トップページ>山行リスト(日付)>鳶尾山_記録20240327
鳶尾団地(12:40)〜(12:46)天覧台公園〜(13:08)金毘羅神社(13:11)〜(13:15)鳶尾山観光展望台(13:31)〜(14:05)鳶尾山(14:34)〜(14:48)やなみ峠〜(15:06)まつかぜ台 |
今回は、一等三角点のある鳶尾山に行ってきました。調べましたら、2010年3月以来ということで、14年振り2回目の訪問でした。詳細は、以下をご覧下さい。 |
今回は厚木にある鳶尾山ということで自宅を出るのが遅くなってしまった。
本厚木駅11:54発の鳶尾団地行きのバスに乗車。バスはスイスイと走っていくものと思っていたら逆で、意外と道路が混んでいてノロノロ運転状態。ようやく鳶尾団地に着いたのは12:32だった。
バス停前で準備をしていたら、乗ってきたバスは回送となり、すぐに発車してしまった。てっきりここから折り返しで厚木バスセンター行きとなるのかと思っていたのだが、そうではなかった。
...回送してでもバスを移動させ、もっと効率的な運行がある模様。 |
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[鳶尾団地バス停] |
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鳶尾団地バス停を12:40出発。バス停前の道路を左折し一戸建住宅街を進んでいくと、右手に小さな公園が見えてきた。天覧台公園だ。青い手摺のついた階段が出迎えている。(写真下左)
その横に「鳶尾山ハイキングコース案内板」が立っている。(写真下右) 今日は案内されている道を進む予定だ。案内板には、『一等三角点を見に行こう』という文字があり、さらに読んでいくと『日本最古の三角点の一つがこの鳶尾山山頂にある一等三角点です。』と書かれてあった。
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[スタートは階段登り] |
[鳶尾山ハイキングコース案内板] |
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階段を登り終えると山道が続いている。(写真下) |
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[登山道となる] |
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13:07、前方に赤い鳥居が見えてきた。道は三方に分かれるが真ん中の赤い鳥居への道を進む。すると目の前が広場となり、なにやら新しい祠が建っていた。(写真下)
傍の説明板によると、『鳶尾山金毘羅神社は、養徳寺第二世中興心外悦禅師大和尚により慶安三年(1650年)に創建されました。これは江戸の金毘羅宮より150年も古く、相模国・武蔵国最古の金毘羅神社と言われています。(以下略)』との事。
現在の神社が再建された時期については記載がなかったが、どうやら令和に入ってから建てられたようだ。 |
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[金毘羅神社] |
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14年前の画像を再掲。(写真下) |
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[14年前の金毘羅神社] |
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金毘羅神社を過ぎると、すぐに鳶尾山観光展望台が現れた。(写真下) 14年前と展望台の色に変わりはなく、あのオレンジ色の帯のようなデザインに記憶が蘇った。 |
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[鳶尾山観光展望台] |
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早速、展望台に上ってみる。まずは、関東平野方面を眺める。(写真下) 横浜ランドマークタワーが見えた。さらに目を細めていく。 |
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[展望台からの光景] |
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こんなにいい天気ならば、東京スカイツリーが見えているのではないかと肉眼でじっくり探してみると案の定発見。だが、一度目を逸らすと、再度見つけるのに時間がかかった。そのくらい微妙な見え方だった。(写真下) |
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[東京スカイツリーを撮影(望遠)] |
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反対側では大山の姿がクッキリ。(写真下) 大山は、どこから眺めても形がいい。 |
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[大山方面の光景] |
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展望台で眺望を楽しんだ後、鳶尾山に向かう。すると、平日にもかかわらずハイカーとすれ違う。(男女1組、単独男性*2、単独女性、女性2人組と立て続けに7人)
13:44、鳶尾山山頂まで0.65kmの道標を通過する。(写真下) |
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[鳶尾山山頂 まで0.65kmの道標] |
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道標の先で左手の展望が開けた。(写真下) 左端に大山が見える。画面右端の三角形の山は経ヶ岳、その左は華厳山、その左は荻野高取山だ。また、荻野高取山の左奥に遠く見えていたのは竜ヶ馬場、その左が日高で、ギリギリ塔ノ岳のピークも見えていた。
ここにきて、大山方面の空が完全に曇ってしまった。 |
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[大山方面を眺める] |
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13:47、道が二分する。(写真下) 道標から右に誘導されたので、ハアハア言いながら小ピークに登る。だが、この小ピーク、特に展望がいいと言う訳でもなかった。これならば道標の左上に小さく書いてあった手書きの「↑近道」を信じて、左を行けばよかったと後悔。 |
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[道が二分する] |
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稜線沿いに進んでいき、ついに鳶尾山への登りとなった。
14:05、鳶尾山頂上に到着。「鳶尾山頂」と書かれた石碑を撮影。(写真下左) その後、少し離れた所にある一等三角点を撮影。(写真下右) |
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[鳶尾山頂の石碑] |
[一等三角点] |
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14年前には無かった説明板が一等三角点の傍に2つ立っていた。その一つが一等三角点鳶尾山の説明板だ。(写真下)
『(前略) その中でも日本最古の三角点の一つとして、地図づくりや近代測量の進展に大変重要な役割を果たしたものが、この一等三角点「鳶尾山」です。(後略)』 |
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[一等三角点鳶尾山説明板] |
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もう一つの説明板は『クイズ!一等三角点「鳶尾山」』だ。(写真下) ここには、問題が5つ出されている。その中で興味を引くQ&Aがあった。
【問題5】鳶尾山の山頂は、厚木市?愛川町?
【答え】厚木市 「一等三角点のある鳶尾山山頂は厚木市棚沢です。なお山頂一帯の土地は愛川町が所有しています。」
厚木市の土地を隣接する愛川町が所有しているとは、ややこしい。だが、これで納得できる事があった。最初に撮影した鳶尾山頂石碑には、愛川町の文字が入っていたので、てっきり厚木市と愛川町の境界に山頂があると思ったのだが、スマホで地理院地図を見てみると、山頂エリアは完全に厚木市だった。それゆえ愛川町の鳶尾山頂石碑が何故建っているのか不思議に思っていたのだ。
なお、先ほどの一等三角点鳶尾山の説明板をもう一度よく見たら、一番下に次のような文字を見つけた。
愛川町 商工観光課(土地所有者)
厚木市 観光振興課(一等三角点所在地) |
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[クイズ!一等三角点「鳶尾山」] |
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鳶尾山頂上のベンチで休憩し軽い食事をとる。その休憩中、男女1組がやってきたが、すぐ出発してしまった。それ以外に人影は全く見なかった。14:34、頂上を出発。
14:48、やなみ峠に到着。軽トラックが1台駐車していた。(写真下) 前回はここで右折し、八菅神社に向かったが、今日は左折する。 |
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[やなみ峠を見下ろす] |
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やまみ峠からは初めてのルートとなる。樹林帯の中の舗装路を下っていくとダブルストック姿の単独男性ハイカーとすれ違った。夕方の散歩だろうか。
15:02、住宅街に出てきた。(写真下) |
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[住宅街に出てきた] |
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住宅街が広く、バス停位置が分からなかったのでスマホを取り出し、Googleマップを使用。これでバス停位置を確認。 |
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[住宅街を歩く] |
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15:06、住宅街の中にあるまつかげ台バス停に到着。(写真下) バス停の周りに店はなく、あるのは飲料自販機1台と郵便ポストだけだった。その自販機で缶コーヒーを買った後、ベンチに腰掛け、飲みながら厚木バスセンター行きバスを待った。 |
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[まつかぜ台バス停に到着] |
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今回の鳶尾山は遅めの出発でしたが、14年前の初めての時よりも眺望が素晴らしく、印象的な山行となりました。また、鳶尾山での厚木市と愛川町の関係がクリアになり、スッキリしました。
なお、上記には出てきませんでしたが、途中、サクラが咲いている箇所やサクラが植樹されている箇所がありました。今後の成長が楽しみです。
...ちなみに右膝痛は、全く出てこないという絶好調が続いています。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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