トップページ山行リスト(日付)>榛ノ木丸_記録20220709


榛ノ木丸
 山行日
2022年7月9日(土) 晴     同行者:「山の会2」メンバー1名
 コース
釜立林道ゲート(8:19)〜<釜立沢左岸尾根>〜(10:16)八丁坂ノ頭分岐点(10:23)〜(10:40)榛ノ木丸分岐点(10:53)〜(11:32)榛ノ木丸(1312m)〜(11:52)榛ノ木丸(1292m)(12:01)〜(12:09)榛ノ木丸(1312m)(12:16)〜(13:19)榛ノ木丸分岐点(13:23)〜(13:32)八丁坂ノ頭分岐点(13:34)〜<釜立沢左岸尾根>〜(15:05)釜立林道ゲート
 今回は、「山の会2」山行として、HYKさんとともに榛ノ木丸を目指しました。個人的には、榛ノ木丸の訪問は、12年振りとなります。どんな変化があるのか否か、当日を楽しみにしてました。
 詳細は、以下をご覧下さい。 


 HYKさんとは、今年、袖平山、箱根旧街道(東)、箱根/聖岳、ガタクリ峰、足柄古道などで同行して戴いている。今回は、2人ということで、HYKさんの車に同乗させて戴き、釜立林道のゲート前にある駐車場に向かう。
 8:01、駐車場に到着。幸いにも駐車場に1台分の空きスペースがあった。車から降りて、ズボンの裾と靴の間をガムテープでグルグル巻きにし、ヒル対策を講じる。
 8:19、出発する。
[釜立林道ゲート手前の駐車場エリア]

 8:31、林道を登っていき、釜立沢左岸尾根コースの分岐点に到着。(写真下)
 ここで、林道を離れ、右の登山道に入っていく。ここは、今年2月に袖平山に向かう時、歩いている。その時は、雪道だったので、ヒルは関係なかったが、今回は、違う。
 5月の平丸からの登り(ガタクリ峰)といい、6月の焼山からの登り(丹沢主脈)といい、ヒル攻撃が半端ない状況だったので、今日もヒル攻撃が予想できた。
[釜立沢左岸尾根に入る]

 すると、登山道に入って、尾根に乗るまでの8分間で、ヒル4匹を発見。そして、尾根に乗った後の9分間で、ヒル7匹を発見。やはり、ウジャウジャ状態。
 このヒルの数は、パッと見て、発見できたものだけなので、実際は、もっと多い筈。
 ....だいぶ動体視力が向上した感じ。
 だが、高度が上がることで、幸いにもヒルは見かけなくなった。しかし、暑い。
 ....ちなみにHYKさんは、ベトナム笠?を被っている。ネットによる海外調達品らしい。暑い夏は、これがBESTとの事。
[尾根に乗った]

 10:16、八丁坂ノ頭分岐に到着。(写真下)
 ようやく東海自然歩道に合流できた。ここで小休止。
 晴れていれば、南東側の榛ノ木丸や丹沢三峰方面の展望が広がるのだが、今日は、一面ガスが発生しており、全く見えない。乳白色の壁があるだけだった。
[八丁坂ノ頭分岐点]

 東海自然歩道を姫次方面に歩き、10:40、榛ノ木丸分岐点に到着。ここには、「鳥屋造林組合管理地」という立札が立っているのだが、その立札は、壊れてしまっていた。(写真下)
 小休止後、10:53、榛ノ木丸に向かって出発する。
[東海自然歩道を左折する]

 最初は、踏み跡があったのだが、途中から、消えていた。
 この先、道迷いしそうだったので、GPSを片手で持ち、クマ鈴とストックも取り出す。先を行くHYKさんもクマ鈴を鳴らしながら、進んでいる。
 このあたりの樹林の幹には、緑の苔が付いているのが目立つ。これは、前回の2010年の時と、全く変わっていなかった。また、「鳥屋造林組合管理地」という立札を何度か見かける。これも前回と同じだ。
[植林帯を進む]

 11:06、左右に走っている凹地を横断。(写真下)
 これは、人工的な物なのだろうか。
[凹地を横断]

 GPSで、現在地を確認しながら、進んでいく。相変わらず樹林帯が続いている。
 HYKさんは、初めての榛ノ木丸なのだが、地図が頭に入っているようで、地図を見ることなく、どんどん先を進んでいく。(写真下)
[樹林帯を進む]

 やがて、尾根が細くなってきた。
 以前は、左の巻道が通れたのだが、今は、崩壊してしまい、尾根の小ピークを登るようにルート変更され、安全のため、トラロープが設置されてあった。(写真下)
[尾根の小ピークを通過]

 左手に小さな崩壊地を見る。その後、登り斜面になっていく。
 11:32、榛ノ木丸(1312m)に到着。(写真下)
[榛ノ木丸(1312m)に到着]

 確か、ここには、山頂標識があった筈と探してみたら、もう殆ど判読不能の標識を発見。(写真下左) これは、2010年に訪問した時に見た山頂標識だと分かった。(写真下右)
 山頂標識を撮影後、もう一つの榛ノ木丸(1292m)に向かうことにした。
[今回の山頂標識] [2010年9月訪問時の山頂標識]

 山と高原地図「丹沢」(昭文社)では、1292m地点が榛ノ木丸と昔から記してあり、1312mの方には、山名の記載は、無い。一方、東丹沢登山詳細図(吉備人出版)では、1312mが榛ノ木丸、1292mは、大杉沢ノ頭と記されてある。また、地理院地図には、榛ノ木丸という山名は記されてない。
 どこが、榛ノ木丸の山頂なのだろうか。
 個人的には、1312mが最高峰なので、榛ノ木丸本峰、1292mは、榛ノ木丸東峰という具合にどちらにも榛ノ木丸という名が付けられないだろうかなと思っている。

 榛ノ木丸(1292m)に向かう途中、ブナの木を見上げる。(写真下) 12年前も見た樹木だ。懐かしい。
[ブナの木]

 榛ノ木丸(1292m)の頂上は、木が繁っており、どこが山頂か、相変わらず分からない状況。(写真下) 何か山頂標識らしきものが無いか、歩き回ってみたが、見つからなかった。
[榛ノ木丸(1292m)の山頂付近]

 だが、1292m地点周辺の樹林帯から出たところで、手作りの山頂標識を発見。
 但し、榛ノ木丸ではなく、棒木丸と記載されてあった。
[榛ノ木丸(1292m)の山頂標識を見つけた]

 12:09、再び榛ノ木丸(1312m)に戻ってきた。
 時間的にもちょうどいいので、ランチタイムとしたかったが、この辺りは、虫が飛び回っており、食事する気になれなかった。ということで、来た道を引き返すことにした。
[榛ノ木丸(1312m)に戻る]

 12:22、ガレ場の上から、右の黍殻山方面を眺める。
 残念ながら、黍殻山のピークは、ガスに隠れていた。
[黍殻山ピークは、ガスの中]

 12:26、風が通り抜け、虫もいなかったので、倒木のある箇所で、ランチタイムとした。すると、食べているうちに蛭ヶ岳のピークが、姿を現した。(写真下)
[蛭ヶ岳のピークが出現]

 来た道を引き返しているのだが、意外に疲れる。
 というのも、行きは、下り斜面が多かったのだが、帰りは、登り斜面が多くなったからだ。
[樹林帯の中、この先、登りとなる]

 草地の斜面を登っていく。ここまで来れば、東海自然歩道は、もうすぐだ。
[東海自然歩道への登り]

 13:19、東海自然歩道に合流した。ここで、小休止。
 ペットボトル3本目を飲む。残りは、1/3程度となった。
 13:23、出発し、黍殻山方面へと下っていく。すると、前方にガスが出てきた。(写真下)
[東海自然歩道を下る]

 13:32、八丁坂ノ頭分岐にて、青野方面に左折する。ここで、クマ鈴を外した。
 後は、尾根を下っていくだけだ。先行のHYKさんの歩行が速い。急斜面だが、いとも簡単にスタスタと下っていってしまう。(写真下)
[釜立沢左岸尾根を下る]

 14:16、壊れたベンチにて小休止。
 ここで、3本目のペットボトルを空にし、4本目を開け、一気に半分ぐらい飲んでしまった。
 ....ちなみに「HYKさん=イガイガさん」では、ありません。高身長で、体型もよく似ていますが。
[壊れたベンチで小休止]

 14:30を過ぎた頃から、スピードアップ。ヒルゾーンを一気に駆け抜けていく。
 14:53、林道に合流した。(写真下)
[釜立林道に出た]

 15:05、駐車場に到着。
 早速、ガムテープを剥がし、ヒルチェック。幸い、ヒルは見つからなかった。
 今回、HYKさんの車だったので、青根にある「天然温泉いやしの湯」に寄り道。(写真下)
 風呂から出た後も、ゆっくりと休憩し、帰路についた。
 [いやしの湯に寄り道]


 今回も無事、登頂することが出来ました。
 榛ノ木丸は、12年前と殆ど変わっていませんでした。変わっていたのは、読めなくなった山頂標識ぐらいでした。

 HYKさん、ご同行、誠に有難うございました。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。