トップページ山行リスト(日付)>ヨモギ平・三ノ塔_記録20200218


ヨモギ平・三ノ塔

 山行日
2020年2月18日(火)          晴れ         単独行
 コース
ヤビツ峠(9:21)〜(9:42)きまぐれ喫茶〜(9:53)BOSCOオートキャンプベース入口〜(11:02)ヨモギ平(11:43)〜(12:47)三ノ塔(13:13)〜(13:34)二ノ塔(13:38)〜(14:27)表丹沢林道横断点〜(14:57)葛葉の泉(15:03)〜(15:15)桜沢橋(15:18)〜(15:59)菩提原
 2月の丹沢単独行を実施しないまま、20日を迎えようとしていました。ですが、週末は、既に予定が入っていたため、急遽、天気のよさそうな平日に山行を計画しました。
 目的地は、久々のヨモギ平です。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 平日、丹沢に行くのは、ものすごく久々なような気がする。
 小田急線の乗換駅で、降りようとすると、ドア外側の左右に乗客がズラッと並んでいる。さすが、土休日とは違った光景がホーム上に現れていた。
 7:32、秦野にて下車。平日のヤビツ峠行きバスは、午前中8:25の一本のみ。まだ時間があるので、改札口を出た先にあるマックに入り、ホットコーヒーを飲みながら、地図を広げて今日のルートを再確認。
 8:10、バス乗り場に行くと、6,7人が既に並んでいた。その後、バスは、定刻通り8:25に発車。乗客は、15人。平日でも、意外に登山者が来ていることを知る。

 9:08、ヤビツ峠到着。同じバスで降りた登山者は、殆どが大山のようだ。
 上空を見上げると、雲一つない青空が広がっていた。今日の天気は、予想通りで、一人ほくそ笑む。ウェストバッグをザックにしまい込んだ後、出発する。(9:21) 
[ヤビツ峠にて]

 ヤビツ峠から、富士見橋方面へと下っていく。
 途中、カーブミラーのところで、県道から離れ、植林帯の尾根筋を下っていく。多くの人が、このショートカットを歩いているようで、だいぶ歩き易くなっていた。
 9:42、きまぐれ喫茶の横を通過。お店は、まだ冬休みのようだ。
[きまぐれ喫茶の横を通過(振り返って撮影)]

 さらに県道を下っていく。
 9:53、BOSCOのカンバンを見て左折し、キャンプ場に入る。今は、シーズンオフで営業していなかったので、静かにスタスタと通過。ヨモギ平へのルートは、知っているので、真っ直ぐ登山口の道標に向かう。(写真下)
[BOSCOキャンプ場にお邪魔して、ヨモギ平を目指す]

 前回、ここを歩いたのは、2016年。4年振りの訪問だ。4年前、植林帯の中にブルドーザが通っただけの林道が出来ていて、ちょっと驚いたが、今回、その林道がさらに上へと延びていた。(写真下)
 この林道は、いったいどこまで延びるだろうと思っていたら、この先で、二手に分かれ、左右とも道は、下りとなっていた。
[自然林の尾根筋にも林道が延びていた]

 林道から離れ、ヨモギ平へ続く尾根筋を登っていく。
 この辺は、植林帯が終わり、自然林となっていて、非常に明るい尾根だ。
 10:46、根こそぎ倒れた木の前を通過する。この倒木も、昨年の台風の影響だろうか。(写真下)
[冬木立の中、ヨモギ平を目指す]

 こんなに急な登りだったっけと自問しながら、黙々と登る。10:56、目前にケヤキの木立が現れ、ヨモギ平が見えてきた。
[ようやく見覚えのあるヨモギ平が見えてきた]

 振り返ると、どっしりとした重量感のある大山が望めた。
[振り返って大山を望む]

 11:02、ヨモギ平に到着。前方に三ノ塔が見える。(写真下左)
 ここで、初めて見た大きなベンチに腰掛け、小休止。南側を眺めていたら、ヤビツ峠の奥に海が見えた。ヨモギ平から海が見えることに初めて気がつく。(写真下右)
 水分補給した後、もう少し先に進み、ケヤキ林を撮影開始する。 
[ヨモギ平に到着] [相模湾が見えた(望遠)]

 ヨモギ平のケヤキ林。昨年の台風の影響は受けていないようだ。
 中型カメラを取り出し、撮影スタート。それと共にデジカメでも撮影する。
[ヨモギ平のケヤキ林]

 三ノ塔をバックに入れたり、ヨモギ平のピーク方面を撮影したり(写真下)、カメラを持って動き回る。撮影終了すると、既に11:40を回っていた。30分以上、このケヤキ林と向き合っていたことになる。
 ....最近、中型カメラの調子がよくなく、シャッタ−が旨く切れていないようだ。バッテリ−は新品に変えているし、原因不明。
[ヨモギ平のピーク方面]

 だんだんと寒さを感じてきた。ということで、ここでランチとせず、三ノ塔まで行くことにした。
 11:43、ヨモギ平を出発。
 
この三ノ塔への登りは、何度か歩いているが、いつもキツく感じる。だが、今回は、敢えてシモバシラに足を踏み込み、ザクザク音を立てることで、ストレス発散。おかげで、キツさを忘れる。
 少し風が出てきたようだ。
[三ノ塔へ向かう]

 ようやく三ノ塔の稜線に出た。
 12:33、お地蔵さん前に到着。冬では、毛帽子を身に着けていたのを見たことがあるが、今回は、さらにマフラーも巻いていた。とても暖かそうだ。参拝して、撮影する。(写真下)
[三ノ塔のお地蔵さん]

 富士山の光景が、気になっていたが、どうやら間に合ったようだ。まだ富士山の周りに雲が発生していなかった。これは、チャンスと、デジカメを取り出し、富士山・表尾根の構図で、何枚も撮影する。(写真下)
 その時、烏尾山から三ノ塔に登ってくる若い単独女性に追い越される。考えてみたら、ヤビツ峠を出てから、初めて出会った登山者だった。
[富士山と表尾根の光景]

 ゆっくりと富士山方面を撮影した後、休憩所に入る。中には、既に男女1組が休憩中だった。だが、こちらがランチを食べ始めたら、出発してしまった。
[新しい休憩小屋]

 12:50、三ノ塔頂上を出発し、二ノ塔に向かう。
 ....結局、見かけた登山者は3人だけ。
 眼下に二ノ塔が見えてきた。その奥には、三浦半島や江ノ島が目に入る。この時間帯で、まだこれだけクリアに眺めることができるのは有難い。
[二ノ塔の先に江ノ島が見えた]

 13:34、二ノ塔到着。
 富士山を望むが、残念ながら、頭に雲が発生していた。
 この先、葛葉ノ泉を経由して菩提方面に下っていく。
[二ノ塔頂上にて(振り返って撮影)]

 葛葉ノ泉に下っていくルートは、本当に久しぶりだなと思う。
 (帰宅後調べたら、1998年12月以来で、約21年振りだった。)
 日本武尊の足跡への分岐点を過ぎた後、右手にススキ原が広がるエリアを見る。そこからは、遠く相模湾や箱根の山々、真鶴半島などが見渡せた。(写真下)
 この場所は、見覚えがあり、21年前の記憶が、以下のように蘇ってきた。
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 葛葉ノ泉から登ってきて、視界がいいので、ここで撮影し始めると、下から大きなザックを背負った単独男性がやってきた。聞けば、ザックの中身はパラグライダーで、20kgぐらいあるらしく、防寒装備の他、万が一のために水や食料等、いろいろ担いで、ここから飛ぶのだと言う。また、大倉の方に着陸点を確保しているとの事。やがて、下から同様な人たちが続々とやってきて、10人以上となった。
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[二ノ塔からの下りにて]

 植林帯を下っていく。最初は、結構、荒れていたが、下に行くにつれ、道が良くなってきた。
[植林帯を下っていく]

 途中、表丹沢林道を横断し、ついに葛葉ノ泉に下りてきた。(14:57)
 葛葉ノ泉では、ポリタンやペットボトルを持参した人達が、いつものように水を汲んでいた。
[林道に出た。このすぐ先が葛葉ノ泉]

 15:03、葛葉ノ泉を出発し、葛葉川の右岸沿いの車道をテクテクと下っていく。
 目の前に、工事中の新東名高速道路の陸橋が現れる。
[工事中の新東名高速]

 15:59、菩提原バス停に到着。
 これにて、本日の山行は、無事終了。
 [菩提原バス停に到着]


 本日は、天気に恵まれ、平日でしたので、静かな山行を堪能できました。
 また、帰り道の途中で、ネット仲間の○○○さんにバッタリ遭遇したり、なかなか面白い事がありました。

 余談ながら、30年近く丹沢に通っていて、今回初めて「丹沢・大山フリーパス(B)」を購入しました。
 結果的に缶ビール350ml 2本分ぐらいのコストメリットが出ました。やはり、ヤビツ峠行きのバスを利用する場合は、バス代がかかるので、片道でも大きなメリットだと分かりました。
 ....早くから使えばよかった。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。