トップページ>山行リスト(日付)>八国見山・頭高山_記録20230121
2023年1月21日(土) 晴 |
同行者:「山の会2」メンバー 12名 |
渋沢(9:55)〜(10:19)渋沢中学校入口〜(10:39)頭高山分岐点〜(10:41)震生湖分岐点〜(10:42)八国見山分岐点〜(10:58)八国見山(11:12)〜(11:16)車道合流点〜(11:27)八国見山分岐点〜(11:28)震生湖分岐点〜(11:29)頭高山分岐点〜(11:49)雁金神社〜(12:11)頭高山休憩所(12:18)〜(12:31)頭高山(13:03)〜(13:21)頭高山休憩所〜(13:40)白山神社(13:56)〜(14:42)渋沢 |
昨年12月、「山の会2」で、渋沢丘陵の東部である震生湖を訪問しましたが、今回は、渋沢丘陵の西部を訪問してきました。具体的な山は、八国見山と頭高山です。
詳細は、以下をご覧ください。 |
渋沢駅南口を9:55、出発。
上空は、雲があるものの、陽が差し込み、天気は良好だ。
駅前のロータリーの左側を歩いていく。 |
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[渋沢駅南口を出発] |
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稲荷神社の前にて大公孫樹を見上げる。説明板によると、秦野市指定天然記念物となっていて、樹高25m、胸高周囲3.96mとある。だが、樹高は、そんなにないように見える。
細い枝の数が極めて多い。それが、この木を大きく見せている。 |
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[稲荷神社の大公孫樹] |
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公孫樹の先に大山道、矢倉沢往還の石碑を発見。(写真下)
今回、この石碑に初めて気がつく。ここには、古道解説(下記)が書かれてあった。
『ここは、東西に通る矢倉沢往還(江戸赤坂と駿河国吉原を結ぶ)と渋沢峠を経て小田原にいたる小田原道が南北に交差しており、大山や富士参詣をする人々で賑わった。曲松から北に進むと運動公園付近で水無川を渡り田原を経て大山に至る道を「どうしゃみち」と称し、季節になると参詣や巡礼のい人々が行き交った。また、大山参詣者や大山講の人々によって数多く道標が建てられ、近くに江戸屋喜平治の建てた道標もあり、旅宿も何軒かあったという。』
この渋沢峠とは、どこだろうか。小田原に至るルートは、地理的に見て、現在の「峠」(地名)から大井町を通り、酒匂川の左岸を南下したものと考えられる。そうであれば、現在の峠隧道の上あたり、あるいは、篠窪隧道の上あたりだろうか。だが、現在の地図では、渋沢峠という地名を見つけることはできなかった。まあ、「峠」という地名自体が、渋沢峠を含む地名とも考えられるが... |
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[大山道・矢倉沢往還の説明板] |
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県道708号線を南下していき、渋沢中学校入口バス停(峠方面行き)を通りすぎた後、左の小道を曲がる。すると、その奥に道標が立っている。(写真下)
この左折する小道を見逃し、県道を直進してしまうと、峠隧道まで行ってしまうので、要注意だ。 |
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[震生湖への道標] |
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坂道を登っていくと、右手に大山から鍋割山までの山並みが眺望できる。(写真下)
しばし、眺めていたら、二ノ塔・三ノ塔の南側には、新東名の白い高架橋が水平に続いていることに気がついた。 |
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[大山から鍋割山までの山並み] |
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細い舗装路を登り終えると、丁字路に出る。ここは、震生湖方面となる左折の方向に進む。その後すぐ右折し、八国見山に続く舗装路を歩く。
すると、すぐに手書き道標が立っている分岐点に到着。道標には、八国見山へ行くには、左回りと右回りがあることが説明されている。左は舗装路、右は山道だ。ここは、右折することにした。(写真下) |
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[右折して、八国見山へ向かう] |
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樹林帯の中の道を進むと、右手に小さな分岐路があり、それを登っていくと、ものの1分もしないうちに八国見山頂上に到着した。(写真下)
この山は、渋沢丘陵で一番高い場所ということで、秦野市のパンフレットに載るようになり、訪れる登山者が増えた山だ。(山と高原地図「丹沢」では、2014年から掲載) 山頂標識によれば、八つの国とは、上総、下総、安房、武蔵、甲斐、相模、駿河、伊豆を指すようだ。このうち、駿河と甲斐は、富士山だろう。 |
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[八国見山頂上] |
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頂上からは、富士山が望めたが、残念ながら、手前に雲が現れ、富士山の姿は、ほんの一部しか見えてなかった。(写真下) |
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[頂上からの富士山] |
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八国見山から舗装路に出て、引き返すように進み、来た道と合流する。その後、頭高山に続く、ほぼ平坦な道を歩いていく。
やがて、この真下が峠隧道かなと思った。先ほどの稲荷神社で見た石碑に書かれてあった「渋沢峠」とは、このあたりだろうか。そんな風に思いながら、歩いていくと、右手に初めて見る道標を発見。(写真下)
道標には、「須賀神社・渋沢駅方面 散策路経由 約0.55km 渋沢丘陵里地里山を楽しむ会」とあり、右手に細い分岐路が続いていた。
地図で確認すると、南側の峠(地名)から北上して、渋沢に出る道は、現在、この須賀神社へのルートと、先ほど我々が登ってきたルートぐらいしか記載されていない。
ひょっとしたら、この須賀神社へ下るルートが、江戸時代に存在していた峠越えルートなのかもしれない。
....面白そうな道だ。今度歩いてみよう。 |
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[須賀神社・渋沢駅方面の道標を発見] |
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さらに西へ西へと丘陵地帯を進む。
11:49、雁金神社を参拝。ここを通るときは、必ず参拝している。もう「かりがねの松」について書かれた説明板は、文字が薄れ、判読不能の状態になっていた。 |
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[雁金神社] |
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頭高山休憩所前にて、右手に視界が広がる。いつものようにここでも丹沢の山並みを見渡す。
手前には、パノラマ写真の説明板があり、丹沢の山を知らない人でも、大山や三ノ塔、塔ノ岳が、どの山なのか、わかるようになっている。 |
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[頭高山休憩所前での説明板] |
[丹沢の眺望] |
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頭高山休憩所でトイレ休憩の後、頭高山頂上を目指す。
12:31、頭高山頂上に到着。(写真下) すでに休憩しているパーティがランチタイム中だった。我々もここでランチタイムとした。 |
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[頭高山頂上] |
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この頂上からも大山や塔ノ岳方面の山々は、眺められるが、手前の樹林が見晴らしの点では、ちょっと煩い。樹林の間から大山を望む。(写真下) |
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[頭高山頂上からの大山] |
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ランチタイム終了後、西側に下り、頭高山の周回路に合流し、再び頭高山休憩所に戻る。 |
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[頭高山周回路を進む] |
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帰りは、白山神社に寄り道。
ここには、「かながわの名木100選」に「白山神社のスギ」として選ばれたスギの大木がある。(写真下:左側の木) この大木は、秦野市の天然記念物にも指定されている。樹高44m、胸高周囲4.9m、樹齢:約600年(推定)
....この木は、確かに樹高あり。 |
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[白山神社に寄り道] |
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千村、萩が丘と一戸建住宅エリアを下っていき、渋沢駅に向かう。
頭高山からの帰りは、雲が多くなったが、表丹沢方面の山々は、まだよく見えていた。
14:42、渋沢駅に無事到着。 |
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[渋沢駅に到着] |
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八国見山も頭高山も約2年ぶりの訪問でした。途中、蝋梅の黄色い花をいくつか見かけ、白山神社では白梅が咲いていました。これからのシーズン、花の撮影がスタートしそうです。
なお、右膝は、緩い斜面だったせいか、今回、下りでも痛みは、ありませんでした。
御同行の皆様、有難うございました。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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