トップページ山行リスト(日付)>浅間山・聖峰_記録20200530


浅間山・聖峰
 山行日
2020年5月30日(土)  晴     単独行
 コース
大山ケーブルバス停(8:27)〜(8:45)大山ケーブル駅〜(9:05)大山寺(9:35)〜(10:05)下社(10:16)〜(11:22)蓑毛越(11:38)〜(11:44)浅間山(11:46)〜(12:38)不動越〜(13:06)高取山(13:22)〜(14:00)聖峰〜(14:04)聖峰不動尊(14:37)〜(15:40)比々多神社(15:44)〜(16:05)神戸
 5月25日、新型コロナウイルス感染症非常事態宣言が解除され、本日、久々に県内の大山へと向かいました。この2か月間、ジョギングなど含めて、全く運動をしていなかったせいか、体重は、プラス6kgとなり、自己最高記録を更新。果たして、以前と同じように登れるか...
 詳細は、以下をご覧下さい。


 小田急線伊勢原駅改札口を出て、大山ケーブル行のバスに向かうと、既に10人以上が並んでいた。解除宣言後、最初の週末。やはり、考えることは、皆同じのようだ。
 8:27、大山ケーブルバス停を出発。
 見上げれば、天気は、上々。ちょっと気温が上昇しそうなのが、心配だ。
[大山ケーブルバス停を出発する]

 今からならば、9:00始発のケーブルカーに乗ってもいいかなと思い、大山ケーブル駅に向かったのだが、すでに40人以上の待ち行列が出来ていた。そんな時、駅のアナウンスが流れ、ケーブルカーの定員は、新型コロナの影響で、35人で運行とのことだった。ということは、始発の9:00発ケーブルカーには乗れない。それならばと、歩くことにした。
[大山ケーブル駅前には、既に長蛇の列]

 すぐに男坂・女坂分岐点にやってきた。
 今日は、せっかくなので大山寺を参拝することに決め、女坂を選択。
[男坂・女坂分岐点]

 女坂を歩いていくと、前方に別のパーティがいくつも見えてきた。ケーブルカーを利用しないハイカーも結構、多いようだ。
 9:05、大山寺の石段下で小休止。5月末ということで、既に緑が濃い。(写真下)
 ここは、木陰なので、比較的凌ぎやすい。ゆっくり休憩してしまった。
 石段の撮影後、大山寺を参拝する。
[大山寺の石段下にて]

 下社に向かっている途中、ケーブルカーの走行音が聞こえてきた。ケーブルカーがやって来るのをじっと待って撮影。(写真下) よく見たら、すぐ下が大山寺駅だった。
 ここで、ふと違和感が。
 通過していくケーブルカーの屋根にパンタグラフがあるのだが、架線がなかった。レール横の鉄柱には、架線があるのだが、パンタグラフとは、全く関係が無い。何のためのパンタグラフ?

 ということで、帰宅後、調べてみた。
 すると、屋根に付いているパンタグラフは、駅にだけ剛体架線を架設し、停車中に車両に搭載しているリチウムイオン電池を充電するためだと分かった。この電池は、車内照明や放送装置の電源として利用されているとの事。

 そもそもケーブルカーをリニューアルする前には、線路上に架線が2本あったのだが、新型車両になって車内の窓(大山ケーブル駅側)を縦ワイドにしただけでなく、展望をより向上させるために架線レスにしたと考えられる。だが、車両に電源供給は、必要なので、駅停車時のときだけ、パンタグラフを利用し、外部から電源を与えているということらしい。
 ....よりよい展望を提供する。全ては、このための施策だったようだ。
[右下からケーブルカーがやってきた]

 女坂を登り続ける。
 石段の途中で、一人の男性ボッカさんが休憩中のところ、西洋系の若い外国人男女1組がボッカさんに質問している光景を目にする。ボッカの荷物が70kgと聞いて、ビックリしていた。こんな時期に大山を訪問しているという事は、日本に住んでいる外国人の方かなと思えた。
 ....久々に外国人を見たような気がする。

 10:05、下社に到着。
[下社にて]

 今日は、いつもより、発汗量が多いような気がする。久々の山歩きと気温が高いせいだろう。ということで、頂上は、あっさりと諦め、下社から水平に移動することにした。
 10:16、下社を参拝後、蓑毛越に向かう。
 樹林帯の中で、遠景は、見えにくい。ケーブルカーの走行音が聞こえるなと、左手奥を見たら、下社の屋根だけが見えた。高度差は、余り変わっていないことに気がつく。
[下社の拝殿が見えた]

 水平道を進むと、自然林から植林帯へと変わった。その植林帯の間から、電波塔が目に入る。
 方向から見て浅間山のようだ。
何度か、このルートは通っているのだが、初めて見る光景だった。
 そんな訳で、思わず撮影。(写真下)

 この後、右手上からチェーンソーの音が聞こえてくる。どうやら植林帯の伐採を行っているようだ。
[浅間山を眺める]

 右手に石垣が続くなと思ったら、蓑毛越に到着。すでに男女1組のパーティが休憩中。
 ここで、早めのランチとした。ランチ中、トレランの男性や、登山者が行き交う。やはり、人出が多い大山だと思った。
[蓑毛越に到着]

 蓑毛越を出発して1分後、道標が立っているところで、登山道を外れ、左の浅間山に向かう。この道標、浅間山分岐と現地点を表示しているが、浅間山への方向板は、無い。

 11:44、浅間山到着。
 昨年3月以来の訪問だ。以前の山頂標識が無くなっていて、「丹沢山塊百名山 浅間山」の山頂標識を発見。最近、この「丹沢山塊百名山」の標識をよく見掛けるようになった気がする。
[浅間山頂上にて]

 尾根筋に下っていき、登山道と合流する。
 白の軽ワゴンが1台駐車していたが、側面に伊勢原市森林組合とあった。先程の下社からの水平道の途中で、植林伐採が実施されていたが、その人たちの車だろう。
[登山道合流点にて]

 道が歩き易くなり、南尾根をスタスタと歩いていく。体調は、だいぶ良くなった気がした。
 
不動越では、不動明王に参拝。(写真下)
[不動明王]

 13:06、高取山頂上到着。単独の男性、女性が一人ずつ休憩中だった。
 見覚えのない道標[寺山、大山]が立っていた。寺山方面は、ゴルフ場の中を下っていくルートだが、最近、整備されたのだろうか。
[高取山頂上にて]

 13:32、念仏山・弘法山ルートから離れて、左の聖峰に向かう。(写真下)
[聖峰分岐点にて]

 そんなに歩かれているルートではないのでは、という先入観があったのだが、しっかり道は、整備されてあった。結構、急だったが、比較的安心して下っていけた。
[急な階段下り]

 すると、突如、目の前の視界が広がった。全く予想していなかったので、思わず眺め入る。
 どうやら、見えているのは、伊勢原と平塚市街地のようだ。残念ながら、相模湾は、霞んでいて、肉眼で、どうにか江ノ島が見える程度だった。
[視界が広がった]

 急な階段下りが終わると、緩やかな自然林の尾根筋を進んでいく。こんな感じのいい尾根だったっけと完全に過去の記憶は、消えていた。
[自然林の尾根を下っていく]

 植林帯のピークを通過すると、聖峰不動尊の屋根が見えてきた。
 14:04、正面に回って、不動尊を参拝する。
 帰宅後、調べてみたら、この聖峰不動尊は、12年振りの訪問だった。その時は、桜が満開だったが、今回は、深い緑一色の樹林だけだ。
[聖峰不動尊]

 不動尊からの眺めは、先ほどの階段下りの途中で眺めた光景と似ている。ただ、こちらの方が、視界がさらに広がっているという印象だ。
 やがて、小さい子供連れのお母さんグループが女坂から登ってきた。子供の声を背後に聴きながら、正面の斜面(九十九曲の参道)を下っていく。
[聖峰不動尊前からの眺め]

 聖峰不動尊から一気に下って、比々多神社に到着。(15:40)
 他に参拝者は、見当たらない。参拝した後、振り返って入口の鳥居をデジカメ撮影。(写真下)
[比々多神社]

 R246へ向かっていく途中、ちょうど聖峰の奥に高取山が見えた。(写真下)
 聖峰も結構、標高が高いことに気がつく。
[高取山、聖峰方面の眺め]

 鶴巻温泉駅まで歩くつもりだったが、R246を横断したところで、バス時刻を確認するために神戸バス停に寄り道する。
 16:05、R246沿いの神戸バス停に到着。
 鶴巻温泉行きのバス時刻を見たら、今度のバスは、16:13。1時間に1本程度の運行なのに、これは、ラッキーと思い、バスを待つことにした。
 [神戸にて]


 今回は、久々の運動だったせいか、最初の登りで、バテバテとなりましたが、後半は、身体が慣れてきて、聖峰訪問もでき、満足のいく山行となりました。
 なお、今回、大山寺で御朱印帳を購入し、三種類の御朱印を入手しました。
 
....ちょっと予想外の出費
 [大山寺での御朱印]



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。