メンバー5名+途中から1名合流
 コース
ヤビツ峠(9:58)〜(11:44)大山(12:26)〜(12:48)富士見台〜(13:42)下社〜(13:59)茶店(14:30)〜(14:32)阿夫利神社駅(14:40)=(ケーブルカー)=(14:47)大山ケーブル駅(15:00)〜(15:12)大山ケーブルバス停
 本日は、「山の会」で上信越の山へ日帰り参考する予定でしたが、天気予報が今一つでした。そこで、急遽、南関東は好天気ということから、行先を変更し、大山としました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 天気予報通り、神奈川県の天気は、問題なしで、青空が広がっていた。だが、小田急線から見た大山には、山頂付近にガスが纏わりついていた。ちょっと、この先不安な気分となる。やはり、大山頂上に着いたら、関東平野を見下ろしたり、富士山を眺めたいものだ。
 8:50、秦野駅改札口にて、予定通り集合し、ヤビツ峠行きのバスに乗車。(9:04)

 9:46、ヤビツ峠に到着。
 上空は、雲に覆われ、先程の秦野駅での晴れとは、全く状況が違っていた。どうも大山の山頂同様、ヤビツ峠にも雲がかかっているようだ。
 9:58、大山に向かって出発する。
[ヤビツ峠にて(出発前)]

 両側にササが伸びている登山道を進む。
 ここのササは、どんどん広がっていくような感じである。
[ササが伸びていた]

 10:13、右手の視界が広がる。
 遠くは、高麗山、湘南平の山並みが見える。だが、その先の海がはっきりしなかった。上空の雲を見る限り、丹沢の山域部分には、雲が出ているのが分かる。
[南側の視界が広がる]

 登りが急になってきた。今日は、急ぐ山行でもないので、ゆっくりペース。時間は、かかりそうだが、これならば、息が切れずに登っていけるので、楽チンである。
 時々、日が差してくる。しかし、上空を見ると、雲が多く、そのうち、陰ってしまうのは、必至だった。
[登りが急になる]

 登りの途中、左手に保護柵の見える箇所で、予め各メンバ-に配付した大山の地図を見てもらい、我々が今、どこにいるのかを回答してもらう。(地図読み2回目の地点にて)
 すると、意外な場所を指すメンバーが。
 ....周囲で「ボーっと歩いてんじゃねーよ」が大炸裂。
[途中で、地図読み。現在地は、どこ?]

 11:26、表参道との合流点に出た。
 出発してから約1時間半かかっている。ここまで、極めてスローなペースだ。
 この先は、下社方面から登って来るハイカーが多く、賑やかになってきた。
[表参道との合流点]

 大山頂上前の鳥居にて、前方を撮影。ここは定点撮影点。
 本社方面は、ガスに覆われている。朝、電車から見た大山のように、まだ山頂付近は、雲に覆われているようだ。
[頂上の鳥居にて(定点撮影地)]

 御神木の背景は、真っ白で、何も見えない。だが、ガスが濃い分、御神木の前の枝と奥の枝では、自然のグラデーションが出て被写体としては、面白い。(写真下左)
 その後の頂上での記念撮影時でも、ガスで何も見えない。(11:44) (写真下右)
 撮影後、山頂標識の左側にあるコンクリートの床が空いたので、そこにシートを敷いて、ランチタイムとした。ここは、屋根があり、万が一、雨が降ってきても凌ぎやすい。
[御神木] [ガスで何も見えない中、記念撮影]

 ランチ後、中型カメラで、ガスの中の御神木を撮影する。今日は、「山の会」山行なので、普通ならば、中型カメラは、背負ってこないのだが、大山であることと、ゆとりある山行なので、背負ってきたのだ。
 無事、御神木の撮影が一段落すると、周囲がいきなり明るくなり、今までの光景がウソのように、一転して、好天気となった。(写真下)
 なんだ、これは、と一瞬の出来事に目が点になる。天は、すごい演出をしてくれたものだ。
 風が強かった訳でないので、全く予期できなかった現象だった。
 三脚をつけたまま、中型カメラを移動させ、相模湾を撮影する。
[いきなりガスが消えてしまった]

 遠く、相模湾や江ノ島を望む。
 今、小田急線から大山を見たら、頂上付近の雲が完全に消えているだろう。
[江ノ島を望む]

 12:26、大山頂上を出発。
 日が照る中、表参道を下っていくと、すれ違う登山者が大幅に増えた。ちょうど、昼に山頂でランチという登山者が多いせいだろう。
[表参道を下っていく]

 富士見台にて、西側に富士山を眺める。
 手前の雲が切れて、富士山の頭が望めた。
[富士見台からの富士山]

 半開きの扉を出て、左折し、下社の拝殿に向かうと、そこで、本日朝、時間ミスで参加できなかったSAQさんと合流した。SAQさんは、下社まで来て、我々を迎えてくれた。
[下社にて(振り返って撮影)]

 下社から石段を下り、茶店の前を通ると、店に生ビールのポスターが貼ってあり、その誘惑に負けてしまった。茶店に入り、SAQさんを含め、皆で乾杯。
[茶店にて乾杯!]

 茶店でビールを飲んでしまったので、ここは安全に下山する意味で、ケーブルカーを利用する。
 阿夫利神社駅からケーブルカーの先頭の方に乗ると、前方の窓ガラスから、ここでも江ノ島が見えた。車内は、中間駅の大山寺からの乗客が入ると、超満員となり、身動きが取れなくなる。新型車両になってから、いつもこのパターンだ。
[ケーブルカーで下山]

 大山ケーブルバス停からバスに乗車し、終点伊勢原駅北口にて下車。そこから、下りの小田急線に乗って一つ先の鶴巻温泉にて降りて、弘法の里湯に向かう。
 幸い、日帰り温泉は、それほど混雑していなかった。
[弘法の里湯にて、入浴]

 弘法の里湯の後は、いつものホルモン店に向かい、生ビールで乾杯。シロコロが旨い。
 「山の会」で丹沢を登った場合、このシロコロの店に立ち寄るパターンが近頃、多くなったような気がしている。
 ....ビールとシロコロさえあれば、大満足。
[いつもの店で、乾杯] [恒例のシロコロ(右)]


 今回は、大山頂上で劇的に天候が変わる体験をしました。山の天気が急変したのが、なんだか巨大なマジックのように思えました。こういった予想外の出来事が起こると、山が一層、面白くなります。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。