トップページ山行リスト(日付)>鐘ヶ嶽_記録20211229


鐘ヶ嶽
 山行日
2021年12月29日(水)   晴    単独行
 コース
広沢寺温泉入口(9:42)〜(9:55)鐘ヶ嶽登山口(9:57)〜(11:18)浅間神社(11:38)〜(11:41)鐘ヶ嶽(11:54)〜(12:15)分岐点〜(12:27)林道合流点〜(12:30)山神隧道〜(12:42)ゲート〜(13:08)滑岩(13:14)〜(13:22)ゲート〜(13:29)広沢寺温泉駐車場〜(13:50)広沢寺温泉入口
 丹沢を歩き始めて、30年ぐらい年月が経ちましたが、鐘ヶ嶽は、ず〜と自己未踏の山となっていました。2021年のラスト山行として、今回、その鐘ヶ嶽に初めて行ってきました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 厚木バスセンターにて、7:00発七沢行きのバスに乗車。
 本厚木駅を経由しないバスルートが何本かあるが、この七沢行きも、そのルートの一つ。バスは、厚木高校への坂道を登った後、玉川の方へ下っていく。やがて、伊勢原からの県道64号線にぶつかる。ここを右折し、七沢へと向かう。滅多に乗らない経路なので、車窓からの田園や住宅風景が新鮮だ。

 終点七沢の一つ前のバス停広沢寺温泉入口に7:30、到着。
 ここで、さあ出発という時に、ザックから薄手袋が見つからず(予備も見つからない)、結局、少し戻って、コンビニ(セブンイレブン)に行くハメに。
 9:40、コンビニを出て、再びバス停に戻って、スタート。(9:42)
[広沢寺温泉入口バス停]

 バス停から北上し、坂道を登っていくと、トイレを発見。このトイレは、山と高原地図「丹沢」にも載っているのだが、地図上では、この設置場所が分かりにくい。
 2つ設置されていたのだが、1つは、使用禁止となっていた。
[トイレ有]

 鐘ヶ嶽へのルートには、結構、道標や案内板があり、これならば、道迷いも少ないだろう。
[鐘ヶ嶽への小さな案内板]

 9:55、上り坂の途中で、鐘ヶ嶽登山口に到着。
 ここで、ダウン上着等を脱ぎ、ザックに収納。すでに汗が出ている。
[鐘ヶ嶽登山口]

 登山口には、立派な説明板が建っていた。(写真下)
 帰宅後、上杉定正を調べてみた。
 『上杉 定正(うえすぎ さだまさ)は、室町時代から戦国時代にかけての武将・守護大名。相模国守護。扇谷(おうぎがやつ)上杉家当主。一般には『南総里見八犬伝』の影響で扇谷定正の名前で知られている。』 (Wikipediaより)
 さらに読み進むと、
 『扇谷上杉家は関東管領上杉氏の一族で、相模守護を務め関東管領を継承する山内(やまのうち)上杉家の分家的存在であった。
 扇谷家家宰の太田道真・道灌父子は、河越城、江戸城を築城するなどして、扇谷家の勢力は大いに拡大した。
 定正は、太田道灌を相模糟屋館に招いて暗殺。 
 明応3年(1494年)、扇谷家重臣・大森氏頼と三浦時高が相次いで死去すると、同年10月、定正は伊勢宗瑞(北条早雲)と共に武蔵国高見原に出陣して上杉顕定(関東管領 山内上杉家)と対陣するが、急病により死去。荒川を渡河しようとした際に落馬して死去、とも言う。太田道灌の亡霊が定正を落馬させたのだとする伝説がある。』

 上杉定正は、戦上手だったらしいが、それゆえ、結局、山内上杉家との抗争に明け暮れた波乱の生涯となったようだ。
[鐘ヶ嶽と七沢浅間神社の説明板]

 登山口の石段を上がり、登山道を進むと、右手に石柱が現れる。
 二丁目、三丁目、四丁目と石柱が続く。
 あれっ、一丁目は、どこだったのだろうと、一丁目の石柱を見落としてしまったことに気付いた。
[二丁目石柱] [四丁目石柱]

 途中で、右手に関東平野の眺めを得る。
 樹林帯の中を登っていくが、意外に展望ポイントがあることを知った。
[関東平野の眺め]

 採石場を発見する。どこの採石場だと思ったら、その左奥に双耳峰の華厳山が見えたので、西山の採石場だとわかった。見慣れていない方向からのアングルだと一瞬、考えてしまう。
[華厳山から荻野高取山への眺め]

 22丁目では、左手に相模湾が見渡せた。
 ここは、日がよく当たり、休憩場所に最適だ。しばし、相模湾を眺め入る。
[22丁目での展望地]

 さらに樹林帯を登っていく。
 11:04、石段が現れる。
 やがて、28丁目の石柱を見た後、さらに石段を上がっていく。(写真下)
[石段を上っていく]

 石段を上がる途中で、いきなり、ドーンと浅間神社の本殿が眼前に現れ、これは、だいぶインパクトあるな〜と思った。
 11:18、
浅間神社に到着。
 登山口の説明板では、
  「七沢浅間神社」
と記載されてあったが、この本殿手前には、
  「ここは、浅間山七沢神社の本殿です」
の立札が立っていた。いろいろと呼び方があるようだ。
 ここでランチタイムとする。右手には、視界が広がって、ベンチもあるので、そこで腰を下ろす。
 年末ということだろうか。水曜なのに登山者が次々と、やってくる。(10人程度の訪問者を見かけた)
[浅間神社]

 神社から、ほんの数分、登ると、平らな場所に出た。
 ベンチがあり、5人パーティが食事中だった。
 ここが、山頂のようだ。
 周囲は、完全に植林に囲まれ、視界は、よくない。
 頂上の石仏(石像?)が2体が目に入る。よく鐘ヶ嶽のWebサイト等に登場してくる石仏だ。実際にこうやって見てみると、予想していたものより、小さく感じてしまった。
[鐘ヶ嶽頂上]

 鐘ヶ嶽頂上からは、山神隧道の方へ下っていく。
 こちらは、石段がなく、さっさと下っていけた。途中、ロープが設置されている箇所を2つ通過する。

 12:15、十字路に到着。(写真下)
 但し、直進方向の大山ルートは、バリエーションルートだ。だいぶ前に大沢分岐から、ここに下りてきた記憶がある。
 .....調べたら、2005年2月だった。
 今回は、通ったことのない右折ルート(比較的新しい)を選択。
[十字路に到着]

 植林帯の登山道を下っていくと、二の足林道に出た。
 ここで、右折し、山神隧道に向かう。
 トンネル内は、真っ暗で一直線。瞳孔拡大の動きが悪いようで、なかなか暗さに慣れない。中央あたりで、ぐっと歩行速度が落ちてしまった。
[山神隧道を行く]

 トンネルを出ると、右手にトイレを発見。ここは、2つ設置されてあり、両方とも使用可能だった。
 ....何と和式と洋式の2種。
[トンネルを出たところ]

 時間が早いということで、大沢林道に入って、弁天岩(滑岩)に寄り道する。
 すると、岩には、6,7人のクライマーが取付いていた。
 しばし、林道から眺め続けた。
[弁天岩(滑岩)の眺め]

 弁天岩(滑岩)を見学した後、広沢寺温泉の前を通り、舗装路を歩き続け、広沢寺温泉入口バス停に到着。(13:50)
 [広沢寺温泉入口バス停に到着]


 初めて登った鐘ヶ嶽ですが、意外と歴史を感じさせる山でしたので、俄然、興味が湧きました。個人的には、もう2,3度、歩きたいと思っています。来年早々、「山の会」で歩きますので、その時も、楽しみとなりました。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。