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檜洞丸・石棚山
 山行日
2020年11月28日(土)       晴      「山の会2」メンバー 4名
 コース
西丹沢ビジターセンター(8:57)〜(9:52)ゴーラ沢出合〜(10:50)展望台(展望園地)(10:57)〜(11:46)ベンチ(12:04)〜(12:34)檜洞丸(12:50)〜(13:27)テシロノ頭道標〜(14:01)石棚山(14:15)〜(14:26)ヤブ沢ノ頭〜(15:10)板小屋沢ノ頭(15:15)〜(16:48)箒沢公園橋
 今回は、檜洞丸から石棚山稜を歩いてきました。調べてみますと、檜洞丸から石棚山稜経由で箒沢公園橋まで歩いたのは、2005年9月以来となり、随分と時間が経っていました。そんな訳で、懐かしさを感じながら歩いてきました。
 詳細は、以下をご覧下さい。 


 新松田駅で下車し、跨線橋の上から、朝日を浴びている富士山を眺める。
 今日は、富士山がクッキリ見えそうだ。
[新松田駅からの富士山]

 新松田7:30発西丹沢ビジターセンター行きの朝2番バスに乗車。7:20発の1番バスほど混んでいないが、ほぼ満席状態だった。
 8:30、西丹沢ビジターセンター到着。トイレが簡易トイレになっており、待ち行列が出来ており、出発に時間がかかってしまった。
 8:57、出発する。
[西丹沢ビジターセンターにて]

 ツツジ新道を進み、尾根をぐるりと回ると、朝日が眩しい。明るい東沢沿いの尾根をトラバースしていく。
[ゴーラ沢出合へと向かう]

 振り返ると、箒沢権現山と奥に畦ヶ丸がクッキリと見えた。特に箒沢権現山は、光線の具合で、物凄く山肌の立体感が出ていた。
[振り返ると箒沢権現山・畦ヶ丸の姿が見えた]

 9:52、ゴーラ沢出合を通過。
 今回は、水量が少なかったので、木橋が無くても渡ることが出来た。ここは、休憩せずに先へ進む。
[ゴーラ沢出合を通過]

 ゴーラ沢出合で、尾根の先端部を登っていき、ベンチのあるところで、小休止。
 このベンチの手前に道標があったのだが、相変わらず、檜洞丸のローマ字は、「hinokihoramaru」のままだった。
[hinokihoramaru]

 鞍部へ下っていく。ゴーラ沢出合からの尾根登りで、唯一下りとなる場所だ。
[鞍部を通る]

 鞍部から登り返し、急登を進むと、展望台に到着。既に先行パ−ティが休憩中だった。
 ここは、富士山が眺められる場所として、昔からベンチが置かれてあった場所だ。だが、今は、手前の自然林の幹や枝が伸びてしまい、富士山の眺めがイマイチとなってしまった。
 また、残念ながら、本日の富士山は、手前に雲が現れ、頭の部分が隠れていた。
[展望台(以前は、展望園地と呼ばれていた)]

 11:46、ベンチ到着。ここで、時間もいいので、ランチタイムとした。
 この周囲は、シロヤシオの木々だらけで、ツツジの咲く頃は、白い花と新緑の緑で、美しい林となる所だ。だが、今は、冬枯れの木立でしかない。
 食事を終えて、12:04、出発。
[ベンチにてランチタイムとした]

 石棚山稜とのルートと合流し、木道を進む。
 木道が分かれるところで、ウロのあるシナノキを撮影。このウロは、この30年間、そんなに変化していないように思えた。
[ウロのあるシナノキ]

 もう少しで檜洞丸頂上という所で、振り返って富士山を眺める。
[檜洞丸頂上手前からの富士山]

 12:34、檜洞丸頂上到着。
 頂上には、20人ぐらいの登山者が休憩中だった。
[檜洞丸頂上]

 長年撮影し続けていたブナの木は、立ち枯れした後、倒れている。初めてこの光景を見た時は、ショックだった。まだ、土に還るには、相当、時間がかかりそうだ。
[立ち枯れしてしまったブナと蛭ヶ岳]

 12:50、頂上を出発し、石棚山稜へと向かう。
 ツツジ新道分岐点まで、同じルートで戻る。
 富士山の頭は、まだ雲に隠れていた。
 正面に見えるピークは、同角ノ頭だとばっかり思っていたが、よく見たらテシロノ頭だった。同角ノ頭は、左手に
[再び分岐点に戻った]

 同角ノ頭分岐点近くで、右手の大室山を眺める。
 ここからの大室山の姿が好きで、丹沢に登り始めた頃は、よく撮影していた。今回、久々に撮影。
[大室山がクッキリ]

 冬木立となった樹林帯を通り、もうすぐテシロノ頭のピークだ。
[冬枯れの樹林帯を行く]

 テシロノ頭のピークを下った所に新しいだテシロノ頭の道標が立っていた。(写真下左)
 確か、古い道標もこれと同じようにピークでない所に立っていたことを思い出す。すると、すぐ先に古い道標が健在だった。(写真下右)
 しかし、不思議だ。何でピークでなく、一段、低い所に立っているのだろうか。
[新しい道標] [古い道標もあった]

 テシロノ頭から標高が徐々に下がっていく。
 以前、アザミでチクチク攻撃を脛に受けた記憶があるが、今の時季、攻撃は無く、歩き易い。

 13:47、カツラの古木の前に到着。(写真下左)
 ネット情報から、幹の1本が倒れているのを知っていたので、驚きはなかったが、実際に樹高のある幹が倒れているのを見つめていると、なかなか立ち去り難かった。
[桂の大木] [2010年9月では、まだ倒れていない]

 14:01、石棚山の道標に到着。(写真下) 登山道の左側で、三角点を確認。
 ここで小休止とした。
[石棚山に到着]

 三角点の傍からは、相模湾が見渡せた。(写真下) 遠く大島が薄らと見え、その右奥には、特徴ある三角形の利島も見ることが出来た。
[大島が薄らと見えた]

 石棚山の三角点を出発してすぐ、変形ブナの横を通過。このブナは、太い幹の途中から、下がるような幹に出ていて、そこから90度曲って、上に幹が伸びている。
 どうしたら、こんな形に幹が伸びるのか、非常に不思議な現象だ。
[直角に曲がった幹を持つ変形ブナ(振り返って撮影)]

 ヤブ沢ノ頭を過ぎ、小ピークを2つ越えて、板小屋沢ノ頭に向かう。登山道は、このピークを左から巻いているので、あえて登山道から外れ、頂上に登ってみた。
 15:10、板小屋沢ノ頭頂上に到着。何か頂上標識がないかと探してみたが、見つからなかった。
 頂上から落葉の積もる斜面を下って、道標の前で登山道に合流した。(写真下)
[板小屋沢ノ頭の道標(頂上直下)]

 板小屋沢ノ頭を過ぎると、急斜面の下りが延々と続き、何度もクサリ場を通過したという記憶があったが、今は、登山道がキチンと整備されていた。その結果、クサリ場は、1ヶ所だけとなっていた。
[急斜面の下りにてクサリあり]

 箒沢公園橋バス停に16:48到着。
 時間があれば、始発となる西丹沢ビジターセンターまで歩くつもりだったが、バス時刻は、17:06だったので、ここでバスを待つことに。
 到着した時は、まだ明るかったのだが、みるみるうちに暗くなっていく。バスは、だいぶ遅れて到着。乗車時、周囲は、すっかり暗闇に包まれていた。 
 [箒沢公園橋バス停にて]


 2010年に石棚山は、別ルートで訪れてましたが、檜洞丸から石棚山稜を箒沢公園橋まで歩いたのは、2005年以来でした。樹林帯の姿という面では、カツラの大木の幹の一本が倒れていた点や、山稜のあちこちが保護柵だらけになってしまった点が、ちょっと残念な気分です。
 なお、今回、石棚山から海が見渡せたのは、記憶になかったので、新鮮でした。
 丹沢は広く、まだまだ楽しめそうです。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。