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三国山・大洞山

 山行日
2018年10月8日(月)       曇り           単独行
 コース
明神峠(9:08)〜(11:08)三国山(11:13)〜(11:23)ヅナ峠(11:28)〜(11:54)楢木山(11:57)〜(12:30)大洞山(12:37)〜(13:18)アザミ平(13:27)〜(13:49)天狗ブナ(14:02)〜(14:28)籠坂峠
 久し振りに大洞山方面を計画しました。記録を見ますと、2011年2月以来となります。もうそんなに経つのかとの思いで、大洞山、アザミ平、天狗ブナ等を訪問してきました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 いつもより少し遅く、自宅を出発。駿河小山駅から明神峠行きの8:45発のバスに乗車する。今年6月には、これより早いバス(8:10発)に乗ったが、今のシーズンは、この8:45発1本だけだった。
 乗客は、自分を入れて5人。やはり、まだ紅葉には早い、この時季は、登山者が少なくなるようだ。
 明神峠に9:04着。他の乗客の進路方向は、全員、湯船山方面だった。
 9:08、峠を出発する。
[明神峠に到着(振り返って撮影)]

 今日は、車道を歩かず、車道の右側の尾根筋の登山道を進んでみる。
 登山道は、小ピークを2つ越えて、最後に下りとなるので、余計に高度を稼ぐことになる。そのため、単調に登っていく車道の方が疲れないと思っていたのだが、実際歩いてみると、固いコンクリートよりも、土の方が、歩き易く感じた。
[車道沿いの登山道を行く]

 小ピークを下っていくと、三国山東登山口が見えてきた。
 ここで、車道を渡り、三国山への登山道を進む。
[三国山東登山口が見えてきた]

 三国山への登山道は、自然林の中に続いている。
 ここでは、ブナの大木が健在だ。ザックを下ろし、撮影目的で歩き回る。ここは、まだ保護柵がないので、非常に歩き易い。
 何でこんな立派なブナ林なのに保護柵がないのか、疑問が湧く。
 それは、ここが神奈川県ではなく、静岡県だからか。
 そんな自問自答が頭の中をよぎる。
[ブナ林にて撮影タイム]

 ブナ林で撮影を堪能した後、三国山を目指す。
 途中、送電線(佐久間東幹線)の下を通過するが、北側の展望は、全く無く、乳白色の中に送電線が消えていた。今日は、一段とガスが濃い事が分かった。
[送電線もガスの中に消えていく]

 黙々と歩きながら、標高を稼いでいく。そろそろ三国山頂上かなと思った時、右側を見る。
 すると、ガスの中にブナの大木が見つかる。ここを通る時は、必ず寄り道して撮影する樹木で、今日も、寄り道して北側斜面を少し下った。
 いつものように東側の方から撮影する。(写真下)
[三国山頂上手前のブナ大木]

 もうそろそろ頂上だなと思っていたら、ガスの中から突如、女性2人組が現れ、ビックリする。この時間帯に登ってこれるということは、マイカー利用だろうか。それとも、バスで籠坂峠下車し、歩いてきたということだろうか。

 11:08、三国山頂上到着。
 その後、山頂標識で撮影をしていたら、籠坂峠の方から、トレランの男女4人組がやって来た。
 東側のベンチで休憩している4人組の話し声が大きい。彼らの声を背後に聞きながら、ザックを背負い、出発することにした。
[三国山頂上にて]

 それにしてもガスが濃い。
 こんな状況だと、熊が出て来るのではないかと心配になる。
[完全にガスの中]

 11:54、楢木山頂上に到着。
 今回、初めて、ここの山頂標識と出会う。手製で、「楢木山頂上」と書かれてあった。以前は、このような山頂標識が無かったので、楢木山の頂上は、知らないうちに通り過ぎるだけだった。
 頂上といえども、樹林に囲まれて、視界は広がらない。特に今日は、ガスの中なので、樹林すら、はっきり見えていない状況だ。
[楢木山頂上にて]

 楢木山頂上を出発して4分後、雨が降ってきたので、ビニール傘を差す。
 すると、樹木が根こそぎ倒れている光景に遭遇する。
 今年秋の台風の影響だろうか。風は、南側から吹いており、倒木は、右側に倒れていた。根の部分が、非常に浅い。こんな深さしか根が張っていなかったら、倒れるのも当然のように思えてしまう。
 倒れた木の葉がまだ枯れていないのを見ると、今年の台風の影響だと思われた。
[倒木が目立つ(振り返って撮影)]

 12:15、雨が止む
 濃いガスの中にブナと思われる大木を発見。デジカメを取り出し、何枚も撮影する。
[ブナ?の大木]

 12:30、大洞山頂上に到着。
 ここでザックを下ろし、ペットボトルで水分補給。
 相変わらずガスがかかっている。
[大洞山頂上にて]

 大洞山を出発すると、そのうち、ガスが消え始め、視界が良くなってきた。それとともに、この辺りは、紅葉(黄葉)が始まっている事に気がつく。
[ブナのある林]

 13:18、アザミ平に到着。
 富士箱根トレイルの道標(小山町)や、三国山ハイキングコースの道標の他、I翁の手製の道標を撮影。経年変化が著しく、だいぶペンキの文字が見えにくくなっている。(写真下)
 ここは、立山への分岐点だが、今日は、そちらに向かわず、素直に籠坂峠への道を進む。
[アザミ平にて]

 籠坂峠へ行く途中、「天狗ブナ」に寄り道するつもりでいた。
 確か登山道がV字状の溝になっているエリアの右上に「天狗ブナ」が立っている筈と、常に右上をウォッチしながら歩くが、なかなか見つからない。
 V字状の登山道が終わってしまい、こりゃ行き過ぎたかも...という不安感を懐きながら、さらに進んでいくと、再びV字状の溝となった。すると、右上に天狗ブナを発見。
 斜面を登り、久々のご対面となった。
 枝先の葉が黄葉し始めていた。正面の幹あたりを見ると、相変わらず重量感のあるブナだと思う。そんな大木を1周しながら、撮影。
[天狗ブナ]

 「天狗ブナ」の撮影を終了し、フラットな自然林の登山道を進むと、倒木と出会う。ここは、鞍部でもないし、特段、風の通り道とも思えなかったのだが、2本の木が並ぶように倒れていた。
 今回は、とにかく倒木が目立った山行だった。
[今回は、倒木だらけだった]

 14:28、籠坂峠に到着。
 次のバスは、14:43だが、その通りにやってくるとは、最初から思っていない。1本前のバスは、14:13だ。だいたい30分ぐらい遅れてくるので、今までの経験上、1本前に乗れるパターンが多い。
 だが、14:50になってもバスは、来ない。
 ということは、一本前のバスは、14:13で、14:28前には、到着していることになるので、最大でも15分ぐらいの遅れだ。そうすると、今度のバスも同じぐらいの遅れと推理し、14:58ぐらいには、乗れるかなと勝手に期待し、ひたすらバスを待つ。
 しかし、14:58、15:00、15:05と時間が経過するが、まだバスは来ない。
 結局、バスがやって来たのは、15:08だった。25分遅れだった。
 [籠坂峠に到着]


 今回は、前日の天気予報から、好天だと思ってましたが、当日は、曇り空で、全くの予想外でした。お蔭で、ガスの中の山歩きとなりました。
 衝撃的だったのは、根こそぎ倒れた木や、根本のすぐ上で、幹が折れてしまった木が、目立ったことです。今まで、この山域では、見たこともない光景で、今年の台風が如何に強烈だったことを示していました。

 籠坂峠でバスを待つのは、覚悟しておりましたが、到着したバス車内が満席で、御殿場駅までの約40分、立ちっぱなしとなったのは、想定外でした。
 ....疲れた〜。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。