トップページ山行リスト(日付)>鉄砲木ノ頭_記録20190414


鉄砲木ノ頭

 山行日
2019年4月14日(日)       曇り            単独行
 コース
パノラマ台(9:09)〜(9:49)鉄砲木ノ頭(10:20)〜(11:03)切通峠(11:12)〜(11:41)高指山(11:58)〜(12:17)富士岬平(12:26)〜(13:16)石割山ハイキングコース入口
 昨日、大山北尾根から眺めた真っ白な富士山が印象的でしたので、今回、もっと近づいて観賞したいということから、鉄砲木ノ頭を目的地としました。
 出発前の天気予報では、あまり良好ではなく、6時ー12時は、30%、12時ー18時は、60%の降水確率となっており、富士山が見えるか不安でした。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 御殿場線に乗り換え、相模金子駅に停車中、富士山が見えたので望遠にて撮影。(写真下)
 朝方の天気は、いいかなと思っていたが、頂上付近には雲が纏わりついている。今後、雲が消えてくれるのか、不安だ。
[御殿場線相模金子駅から撮影]

 御殿場から河口湖駅行きバスに乗車し、旭日丘で下車。すぐに車道を渡ってタクシー乗り場に向かう。予約をしていなかったが、予想通り1台のタクシーが停車していた。
 運転手さんに「パソラマ台」と告げて、出発。

 8:36、パソラマ台に到着。駐車している車は、少なく、今日は、天気が良くないという予報だったせいか、他にカメラマンの姿は見られなかった。
 すぐに中型カメラを取り出す。だが、富士山の頂上付近に小さな雲が頂上スレスレに浮かんでいた。頂上の輪郭がはっきりしないので、雲の位置としては、ちょっと残念なところだ。
 「せっかく早く到着したのに」と、ブツブツ言っていた独り言が富士山に聞こえたのか、徐々に雲が消えていくのが分かった。10分後には、見事、雲が消えてしまった。(写真下)
 ....せっかくなので何枚も撮影。
[パソラマ台からの富士山と山中湖]

 思う存分、富士山の雄姿を撮影し終わった後、背後の鉄砲木ノ頭へと向かう。(9:09)
 湿った雪が部分的に残っており、ちょっと歩き難いが、登山ルートは、ほぼ直線状で、無駄な歩きがないので心理的には有難い。
[鉄砲木ノ頭のピークを目指す]

 後方からトレラン姿の男性2人が追い越して行った。そこで、振り返って、再度富士山を撮影。
 富士山は、まだパノラマ台と同じような姿を見せている。鉄砲木ノ頭まで、この光景が持つだろうかと思いながら、再び歩き出す。
[途中で振り返る]

 9:45、右手の三国山稜の斜面を望遠で撮影。
 よく見ると、広葉樹の中に常緑樹がポツンポツンと点在している。モミの木だろうか。
[三国山稜の斜面]

 9:47、鉄砲木ノ頭の頂上にある石の祠が見えてきた。
 もうすぐ山頂だ。
[鉄砲木ノ頭頂上が近づく]

 9:49、鉄砲木ノ頭頂上到着。
 振り返って富士山を眺めたら、あ〜と溜息。頂上の上に再び小さな雲が発生していた。このため、頂上の輪郭が隠れてしまい、撮影意欲がダウン。

 ということで、富士山の撮影を諦め、石の祠(正確には、山中諏訪神社奥宮)の横に腰掛けて、休憩していると、トレラン姿の若い男女1組が同じルートで登ってきた。先程もトレラン男性2人に追い越されていることもあり、尋ねてみると、女性の方が以下のように答えてくれた。
・この4月下旬に富士山周辺での長距離トレランの大会がある。
・今日は、そのコースの下見でやってきた。
・総距離約167kmで、今日は、最後のルートである鉄砲木ノ頭〜山伏峠〜石割山〜杓子山〜河口湖町の大池公園(ゴール)を走る予定(約40km)とのこと。
 ここから、石割山、杓子山と聞いて、ビックリ。「気をつけて〜」と交わした後、すぐに出発していった。
 すると、入れ替わるように今度は、単独トレラン男性が頂上に到着した。
 同じように聞いてみると、やはり、大会の練習のために来たとのこと。この男性も、ゴールの河口湖町まで走る予定らしい。
 ランナーが去った後、出発することにした。(10:20)
[鉄砲木ノ頭は、道標では、明神山となっている]

 頂上を出発してすぐに、左右にバイケイソウの葉を発見。
 この画像を見ると、雪面にバイケイソウの葉が出てきたような印象を受けるが、実際は、雪が無いときに葉が出て、その後、雪が積もったというのが、真相だろう。運転手さんの話では、今週の金曜に雪が降ったらしい。確かに雪の上は、まだ真っ白で、木の枝などもなく、最近降った雪だと分かった。(調べてみると、4/10(水)に降水量が多く、この時、ドカンと積もった後、4/12(金)に少し降ったのではないかと推察)
[バイケイソウの葉が雪面から出ていた]

 切通峠に向かうと、バイケイソウの葉が伸びている光景が続いた。
 登山道の部分だけ、雪は、消えていた。
[登山道の左右は、バイケイソウだらけ]

 11:03、切通峠に到着。
 ここで、小休止していると、後ろから単独のトレラン男性がやってきた。聞いてみると、案の定、この男性もレースの下見だった。この辺は、自分の予定では夜間になるということで、迷わないように走れるか、確認しながら走っているとの事。今回のレースは、3日間で、夜間も走行するレースらしい。
 男性の後姿を見送った後、出発する。(11:12) 
[切通峠にて]

 高指山への最後の登りが急になり、ペースダウン。
 息を整えながら、一歩一歩進む。
 11:41、高指山頂上に到着。
 富士山は?と、左手を眺めると、頭の部分は、完全に雲に隠れてしまっていた。だが、さらに左(後方)を眺めると、今日、登ってきた鉄砲木ノ頭方面の山々が一望できた。(写真下)
 山の斜面がカヤトで薄茶色になっているところが、鉄砲木ノ頭。最初、左端のピークを三国山と勘違いしてしまったので、三国山稜にカヤト斜面の山なんてあったかなと思ってしまった。
[鉄砲木ノ頭方面の眺望]

 高指山から富士岬平へと向かう。一旦下った後、登り返したピークが、富士岬平だ。
 この富士岬平は、1992年5月以来、久々の訪問。そんな訳で全く山頂の記憶が無かった。何となく、カヤトがあり、高指山頂上の雰囲気に似ている。(写真下)
 富士山の頭は、相変わらず雲の中に隠れてしまっていた。
[富士岬平にて]

 今回初めて、富士岬平から西側のカヤト斜面に続いている登山道を一直線に下っていく。鉄砲木ノ頭の時と同じようなイメージだ。
 真正面下の盆地は、一面、テニスコートだらけなのが分かった。
[山中湖に向かって下っていく]

 カヤトの斜面が終わると、コンクリートの階段に出た。下は、舗装路で、どうやら、この先が別荘地エリアのようだ。
[階段を下ると、別荘地]

 下り終えると、後は、舗装路をひたすら歩くだけ。
 13:11頃、背後から周遊バスに追い抜かれた。これで、バスは当分来ないなと思いつつ、石割山ハイキングコース入口バス停に13:16到着。
 周遊バス時刻を見ると、12:50発、山中湖左回り河口湖行きバスの後、13:44発、山中湖右回り河口湖行きバスとなっていた。先程のバスは、12:50発のバスだろう。そうだとすると、バスは、20分ぐらい遅れている事になる。だとしたら、次の13:44発も、そのくらいは、遅れてくるかなと予想。
 それならばと今朝、旭日丘から乗ったタクシーにスマホでTELする。
 13:36、タクシー到着。見れば、朝、乗ったタクシーと同じで、運転手さんも同じ。

 13:40、旭日丘に到着。御殿場方面のバスは、13:38だが、まだ到着していないことがわかった。
 じっくり待つこと16分。バスは、定刻から18分遅れで到着。
 まあ、このバスの遅れは、いつものことなので、気にならない。
 無事、帰路につく。
 [石割山ハイキングコース入口バス停にて本日の山行終了]


 今回は、朝から、富士山の雄姿が撮影できたことに大満足でした。
 その後、トレラン姿の男女に会って、距離約167km(100マイルということらしい)とは、すごいレースがあるものだと感心しました。
 ネットで調べましたら、この大会、制限時間は、46時間とのことでした。これから石割山、杓子山を回りますと、約40kmの行程であることを聞きましたが、このレースに参加するぐらいの力量があれば、それは、当然の事。改めて、世の中、広いなと思いました。
 ....こんな心臓とスタミナが欲しい。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。