トップページ山行リスト(日付)>855m峰/ニカニカ集会_記録20130407


鍋割山・塔ノ岳
 山行日
2022年1月1日(土)・2日(日) 晴・曇      単独行
 コース
表丹沢県民の森ゲート前(9:06)〜(9:35)二俣〜(9:59)ミズヒ沢(10:02)〜(10:26)後沢乗越〜(11:31)鍋割山(12:20)〜(12:54)小丸〜(13:32)大丸〜(14:09)塔ノ岳(泊)
塔ノ岳(7:33)〜(8:18)新大日(8:24)〜(8:58)行者ヶ岳〜(9:20)烏尾山(9:26)〜(10:01)三ノ塔(10:18)〜(10:36)二ノ塔(10:47)〜(11:54)ヤビツ峠(12:03)〜(12:59)蓑毛
 ここ30年ぐらい、仕事と被らない限り、正月は、塔ノ岳に登っています。最近は、大倉尾根ルートが殆どでしたが、2022年の初登山は、鍋割山経由としました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 8:32、小田急渋沢駅にて下車。
 駅前に出てみると、表尾根や鍋割山稜がクッキリ。雲一つない青空が広がる。
 今年の初日の出は、山頂から、しっかり眺められたのではと思えた。
 タクシーを利用し、表丹沢県民の森に向かう。
[渋沢駅前にて表尾根・鍋割山稜を眺める]

 9:00、県民の森到着。
 すでに駐車場は、満杯。駐車場手前の路上脇にも車2台、トラック1台が駐車していた。
 薄手袋と耳当てを装着して、いざ出発。(9:06)
[県民の森駐車場]

 上秦野林道から水無堀山林道に入り、西山林道へ。時間が早いせいか、林道では、あまり登山者を見かけなかった。
 9:59、ミズヒ沢の鍋割山荘ペットボトル置場に到着。(写真下)
 水の入ったペットボトルが太陽光により、キラキラと輝いていたのが印象的。このペットボトルの水は、山荘の鍋焼きうどん用に使用されるもので、登山者にボランティアで山荘まで運んでもらうために置いてある。
 ここで小休止した後、1本のペットボトルをザックに入れて歩き始める。(10:02)
[ミズヒ沢ペットボトル置場]

 10:26、後沢乗越に到着。(写真下)
 ミズヒ沢から植林帯に入ったところで、追い越された単独男性が休憩中だったので、先に行かせてもらう。今日は、体調がいいようだ。
[後沢乗越]

 後沢乗越からの急登も特に息は、乱れず。
 どうやら、ペースが遅めなのが、良いようだ。(その代わり、殆ど休まない)
 10:53、左手に富士山の頭が、チョコッと見えた。
[富士山の頭がチョコッと見える]

 11:06、単独男性とすれ違う時、この時間帯だと、どこから来られたのだろうと思い、尋ねてみた。
 「丹沢山のみやま山荘からです。今朝の初日の出、及び富士山は、最高でした。」
との事だった。今日の天気と、初日の出から見て、明日の御来光も期待できそうだ。

 11:16、富士山が見え始めてから、今回は、長く感じている。今までは、後沢乗越から富士山が見えるまでの方が長く感じていたのだが。(写真下)
[まだ頂上は、遠い]

 11:31、鍋割山到着。鍋割山荘の入り口で、ザックからペットボトルを取り出す。
 山荘前では、休憩中の登山者が鍋焼きうどんを食べている光景が目に入った。
[鍋割山に到着]

 山荘前の斜面から相模湾を眺める。
 すると、利島、新島の他、さらに西側に大きな島が見えていた。神津島だ。新島と神津島の間には、式根島があるのだが、標高が低いので、良く分からない。
 神津島が見えたのは、物凄く久しぶりのような気がした。
[相模湾の眺め]

 今度は、富士山方面を眺める。
 富士山奥の北側には、南アルプスの白い峰が続いていた。
 一通り、撮影が終了したが、身体がまだ熱いためか、冷たい炭酸飲料が欲しくなり、山荘にてペットボトル(炭酸:CCレモン)を購入。その後、山荘主人の草野さんに新年の挨拶をし、久々に世間話をする。
 結局、50分近く、頂上に留まってしまった。12:20、出発する。
[富士山の眺め]

 鍋割山荘を出発してすぐ、いつもの蛭ヶ岳のビューポイントで撮影。
 丹沢の中でも、気に入っている光景の一つ。
[蛭ヶ岳方面]

 12:54、小丸のピークを通過。
 冬木立の光景が好きで、ここも定点撮影地。このため、通過に時間がかかってしまう。
[小丸の樹林帯]

 13:21、大丸の手前にて、これまた、いつもの変形ブナを撮影。
 相変わらず、元気そうな枝振りで何より。
[変形ブナ]

 14:09、塔ノ岳頂上に到着。
 上空は、朝と同様、雲の無い青空が広がっている。
 山頂から見た一通りの光景を撮影後、尊仏山荘に入って、チェックイン。山荘のご主人、花立さんに新年の挨拶した後、布団エリアの2階に上がる。
[尊仏山荘に到着]

 2階で横になっていたら、いつのまにか日の入りの時刻が近づいていた。
 慌てて外に出て、撮影。(写真下)
 今年も感動しながら、日が沈む光景を眺めることが出来た。
[夕日を撮影]

 夕日を撮影後、山荘に戻ったが、再び外に出て、日没後を撮影。(写真下)
 この後、山荘から「夕食の準備が出来ました」との声がかかる。
[日没後を撮影]

 翌日、御来光を撮影しようと、外に出てみたら、なんとガスの中。
 昨日の夕日があれほど素晴らしかったので、今朝の御来光も問題無しと思っていたのだが、現実は、厳しい。
 山頂の温度計がマイナス6度程度だったのを確認後、山小屋に戻り、土間で、コーヒーを注文。
[頂上は、ガスの中]

 昨年同様、蛭ヶ岳方面に行こうと思っていたのだが、こんなガスのかかった天気なので、モチベーションが一気に下がってしまった。
 ということで、尊仏山荘を出発し、表尾根を進むことに。
 木ノ又大日に向かうと、周囲は、霧氷の樹林となっていた。霧氷を撮りながら、進む。
[霧氷の世界]

 8:18、新大日到着。
 新大日小屋は、かつて塔ノ岳山頂にあった日の出山荘と似たような姿になっていた。(写真下)
 この調子だと、廃屋化が進み、解体の運命だろうか。
[新大日小屋]

 政次郎ノ頭を過ぎて、行者ヶ岳方面を眺める。奥の三ノ塔頂上付近は、ガスの中だ。
 足下の木道階段には、薄らと雪が付いていた。チェーンスパイクを装着しているものの、雪が柔らかく、ちょっとハラハラ。
[行者ヶ岳方面]

 クサリ場では、先行の登山者2人組が見えた。
 まだ時間が早かったせいか、三ノ塔側からの登山者とは、それほどすれ違っていない。
[クサリ場を登る]

 クサリ場を過ぎた頃から、すれ違う登山者の数が、格段に増えていった。
 すれ違った男性の一人に聞いたら、朝、菩提峠に車を置いて来たとの事。やはり、この時間帯だと、マイカー登山者だったかと納得。
 
9:26、烏尾山を出発した時点で、クサリ場から15人目の登山者とすれ違っていた。
[三ノ塔が見えてきた]

 三ノ塔への登りでも、登山者が続々とやってくる。 
 ここで再び、すれ違った男性に聞いたら、ヤビツ峠までバスで来たとの事。なんと、こんな天候でもバスがヤビツ峠に来れたのかと、ちょっと驚いていると、ヤビツ峠あたりは、全く雪もなく、問題なかったらしい。
 9:55、お地蔵さんの前に到着。
 ここまで、クサリ場から50人目の登山者とすれ違う。
[お地蔵さんに参拝]

 三ノ塔頂上から、歩いて来た塔ノ岳方面を振り返ってみる。
 どうやら、標高1300mぐらいから上は、ガスに覆われていることが分かった。逆に言えば、このガスの中だけが、雪がちらついたり、気温が下がっているようだ。
[三ノ塔から表尾根を振り返る]

 三ノ塔休憩所の中で、ゆっくりした後、外に出ると、青空が広がってきた。
 朝、尊仏山荘の花立さんからは、「昼には天気が回復する。」と聞かされていたが、確かにそんな兆候だ。
 ....やはり、蛭ヶ岳に行った方がよかったかも。
[三ノ塔休憩所を出る]

 二ノ塔に向かう。
 ここまで来ると、雪は、もう全くない。
[二ノ塔方面を見渡す]

 二ノ塔から木道の続く登山道を下り、富士見橋に出た。
 そこからは、舗装路をテクテク歩いていく。

 11:54、ヤビツ峠に到着。
 使用不可のトイレ建屋の前に簡易トイレが並んでいた。(写真下左)
 そういえば、新しいレストハウスが出来ていたはずと、階段を登っていく。
 すると、新しいレストハウスが目の前に現れた。(写真下右)
 結構、大きい建屋だなと、レストハウスを見上げる。だが、残念ながら、閉店期間中だった。
[ヤビツ峠の仮設トイレ] [ヤビツ峠レストハウス]

 ヤビツ峠発のバス時刻には、まだ時間があるので、ヤビツ峠から柏木林道を下っていく。
 最初は、道が細く、右が急斜面というか崖といったトラバースルートが続く。だが、その後は、歩き易い登山道となる。

 12:59、蓑毛バス停に到着。(写真下左)
 ダイヤを見たら、12:58のバスが行ったばかりだった。
 上空を見上げると、青空が広がって、パラグライダーが飛んでいた。ガスに覆われた今朝の天気は、何だったのかと思えるほどの快晴となっていた。(写真下右)
 ....やはり、蛭ヶ岳だったか。
[蓑毛に到着] [青空にパラグライダー]


 今年最初の山行は、御来光に嫌われてしまいました。非常に残念です。
 いつか、この丹沢で御来光の撮影をリベンジしたいと思っています。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。