トップページ山行リスト(日付)>渋沢丘陵・八国見山_記録20200922


渋沢丘陵・八国見山
 山行日
2020年9月22日(火)    晴       単独行
 コース
秦野(7:41)〜(7:52)今泉名水桜公園(7:58)〜(8:12)白笹稲荷(8:25)〜(9:44)震生湖(9:48)〜(10:48)栃窪会館(10:58)〜(11:03)栃窪神社(11:10)〜(11:38)八国見山(12:09)〜(12:32)渋沢中学校入口〜(13:05)渋沢
 ザックの中に中型カメラを入れて、久々に撮影主体での低山ハイクを企画しました。行先は、渋沢丘陵です。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 7:41、秦野駅改札口をスタート。
 今日は、4連休の最終日で天気は、晴。駅のコンコースには、北口に向かう登山者が多い中、今日は、南口へ向かう。
[小田急線秦野駅コンコース(北口側から撮影)]

 南口に下り立ち、最初の目的地を今泉名水桜公園とした。
 南口を出てロータリーを直進していき、丁字路にぶつかった所で、道路を渡り、左折する。
 そのまま直進していくと、大通りの交差点に出た。ここで、地図を取り出す。
  「あれっ、既に行き過ぎている!」
 山と高原地図「丹沢」の裏面にチョコッと載っているルートを見たら、左折して、すぐに右折するのが正解だった。大通りまで歩いたのは、完全なルートミスだった。
 ならば、右折して大通り沿いに進み、さらに右折すれば方向的には、問題ないだろうと思い、足を進める。
 しかし、大通りの右手には、一戸建てが続き、なかなか右折する道が出てこない。ようやく右折したところで、住宅地の中に入っていく。だが、目の前は、一戸建てが続き、こんな中に今泉名水桜公園のあるのか?と、オドオドしながら進むと、突如、公園入口が見えた。
 ....ちょっと意外や意外。

 本来は、公園の北側入口から入るつもりだったのだが、南側入口から入ることで、どうにか目的地に到着。
 中に入ってみると、突然、池が現れた。
 下の画像撮影場所は、富士山ビューポイントということで訪れてみたが、富士山は、見えず。樹林と池を撮影。だが、池の右側には、一戸建てや4階建てマンションが建っていて、そちらに目を向けてしまうと、ちょっとギャップが大きい。 
 園内を歩き、桜の咲く頃に来てみたいなと思いつつ、北側入口から公園を出た。
[今泉名水桜公園]

 公園を出たところで、今度は、地図を片手にしっかり持って、一戸建ての住宅街を歩いていく。

 8:12、白笹稲荷の大鳥居の前に出た。せっかくなので、ここで左折し、境内に入り参拝する。まだ朝が早いせいなのか、他の参拝者は、全く見かけなかった。
[白笹稲荷]

 その後、渋沢丘陵に登っていく坂道(車道)を進む。
 斜面を斜めに登っていくため、勾配は小さく歩き易い。すると、左手に視界が広がった。(写真下)
 今日は、大山、三ノ塔、塔ノ岳、鍋割山などの稜線がクッキリ眺められた。
 この後、坂を登り終えたところで、中型カメラや三脚を取り出し、撮影開始。カメラアングルを探しながら、畑の中の農道(舗装路)をブラブラと下っていくと、再び坂道の途中に出てしまった。ということで、先程登った坂道をもう一度、登っていく。
 結局、約1時間、大山・表尾根方面を撮影しながら歩き回ってしまった。
[渋沢丘陵に上る途中にて]

 十分、大山・表尾根を撮影した後、丘陵の南側に下っていき、関東大震災(1923年)にて誕生した震生湖に向かう。
 連休最終日ということもあってか、駐車場には、車が満杯状態だった。釣り人の車が多いようだ。
また、ハイカーの姿も見受けられた。
 なお、下記の震生湖説明板には、この湖周辺では、1年を通して多くの野鳥を見ることができ、「かながわの探鳥地50選」に選ばれていることも書かれてあった。
[震生湖にて]

 震生湖の北側湖畔を歩き、福寿弁財天を参拝。
[福寿弁財天]

 さらに西側へ湖岸を進む。
 ヘラブナの釣り人(年配者が多い)を何人も見かける。久々にあの細長いウキを湖面で見かけた。
[震生湖(振り返って撮影)]

 福寿弁財天あたりから湖岸沿いを歩いていく途中で、虫が多いな〜と、腕を振りながら、アブや蚊の攻撃を避けていたのだが、その後、震生湖から車道に登る樹林帯の斜面で、これらの虫の総攻撃を受け、手の指などに被弾。防虫スプレーを持ってくるべきだったと痛く後悔。半端ない攻撃だった。
[震生湖からの登り]

 車道に上がれば、虫攻撃も無くなり、気分よく歩けるようになった。
 10:08、Y字路の分岐点(写真下)を通過。ここは、右に進む。
[車道からの分岐路]

 丘陵地の道を西へと進む。
 左手前方には、なだらかな曽我丘陵が見えた。高山から不動山、浅間山あたりが見えているようだ。
[曽我丘陵方面を眺める]

 未舗装路の農道を進んでいくと、突然、前方左手の畑の一角にススキのような植物を発見。ススキにしては、背丈が大きすぎる。近づいてよく見ると、どうも外国産のパンパスグラスのようだ。
 試しに農家の方が植えたら、どんどん増えていったということだろうか。
[パンパスグラス?]

 さらに農道を進む。このあたりは、見晴らしが途切れてしまい、ひたすら直線路を歩いていく。
 緩い下り坂の舗装路になったところで、周囲の樹林がなくなり、前方に車道が見えてきた。
[農道を進む]

 すぐ先で車道に出るというところで、右手の丹沢方面の視界が開けた。
 鍋割山稜の西側の檜岳山稜方面の眺めが広がる。鍋割山稜と檜岳山稜の間にチョコンと尖ったピークが見えるのは、同角ノ頭。画像左端のピークは、高松山だと分かった。
[鍋割山稜・檜岳山稜方面(車道に出る手前で撮影)]

 車道を直進していき、栃窪会館前に到着。
 ここには、トイレもあり、小休止。ペットボトルの水を飲んでいると、目の前を何組かのハイカーが通り過ぎていった。
[栃窪会館前にて]

 栃窪会館から「頭高山近道」と書かれた方向に進む。
 この先、まだ一度も行ったことのない栃窪神社に向かうことにした。地図で見る限り、渋沢丘陵のメインルートから外れて寄り道するルートとなってしまうが、片道で200mぐらいだろう。

 栃窪神社分岐点から2分ぐらいで、神社に到着。意外にも立派な拝殿だった。(写真下)
 参拝後、神社の説明板を見ると、
  祭神(倭建之命)
  境内社(秋葉社 浅間神社)
  由緒沿革
が書かれてあった。由緒沿革を読むと、創立年代は、不詳とあるが、鎌倉時代には既に存在していたようで、由緒ある神社だと知った。 
[栃窪神社]

 栃窪神社から引き返し、渋沢丘陵のメインルートに戻る。登り坂が続いた後、八国見山分岐点に出た。(写真下)
 ここで左折し、八国見山へと向かう。手書き道標には「八国見山でのんびりひと休み 15分」と書かれてあった。
[丁字路にて八国見山へ向かう]

 南下していく舗装路を歩く。
 八国見山は、これで3回目の訪問だ。初めての時は、八国見山が渋沢丘陵で一番高い山ということを知り、頭高山の方から進み、先ほどの丁字路を右折し、この舗装路を単独で歩いた。
 2回目は、イガイガさん、はっぴーさんと西側の峠集落から、道なき斜面を直登したりして、登頂した記憶がある。
 今回は、初回と同様、舗装路を進み、八国見山を目指す。
 ぼちぼち、右手に八国見山への分岐路がある筈と思い、右手に注意しながら歩いていくと、竹の手摺が付いている右折路を発見。これが、八国見山へのルートだ。(写真下)
[八国見山への登り]

 しかし、1回目に歩いたルートとは、どうやら違っていた。新しい登山道のようだ。
 11:38、八国見山頂上に到着。
 すでに先行者の姿が見えた。(写真下)
[八国見山頂上にて]

 一番驚いたのは、富士山が見えたことだった。(写真下)
 この頂上は、樹林に囲まれ、展望は、全くなかったと記憶していたので、意外だった。
[八国見山からの富士]

 帰りは、尾根筋についている経路を辿ってみると、何と先程の八国見山分岐点の丁字路手前に合流した。(写真下)
[別ルートで戻ってくる]

 舗装路に出たところに、道標が立っていた。(写真下左) しかしながら、八国見山に行くときは、全く気がつかなかった。(猛反省)
 道標を見て、八国見山へのルートは、左回り、右回りと2通りあること、行く時に使った舗装路歩きが左回りで、帰りの尾根筋歩きが右回りと分かった。また、その道標に貼ってあった地図を見たら、左回りでも、分岐点が2ヶ所あったが、先程、右折して登ったのは、登り口Bで、その手前の登り口Aを、これまた見落としていた。(これまた猛反省)(写真下右)
 この貼り紙を見て、登り口Aが、初めて八国見山に登った時のルートだと知った。道理で、先程の登り口Bからのルートが新しい登山道だと思った訳である。
[行きで見落とした道標] [貼り紙拡大図]

 12:21、八国見山分岐点の丁字路に戻った。振り返ってみたら、しっかり先程の道標が見える。(写真下:赤矢印) だが、八国見山に向かう時は、全く気がつかなかった。一体どこを見て歩いていたのだろう。
 ....これからの山行に気をつけねば。
[再び丁字路に戻る(振り返って撮影)]

 丁字路を西に向かうと、すぐにY字路の分岐点に到着。
 今までは、左の頭高山方面にしか行っていなかったが、今回は、頭高山には、向かわず、ここで下る事にし、右に進む。
[西に進むとY字路]

 坂を下っていくと、大山から鍋割山稜までの光景が広がった。
 ここでも、しばし撮影。残念ながら、午前中のように山肌は、クリアに見えていなかった。
[大山から表尾根、鍋割山稜の眺め]

 12:32、渋沢中学校前バス停に到着。渋沢駅方面のダイヤを見たが、本数は多くなく、待ち時間が長かった。ということで、渋沢駅まで歩いていくことにした。
[渋沢中学校入口バス停]

 上空が段々と曇り空になってきた。
 12:57、渋沢駅南口の前に到着。駅舎が大きいのだが、どこにも渋沢駅の表示が無かった。(写真下左)
 少し進むと、右手に青い小さな説明板「小田急線渋沢駅 列車接近メロディについて」が立っていた。(写真下右)
 地元商店街は、秦野市にゆかりのあるアーティスト坂井泉水さんがボーカルを務めるZARDの楽曲による渋沢駅の列車接近メロディ(駅メロ)の実現に向けて関係機関に働きかけてきたという。
 その結果、「負けないで」(上りホーム)、「揺れる想い」(下りホーム)の2曲が採用されることになったことの説明だった。
 ちょっと立ち止まって、再度文字を追ってしまった。
 ....自称、ZARDファンである。
[渋沢駅南口] [ZARD「揺れる想い」の説明板]

 13:05、渋沢駅到着。
 ここのコンコースも秦野駅同様、天井が高い。そんな事に初めて気がついた時だった。
 [渋沢駅改札口]


 渋沢丘陵を久々に歩いてきました。幸い、好天に恵まれ、風景撮影を楽しむことができました。最近は、どうも訪問山域が偏る傾向があり、もう少し、エリアを広げるように計画していきたいと考えています。 



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。