トップページ山行リスト(日付)>半原高取山_記録20200809


半原高取山
 山行日
2020年8月9日(日)  晴     単独行
 コース
仏果山登山口(8:48)〜(10:02)宮ケ瀬越〜(10:18)半原高取山(11:26)〜(11:50)林道合流点〜(12:09)宮沢林道合流点(12:16)〜(13:14)撚糸組合前〜(13:21)半原
 8月に入って、ようやく梅雨が明け、夏らしい暑さが、いきなりやってきました。ということで、酷暑の下、丹沢山行を計画しました。詳細は、以下をご覧下さい。


 仏果山登山口バス停にて下車。(写真下左) 
 降りたのは、例によって自分一人。本厚木駅から乗っていた他の登山者(男性)3人は、この仏果山登山口でも下車せず。今日は、日曜日ということから、丹沢三峰経由大倉尾根での日帰りコースだろうか。
 このシーズン、ヒル(ヤマビル)が出没するのは、必至。ということで、靴とズボンの間をガムテープでグルグル巻きとする。以前は、スパッツを装着し、その上下それぞれにてガムテープのグルグル巻きとしたが、スパッツ無しなら、一ヶ所でのグルグル巻きで済むことから、いつの間にか、このスタイルとなった。(写真下右)
 ....そもそもスパッツが嫌いなのだ。(毎年夏、ここで、このガムテープについて書いているような気がする)
[仏果山登山口バス停] [ガムテープでヒル対策]

 歩き出して、2、3分で、登山ポストの前に到着。(写真下左)
 ここにはヒル忌避剤のボトル2本が用意されていたが、予想通り、2本とも空だった。そこから、植林帯を登っていく。このあたりが、一番のヒルゾーンだ。10歩歩いたら、立ち止まって靴をチェック。そんなリズムで、歩いていく。

 石祠に参拝し、水平に進む。(写真下右) その後、再び植林帯の登りとなる。一気に登れず、途中で立ち止まっては、息を整え、靴をチェック。 
[登山ポスト] [石祠]

 植林帯の急登を終え、9:32、尾根の先端に到着。ベンチがある所だ。
 ここでも、足下のヒルチェック。だが、どういう訳か、今回、ヒルを見つけることはなかった。こんな暑い日ゆえ、ヒルの動きが鈍いのだろうか。
 ここでコチコチに凍ったペットボトルを取り出すが、まだ全然解けていなかった。ということで凍らせていないペットボトルの方で、水分補給。
 9:43、出発。

 ここからは、尾瀬筋を登っていく。殆ど直登だ。(写真下)
 この尾根登りのペースで、本日の体調が判断できる。体調がいい場合は、サッササッサと登り、あっという間に宮ヶ瀬越まで、登り終えてしまう。逆に体調が悪い場合は、とにかく時間がかかる。
 ....これも、以前も書いたことのあるような。
 今回は、それほどバテバテではなかったが、セミ(特にミンミンゼミ)の鳴き声が鬱陶しく、神経が高ぶってしまった。
[尾根筋を登っていく]

 10:02、宮ヶ瀬越到着。(写真下)
 ようやく稜線に乗った。正面の半原側から風が吹いてきた。汗でベトベトする顔が冷えて心地よい。今回は、仏果山ではなく、半原高取山という事で、左折する。
[宮ヶ瀬越(振り返って撮影)]

 宮ヶ瀬越から、こんなに長かったかなと思いながら、稜線を歩き続ける。ここに来て、歩行のテンポが遅くなってきたようだ。やはり、暑さのせいだろうか。それともコロナ太りか。
 10:18、半原高取山に到着。
 すでに若い男女1組がベンチで休憩中だった。
[高取山に到着]

 展望鉄塔に上がってみる。
 今日の天気は、晴れなのだが、遠景が霞んでしまっていた。撮影するには、ちょっと残念。

 展望鉄塔に若い単独女性がやってきた。聞けば、野外センターから登ってきて、この後、仏果山に向かい、そこから半原の方へ下っていくという。
 ....この暑い中、お疲れさんです。

 そんな他の登山者との会話を経て
、中型カメラをザックから取り出し、三脚にセットして撮影開始。ファインダーから覗く至福の時間。
 .... 被写体には、拘らない。この作業が好きなようだ。
[丹沢方面の眺め]

 反対側の宮ヶ瀬ダム方面を眺める。
 こちらも霞んでしまっている。
[宮ヶ瀬ダム方面の眺め]

 結局、半原高取山には、中型カメラの撮影や、ようやく解け始めたペットボトルの水分補給などで、1時間以上滞在。
 11:26、出発。今日は、半原方面に下山する。

 いつの間にか、登山道が、滑らないように階段状に整備されていた。以前、小学生の団体がやってきて、下山中に転んでしまう児童を見掛けたが、これならば、泥で転ぶことはないだろう。
 その道を下って雑木林に入ると、樹木に名札が付いていることに気がつく。イタヤカエデ、ミズキの他にクリ、ウワミズザクラ、コナラ、ケヤキ、ホウノキ等。
 お蔭で、ここは、興味深く歩けた。
  ....やはり、樹皮を見ただけでは、なかなか樹木名が当たらない。
[樹木の名札が付いていた(1)] [樹木の名札が付いていた(2)]

 11:50、丁字路に到着。
 左側の指導標は、「馬場・大平」とあるのだが、「行けません」の手書きがあった。考えてみたら、「馬場」は、国土地理院地形図に登場する地名(愛川大橋の手前エリア)だが、「大平」ってどこだろうか。地形図には、出てこない地名だ。距離からすると、馬場の手前での平地あたりを指すようだ。
 ちなみに、この左ルートは、新しい林道のために登山道が消されていたり、途中から通行止になっていたり等の状況なので、手書きの「行けません」は、正しい。
  ....但し、絶好のアングルもあるのだが。

 今回は、素直に右折し、「ふれあいの村・宮沢大橋」へ向かう。
[分岐点]

 すると、左に樹林帯の間から半原の町並み(ちょうど半原バス停あたりだ)が見えた。(写真下) 相変わらず霞んでいる。
 今まで、何度も通っている道だが、こんな光景が望めることに初めて気がついた。(と思う)
[半原の町並みが見えた]

 12:09、林道に出た。
 ここで、林道を横断して、植林帯を下っていく登山道を進めば、野外センターに出られるのだが、どうもこの時季、ヒルが出没しそうな感じだ。(過去に何度か、この先で遭遇) ということで、右折して、林道を歩くことにする。だいぶ遠回りになるが、この林道(半原大沢線)から、宮沢林道(舗装路)を歩けば、ヒルとの遭遇は、ないと考えた。
[林道に出た(振り返って撮影)]

 水平にのびている林道をゆっくりと歩いていく。未舗装だが、土が乾いており、この状態ならば、ヒルは出てこないだろう。
 正面奥には、仏果山の尖ったピークが見えた。(写真下) ここからの仏果山の姿は、なかなか凛々しい。アングルとしては、申し訳ないのだが、実際には、手前に送電線が走っているのが残念。
[正面奥に仏果山]

 その後、林道(半原中央線)と宮沢林道の変則十字路に到着。
 左折して、宮沢林道をどんどん下っていく。
 やがて、ゲートが見えてきた。(写真下)
 ゲートの先に見えるのが、宮沢大橋なのだが、どこにもその標識がない。今までの道標には、「宮沢大橋」と書かれてあるのだが。
 ....この宮沢大橋の指摘も、いつものネタ
[ゲートが見えてきた(上に宮沢大橋)]

 宮沢(松葉沢)沿いに下っていき、半原神社手前の公衆トイレ前にて、ガムテープを剥がし、靴などを丹念にヒルチェック。幸い、ヒルは、見つからなかった。
 その後、トイレで全部着替えて、撚糸組合前バス停に着いた。だが、バスが来るまで、まだ時間があり、始発点である半原に向かう。
 13:21、半原バス停到着。
 自販機で炭酸飲料を購入。冷えた飲料を飲みながら、バス停を眺める。大抵の場合、バスが1台ぐらい駐車しているのだが、今は、1台も見当たらない。そのため、目の前のバス駐車場が、結構広く見える。
 やがて、厚木バスセンター行きのバスがやってきた。日差しが強い中、バスに乗車した。
 [半原バス停に到着]


 今回は、本当に暑い山行でした。特にミンミンゼミの鳴き声が頭から離れません。ですが、その暑さのせいなのか、ヒルに遭遇しなかったのは、幸いでした。
 さて、今回、印象に残った事は、クサギの花です。(写真下)  
 林道を歩いている時、この花を偶然、見掛けました。生まれて初めて見る花です。「なんだこりゃ?」と思うほど、独特の形状をしていて、なんだか地球上の植物とは思えず、脳裏に焼きついてしまいました。
 [途中で見かけた花(クサギ)]



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。