トップページ山行リスト(日付)>大山・浅間山_記録20231224


大山・浅間山
 山行日
2023年12月24日(日)  晴     単独行
 コース
ヤビツ峠(9:07)〜(9:08)ヤビツ峠レストハウス(9:40)〜(9:41)ヤビツ峠(9:47)〜(10:48)大山(11:14)〜(11:41)富士見台(11:43)〜(11:52)16丁目(11:54)〜(12:11)かごや道分岐点(12:20)〜(12:44)蓑毛越(12:58)〜(13:02)浅間山(13:05)〜(13:42)509m峰分岐点〜(13:51)509m峰〜(14:19)363m峰(送電鉄塔(秦浜線No.6))(14:24)〜(14:46)小蓑毛橋〜(14:58)才戸入口
 今回の山行は、今年やり残した事を実施したいと思い、下記を計画しました。
(1)ヤビツ峠レストハウスで、ロイヤルカレーを食べること
(2)大山南尾根の途中、
枝尾根の509m峰・363m峰ルートの再確認
 (1)は、まだ味わっていないという単純な理由です。(2)は、2016年12月に初めて歩いた時、363m峰以降のルートでミカン農家の男性にシカ柵のゲートを開けてもらい、例外的に下りることができました。そこで今回は、別ルートで下ろうと計画しました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 カレーを食べるのは、下山後と考えたのだが、そうなると登りのルートがなかなか決まらない。ということで、今回は、登る前に食べることに。
 秦野駅からのヤビツ峠行きバス8:24発に乗車。もっと早いバスに乗っても、店の開店が8:30(休日)からとなっていたので、このバスでいいだろうと判断した。
 9:03、ヤビツ峠に到着。(写真下)
[ヤビツ峠に到着(奥にレストハウス)]

 すぐさま階段を登り、ヤビツ峠レストハウスに向かう。(写真下左)
 今風の薪ストーブで暖を取っている店内に入ると、まだ席は、空いていた。カレーライスをコーヒー付きのセットで注文。少し待った後、カレーライスが出てきた。(写真下右) テーブルに置かれた瞬間、バターのような香りが漂う。さすが欧風カレーだ。辛さはマイルドで、食べやすい。肉は地元の三元豚と聞いていたが、これがやわらかくて旨い。このためスプーンの動きが速くなる。
 アッという間に食べてしまった。また、食後に飲んだコーヒー(ブラック)も味わい深く、最初の一口を飲んだ時、思わず、「おっ」と声が出てしまった。
 食事を終えると、ホッとしてしまい、これから登るという事を忘れてしまいそうだった。気合を入れて外に出る。
[ヤビツ峠レストハウス] [丹沢ロイヤルカレー]

 9:40、ヤビツ峠レストハウスを出て、登山カードを出すためにバス停まで一旦戻った後、9:47、ヤビツ峠を出発。
 9:57、右手に高麗山と湘南平を見る。(写真下) 平野部の方も厚い雲に覆われていた。
[高麗山・湘南平を見下ろす]

 今日は、足取りが軽く、膝の痛みも出ておらず、調子がよさそうだと思っていたのだが、後方から単独女性に追い抜かれ、ちょっと自信喪失。頂上の鳥居に到着した時、時計を見ると、確かにヤビツ峠からここまで1時間ちょっとかかっているので、速くはない。
 ....やはり、トレーニングがマストなのは明白。
[頂上の鳥居に到着]

 10:50、大山頂上に到着。今日の天気はイマイチだが、意外にも休憩している登山者が多い。(写真下) 頂上光景を撮影後、丹沢が見える裏手に回ってみる。
[大山山頂標識]

 裏手に回ってみたが、塔ノ岳も丹沢山もガスで全く見えない。大山頂上は、完全にガスに覆われているようだ。(写真下)
[丹沢方面は、全く見えず]

 11:14、頂上の鳥居を出発し、来た道を引き返す。その後、ヤビツ峠分岐点からは、表参道を下る。すると、ここにきて陽が差し込んできた。見上げれば、青空が見える。どうやら雲が消えたり、移動しているようだ。
 11:32、団体さんとすれ違う。30人ぐらいの長い列の団体さんだった。(写真下)
[団体さんとすれ違う(振り返って撮影)]

 11:41、富士見台に到着。すっかり天気が回復していた。だが、富士山は、手前に雲があり、ちょっと残念な景色だった。(写真下) ちなみに頂上の鳥居からここまで74人とすれ違う。これは、2つの団体さんとすれ違ったのが大きい。
[富士見台からの富士山]

 富士見台から48人とすれ違った後、十六丁目に到着。ここで、表参道から外れ、蓑毛越の方へ下っていく。最初は、歩き易い階段状の道なのだが、そのうち岩の多い歩き難い道となる。だが、右膝の痛みが出てこないので、下半身のバランス感覚が冴えていて、リズムよく下っていける。
 ....足は絶好調!
[十六丁目の道標]

 蓑毛越にて小休止。前回は、雨の中の訪問だったが、今日は、いい天気。ここでコーヒーを作ってしばし休憩。(写真下) 表参道と違い、こちらは、極端にすれ違う登山者が少ない。十六丁目からは、かごや道分岐手前で1人、休憩中に1人の計2人だけだった。
[蓑毛越で小休止]

 蓑毛越を出発すると、なんと新しい林道が南から延びていた。(写真下)
 結構、道幅のある林道だ。このまま延長していくと、蓑毛越の光景もガラリと変わってしまいそうだ。また、蓑毛越の先へと林道は、進んでいくのだろうか。気になるところだ。
 ....大山南尾根は、現状、林道だらけになっている。今までの林道全部を反映させた地図を見てみたい。(半原高取山と同様)
[新しい林道が延びていた]

 新しい林道を右に見ながら進み、途中で左折し、浅間山へ寄り道。(写真下)
 山頂光景に変化なし。山頂標識を撮影し、同じルートで登山道に戻る。
[浅間山に寄り道]

 登山道に戻り、先ほどの新しい林道を右下に見る。何年かしたら、この林道が登山道になってしまうのだろうか。
[新しい林道が右手に続く]

 新しい林道が終わり、以前からの尾根筋上の林道を歩く。この辺りも道幅が広い。また左から右からと比較的新しい林道が合流している。
 やがて、電波塔が見えてきた。(写真下)
[電波塔2基に出合う]

 さらに南尾根を南下していくが、もう登山者とは全く出会わない。気味が悪いのでクマ鈴を取り出す。また、道の左右には、立ち枯れのマルバフジバカマが目立つ。(写真下) 来年も再び、この草が繁殖していくのだろうか。毎年、勢力範囲を広げているような気がする。
 この後、別の電波塔2基の横を通り過ぎる。
[立枯れたマルバフジバカマの群落]

 13:42、509m峰への分岐点に到着。ここで登山道から離れ、今回の目的ルート、右手の509m峰の枝尾根に下っていく。(写真下)
 ....ここから短いバリルートに突入。
[509m峰への分岐点]

 尾根筋は、歩き易い植林帯だ。下った後、緩く登り返すと、509m峰に到着。ここも植林帯で見晴らしは望めない。(写真下)
[509m峰]

 509m峰からの下りでは、右にシカ柵を見ながら下っていく。前回の記憶が蘇り、特に地図を見なくても進んでいけた。
 14:00、左下に林道が見えた。(写真下) 急斜面を慎重に下り、林道へ降り立つ。
[林道が見えた]

 林道を進むと北西方面に稜線が見える。(写真下) 手許の地図で調べてみると、送電鉄塔が立っている先が岳ノ台だと分かった。岳ノ台の奥が三ノ塔なのだが、手前の岳ノ台とちょうど重なっていて三ノ塔の稜線の一部だけが見えている。
[林道を少し西に進む]

 岳ノ台方面を眺めた後、左の斜面を下っていく。(写真下) ここも見覚えがあった。右に保護柵を見ながら踏跡を進む。
[保護柵沿いに下っていく]

 前方にササヤブが現れる。こんな所、通ったっけと過去の記憶にはなかったが、ササヤブの間に踏跡があり、突き進む。(写真下)
[ヤブの間に経路あり]

 ササヤブを抜けると、巨大な鉄塔が現れた。(写真下左) ここが363m峰ピークだ。
 お〜、ここだ、ここだと、以前、来たことを思い出した。西側の送電線の先には富士山が見えている。(写真下右) 7年前の前回は、ここから南西尾根に続く、地図上に記載されている破線ルートを下ったのだ。

 今回は、その南西尾根を進まず、送電鉄塔巡視路を通るつもりで西側を眺めてみるが、驚いたことに前回と違って、ササが茂ってしまい、巡視路がどこだか分からなくなっていた。
 ....前回の時は、この鉄塔下から巡視路が明確に見えていた記憶あり。(ちょっと汗)
[送電鉄塔(秦浜線No.6)を見上げる] [富士山が見えていた]

 巡視路をメンテしないで送電鉄塔がメンテできるのか、巡視路のルートが変わってしまったのかと思いつつ、送電鉄塔巡視路は、確か送電線の下だったと思い、その方向に一歩踏み出す。しかし、周囲は、ササだらけ(幸い、背は低い)で、巡視路は見当たらなかった。(写真下) ちょっと計画が狂ったな〜とササの中をウロウロする。
[送電鉄塔を振り返る]

 クマ鈴を鳴らしながら、送電線方向へさらに奥へ進んでみたら、ついに巡視路を発見。記憶が正しかったことにホッと一息。木材?/金属?/プラ?なのか、よくわからない材料で、階段枠?が埋め込まれていた。(写真下)
[送電鉄塔巡視路を発見]

 これで下っていけると思ったのも束の間、巡視路の階段枠を見失ってしまった。(写真下) どうやら傾斜が緩やかになったせいか、階段枠が設置されていないようだ。適当に下りやすい方へ進んでみる。すると、階段枠を再発見。こんなことを繰り返しながら、下っていく。
[巡視路を見失う]

 またしても階段枠を見失う。ここは、正面が背丈のあるササヤブとなっていた。だが、真ん中は、人が通れそうだ。思い切ってササヤブを掻き分け前進。(写真下)
[ササヤブの間を進んでみる]

 下っていくと前方は、密集したササヤブとなり、これは、流石に突入できないと思ったら、左への経路を発見。思わずその方向へ進むと、幅広の経路に飛び出た。(写真下) ようやく経路らしい経路に出たところで小休止。前方には、送電鉄塔が続いているのが見えた。
[幅広の経路に出た]

 ササが刈られた経路を下っていくと、植林帯に入る。すると、道が明瞭になってきた。眩しい太陽光が顔に当たる中、スタスタと下っていく。(写真下)
[植林帯内の経路となる]

 植林帯を抜け、ついに舗装路に出た。(写真下)
 そのまま舗装路を進んでいき、小蓑毛橋を渡る。ここで川沿いに南下していくと道標を見つけた。不動越に続く登山ルートの道標で、反対方向は、才戸入口バス停だった。ということで道標に従い、バス停に向かう。
[舗装路に出た]

 14:58、才戸入口バス停に到着。
 バス時刻を見ると、次は、15:00発で、待ち時間は、ほんの僅か。これはツイているなと待っていると、バスがやってきて、今回は、タイミングよく秦野駅に向かうことができた。
 [才戸入口バス停に到着]


 今回は、いきなりロイヤルカレーを味わい、満足満足と思いながら大山を登った後、南尾根を下り、509m峰の枝尾根を進むことで、なかなか楽しめました。昨今は、ちょっと熊との遭遇が怖いのですが、やはり未知ルートというのは、面白いものです。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。