トップページ山行リスト(日付)>辺室山・大山三峰山_記録20190223


辺室山・大山三峰山

 山行日
2019年2月23日(土)        晴れ         同行者:「山の会2」メンバー 4名
 コース
土山峠(8:36)〜(9:45)辺室山(9:51)〜(10:20)鍋嵐分岐点(10:30)〜(10:38)物見峠(10:41)〜(12:24)大山三峰山(12:54)〜(13:11)七沢山〜(14:19)不動尻(14:25)〜(14:47)山神隧道入口〜(15:47)七沢病院入口
 今回は、「山の会2」メンバーとともに辺室山から大山三峰山に行ってきました。この2山は、何度も訪れていますが、どういう訳か、縦走したことはありませんでした。いつも、それぞれ独立した山行となっていました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 早朝、集合場所の本厚木駅に向かっている途中、他事鉄さんから、「家を出るのが遅くなったので、先に行ってください。タクシーで追いかけます。」とのメッセージがスマホに入った。
 ということで、本厚木駅7:50発宮ヶ瀬行きのバスには、4人で出発。他事鉄さんとは、出発点の土山峠で合流かなと思っていたら、飯山温泉に到着する前に他事鉄さんがバスに乗ってきた。予想外の場所からの乗車で一同ビックリ。
 ....バスを発見し、追い抜いた後、時間の余裕を十分見て、バス停でタクシーから降りたとの事。

 8:31、土山峠で下車。我々の他、珍しく、7人パーティ+単独男性が降りた。7人パーティは、車道を渡り、仏果山側に進んでいく。仏果山縦走かなと思う。
 支度が整ったところで出発する。(8:36)
[土山峠を出発する]

 単独で歩いていると、どこかいい被写体がないかとキョロキョロするせいか、結構、時間がかかってしまう。だが、今日は、グループということもあり、どんどん先を行く。
[植林帯の尾根筋を進む)]

 9:39、辺室山頂上の手前にある三角点に寄り道した後、頂上に到着。(9:45)
 静かな山である。今日は、我々以外に登山者やハンターの姿も見掛けていない。
 小休止した後、出発。(9:51)
[辺室山頂上にて(1)] [辺室山頂上にて(2)(振り返って撮影)]

 辺室山から物見峠方面へと向かう。大昔、このルートを歩いた時、振り返ったら、辺室山より標高が高いので、ビックリして地図を取り出し、確認したことがある。そんな訳で、ここを歩くと、そのことがすぐに脳裏に浮かぶ。
 土の斜面での登りが続く。(写真下)
 ペースが落ちず、太腿四頭筋が酷使されているな〜と感じる。
[物見峠方面に進んでいく]

 10:20、鍋嵐分岐点の尾根の先端部に到着。
 ここは日当たりがよく、物見峠よりも暖かそうだということで、小休止とした。
 振り返ると、青空の下、仏果山の山並みがよく見える。だいぶ天気が回復してきたようだ。
[鍋嵐との分岐点にて(振り返って撮影)]

 小休止後、尾根筋を下っていく。
 細い箇所もあり、注意しながら進む。途中、ヤブツバキの花が2つほど咲いていた。今年は、花の咲くタイミングが遅いのだろうか。
 10:38、物見峠到着。予想していた通り、日陰で寒く、ベンチで休憩する気にはならなかった。本来であれば、東側に関東平野の高層ビル群やスカイツリーまで見えるはずなのだが、今日は、霞がかかっていて見えない。風が冷たいので、すぐに三峰山へと向かう。
[物見峠に到着]

 辺室山から三峰山へ縦走したことが無かったので、この物見峠〜三峰山へのの登りルートは、初めて歩くルートだ。思った通りの、ヤセ尾根の階段登りで、とにかく息が切れる。
 先を行く4名のメンバーは、皆、足が速いため、気合を入れて登っていく。
[急登な階段が続く]

 尾根を登り切って、平坦な道になると、見覚えのある登山道が左から合流する。煤ヶ谷から三峰山に通じる登山道だ。ここからは、歩きなれたルートとなる。
 ここには、下記のような注意カンバンが立っていた。
 『(注意)三峰山は地形が急峻で、道は狭く沢沿いや鎖場など多く経験者向きの登山道です。無理をしないで引き返す勇気が必要です。』
 うーむ。いつものことながら、このカンバン文章を読むと、気が引き締まる。
[大山三峰山での注意カンバン]

 続いて、また注意カンバンが立っていた。
『(注意)この先、斜面崩壊が多数あります。登山道の路肩崩壊や踏抜きに十分注意して下さい。』
 いろいろと忠告してくれる登山道である。
[別の注意カンバン]

 右手斜面が崩壊地となり、遠景が広がる。
 今日は、2月というのに空気が暖かいのだろうか、塔ノ岳〜丹沢〜丹沢三峰への稜線が霞んで見える。澄みきった光景でなかったのが残念。
[右手に視界が広がる]

 フラット気味の登山道を進んでいくと、やがて、目の前に大山三峰山の北峰が聳え立つのが見えた。ベンチで小休止した後、斜面に取り付く。長い階段が続いている。
[大山三峰山北峰への登り]

 北峰を登り切ると、今度は、クサリ場のアップダウンが始まる。
 距離は、短いが、時間のかかるルートだ。やがて、地中から出ている木の根っこを足場にして通過するような箇所が現れる。このあたりが、クサリ場の核心部だろう。
[木の根の上を通過する]

 木橋を通過するが、この左側についているクサリの位置が低い。立ったまま歩こうとすると、クサリが掴めないという、ややこしい状況に陥る。
 まあ、今は、雪が積もっていないので、まだ安心して通過できる。
[クサリが低い]

 12:24、頂上に到着。
 ここのベンチにて、ランチタイムとする。休憩中に同じ方向から単独男性が通過していく。今日は、そんなに登山者が多くなく、静かな山行が楽しめた。と思ったら、出発直前に反対方向から若い男性3人組、同じ方向から単独男性が到着し、山頂は、一気に賑やかになった。
 その賑やかさから逃げるようにして、出発。(12:54)
[大山三峰山頂上にて]

 まだクサリ場とアップダウンが続く。樹林帯なので、視界は広がらない。
 七沢山を通過し、ようやくクサリ場ゾーンを抜ける。
[まだクサリ場が続く]

 七沢山を過ぎて、道は下りとなる。これでようやく三峰山のクサリ場から解放された。

 13:25、大山へ続く尾根筋から外れ、不動尻に下る。
 この不動尻に下っていく途中、何回かクサリ場が現れる。だが、すれ違う登山者も、前方を歩く登山者も見えないので、渋滞も起こらない。静かな山行が嬉しい。
[不動尻に下る途中でも何回かクサリ場あり]

 不動尻の前に出ると、右側斜面に広がるミツマタ群落を発見。
 まだ白い蕾だが、これが黄色くなったら圧巻だなと思いつつ、振り返って、シャッターを押す。
[蕾だらけのミツマタ群落(振り返って撮影)]

 不動尻で小休止後、舗装路をひたすら歩いていく。
 山神隧道では、単独の場合、ライトを取り出すのだが、今回は、話をしながら歩いていたら、いつの間にかトンネルから出てしまった。
[山神隧道にて]

 広沢寺温泉が近づいてきたと思ったら、茶畑の奥に白梅が満開だった。思わず、デジカメで撮影。白梅は、何本か見かけたが、全て満開だった。
[茶畑の奥に白梅が満開だった]

 車道沿いを歩いているとき、メンバーの話から、次のバスは、15:46だと分かった。時計を見ると、あと15分ぐらいだったので、間に合わないですねと、皆で話をしながら歩いていく。
 バス通りを渡ったとき、ふと時計を見たら、ちょうど15:46だった。これは、ひょっとしてバスが遅れていたら、間に合うかもということで、一直線のバス通りを振り返ると、一つ手前のバス停「広沢寺温泉入口」にバスが到着するところだった。ということで、次の「七沢病院入口」バス停に急行し、無事、バスに乗車することが出来た。
 バスが1分遅れたことが幸いした。なんとなく得した気分で帰路につく。
 ....反省会は、本厚木にて。
 [七沢病院入口バス停に到着]


 「山の会2」メンバーの皆様
 ご同行ありがとうございました。本日も無事、下山でき、本厚木駅前での生ビールは最高でした。
 今後とも宜しくお願い致します。

 何度歩いても、面白い大山三峰山ですが、今回は、序盤に辺室山を登っていましたので、帰りの林道歩きが、ちょっと長く感じました。残念でしたのは、2月だというのに遠景が霞んでいたことです。澄みきった外気であれば、丹沢山の稜線や、高層ビル群などがクリアに眺められ、より一層感動的になったと思います。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。