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塔ノ岳 〜トレーニング登山〜
 山行日
2022年6月3日(金) 晴→曇(一時雨)→晴 同行者:「山の会」メンバー1名
 コース
大倉(8:11)〜(8:38)観音茶屋(8:40)〜(9:03)見晴茶屋(9:01)〜(9:45)駒止茶屋〜(10:07)堀山の家(10:11)〜(11:06)花立山荘(11:12)〜(11:23)花立〜(11:49)塔ノ岳(12:26)〜(12:49)花立〜(13:03)花立山荘〜(13:47)堀山の家〜(14:03)駒止茶屋〜(15:30)大倉
 先月の平日トレーニング登山は、同行メンバーの日程が調整可能となり、3人での陣馬・高尾山行となりましたが、今月は、日程が合わず、再び個別トレーニング登山となりました。
 場所は、再び大倉尾根経由の塔ノ岳です。今回もトレーニングの名の通り、ザックの荷物を増やし、カロリー消化を増やします。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 前回の大倉尾根同様、7:30渋沢駅改札口にてAKFさんと集合。
 駅前に出て、表尾根方面を眺めると、塔ノ岳がくっきりと見えた。(写真下左)
 ついでに西側に目を向けると、富士山の姿が。思わず、望遠で撮影。(写真下右)
[渋沢駅から表尾根方面] [渋沢駅から富士山方面(望遠)]

 7:40発大倉行きバスに乗車。車内には、登山姿が、我々以外に8人。平日で、この時間帯なら、想定内の人数だろう。 
 7:53、大倉着。上空は、雲一つない青空が広がる。登山者カードを提出した後、GPSをセットしたり、ウェストバッグをザックに収納したりと、準備作業を終えて、8:11、出発。
[大倉を出発]

 陽光が樹林帯の間から差し込んでくる。今日は、暑くなりそうだ。
 大倉では、同じバスから降りた登山者等、何人かを見かけたが、次々と出発していったため、現在、目の前に他の登山者の姿は、見えなかった。
 ゆっくりと登っていくが、もうすでに顔や首から汗が噴き出している。
[舗装路を進む]

 雑事場の平を過ぎ、見晴茶屋への直線路に入る。(写真下)
 ここで、右側から涼しい風が頬に当たった。こんなに涼しい風が吹くなんてと、思わず立ち止まってしまう。
[見晴茶屋に進む]

 9:00、見晴茶屋到着。山小屋は、平日なので、本日は休業。今回は、立ち止まらず、通過する。
[見晴茶屋を通過]

 見晴茶屋を過ぎると、一本松までの長くて苦しい登りが始まる。だが、ゆっくり登ったので、今日は、それほど苦しく感じなかった。その後、一本松を過ぎ、フラットな歩きとなったところにある簡易ベンチにて小休止。(9:24〜9:34)
 ここで1本目のペットボトルを初めて開けて、水分補給。
 
 その後、駒止茶屋手前の階段登りもゆっくり登ることで、なんとかクリアし、再びフラットな歩きとなる。やがて、右手に三ノ塔が見えてきたが、ガスに覆われており、はっきりしない。(写真下) そのガスのせいだろうか。極めて涼しく、上空には、青空が消えていた。やはり、天気は下り坂かと思えた瞬間だった。
[三ノ塔方面の眺め]

 4月には、マメザクラが満開だったが、今は、新緑が続く。(写真下)
 すると、背後からスルスルと単独女性に追い抜かれた。トレラン姿の若い女性だった。走って登れる体力が羨ましい。アッと言う間に視野から消えてしまった。 
[緑一色となる]

 10:07〜10:11、堀山の家前で小休止。ここまで、前回とあまり歩行ペースが変わっていないことに気がついた。ということで、ここから、少しペースアップを意識する。
 10:36、フラットな木道を行くが、上空は、完全に雲(ガス)に覆われてしまった。(写真下)
[上空が曇ってきた]

 花立山荘直下の階段登りを通過。(写真下)
 ウグイスの囀りを聞きながら、振り返ると、全く秦野盆地が見えなくなっている。山全体がガスに覆われてしまったようだ。
[花立山荘直下の階段登り(振り返って撮影)]

 花立山荘で小休止した後、花立に向かう。
 11:23、花立に到着するが、前方に塔ノ岳が見えない。(写真下) ここで、タイムを確認すると、前回より20分程度、早いペースで登っていることが分かった。
[花立に到着]

 花立のピ―クを過ぎてすぐ、左手にトウゴクミツバツツジが満開だった。(写真下)
 今年は、シロヤシオもトウゴクミツバツツジもまだ見ていなかったので、思わず撮影。
[トウゴクミツバツツジを発見]

 金冷シを過ぎて、いよいよ最終段階の階段登りが始まる。いつものことながら、ここが一番キツい。もうすぐ頂上だという心理面から、どうしても無理をして、足早になってしまう。

 11:49、塔ノ岳頂上にようやく到着。前回に比べて、約20分早く着いた。(写真下左)
 上空には、まだ青空が見えていたが、富士山や蛭ヶ岳など、西側の山々は、雲に隠れて見えず。(写真下右)

 ここで、ランチタイムとする。
 頂上の温度計は、16℃を指していたが、汗ビッショリなので、そんなに低く感じられなかった。パンを食べていると、鍋割山上空に色のついた雲が低く浮かび、こちらの方に流れてくることに気がついた。
 「こりゃ、雨雲が近づいてくる〜」
と判断し、食べ終わってすぐに頂上を出発。
[塔ノ岳頂上] [頂上での道標]

 案の定、頂上を出発しすぐ、雨がポツポツと振ってきた。
 AKFさんが雨具の上着を着用する。こちらは、傘を取り出す。正直なところ、夏山低山での雨具着用は、好きでない。(雨具を着ても、発汗量が多いため、結局、自分の汗で服が濡れてしまう)

 12:49、花立通過。(写真下)
 幸い、雨が止んだ。
[花立を通過]

 13:03、花立山荘にて、AKFさん、雨具を脱ぐ。こちらも傘を畳んで、ザックに収納した。
 その後、どんどん下っていくと、13:19、なんと陽が差してきた。(写真下) 先程の雨雲は、どうやら流れていったようだ。 
[陽が差してきた]

 13:47、堀山の家を通過。
 13:56、フラットな尾根歩きとなる。(写真下) すると、上空が急に曇り始め、塔ノ岳の方から雷鳴が突如聞こえてきた。さっきまで陽が差していたのに、この変化は、予想がつかなかった。
[上空が怪しくなってきた]

 14:03、駒止茶屋にてAKFさん、再び雨具の上着を着用。
 相変わらず後方(北)からゴロゴロと雷鳴が聞こえてくる。
 14:12、ここにきて雷鳴が右側(西)の鍋割山方面から聞こえるようになった。AKFさんがスマホを取り出し、雨雲レーダーを確認。畦ヶ丸や蛭ヶ岳北側に赤いエリアの豪雨域が示されていた。どうやら、この大倉尾根は、豪雨域から外れているようだが、雷鳴は、相変わらず続いている。
 
 14:28、突如、雨が激しく降ってきた。AKFさん、帽子の上から、フードを被る。(写真下)
 朝の天気では考えられないほどのザーザー降りとなった。ただ、風がないのが幸いだった。
[雨が降り続く]

 14:35、見晴茶屋。ここでAKFさん、雨具のズボンも着用。
 雨は、バケツをひっくり返したようにますます激しく降ってきた。(写真下)
 だが、幸いにも、ここにきてようやく雷鳴が遠のいた。
[激しい雨となった]

 観音茶屋の手前で、雨が小降りとなったが、雷鳴は、まだ小さく聞こえていた。
 15:17、車道に出る直前にて、突然、陽が差し込んできた。どうやら、雨雲は北東へ移動していったようだ。(写真下)
[雨が止み、陽が差してきた]

 15:30、大倉バス停に到着。
 上空には、青空が見えており、道路は濡れているが、既に乾き始めていた。この辺りは、それほど雨が降らなかったようだ。先程の雨雲が局所的だったことがよくわかる。
 トイレ前の蛇口で、靴を洗った後、渋沢駅北口行きのバスに乗車し、帰路につく。
 [大倉に無事到着]


 今回、トレーニング登山として、登りは、前回よりもタイム短縮となり、成果が出ましたが、如何せん、ザックが重いと、時間がかかってしまい、まだまだ体力不足を痛感します。
 また、下りは、濡れた登山道に対し、とにかく転倒しないよう、安全第一で下っていきました。塔ノ岳頂上から、曇→雨→曇→晴→曇→雨(雷雨)→晴と天気が目まぐるしく変化したのは、初めての経験でした。
 ご同行戴きましたAKFさん、お疲れ様でした。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。