トップページ山行リスト(日付)>仙洞寺山・茨菰山_記録20181123


仙洞寺山・茨菰山

 山行日
2018年11月23日(金)       晴れ      同行者:「山の会2」メンバー 4名
 コース
小沢(8:24)〜(8:31)八坂神社(8:33)〜(9:26)フォレスト21さがみの森入口(9:37)〜(9:52)541m峰(囲山)(9:55)〜(10:12)仙洞寺山(10:23)〜(10:37)林道横断点(10:39)〜(10:55)415m峰(山の神沢ノ頭)〜(11:21)金太郎権現(ババ山)(11:24)〜(11:29)送電鉄塔(新多摩線42)〜(11:43)三角山(12:22)〜(12:32)送電鉄塔(新多摩線42)〜(12:51)車道横断(12:55)〜(13:37)送電鉄塔(新多摩線40)(13:40)〜(14:01)茨菰山(14:15)〜(14:29)送電鉄塔(新多摩線40)〜(14:53)谷戸〜(15:04)鳥屋郵便局(15:09)〜(15:19)西門坂〜(15:22)コンビニ(15:35)〜(15:38)西門坂
 今回は、「山の会2」で企画しました丹沢北東部の仙洞寺山、茨菰山を歩いてきました。快晴の下、爽快な気分が味わえた山行となりました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 橋本駅北口のバス乗り場2で集合。バス発車前には、全員が無事揃った。
 今回は、バス乗り場2で、[橋03]系統の三ヶ木行きのバスを待つ。通常、三ヶ木に行くには、乗り場1での[橋01]系統の三ヶ木行きを利用する。これだと約32分で三ヶ木に到着するが、今回の[橋03]系統だと、遠回りなので、約47分かかってしまう。
 もちろん、今回は、三ヶ木まで乗らず、途中の小沢(こざわ)で下車。(8:19)
 バス停の撮影をしようと思ったら、バス停は、反対側しかなかった。ということで、道路を渡って撮影する。(写真下)
[小沢バス停(反対側のバス停)]

 バス通りを三ヶ木方面に進み、八坂神社の所で、左折する。
 歴史を感じさせる石段を我慢しながら登っていくと、正面に拝殿が現れた。(写真下)
 樹高のある林の中にポツンと建っている拝殿周辺は、パワースポットのような雰囲気である。参拝した後、拝殿の右横を通り、裏手に進んでいくと細い経路に出た。
 左側に歩いていく。
[八坂神社にて]

 8:37、林道に出た。未舗装だが、道幅のある、歩き易い道となる。
 林道を進むと、右手に「仙洞寺山国有林」と書かれたカンバンを見る。
 このあたりは、国有林かと思っていると、左手の視界が広がった。(写真下)
 遠くにほぼ平らな稜線が続いている。南高尾山稜のあたりのようだ。その上には、見事な青空が広がっている。この時、今日が素晴らしい好天になったことに初めて気がついた。
[南高尾山稜あたりを望む]

 相変わらず、林道歩きが続いている。ちょうど太陽に向かって歩くようになり、眩しい。
 林道は、ほぼ水平に続いていた。9:21、丁字路に出たところで右折する。
[林道を歩いていく]

 左手に「フォレスト21 さがみの森」という案内板が現れ、正面は、ちょっとした広場になっていた。
 ここで小休止とし、ペットボトルで水分補給。(9:26〜9:37)
 現在位置を確認する。ここで、林道から離れ、南下するように尾根筋を登っていけばいいことがわかった。
 案内板に近寄ってみると、その下の方に「←仙洞寺山」の標識が貼ってあった。
 どうやら、尾根筋の登りが、この矢印方向のようだ。
[フォレスト21 さがみの森 説明板] [仙洞寺山への登山口]

 尾根筋の登りは、自然林に囲まれていた。
 
さがみの森エリアでは、樹木にそれぞれ名札が取り付けられてあった。
 カラスザンショウ、フジキ、イヌガヤ、ムラサキシキブ、イヌザンショウ、アオハダ、サンショウなど。
 こういった名札は、非常に有難い。いちいち調べるとなると、大変な労力を要してしまう。

 やがて登り切ると、さがみの森エリアは、終わり、小ピークに到着する。
 地図で確認すると、ここが541m峰だとわかった。1本の木に赤テープが巻かれ、そこに541mと手書きされてあった。
[541m峰頂上にて]

 541mを過ぎ、さらに南下していく。目指すは、仙洞寺山だ。
 幸い、経路が続いており、歩き易い。
[仙洞寺山への道]

 10:12、仙洞寺山頂上に到着。
 頂上と言っても、周囲は樹林に囲まれ、視界が広がる訳でもなく、地味な山頂である。
 また、何か標識は、ないかと周辺を歩きまわってみたが、見つかったのは、「仙洞寺山 583m」と書かれたテープだけだった。
[仙洞寺山頂上にて]

 仙洞寺山頂上からは、地図を片手に南西の方にのびている尾根筋を下っていく。
 最初は、ササがうるさかったが、途中で、ササが消えて歩き易い植林帯の下りとなった。
[植林帯の下り]

 10:37、林道に出た。仙洞寺山を一周している林道である。
 ここで、じっくりと地図を睨み、進路方向を確認する。
[林道にて現在位置を確認]

 林道から南西の方向へと進み、北西から南東に長くのびている尾根筋を進み、途中で、右折する。(経路は、直進方向に続いていたが、幹に「右折」の手書き文字を見た)
 地図を見ながら、左:自然林、右:植林帯の境界部分を下っていき、鞍部を通過後、再度登り返す。
 登り切ったところが、「山の神沢ノ頭 415m」で、赤テープにそう書かれてあった。小さなピークで、直ぐに下りにかかる。
[山の神沢ノ頭ピーク]

 山の神沢ノ頭から下った後、再び登りとなる。
 この登りは、斜度があり、キツイなと思っていたら、手摺が現れた。なんで手摺?と思っていたら、正面に鳥居が現れる。(写真下)
 どうやら、この先のピークには、神社があるようだ。
[急登で、手摺あり]

 ピークに到着すると、ちいさな祠が建っており、中を覗くと、何やら大権現等の名前を見る。
  大杉一之太郎大権現
  金太郎大権現
  金比羅大権現
  妙法二神
 皆、平成12年1月吉日との日付が書かれてあった。
 後日、このピークがババ山と呼ばれていることを知った。
 ....何でだろう?
[祠の中]
 祠を出発し、北西方面へと進んでいく。
 11:29、送電鉄塔(新多摩線42)の下を通過する。
[送電線下を通過]

. 途中、紅葉している樹木を撮影する。(写真下)
 この辺りが本日で一番の紅葉の目立つエリアだった。
[紅葉あり]

 登りが緩やかになると、正面に鉄塔設備を見る。どうやら、この辺りが、三角山の頂上のようだ。
 この鉄塔は、何の設備かと近づいて見ると、「相模原市防災無線三角山中継局」のプレートが付いていた。施工年月は、平成19年3月とある。西暦だと2007年3月。帰宅後、調べたら、2006年3月に今の相模原市が、旧津久井郡の4町(相模湖、藤野、城山、津久井)を合併している。この頃、相模原市としては、インフラ整備等で忙しい時期だったのだろうか。その後、2010年4月に政令指定都市となっている。
[三角山頂上に到着]

 よく見てみたら、中継局の金網に手書きの「三角山」標識があった。(写真下左)
 三角点は、どこ?、まさか金網の中?と、皆で探していたら、手書きの「三角山」のすぐ近くに設置されてあった。(写真下右)
 やれやれと三角点を撮影し、ランチタイムとした。
[三角山の手書き山頂標識] [三角点]

 三角山から来た道を引き返す。
 登るときは、気がつかなかったが、今度は、右手に茨菰山が見えていることに気がついた。
[右手に茨菰山]

 先程の送電鉄塔の所で、右折し、ほぼ送電線沿いに下っていく。

 
12:51、車道に出たところで小休止。(〜12:55)
 車道を渡った先に林道が始まっていた。手前のゲートが閉じていたが、ゲートの右側から回って、林道に入ることが出来た。
[車道を横断する]

 仙洞寺山と同様、こちらの茨菰山も、林道がのびていた。
 13:12、右手に「茨菰山国有林」のカンバンを見る。ここも仙洞寺山と同様、国有林らしい
[林道を進む]

 林道が右へUターンするところで、正面に送電鉄塔が目に入った。(写真下)
 送電鉄塔が1基建っており、その付近で送電線がクロスしていた。その送電線と鉄塔の構図が、工業デザインを意識したような洗練されたものに見えた。
[送電線クロス(1)]

 13:19、林道丁字路を左折する。
 すると、視界が広がる場所に出た。左手に権現平、半原高取山方面を眺める。普段見たことない方角からのアングルなので、しばし見入ってしまった。(写真下)
[権現平・半原高取山方面の眺め]

 林道から右側を見上げると、先程、撮影した送電線がクロスしている箇所に近づいた。
 ここで茨菰山に向かうために尾根筋に取り付こうとしたら、経路を発見。どうも送電鉄塔に通じる経路のようだ。
[送電線クロス(2)]

 送電鉄塔の先からは、経路らしきものは、見当たらず、取りあえず、直登していく。
 しかし、草ヤブとなり、至って歩き難いルートとなった。
 このため、途中で右側にシフトし、植林帯の方から登っていく。
 だが、その後は、草ヤブの中に経路らしき踏跡が現れ、歩き易いルートとなった。
[草ヤブが濃い]

 頂上に近づいていくと、緩い登りとなり、一番高そうな箇所を目指して進む。
 周囲は、植林帯となっていた。
[茨菰山頂上手前付近]

 14:01、最高地点の茨菰山頂上に到着。
 山頂標識が、ないかと探してみたら、足下にプラスチックの杭に「茨菰山511m」の手書き文字を発見。ざっと見たところ、山頂標識は、これだけだった。 
 仙洞寺山と同様、ここも山頂とはいえ、視界は広がらない。辺りは、植林だった。
 記念撮影を撮った後、出発する。
[茨菰山頂上にて]

 登ってきた道を引き返すが、先程の草ヤブは避けて、最初から左側の植林帯を下っていく。
 お蔭で、草ヤブを通過せずに送電鉄塔まで下ることが出来た。
[行きの草ヤブを避けて左寄りに下る]

 再び、林道に戻った。
 ここで、東南東方向に下っていき、佐久間東幹線の送電鉄塔に向かっていく。
[送電線鉄塔に向かう]

 送電鉄塔を通過すると、すぐに林道に飛び出した。
 やれやれ、これで、あとは林道を歩けば、本日の山行も終了と思ったら、目の前で林道が半分、崩壊していた。暗かったら、転落していたかもしれない。
[舗装路が崩壊]

 車道に出た後は、鳥屋方面のバス通りを目指す。
 15:04、バス通りに出た。すぐ前に鳥屋郵便局前のバス停があり、時刻を見ると、次のバスは、15:44。まだ時間があるので、スマホで調べると、鳥屋側にコンビニがあることを知る。
 そんな訳で、コンビニに向かう。
[車道を行く]

 15:22、コンビニに到着。
 ここで、チューハイを購入し、乾杯。コンビニの前からは、今日、登った山々(仙洞寺山、三角山等)が目に映った。ここから眺めていると、なんだか、とても長い距離を歩いてきた気分だ。
[コンビニから、三角山(左)、仙洞寺山(右)を振り返る]

 コンビニから少し戻るように歩き、西門坂バス停にて、橋本駅北口行きのバスを待つ。
 やがて、やって来た15:42発のバスに乗車した。
 [西門坂バス停にて乗車]


 「山の会2」メンバーの皆様
 本日は、ご同行ありがとうございました。お蔭で、長年の宿題となっていた自己未踏エリアを踏破することができました。今回は、道に迷うな箇所は少なく、茨菰山への登りを除けば、非常に歩き易いルートだったかと思います。
 今後とも、宜しくお願い致します。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。