トップページ山行リスト(日付)>白山・日向薬師_記録20210329


白山・日向薬師
 山行日
2021年3月29日(月)    晴後曇        単独行
 コース
飯山観音前(7:14)〜(7:24)飯山観音(7:40)〜(8:06)白山(8:19)〜(8:41)物見峠〜(9:18)順礼峠(9:20)〜(10:11)七沢温泉入口〜(11:34)日向薬師(12:10)〜(12:24)日向薬師バス停
 今年は、桜の開花が例年よりだいぶ早く、3月下旬で、既に丹沢周辺の桜が見頃であることを知り、まずは、白山に向かいました。ということで、今回は、丹沢花見撮影山行の第一弾です。
 詳細は、以下をご覧下さい。 


 最寄駅から朝二番の電車に乗って、本厚木駅に6:34到着。
 6:50、上煤ケ谷行きのバスに乗車。上煤ケ谷行きのせいか、他に登山姿の乗客は、見掛けず。
 7:12、飯山観音前にて下車。降りたのは、自分だけだった。
 本厚木では、完全な曇り空だったのだが、上空を見上げると、青空が出始めていた。
 本日4:00AM発表の天気予報では、厚木市の降水確率は、6:00-12:00で40%、12:00--18:00で0%となっている。だが、もうすでに日が差し込んできており、早めに日が照ってくるかなと期待。
[飯山観音前バス停にて下車]

 長谷寺への細い参道を進む。
 すでに満開の桜がお出迎え状態。こりゃ、撮影が楽しくなりそうだと胸が躍る。(写真下)
[長谷寺(飯山観音)に向かう]

 桜の花を見上げながら、長谷寺への石段を上っていく。
 ここの桜は、何年振りだろうか。帰宅後、調べたら、長谷寺の桜は、2002年3月以来だった。もう19年も前だったことにビックリ。
[石段を登っていく] [長谷寺山門の前]

 長谷寺の山門を通る前に右手に曲がって、ソメイヨシノ林の方へ寄り道する。
 ここが、飯山白山森林公園の桜として、長く親しまれてきたエリアだ。今は、朝が早いという事もあり、一人の女性が、私と同じように写真を撮っているだけだった。
[長谷寺前での桜林]

 長谷寺の山門前に戻り、奥に進む。
 石段を上れば、観音堂が見えてくる。(写真下)
 奥に進んで参拝。御本尊は、木造十一面観世音菩薩立像で、開扉は、正月三が日、4月8日、11月3日と決まっている。そんな訳で、まだ拝んだ事無し。
 ...いつか御朱印帳を持参して拝観してみたい。
[長谷寺観音堂]

 観音堂の左手を通り、裏手に進めば、白山への登山路が通じている。
 すぐに男坂、女坂の分岐点に着いた。
 今日は、距離の短い男坂を選択。まだ昨夜の雨のせいで、地面は、濡れている。そんな状況なので、ヒルが出てくるのではと考え、距離の短い方を選択した。
[男坂・女坂分岐点]

 ヒルは嫌だ〜と、速足で、階段状の登りを駆け上がっていく。
 8:02、尾根筋に上がった。足下のヒルチェックをすると、特に、問題なし。今日は、大丈夫かなと思いながら、右折して、すぐ先のスダジイを撮影。(写真下)
 このスダジイ、思いっきり幹が反り返っていて、バランスが非常に悪い。特に根元の幹は、洞(ウロ)が出来て、幹の半分は、強度のない状態となっている。そのため、いつかは、根元の幹がボキッと折れるのではないかとハラハラしているのだが、幸いまだ無事だった。
[尾根上のスダジイに再会]

 8:06、白山展望台到着。
 ここから東側の平野を望む。(写真下)
 やはり高い所から見下ろす光景は、気分がいい。
 手前右に桜が咲いている。下の桜より標高がある分、開花が遅いのかと思ったが、全然そんなことはなく、満開状態だった。
[白山展望台にて]

 白山展望台からムジナ坂峠、物見峠を経由し、順礼峠に向かう。
 この間、濡れている登山道にヒルがいないかと気になり、スタスタと歩いていく。
 結局、ヒル発見とはならないまま、お地蔵さんのある順礼峠に到着。(写真下)
 だが、この間、陽が陰るようになり、撮影には、イマイチ状態になってしまった。
[順礼峠にて]

 順礼峠からバス通りへと西側に下っていく。
 バス通りに出る手前で、右手に広場があり、そこに目が移ると、満開となっている桜に気がついた。結構な大木だ。思わず、デジカメ撮影。(写真下)

 この桜を撮影していると、広場の奥から1台の軽トラがやってきて、目の前に停車した。
 「この桜は、今年だいぶ開花が早かったね〜。」と、軽トラ運転手のオジサン。
 「これから、どこに行くの。」と、質問される。
 「日向薬師に行こうと思っています。」
 「道は、わかる?」
 「大丈夫です。何年か前、歩いたことがあるので。」
 そんな会話をした後、オジサンを見送った。
[広場前の満開の桜]

 右側に目を移すと、桜並木となっていた。
 全くノーマークの場所だったので、痛く感動。
[視点を右に移す]

 バス通り(県道64号線)に出た所で、コンビニが目に入る。ここで、ペットボトルを調達。今日は、町の中を通ることが分かっていたので、水は、途中で補給することを考えていた。

 コンビニの前で小休止し、この先のルートを考える。
 日向薬師に行くには、「関東ふれあいの道」経由と、最短距離となる七沢温泉街経由の2通りのルートがある。今日は、そんなに急ぐこともないので、最短ではなく、「関東ふれいあいの道」の萩原林道経由で行くことにした。
[途中休憩のコンビニ]

 川久保橋を渡る時、左手に七沢川沿いの桜を撮影。(写真下)
 橋の右手にも桜が咲いている。もう、あちこちで、桜が満開状態だ。
[七沢川沿いに咲く桜(振り返って撮影)]

 川久保橋を渡り、丁字路にて道標を発見。(写真下)
 右に進めば、七沢温泉経由で日向薬師2.9km。
 左に進めば、関東ふれあいの道経由で、日向薬師3.9km。
 その差は、1km。予定通り、遠回りの関東ふれあいの道経由を選択する。 
[道標分岐点(振り返って撮影)]

 車道を南東へと歩き、七沢温泉入口までやってきた。ここは、先ほどのバス通り(県道64号線)と合流する地点だ。
 ここで、右折し、萩原林道に入る。
 道なりに進み、前方に満開の桜が見えたので、撮影。(写真下)

 さらに進もうとしたら、背後から、見知らぬオジサンに声を掛けられた。
 「どこに行くの?」
 「日向薬師です。」
 「この先は、行き止まりだよ。さっきの橋の所で道を間違えてるよ。」
 「えっ!」と、驚き、お礼を述べた後、オジサンの後姿を見ながら、地図で確認。なるほど、このルートは、途中まで太い道だが、その先は非常に細いルートとなっている。だが、地図上では、行けないことは無いように見えた。但し、今回は、関東ふれあいの道を歩くとしていたので、このまま強行して進んでも、関東ふれあいの道ではないルートを通ったことになる。
 ということで、引き返す。
[桜を撮影]

 坂を下っていき、橋を渡る手前で振り返ると、確かに右手に分岐路があった。(写真下左)
 おまけに右手には、道標があった。(写真下右)
 この道標は、最初に通った時、撮影したこと、そして、右手の道は、行き止まりのように見えた事を思い出した。つまり、道標を見た後、道なりに行けばいいと勝手に思い込み、左の坂道を登ってしまった。
 「う〜む。奥が深い。ここで右折するのが正解とは。」
 素直に反省。
[分岐点まで戻った] [分岐点前の道標]

 右の道(萩原林道)を進むと、道幅が狭いし、民家は消えてしまうし、この先、本当に行き止まりになるのではと思えてしまう。だが、何年か前に逆方向で、歩いた記憶があり、初めてではないことは確信していた。(後で調べたら2004年だった)

 すると、先ほどの間違ったルートとの合流点が左に見えてきた。地図通り、細い道が合流するのがわかった。だが、そこには、なんと、「通行止」のカンバンが。 (写真下)
 先程、声をかけてくれた地元のオジサンが、仏様のように思えた。
 そういえば、桜を撮影している時に軽トラのオジサンに行先を聞かれたのも、今思えば、道を間違えるなよと、アドバイスをしてくれた仏様の化身だったと思えてきた。
 ....日向薬師の薬師瑠璃光如来様かも。

 それを今回、軽んじてしまった。やはり、油断していたとしか思えない。
[通行止のカンバン(振り返って撮影)]

 林道を進む。この舗装路は、民家もなく、寂しいルートだ。
 だが、そのうち、建屋が見えてきて、同時に桜並木も現れた。だが、残念なことにアングルがイマイチで、何枚も撮影する気にはなれなかった。

 さらに進んで、薬師林道(舗装路)との丁字路に出た。左は、日向薬師、右は七沢温泉となる。
 ここで左折し、日向薬師へと向かう。
 この先、展望台があったことを思い出し、今でもあるかなと進むと、幸い、変わらない展望台を発見。2階に上がって、展望と桜を楽しむ。(写真下)
[展望台での桜1]

 すると、運よく、再び陽が差してきた。
 傍の満開の桜を撮影。(写真下)
[展望台での桜2]

 薬師林道を歩き続ける。
 右手の斜面には、ヤマブキがいくつも咲いていた。
[ヤマブキも満開]

 日向薬師に到着。
 参拝後、境内のベンチに腰掛け、小休止。
 上空を見上げると、雲が厚くなってきたことに気がつく。どうも大山が曇っている影響のようだ。
 まだ昼過ぎなので、この先も歩きたい気持ちがあるのだが、この天気では、今一つモチベーションが上がらない。
 ということで、ここからバス停に向かうことにした。
[日向薬師]

 金剛力士像の前に来ると、ついつい撮影してしまう。(定点撮影地になりそう)
 ここの力士像は、大きくて表情が力強く、しばし見続けてしまう。
[金剛力士像(吽形像)(振り返って撮影)] [金剛力士像(阿形像)(振り返って撮影)]

 12:24、日向薬師バス停到着。
 ちょうど12:20のバスが行ったばかりだった。
 土日ならば、この時間帯でも30分間隔で、バスは運行されているが、平日の今日は、1時間間隔。
 次のバスは、13:20だった。
 バス停で空を見上げたら、徐々に青空が平野部の方から広がっていくのがわかった。どうやら平野部の方は、天気予報通り、晴れていくようだ。だが、大山方面は、相変わらず雲が多い。
 この先、どうしようかと迷ったが、やはり、再び歩く気分にはなれず、結局、13:20までバスを待った後、帰路についた。
[日向薬師バス停にて]


 本日は、丹沢界隈の桜を見物する第一弾として歩いてみました。
 飯山観音の桜が、19年振りとは、ビックリしました。
 今日は、最後まで桜、桜、桜。
 ですが、痛恨のルート間違いを起こしてしまい、大いに反省の日となりました。
 [日向薬師バス停の先で満開だった桜]



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。