トップページ山行リスト(日付)>高取山・大山_記録20230617


高取山・大山
 山行日
2023年6月17日(土)  晴      単独行
 コース
鶴巻温泉(6:52)〜(7:13)吾妻山(7:16)〜(7:44)善波峠〜(8:11)念仏山(8:20)〜(9:10)高取山(9:19)〜(9:38)不動越〜(10:40)浅間山(10:42)〜(10:44)蓑毛越〜(11:18)かごや道分岐点(11:40)〜(11:59)16丁目〜(12:29)ヤビツ峠分岐点〜(12:39)大山(13:04)〜(13:17)ヤビツ峠分岐点〜(14:22)ヤビツ峠レストハウス(14:41)〜(14:42)ヤビツ峠
 6月に入っても予定が多く、なかなか山に行けない状況が続きましたが、後半になってから時間が取れるようになり、積極的に山行計画を立て始めました。
 その第一弾は、大山です。今回の目的は、ヤビツ峠レストハウスで、まだ味わったことない生ビールを飲むこととしました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 生ビールを飲むのであれば、なるべく汗をかき、喉の渇きがあった方がいいだろうと、今回は、大山を鶴巻温泉から登ることを計画。こんなに朝早く、鶴巻温泉駅で降りるのは、珍しい。上空は、青空が広がる。天気の心配は、無さそうだ。
 駅前のコンビニで冷凍ペットボトルを1本購入して、6:52、駅を出発する。
[鶴巻温泉駅]

 今日は、トレランシューズとしたので、靴が軽く、登りもテンポよく進んでいける。
 7:13、吾妻山に到着。相模湾方面を眺めるが、この時季は、霞んでしまい、海がはっきりしない。撮影しただけで、すぐに出発。
[吾妻山からの光景]

 水曜の夜に雨が降ったせいか、山道は、まだ濡れている箇所があり、滑りやすくなっていた。下りは、スローダウンして進む。
 7:44、善波峠到着。ここには、石仏群と矢倉沢往還の説明板が立っている。(写真下)
 腰を下すことなく、ちょっと小休止。 
[善波峠]

 善波峠から先、この時季、ヒルの巣窟エリアであることが経験上、分かっている。そんな訳で、足元に注意しながら進む。
 7:57、300m峰のピークを少し右から巻いて行くところで、右の靴の甲にヒル(小型)を発見。よく見たら、左の靴にもヒル(小型)を発見。
 「出たな!」と、思い、駆除。
 送電鉄塔(東秦野線14)下を通過した後、ふと右足を見たら、またしてもヒル発見。3匹(中型、小型*2)を駆除。これは、ちょっと靴を総チェックする必要があると思ったら、幸いにもすぐ先が念仏山だった。
 8:11、念仏山到着。ここのベンチに座り、靴を脱いでヒルチェック。すると、ヒル4匹が見つかる。そのうちの1匹は小さく、靴紐の通る穴近くに上手く隠れていたが、引っ張り出した。これらのヒルは、全て塩漬けの刑に処した。
[念仏山頂上]

 高取山の登りの途中で、南西尾根筋に乗る箇所がある。道標[大山・蓑毛、鶴巻・弘法山]が立っている箇所だ。ここで、その南西方面に5mぐらい寄り道すると、富士山が見えた。(写真下)
 雪が白い筋となり、富士山も夏山姿になっていた。
 ここで、左足ソックスの上からヒルが噛みついているのを見つけ、即駆除。このルートで、これほど取り付かれたのは、初めてかもしれない。
[富士山が見えた]

 南西尾根筋の先は、さらに急登になる。おまけに木の根っこが半端ない。(写真下)
 まだ足元には、ヒルがいる可能性が高いので、登りでも自然と足が速くなる。
[高取山への登り]

 9:10、高取山到着。ハアハア言いながら、ここのベンチに腰掛け、またしてもヒルチェック。
 だが、幸いにもヒルは見つからなかった。「ヒルがすごいですね」と、先行して休憩中だった同世代ぐらいの単独男性と話していたら、男性がヒル忌避剤である「ヒル下がりのジョニー」を靴にスプレーしてくれた。
 男性は、先日、弘法山の馬場道でヒルにやられたそうだ。
 ....今年は、ヒルが大量発生?
 男性に御礼を言って、先に出発する。(9:19)
[高取山]

 高取山から先は、経験的にそれほどヒルに取り付かれたことはなかったが、油断は禁物。
 相変わらず、足元に対し、定期的なチェックを行う。
 高取山からは、急な階段下りが2回連続するのだが、2回とも、右膝に痛みは発生しなかった。これならば、右膝痛は、治ったのではないかと思えてきた。
 9:38、不動越の分岐点を通過。すぐ先の不動明王に参拝。(写真下)
[不動明王]

 9:40、林道合流点に着き、舗装路上の日の当たる所で、靴を脱ぎ、ヒルチェック。すると、左手小指に何とヒル(中型)を発見。いつ取り付かれたのか不明のヒルだが、中型で憎たらしい。熱くなった舗装路上に置いて、直射日光を浴びさせる。だが、その後、潰しの刑だと、小石を探している時に逃走されてしまった。
 ....やはり、塩漬けにすればよかったと後悔。
 そんな時に、先ほど高取山頂上で「ヒル下がりのジョニー」をスプレーしてもらった男性(以降、「ジョニーの男性」と記載)が、林道を横断していくのを見る。
 今回、これほどヒルに取りつかれるとは想定外だった。この先は、経験上、ヒルには遭遇していないのだが、どうだろうか。ちょっと心配になる。
 ....ジョニー効果を期待。
[林道合流点]

 林道合流点から尾根筋を登っていく。滑りやすい急斜面で、登りでも緊張感が漂う。
 10:07、左下に林道が見えた。だが、林道上に野草がビッシリ茂っていて、林道ではなく、緑の花壇のように見える。(写真下)
 林道ができた時は、当然のことながら、林道上には草が全くなかった。だが、何年か前に、この光景となり、未だ変わっていない。この野草は、秋に白い花が咲く多年生植物のマルバフジバカマだったと思う。シカが食べないということが広がる原因と言われているが、それ以上に繁殖力が強すぎる外来種らしいので、そのうち、丹沢全体に広まっていくのではないだろうか。(と、この光景を見る度に思ってしまう)
[林道が緑の花壇]

 10:12、前方に電波塔2基が見えた。(写真下) ようやく電波塔エリアに突入だ。この先に別の2基が建っているのだが、ここでは、まだ見えていない。
[電波塔が現れる]

 電波塔エリアを過ぎると、幅広の林道歩きとなる。(写真下) 林道上には日が当たり、これならばヒルは出てこないと思えた。また、道の左右は、植林帯が壁のように続き、景色が全く見えず、退屈な歩行が続くが、傾斜は、緩やかとなり、おまけに涼しい風が吹いてくるので、歩くには嬉しい所だ。
 10:34、登山道が尾根筋から外れ、左への巻道となるところで立ち止まる。今回は、浅間山のピークに寄り道しようと、ここからは登山道ではなく、直進して尾根筋沿いを登っていくことにした。
[幅広の林道を進む]

 10:40、浅間山頂上に到着。山頂と言っても、視界が広がる場所ではない。三角点と山頂標識を撮影しただけで、すぐに出発。(写真下)
[浅間山頂上に寄り道]

 浅間山から登山道ルートに戻ると、すぐ先が蓑毛越だ。(10:44)(写真下)
 まだ休憩する気になれず、ベンチを通過していく。
[蓑毛越を通過]

 蓑毛越を過ぎると、斜度が一段と厳しくなった。急登の一直線登りとなる。(写真下)
 時々、息を整えるために立ち止まり、ついでにヒルチェックするが、ヒルは幸いにも見つかっていない。どうやらヒルエリアを脱出したようだ。
 10:59、石仏群まで登り、ようやく斜度が緩くなったので、小休止。ここで、ようやく冷凍ペットボトルが解け始め、飲めるようになった。
 その後は、木道が現れ、歩き易い道となる。
[蓑毛越の先は、急登となる]

 11:11、ジョニーの男性が小休止中だったので、挨拶して、先に行かせて戴く。
 
11:18、かごや道分岐点に到着。(写真下) ここで空腹感を覚え、早めのランチとした。ベンチに腰を下してランチしていると、かごや道から大山頂上に向かう登山者が続々とやってきた。やはり、今日は、土曜日だと思える光景だった。
 ....ここで再び、ジョニーの男性に「暑いですね〜」と話し、追い抜かれた。
 11:40、出発。
[かごや道分岐にて]

 11:59、階段を登り詰めて、十六丁目に到着。ここは、下社から続く表参道との合流点ということで、登山者7人がベンチで休憩中。
[十六丁目に到着]

 12:10、富士見台(二十丁目)に到着。(写真下)
 今日は、この時季、珍しく富士山の姿を拝むことができた。そのためか、周囲には、大勢の登山者が休憩中で、富士山をバックに記念撮影している姿が見られた。
[富士見台からの富士山]

 それにしても下山者の多いこと。
 16丁目から、大山頂上手前の上の鳥居まで、すれ違った下山者は、128人。
 ....暑さに負けて意識がボーとならないよう、ひたすら数えていた。
 12:45、本社を参拝後、山頂標識に到着。(写真下) この周辺は、日当たりがよく、木陰が少ないため、休憩している登山者数は少ない。
 この山頂標識の所で、ジョニーの男性と再会。聞けば、今朝は、秦野から弘法山を経由して北上されてきたとのこと。これから再び、高取山、弘法山と来た道を戻る予定と聞いて、ちょっとビックリ。
 ....この後、ヤビツ峠で生ビールですとは言い出せず、ただヤビツ峠に下りますと話して別れた。
[大山頂上標識]

 頂上裏手に回って、富士山や丹沢方面を見渡す。(写真下)
 まだどうにか富士山は薄く見えていた。
[頂上裏手に回って、富士山・丹沢を望む]

 頂上からの裏道を下り、下の鳥居にて表参道と合流。
 13:17、ヤビツ峠分岐点に到着。ようやく生ビールに近づいてきた。
 どんどん下っていく。すれ違う登山は、一気に見かけなくなってしまった。すると、目の前にヤマボウシの白い花が目に入り、思わず撮影。(写真下)
[ヤマボウシの白い花が目立つ]

 もうすぐヤビツ峠レストハウスだというところで、左の展望が開ける。ここは、ヤビツ峠から大山に登る時、いつも撮影していたビューポイントなのだが、今まで鷹取山(大磯)を意識したことがなかった。だが、今回、5月に登ったということで、鷹取山(大磯)のピークは、どこだろうと探し始める。
 この眺望で残念なのは、標高219mの鷹取山(大磯)よりも、標高136mの吾妻山(二宮)の方が高くて大きく見えてしまうことだ。鷹取山周辺の台地が全体的に盛り上がっているために鷹取山がどうしても低く見えてしまうようだ。
 なお、この下りに関しても、右膝の痛みは全く出てこない。膝のストレッチだけでなく、5月に3週間、山に行けてなかったのが逆によかったのだろうか。
[高麗山、鷹取山(大磯)、吾妻山(二宮)を望む]

 14:22、ヤビツ峠レストハウスに到着。(写真下左)
 室内は、すでに客先で賑わっていた。テラスの日陰テーブルが一つ空いていたので、その席を確保し、念願の生ビールとつまみを注文。
 先に生ビールが来た。(写真下右)
 つまみが来るのを待てず、一気に3/4以上、飲んでしまった。いや〜、喉が渇いていたので、喉ごしは、最高だった。その後、出てきたつまみをゆっくりと食べ始める。
 ....実は、このつまみが美味しかった。
[ヤビツ峠レストハウス] [念願の生ビール]

 バス時刻を気にしながら、レストハウスを出た。
 ヤビツ峠14:51発の秦野駅行きに乗車。意外と車内は、空いていた。14:34発の後のバスだったせいかもしれない。ビールの酔いからか、バスが発車した途端、深い眠りに陥ってしまった。
 [ヤビツ峠からバスに乗車]


 前半は、ヒルに苦戦しましたが、後半は、予定通り、生ビールを堪能することができました。暑さで後半、バテ気味だったせいか、生ビールで一気に酔いが回りました。
 ....今度は、丹沢ロイヤルカレーを食べてみたい。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。