トップページ山行リスト(日付)>栂立ノ頭・鐘沢ノ頭_記録20221029


栂立ノ頭・鐘沢ノ頭
 山行日
2022年10月29日(土)  晴     同行者:「山の会2」メンバー 1名
 コース
宮ヶ瀬(7:58)〜(8:43)金沢橋〜(9:39)タロベエ峰〜(10:24)六百沢ノ頭(10:33)〜(11:05)栂立ノ頭(11:20)〜(12:03)1043m峰(12:10)〜(12:25)鐘沢ノ頭(13:06)〜(13:18)1043m峰〜(14:06)栂立ノ頭(14:15)〜(14:46)六百沢ノ頭〜(15:25)タロベエ峰(15:36)〜(16:19)金沢橋(16:26)〜(17:51)宮ヶ瀬
 今回は、栂立尾根の鐘沢ノ頭まで訪問してきました。栂立ノ頭までは、植林帯が目立つ尾根ですが、その先は、自然林なので、今頃、紅葉のシーズンではないかと期待した次第です。
 詳細は、以下をご覧下さい。 


 本厚木駅6:55発の宮ヶ瀬行きバス車内にて同行者の他事鉄さんと合流する。
 乗客は、登山者以外も含め、全部で22人。土山峠や仏果山登山口で降りた乗客はゼロ。三叉路で8人ぐらい登山者が下車。皆、丹沢山方面のようだ。
 7:45、宮ヶ瀬到着。本厚木駅での気温よりも、ここは、日陰のせいか、さらに一段と下がった感じだ。貴重品をザックに入れたり、GPSをONしたりして準備完了。
 7:58、宮ヶ瀬を出発する。(写真下)
 だが、いきなりバス停近くの土産物屋が閉店していたり、蕎麦屋が休業(閉店?)していたことにショックを受けてしまった。ここにもコロナの影響が諸に出ていた。
[宮ヶ瀬を出発]

 県道64号線を横断し、早戸川林道に入る。
 日陰道が続くので、結構冷える。すっかり秋が深まったことを実感。
 林道を歩く間、計8人のバードウォッチャ―を見かける。やはり、ここは、鳥見のメッカのようだ。
 ....今日は、サルの出没は無し。
 8:43、金沢橋を渡る。(写真下)
[金沢橋を通過]

 金沢橋を渡った先で、林道左手の斜面に取り付く。以前は、スズタケが密集していたが、今は、スズタケが刈ってあり、経路が分かるようになっていた。急斜面ゆえ、左右のスズタケを掴みながら登っていく。
[尾根に取り付く]

 植林帯の斜面に出たら左へトラバースする経路があるので、そちらに進む。
 植林帯の斜面を直登すると、尾根の小ピークに登ってしまい、ちょっと遠回りになるので、ここは、左へとトラバースするのが正解。
 8:51、尾根筋の鞍部に出た。(写真下)
[尾根筋の鞍部に出た]

 先頭を行く他事鉄さんから、「ヒル発見!」の声が。
 10月末となり、朝は、結構冷え込む、この時季にまだヒルが出るとは、ちょっと想定外。
 他事鉄さんが、手許の1/25000地形図の上にヒルを置いた。(写真下)
 小さなヒルだが、ヒルには違いない。根性のあるヒルがいたものだと妙に感心してしまった。
[ヒルを発見]

 植林帯の急登を進み、小ピークを1つ越えた後、送電鉄塔下に出た。プレートは、「新多摩線32」と書かれてある。この新多摩線は、大山北尾根に沿って北上してきた送電線で、この先、茨菰山の方に続いている。
 それにしても、鉄塔下にはシカのフンだらけ。結構、シカがいるこが分かる。
 ....ヒルが出てくることも納得。
[送電鉄塔(新多摩線32)の下を通過]

 送電鉄塔から、もう少し登ったピークが、タロベエ峰(532m峰)だ。(9:39)
 ピークと言えども、植林帯に囲まれていて、視界は良くない。
[タロベエ峰を通過]

 タロベエ峰を下っていく。左手にシカ柵が続いていたが、途中、倒れたシカ柵の所でシカ柵の反対側に移動する。
 やがて、鞍部に到着すると、シカ柵がY字状に合流していて、脚立が設置されてあった。(写真下)。 脚立を利用して、シカ柵を越えるが、脚立が不安定なのと、足を掛ける鉄パイプが細く感じられ、折れるのではないかとヒヤヒヤしながら、何とかクリアする。
 ....足が攣ることがあるので、要注意。
 だが、クリアした後、よく見たら、シカ柵に穴があいていたので、脚立を使用しなくてもパスできることが判明し、ちょっとガッカリ。
[脚立でシカ柵を越える]

 急斜面を登っていくと、植林帯が終わり、前方が自然林となった。だが、紅葉しているような樹木は、見当たらない。
 10:14、尾根の先端部に到着。(写真下)
 ここで、やや左に曲がって進んでいく。このあたり、樅ノ木が目立つ。やがて、急登になり、正面にピークが見えてくる。六百沢ノ頭のようだ。
[尾根の先端部からやや左へ]

 10:24、六百沢ノ頭(732m峰)に到着。
 シカ柵に小さな山頂標識を見つけた。ここで、小休止し、初めて1本目のペットボトルを飲む。
 周囲は、植林帯が目立つ。ここもタロベエ峰同様、視界は、広がらない。
[六百沢ノ頭にて]

 左手にシカ柵を見ながら、六百沢ノ頭を下る。鞍部にてシカ柵の間を通り、今度は、シカ柵を右に見るようにして登り返す。左は、植林帯だ。
 急登が続き、息が苦しい。そんな折、壊れたシカ柵扉を通過した後、左手に紅葉を見る。(写真下) 奥に見えるピークは、方角からして大山三峰山のようだ。
[奥に大山三峰山?]

 まだまだ植林帯の急登が続く。右手にシカ柵があるので、場合によっては、このシカ柵を右手で掴んで登っていく。(写真下)
[シカ柵沿いの急な登り]

 11:05、急登が終わった所が、栂立ノ頭ピーク(849m峰)だった。(写真下)
 ここでも小休止。とにかく急登がキツかった事、この上なし。
[栂立ノ頭に到着]

 11:20、栂立ノ頭ピークを出発し、高度差40mぐらい下ったところで登り返しとなる。
 11:45、登り返しの途中で、バラバラとなったハチの巣を発見。クマの仕業だろうか。(写真下)
[ハチの巣が壊されていた]

 ハチの巣を見た後、前方が完全に自然林(主体は、広葉樹林だが、モミもあり)となった。
 斜度は、少し緩やかになったが、経路らしいものはなく、適当に歩き易い所を登っていく。
 11:55、888m地点からの尾根が右手から合流し、左に曲がり、尾根幅が広がった。また、右手に紅葉した樹木が現れた。(写真下)
 この分だと予想した通り、この先の紅葉は、期待できそうだ。
[888m峰の尾根と合流した後、紅葉が目立ってきた]

 緩やかな登りを終えて、12:03、1043m峰に到着。
 ここでは、真っ赤なモミジと遭遇。(写真下)
 予想が当たり、ちょっと立ち去り難い衝動を覚える。
[1043m峰にて]

 だが、この先を見ると、黄葉した樹林が続いている。(写真下) そんな訳で、鐘沢ノ頭では、これ以上の紅葉&黄葉と出会えるのではないかと思え、思わず足が進む。
[鐘沢ノ頭に向かう]

 12:25、鐘沢ノ頭に到着。
 小さな山頂標識(写真下左)と、木の枝にぶら下がった山頂標識(写真下右)を見つけた。
 ここでランチタイムとする。
[鐘沢ノ頭(1)] [鐘沢ノ頭(2)]

 ランチタイム後、頂上周辺を散歩する。
 見上げると、やはり、ここも素晴らしい紅葉だった。思わず、デジカメで撮影開始。 
[鐘沢ノ頭での紅葉その1]

 到着時は、陽が陰っていたのだが、撮影を始めた頃から、陽が差し込んできた。なんとラッキーな事だろう。
[鐘沢ノ頭での紅葉その2]

 こんなにモミジ系の樹木が多いとは、思わなかったので、期待以上の紅葉に大満足。
[鐘沢ノ頭での紅葉その3]

 まだまだ居残りたい鐘沢ノ頭だったが、13:06、出発する。
 今日は、日が短いということもあり、計画通り、引き返すこととした。
[落葉を踏みながら来た道を引き返す]

 13:44、栂立ノ頭に向かう下りにて、左の樹木の間から虹の大橋を発見。
[虹の大橋を望む(望遠)]

 14:04、鞍部から、栂立ノ頭への登りとなる。(写真下) 下山の途中なのに登り返しが、これから何度か出てくるかと思うと憂鬱だ。
[栂立ノ頭への登り]

 14:06、栂立ノ頭に戻ってきた。ここで小休止。
 ふと横を見ると、樹木の間から、大山のピークが見えた。(写真下)
[大山が見えた]

 14:15、栂立ノ頭を出発。シカ柵を右手に見ながら、急斜面を下っていく。途中で、倒れたシカ柵の所で、反対側に移るが、相変わらずの急斜面だ。(写真下)
 シカ柵を掴みながら、下っていく。
[シカ柵を掴んで下っていく]

 鞍部を通過後、六百沢ノ頭への登りとなる。
 右手には、シカ柵が続いている。
[六百沢ノ頭への登り]

 14:46、六百沢ノ頭を通過。
 この先は、一直線の下りだ。こんな下りでも、右膝には、サポーターのお蔭で痛みは出ていない。ちなみにサポーターは、今回、ズボンの上から装着している。お蔭で、サポーターの締付け調整が楽になっている。
 ....ズボンの下に装着すると、締付け調整の際、ズボンを降ろさないといけない。
[一直線の下り]

 14:57、尾根幅が広くなる。ここで、真っ直ぐ下っていくと、早戸川橋に続く尾根を下ってしまうので、地図にて確認し、右方向へ曲っていく。(写真下)
[尾根幅が広がる]

 15:16、脚立のある鞍部を通過。今度は、脚立を使わず、シカ柵の破れた穴を通る。
 鞍部からは、登り返しだ。
 15:25、タロベエ峰に到着。ここで小休止。行きの時、気がつかなかったのだが、ここにも小さな山頂標識がシカ柵に取り付けられていた。(写真下)
[タロベエ峰にて]

 タロベエ峰から送電鉄塔下を通過した後、栂立ノ頭からの下りと同様な植林帯の下りとなる。
 左には、倒れたシカ柵が続いている。(写真下)
[植林帯を下っていく]

 小ピークに登り返した後は、尾根筋を一気に下っていく。ここからの下りは、登りでヒルが出てきたエリアだ。他事鉄さんは、地図を見る時、切株の上に立ってヒルを避けていた。(写真下)
[切株の上でヒルを避ける]

 尾根筋の鞍部にて、右にトラバースした後、両側がスズタケだらけの急斜面経路を下っていく。
 16:19、ようやく林道が見えてきた。(写真下)
[林道が見えてきた]

 林道に出たところで、靴を脱ぎ、ヒルチェック。幸い、ヒルに取り付かれてなかった。
 ここからは、林道歩きで、ホッと一息。
 16:26、金沢橋を渡る。(写真下)
[金沢橋に戻ってきた]

 16:47、汁垂トンネルを抜けたところで、左手に虹の大橋を見る。(写真下)
 また、宮ヶ瀬湖の水位が少し下がっていることに気がつく。
 そんな光景を眺めていたら、だいぶ薄暗くなってきた。
[虹の大橋を見る]

 17:26、宮ヶ瀬商店通りに入ったところで、小休止。
 バス時刻を知っていたので、店の前のベンチに座って、他事鉄さんと乾杯し、時間調整。
 17:51、バス停に到着。
 18:00発の本厚木駅行きのバスに乗車。乗客は、我々だけで、快適に走っていく。次の乗客が乗ってきたのは、別所温泉入口の先にある尾崎だった。
 [宮ヶ瀬に到着]


 今回の山行は、下りといえども、スタスタ下っていけたのは、1043m峰を過ぎ、尾根を右に曲がったくらいまでで、それ以降の下りは、急過ぎて、結構、時間がかかってしまいました。なお、右膝にサポーターをしていたお蔭で、幸い、右膝の痛みは、出てません。
 それにしても、今回は、タイミングのいい、素晴らしい紅葉でした。
 ご同行戴きました他事鉄さん、有難うございました。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。