トップページ山行リスト(日付)>ヌタノ丸_記録20181222



ヌタノ丸

 山行日
2018年12月22日(土)       曇り時々雨      同行者:「山の会2」メンバー 3名
 コース
宮ヶ瀬(7:52)〜(8:32)金沢橋〜(8:55)早戸川橋(9:00)〜(10:09)三日月橋〜(10:36)魚止め森の家(10:50)〜(11:33)ヌタノ丸(12:05)〜(12:34)725m峰(12:36)〜(13:00)林道下降点〜(13:10)三日月橋〜(14:03)早戸川橋〜(14:17)金沢橋〜(15:09)宮ケ瀬
 今回は、「山の会2」メンバーとともに今年最後の山行として「ヌタノ丸」に行ってきました。林道歩きの長い山行で、天気も今一つという状況でしたが、皆とワイワイしながら、歩いてきました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 本厚木駅6:55発、宮ヶ瀬行きバスに乗車する。
 今回は、ヌタノ丸だけという、少々地味な山行である。松茸山にも登ろうかと思ったのだが、それだと、ちょっと時間が長くなってしまう。結局、天気予報があまり良くないということで、ヌタノ丸一本とした。
 7:52、宮ヶ瀬を出発する。
[宮ヶ瀬を出発]

 宮ヶ瀬湖の湖畔道を歩いていく。
 「ここは、バードウォッチャーが多いんですよ。」
などと話をしていたら、バードウォッチャーの前に、サルに遭遇。それも、2匹。
 最初に見た右手前方のサルは、こちらに気がつくと、さっさと右手の斜面を下ってしまった。だが、左手にいたサルは、人間と出会っても、物怖じせず、じっとこっちを見ている。お蔭で、シャッターチャンスは、たっぷりとあった。
 この後、どのような行動をとるのか興味があったので、じっと見ていたら、結局、法面を器用に登り、去ってしまった。この時季、食料がなかなか手に入らない筈だが、何を食べているのだろうか。
[最初の一匹] [左側の法面にもう一匹]

 8:53、早戸川橋手前にて撮影。(写真下)
 ここまで、3人のバードウォッチャーに出会う。超望遠レンズを担いでいるが、目的の鳥は、何だろうか。
 この後、橋を渡ったところで、小休止とした。
[早戸川橋の手前にて]

 9:26、ゲートを通過。今日は、ゲートが開いていた。

 その後、三日月橋の先で、超望遠レンズを設置したバードウォッチャー2人に出会う。目的の鳥を尋ねると、「クマタカ」との事。実際に肉眼で見えているらしいのだが、木の枝に留まっていて、素人の私には、よく分からない。
[早戸川林道のゲートは、開いていた]

 バードウォッチャーと話した後、雨が降ってきたので、傘を差す。西側から怪しい雲が流れていたので、予想はできたが、ついに降ってきたかという心境である。
 
10:36、魚止め森の家に到着。
 ここで、小休止とし、傘をしまい込み、雨具を取り出す。いよいよ天気が悪化するかと思われたが、雨は、いつの間にか止んでしまった。
 ....雨に対して、気合十分だったのだが、ちょっと肩透かしを食う。
[魚止め森の家の前にて小休止]

 魚止め森の家の裏手から続く林道を歩き、すぐに左折して、細い経路を進む。
 ちなみにこの経路は、国土地理院地図(電子国土Web)にて破線で記載されている。
 だが、GPSで見てみると、微妙に実際に歩いている経路と地図上の破線ルートは、ずれており、沢沿いではなく、もっと斜め上を登っていた。
[植林の斜面にて地図上の破線ルートを進む。]

 11:09、尾根の背に乗った。ここから、東方向に尾根筋を登っていく。
 すると、先頭を行く「えぞっこ」さんが左手へのトラバース路を発見。
 ヌタノ丸には、こちらの方が近そうだということで、トラバースを進んでいく。(写真下)
 ちなみに地理院地図には、このトラバース路は、載っていなかった。
[尾根を登らず、標高760mあたりで左へトラバースしていく]

 トラバースが終わり、ヌタノ丸に続く、植林帯の尾根を登っていく。
 この辺り、伐採は、されていないようだ。以前、2010年に訪問した時と、雰囲気は、全く変わっていない気がする。
[ヌタノ丸へ最後の登り]

 11:33、ヌタノ丸頂上到着。
 植林の1本に「手製のヌタノ丸山頂標識」が掛かっていて、近くには、三角点があった。
 周囲は、植林しか見えないので、足下の三角点を眺めながら、ランチタイム。
[ヌタノ丸頂上にて] [三角点を撮影]

 12:05、ヌタノ丸を出発。来た道を引き返し、再びトラバース路を通過する。慎重に通過すべき箇所がいくつかあった。
[来た道を引き返す]

 12:22、尾根の背に登ってきた地点まで戻ってきた。(写真下)
 来るときは、この左から登ってきたのだが、帰りは、この尾根筋を直進し、725m峰に向かうこととした。
[来るときは、左から登ってきたが、今度は、直進する]

 小ピークを越えた後、鞍部を通過する。この後、725m峰への登りが待っている。
 ゆっくり登っていくと、ここが松林だと気がついた。地面に、まつぼっくりが散乱している。何でここに松林があるのか、よく分からないが、登る側にとってみたら、新鮮味があって嬉しいところだ。
[松林の斜面を登っていく]

 12:34、725m峰頂上に到着。
 頂上は、植林帯に覆われ、比較的フラットだ。ここもヌタノ丸同様、植林しか見えない。だが、少し先に行ったところで、植林ではない樹木が1本あることに気がついた。(写真下)
 近づいて見ると、モミの大木だった。当時から大木だったので伐採されなかったのだろうか。
[725m峰のピーク付近にモミの大木あり]

 725m峰からは、北西に続く尾根を下っていく。
 実は、魚止め森の家に向かっている時、三日月橋から先で、上から下ってこれる箇所を探しながら歩いていたのだが、ここなら車道に下れるのでは?という箇所を見つけていた。今から、そこにピッタリと下っていけるかが、楽しみなところだ。
 幅広の尾根かと思っていたら、徐々に尾根が細くなってきた。特に左側は、垂直のような急斜面となる。ここは慎重に下っていく。 
[植林帯を下っていく]

 眼下に林道が見えてきた。
 するとどうだろう、予想していた場所に下っていることが分かった。ということで、簡単に林道に降り立つことが出来た。
[林道に下る直前にて]

 後は、林道(舗装路)をテクテクと歩いて帰るだけと思っていたら、急に雨が強く降ってきた。カサをザックから取り出す。(写真下)
 林道には、時々、排水溝の蓋となる金属の穴あきプレートが道幅一杯にあるのだが、これがよく滑る。話に夢中になり、足下を見ていないと思わぬ怪我を招く。

 13:21、ゲートの手前にて雨が止んだ。
 13:48、右手のマス釣り場の客が一気に減っていることに気がついた。朝は、大勢の釣り客が来ていたが、その後、雨が降ったためだろうか、今は、疎らとなっていた。
[三日月橋にて]

 14:03、早戸川橋を渡る。(写真下)
 前方には、バードウォッチャー2人がカメラをセットしていた。

 長い林道歩きだ。舗装路のため、足の裏がだんだんと痛くなってくる。
 汁垂隧道を出たら、再び雨が降ってきたため、カサを差す。
 14:50発のバスに乗車できるかなと、早戸川橋から速足で歩いていたのだが、やはり間に合いそうにないので、途中からペースダウン。
[早戸川橋を渡る。]

 14:50、ようやく宮ヶ瀬に近づいてきた。左手の大規模駐車場は、こんな天気なので、ガラガラ。おかげで駐車場の誘導員は、完全に手持ち無沙汰状態。クリスマスに向かって、この期間は、宮ヶ瀬で一番、観光客が訪れる時なのに、この差は大きい。

 
14:56、宮ヶ瀬のトイレの前で雨具を脱いだ後、15:09、宮ヶ瀬バス停到着。次のバスは、15:50で、まだ時間は、たっぷりとある。このため、戻って商店街の店に入ることにした。 
[宮ヶ瀬バス停に到着]

 今日は、段々と気温が下がり、歩き終わった瞬間、身体が冷えてきた。おかげで温かいモツ煮が旨い。
 ....それでもアルコールは、冷たいものを買ってしまった。
 [バスを待つ間、モツ煮で反省会]


 参加メンバーの皆様
 2018年最後の山行は、小雨が降ったり止んだりの天気となりました。ですが、当初の予定通り、ヌタノ丸を訪問することが出来ました。ご同行、有難うございました。来年以降も宜しくお願い致します。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。