トップページ山行リスト(日付)>丹沢三峰_記録20211127


丹沢三峰・塔ノ岳
 山行日
2021年11月27日(土)    晴      同行者:「山の会2」メンバー 7名
 コース
三叉路(7:50)〜(8:48)御殿森ノ頭(8:55)〜(9:35)高畑山(9:43)〜(11:48)本間ノ頭(12:13)〜(12:40)円山木ノ頭(12:42)〜(13:57)丹沢山(14:16)〜(14:36)竜ヶ馬場(14:42)〜(14:55)日高〜(15:22)塔ノ岳(15:41)〜(15:59)花立〜(16:40)堀山の家(16:48)〜(17:06)駒止茶屋〜(18:33)大倉
 今回、久々に丹沢三峰に行ってきました。
 天気に恵まれ、遠景の山々の眺望も素晴らしく、歩いていて気持ちのいい山行でした。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 7:42、三叉路にて下車。
 バス車内には、登山姿の乗客がまだ5,6人乗っていた。ここで登山者は、全員下車すると思っていたので、これは、予想外だった。望遠レンズは、見かけなかったので、野鳥撮影ではなさそうだ。いったい、どこの山に行くのだろう。鳥居原から権現平・南山の方へ向かうのだろうか。
 ....疑問を抱きながら、三叉路を出発。
[三叉路バス停を出発]

 県道70号線から登山口に入ると、すぐ先に登山ポストがあり、計画書を提出。
 その後は、登りが続く山道となる。いきなり登りが続き、息が切れそうだ。 
 だが、登山口から20分弱で、見事な紅葉に遭遇した。
 ちょうど朝日が差し込み、紅葉がより一層映えていたので、思わず撮影。(写真下)
[いいタイミングで紅葉に出合えた]

 その後も紅葉が続く。全く予期していなかった紅葉なので、メンバーも感動しながら、ゆっくりと進んでいる。
[紅葉が続く]

 撮影を楽しみながら、登山道を進む。
 今までも、このルートの紅葉を観賞したことがあるが、今回が、一番タイミング良かったのではないかと思えた。
[奥は、鍋嵐方面]

 8:48、御殿森ノ頭のピークに寄り道する。石祠に参拝した後、小休止。
 ここから宮ヶ瀬尾根方面を眺める。(写真下)
 逆光で、宮ヶ瀬尾根の紅葉度合がハッキリしないが、どうやら既にピークを過ぎているように思えた。
[御殿森ノ頭にて]

 御殿森ノ頭を過ぎると、紅葉が徐々になくなり、植林帯が目立ってきた。
 登山道の横には、木に付けられた山火事注意の貼り紙に「高畑山No.7」とか、「高畑山No.8」とかが記載されていることに気がついた。どうやら高畑山までは、ハイキングコース扱いのようだ。
 
 
9:35、高畑山頂上に到着し、小休止。
 昔、あった低い展望台は、完全撤去されていて、面影は全くない。周囲の木々が伸びてしまい、周囲の眺望は、イマイチとなっている。また、奥の落葉松林の黄葉は、ほぼ終了していた。
[高畑山頂上]

 青宇治橋への分岐点を過ぎると、登山道は、日の当たらない北側斜面を通るようになる。
 右手には、栂立尾根が続いている。(写真下)
 突起したピークが栂立ノ頭だ。その左に続く尾根は、徐々に標高を上げている。最終的には、今、歩いている尾根と栂立尾根は、本間ノ頭で合流するのだが、ここから眺めていると、尾根の間には、相当距離があり、本間ノ頭は、まだ遠いな〜と思えた。
[栂立尾根を眺める]

 金冷シを通過。
 (写真下)に写っている木の階段の左横には、クサリがあるのだが、クサリを握りながら歩こうとすると、クサリの位置が低すぎる。このため、腰をかがめて歩かなければならないので、返って危険な姿勢になってしまう。
[金冷シを通過]

 高度が上がり、もう紅葉は、無いかなと思ったら、左手に黄葉を発見。(10:24)
 このあたりが、黄葉・紅葉の限界のようだ。
[黄葉に出合う]

 ここを通過する度に腰掛けてしまうサルノコシカケ。
[サルノコシカケ]

 11:39、本間ノ頭南東尾根の分岐点に到着。ここには、目印の「特別保護地区」の大きな看板が立っている。ここまで来れば、本間ノ頭は、近い。

 11:40、振り返ってみると、宮ヶ瀬湖の湖面がだいぶ見えてきたことに気がつく。(写真下)
[宮ヶ瀬湖がだいぶ見えてきた]

 11:48、本間ノ頭到着。
 ここでランチタイムとする。日陰は、かなり寒く感じられ、陽が当たっている場所を探す。
 だが、それでも長居ができない。徐々に身体が冷えてくるので、12:13、出発。
[本間ノ頭に到着]

 確かこの辺りから、左後方に大山が見える筈と思いながら、アングルを確認して撮影。
[大山を振り返る]

 無名ノ頭の下りから、円山木ノ頭への登り返すが、この辺りは、冬木立が目立ち、完全に秋が過ぎ去ったという印象。しかし、この登りは、辛い。 

 12:40、円山木ノ頭に到着。ちょっと立ち止まった程度の小休止をとる。
[円山木ノ頭]

 円山木ノ頭の下りが、こんなに急だったっけと思いながら、整備された木の階段を下っていく。
 だが、足のステップが単調になり、目が回ってくる。長い木の階段は、どうも老眼に良くない。
 その後、土の階段が現れ、少しホッとするが、ここも、それなりに急だ。(写真下)
 ....その先に再び木の階段
[急な下り]

 太礼ノ頭を過ぎ、ようやくラクダのコブのようなアップダウンが消え、徐々に登っていく。
 左右には、植生保護柵が目立つ。
[植生保護柵が目立つ]

 左右にササが現れ、緩やかな登りとなる。逆光で登りにくいが、地図を見て、この先が丹沢山だとわかった。ゴールが見えてきたので、大腿四頭筋をフル稼働させる。
[丹沢山への登り]

 13:53、左手に天王子尾根分岐点を見る。もう少しで丹沢山頂上だ。
 分岐点のすぐ先で、左手に大山を望む。ここからの大山は、流石に標高が低く感じられる。
[左手に大山]

 13:57、丹沢山頂上に到着。
 頂上には、他の休憩者が5,6人。折角なので富士山を撮影と思ったが、完全な逆光で撮影には、今一つ。一等三角点も強烈な西日が当たり、コントラストが強く、写真としては中途半端。
 そんな訳で、カメラを持ってウロウロするが、あまりいいアングルが見つからなかった。
[丹沢山頂上]

 14:16、丹沢山を出発する。
 稜線は、完全に冬木立。(写真下)
 丹沢三峰の時と違って、すれ違う登山者が多い。時間的に見て、どうやら、皆、みやま山荘に宿泊する登山者のようだ。
[塔ノ岳に続く稜線を行く]

 15:22、塔ノ岳到着。ここで小休止。
 山頂にいる何人かの登山者は、サンダル履きから見て、尊仏山荘の宿泊者のようだ。
[塔ノ岳頂上にて]

 頂上から富士山を眺める。丹沢山の時と違って、光線の具合が少し良くなった。
 この光景が見たくて、登ってしまうのが、塔ノ岳だ。
[富士山(塔ノ岳から)]

 15:41、だいぶ日が傾いてきたところで、塔ノ岳を出発。
[塔ノ岳頂上からの階段下り]

 西日が強烈過ぎて、樹林が、紅葉しているように見えた。
 こんな光景は、初めて。
[西日で赤く染まる樹林]

 もうすぐ日が暮れるというところで、箱根の山々を撮影。
 この後は、真っ暗な山道を歩くことになった。
[箱根の空が茜色となった]

 堀山の家で小休止後、完全に日が落ちてしまった。
 その後は、ライトを点けての下山となる。
 18:33、大倉バス停に到着。
 [ようやく大倉に到着]


 後で気がついたのですが、大倉尾根の一本松あたりのモミジは、今がちょうど見頃だったということでした。真っ暗の中、下ってきたので、全く紅葉に気がつかなかったのが残念です。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。