トップページ山行リスト(日付)>塔ノ岳・鍋割山_記録20200101


塔ノ岳・鍋割山

 山行日
2020年1月1日(水)・2日(木)   晴・晴    単独行
 コース
大倉(11:35)〜(13:02)駒止茶屋〜(13:29)堀山の家〜(14:41)花立山荘(14:44)〜(14:57)花立(14:59)〜(15:33)塔ノ岳(泊)
塔ノ岳(8:10)〜(8:47)大丸(8:53)〜(9:02)変形ブナ(9:45)〜(10:10)小丸〜(10:46)鍋割山(11:35)〜(12:47)後沢乗越(12:53)〜(13:16)ミズヒ沢〜(13:33)二俣〜(14:39)大倉
 例年同様、2020年元日の朝に出発し、1泊2日で塔ノ岳・鍋割山に登ってきました。最近の傾向として、スタート時刻が遅れ気味ですが、今年も遅くなってしまいました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


<第1日>
 自宅から拝んだ初日の出は、残念ながら厚い雲があり、ようやく雲の上から出た時は、すでに白色化した光となっていた。それでも、上空は、青空が見えている。これならば、雨の心配はないようだ。
 初日の出を拝んだのに、結局、大倉に着いたのは、11:09。
 驚いたことに、以前コンビニだった店が、再び食堂に戻っていた。これならば、バスを待つ間、生ビールが飲める。有難いことだ。
 ....その割には、最近、大倉に下山していない。

 登山カードを投函したり、服を脱いだりした後、11:35、出発する。
[大倉バス停にて]

 上半身は、半袖Tシャツ1枚としたが、陽が照っているので、これでちょうどいいぐらいだ。
 12:00、観音茶屋を通過。今回は、体調がいいようで、ここまで25分だった。(写真下)
[観音茶屋にて]

 雑事場の平から見晴茶屋に進む時、木陰になると、外気温が一気に下がった感じで、半袖Tシャツだけでは寒いなと感じたが、どうせこの先、登りが続くので、我慢。
 一本松への登りは、いつもキツくて、なかなか足が進まなかったのだが、今回は、違った。パワーが漲り、楽々と登り切った。(写真下左)
 その後の駒止茶屋手前の階段も、それほど息が切れることなく登っていけた。(写真下右)
[一本松への登り] [駒止茶屋への登り]

 13:29、堀山の家を通過。
 すぐに小学生の娘さんを連れたお母さんとすれ違う。尋ねてみると、蛭ヶ岳山荘からとの事で、ちょっとビックリ。
 その後、すれ違った単独男性に聞いてみると、今朝、バスに乗って、ヤビツ峠からとの事。この時間で、もう大倉尾根の下りとは、これまたビックリだ。

 戸沢分岐を過ぎ、その先のベンチで小休止とした。腹が減ったので、ここでパン2個を食べる。座っていると、やはり、外気の寒さを感じるので、薄型ウィンドブレーカを着用。
 14:28、花立山荘下の階段に取り付く。この階段が、大倉尾根で一番キツい所だろう。(写真下)
 階段をせっせと登っていると、単独のトレラン女性とすれ違う。あれっ、途中で追い抜かれた女性かなと思えた。元日から大倉尾根トレーニングのようだ。
[花立山荘への登り]

 14:41、どうにか階段を上り切り、花立山荘(営業中)に到着。時間があれば、ここで、温かいお汁粉を食べたいのだが、今日は、時間的に余裕がないので、敢えて休憩せず。
 ここまで来ると、すれ違う登山者の数がかなり減ってきた。
 歩き始めて、ここまですでに3時間を超えている。大倉尾根が段々と長く感じるようになってしまった。
[花立山荘に到着]

 14:57、花立到着。誰にも会わない。ここに来て、西から雲が流れてくるのが分かった。既に富士山、檜洞丸は、雲に覆われて見えていない。正面の塔ノ岳上空が、どんどん覆われていく。
[花立では、怪しい雲がやってきた]

 振り返ると、三ノ塔、大山方面には、雲は無く、陽が当たっていた。こちらは、まだ西側からの雲は、来ていなかった。
[花立からの眺望(大山、三ノ塔)]

 花立山荘からの歩行ペースは、疲れのせいか、だいぶ遅くなってしまった。
 15:33、塔ノ岳頂上に到着。ガスに囲まれ、西側は、全く視界ゼロとなっていた。(写真下左)
 東側は、わすがに大山が薄らと見えていたが、見えなくなるのは、時間の問題だろう。また、山頂では、霧氷が出来ていたことに気がついた。(写真下右)
 
 小屋に入り、尊仏山荘のご主人、花立さんに新年の挨拶をする。
 その後、日没になったら、昨年のように富士山と夕日が見れるかと期待していたが、結局、陽が沈んでも、ガスは消えることなく、山頂を包んでいた。
[塔ノ岳頂上に到着] [霧氷あり]

<第2日>
 朝6:00起床。6:40前に外に出て、御来光に対して撮影の準備をする。既に東の空は、赤くなっている。初日の出は、雲が厚かったが、今日は、大丈夫だろう。
 6:47、太陽が昇ってきた。何枚もシャッターを押下。今年は、例年になく、だいぶ低いところから出てきた。
[房総半島の上から陽が昇る]

 続いて、降り返って、富士山を撮影。昨日の夕方、撮影できなかった分、今しかないということで、赤く染まった富士山を何枚も撮影する。
[振り返れば、富士山]

 富士山を撮影している時、振り返ると、山頂にいた登山者のシルエットが見えた。思わず撮影。
[塔ノ岳頂上にて]

 8:10、塔ノ岳頂上を出発。
 木の階段を下っていくと、登山者と何度も、すれ違う。そのうちの一人、単独男性に聞いてみると、朝、暗いうちに自家用車でやってきて、大倉を出発したとの事。
 「初めて大倉尾根を登ってきましたが、やっぱり、キツイですね。」
との感想。
 金冷シまで一気に下っていく。続いて、大丸への登りになるところで、振り返って塔ノ岳を眺める。
 今日も青空が広がり、天気は、よさそうだ。(写真下)
[塔ノ岳に目を移す(振り返って撮影)]

 いつもの変形ブナを定点撮影。幹や枝が折れたような形跡は、無し。ここのブナは、相変わらず、元気な姿を見せてくれる。
 ちょっと時間をかけて、じっくり撮影。(9:02〜9:45)
[変形ブナを定点撮影]

 変形ブナ近くで、富士山を眺めると、朝方、しっかり見えていた富士山の前に雲が立ち込めた。
[変形ブナ付近からの富士山]

 10:10、小丸ピークを通過。
 ここの冬枯れ木立は、丹沢の中でも好きな光景の一つだ。このピーク前にて、男性2人組に追い越されたので、その2人が視界から消えるのを待って、シャッターを押下。(写真下)
 ここも定点撮影点の一つ。
[小丸にて]

 10:46、鍋割山に到着。山頂標識があるベンチ付近は、工事中ということで、立入禁止となっていた。鍋割山荘に入り、小屋のご主人、草野さんに新年の挨拶をする。
 その後、例年通り、鍋焼きうどんを注文。
[鍋割山荘] [鍋焼きうどん]

 鍋焼きうどんは、相模湾が望める方向で腰を下ろし、外で食べた。
 食べ終わり、出発しようとしたら、再び、富士山の頭が、雲の上から出ていた。変形ブナの所では、何とか頭を見せていた富士山だったが、その後、完全に雲に隠れてしまっていたのだ。
[鍋割山からの富士山]

 後沢乗越に向かって下っていくと、すぐに鍋割山荘で常連だった方と出会い、しばし立ち話。
 そういえば、昨年も、同じような場所ですれ違っており、一年振りの再会だった。
 12:47、後沢乗越到着。ここで、小休止。
 下りは、老眼のせいか、足が素早く前に出ない。どうしても、ゆっくりとした足取りになってしまう。
[後沢乗越にて小休止]

 13:16、ペットボトル置場を通過し、西山林道をテクテクと歩いていく。
 13:33、二俣で、木橋が一つになっていることに気がつく。ここは、確か2本の木橋があったのだが、昨年の台風で、沢の流れが完全に変わってしまったようだ。
[二俣の木橋(振り返って撮影)]

 西山林道は、少し速足で歩いてみる。フラットな道であれば、老眼も気にならない。
 流石にすれ違う登山者は、皆無だった。林道途中にある馬頭観音が、なかなか見えてこない。ひょっとして見落とした?そんなに前の林道ばかり見ていた?と、自問自答していたら、ようやく馬頭観音が現れた。速足のつもりだったが、頭の中は、もっと先走りしていたようだ。
 14:39、大倉到着。
 ....大倉尾根といい、西山林道といい、段々と辛い年頃になってきたような...
 [大倉に到着]
 

 今回、塔ノ岳まで、すれ違った下山者をまとめてみますと、下記のようになります。
     今年    昨年    2年前    3年前
    大倉   11:35発   11:32発   11:50発   10:48発
    大倉〜観音茶屋     33人    43人    38人    81人
    観音茶屋〜見晴茶屋     26人    52人    38人    39人
    見晴茶屋〜堀山の家     93人    81人    48人    85人
    堀山の家〜花立山荘     86人    75人    37人    58人
    花立山荘〜塔ノ岳     11人     6人    18人    35人
    合計     249人    257人    179人   298人

 今年は、ほぼ昨年と同じ数の登山者が訪れたようです。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。