トップページ山行リスト(日付)>三ノ塔_記録20211103


三ノ塔
 山行日
2021年11月3日(水)   晴 単独行
 コース
大倉(7:30)〜(8:09)新秦野線43送電鉄塔〜(8:38)牛首〜(10:04)三ノ塔(10:46)〜(11:07)二ノ塔〜(11:18)菩提峠分岐点〜(11:59)表丹沢林道合流点(12:02)〜<表丹沢林道>〜(12:34)牛首(12:36)〜<萩山林道>〜(13:22)大倉
 10月初旬、大山に対し、鶴巻温泉駅から北上して登りましたが、今回は、三ノ塔に対し、三ノ塔尾根を大倉から登ってみました。この尾根は、大山の時と同様、何度も下山路としては、使用していましたが、今まで登りには、使用したことがありませんでした。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 久々に渋沢駅北口から大倉行きの朝1番バスに乗車。ギュウ詰めという訳ではなかったが、立ち乗客を数多く乗せて、7:00、大倉到着。
 マイカーで来た登山者が準備しているところにバスから降りた登山者が混じって、YAMA CAFE前は、ごった返していたが、次々と大倉尾根方面に出発していく。
 こちらは、そんなに急ぐ山行でもないので、バス停周辺を撮影したり、登山届を提出したりして、ゆっくりと準備する。すると、次の大倉行きのバスが到着し、新たな登山者が降りてきた。
 登山者が続々とやってくる中、7:30、出発する。
[大倉バス停にて]

 風の吊り橋を渡っている時、ふと気がついた。あれほど多くの登山者がいたにもかかわらず、吊り橋を渡る登山者の姿は、前も後ろも全く見られない。この時間、大倉からの登山者で、三ノ塔尾根や、戸川林道に向かう人は、いないようだ。

 7:49、三ノ塔尾根の入り口に到着。(写真下) 右手に道標と赤枠の三ノ塔尾根尾根コースNo.1の立札が立っている。今日は、ここで左折して、尾根筋の登山道に入る。
[三ノ塔尾根入口]

 林道に出たと思ったら、すぐにまた、林道を横断する。(写真下)
[林道を横断]

 7:59、後方からスルスルと足音もなく、若い単独男性に追い抜かれた。
 誰も登ってこないと思っていたので、思わずドッキリ。男性は、振り返って、富士山が見えてますよと声を掛けてくれた。
 えっ、そうかと、前方・足下だけでなく、左手を見るようにする。
 すると、
植林の間から富士山が見えていることを発見。(写真下)
 そうだった。この辺りは、新しい林道が出来、植林が間伐されて、富士山方面が見やすくなっていたのだ。
[左に富士山]

 8:09、送電鉄塔(新秦野線43)の下を通過する。
[新秦野線43]

 送電鉄塔を過ぎると、尾根がフラットになり、雰囲気のいい尾根となった。
 こんな箇所があったかと、予想外。
[雰囲気のいいところ]

 幅広の林道を横断する。この10年ぐらいで、新しい林道がかなり出来ている。
[林道を横断する]

 小ピークを通過したら、下りとなり、表丹沢林道の牛首に出た。
 先程、追い抜かれた男性とは、別の男性が一人休憩中だった。
 ここまで1時間ちょっと歩いたが、ゆっくりマイペースなので、そのまま歩き続ける。
[牛首にて]

 9:06、間伐された植林帯から、表尾根方面を眺める。(写真下)
 右手前の烏尾山ピークがまだ見上げる高さだ。三ノ塔は、烏尾山よりも高いことを考えると、頂上は、まだ程遠い。
[表尾根方面]

 9:29、木の階段が現れた。ここから斜度がキツくなっていき、階段が多くなる。あまりペースは、落としたくないので、ちょっとパワーを両足に注入。
 9:49、右後方の斜面を振り向くと、紅葉・黄葉した木々を発見。植林帯だらけの尾根の中で珍しいと、思わずカメラを取り出し撮影。
 ....撮影しながら、息を整える。
[紅葉・黄葉を振り返る]

 10:04、三ノ塔頂上に到着。
 三ノ塔尾根では、2人しか登山者の姿を見ていなかったのだが、頂上には、多くの登山者が休憩中。ちょうどヤビツ峠から表尾根を行く登山者の時間帯と合ってしまったようだ。
[三ノ塔頂上にて]

 せっかく三ノ塔まで来たので、北側の端に立っているお地蔵さんを参拝。
 今日のお地蔵さんは、赤い服だった。
[お地蔵さんを参拝]

 お地蔵さんから引き返す時、表尾根方面を眺める。(写真下)
 あいにくと富士山は、雲の中。塔ノ岳には、雲がかかっているが、烏尾山付近には、スポットライトが当たっていた。
[表尾根方面は、雲が流れていた]

 10:46、三ノ塔から二ノ塔へと向かう。
 ビックリしたのは、登山道が木道&木の階段だらけで、土の地面を踏むことなく、延々と下っていくようになっていた。(写真下)
 老眼のせいだろうか。足元ばかり見ていると、すぐ先のピントが合わず、連続する板の段差が、分からなくなってきて、目が回ってくる。思わず、立ち止まって深呼吸。
 ....ホントに目が回って、危険。手摺が欲しい。
[二ノ塔へ向かう]

 結局、鞍部付近を除いて、二ノ塔への登り返しも木道歩きとなっていた。泥道を歩かずに済むのは、いいのだが、これでは、地面が硬く、足の裏が痛くなりそうだ。
 11:07、二ノ塔頂上を通過する。
[二ノ塔(振り返って撮影)]

 二ノ塔からは、二ノ塔尾根を下っていく葛葉の泉へのコースを選択。
 この尾根も、登りに使用した三ノ塔尾根と同様、植林帯の尾根だ。だが、こっちの方が、未整備な箇所が多く、どこが登山道か分からなくなる箇所がある。(写真下)
[植林帯を下る(1)]

 傾斜が緩くなってくると、植林帯の中の登山道がハッキリしてきて、だいぶ歩き易くなった。
[植林帯を下る(2)]

 11:59、表丹沢林道に出た。振り返ると、どこが登山道の出口だったのか、よく分からない。(写真下) これでは、逆コースで登ってきたとき、ちょっと迷ってしまうのではないかと思えた。
 この後、葛葉の泉に下るのではなく、表丹沢林道を右に歩く。今日は、再び牛首を通り、大倉に戻るつもりだ。
[表丹沢林道に出た(振り返って撮影)]

 林道を歩いている時、ふと振り返ると、三ノ塔、二ノ塔を見上げる箇所に来ていた。
 上空には、パラグライダーが気持ちよさそうに、いくつも飛び回っていた。
 ....このアングルは、新鮮だった。
[三ノ塔・二ノ塔を振り返る]

 12:34、再び牛首にやってきた。
 帰りは、行きの尾根筋ルートではなく、萩山林道経由で大倉に戻ることにした。
 ....林道といっても、舗装路なので、足の裏が痛くなる。
[再び、牛首へ]

 風の吊り橋を渡る。
 渡り切れば、大倉だ。左手の水無川下流には、新東名高速の新たな道路が出来ていた。
[風の吊り橋にて]

 13:22、大倉到着。
 もう昼も過ぎているし、空いているだろうと、久々にバスロータリーの先にある蕎麦屋(さか間)に行くと、既に外で待っている客が多数。ということで、残念ながら、ビール&蕎麦
(かき揚げせいろが大好き)は、諦めることに。
 ....このために大倉を下山口にしたのだが、判断が甘かった。やはり、休日は、避けるべきだった。

 代わりにYAMA CAFEに入り、生ビールを注文。
 お疲れ様でした。 
[大倉バス停に到着] [YAMA CAFEで、生ビールを注文]


 三ノ塔尾根の登りは、記憶の薄れた牛首までの前半部が、楽しめました。こんな送電鉄塔だったっけとか、こんなフラットな尾根歩きがあったっけとか、林道が増えたな〜等。
 後半部は、シカ柵沿いのルート、急登の階段ルート等、下りに使用した時の記憶がしっかり残っていました。やはり、この尾根の登りは、最後がキツイなという印象となりました。
 ....でも、烏尾山ピークが段々近くなり、そのうち、見下ろすようになるのは、快感。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。