トップページ山行リスト(日付)>順礼峠のみち_記録20240411


順礼峠のみち   〜関東ふれあいの道11〜
 山行日
2024年4月11日(木)  晴       単独行
 コース
道潅塚前(8:24)〜(8:34)上粕屋神社(8:42)〜(8:52)石倉橋〜(8:58)石倉〜(9:12)中丸〜(9:43)高部屋小学校前(10:02)=(バス)=(10:10)日向薬師バス停(10:21)〜(10:41)日向薬師(10:52)〜(11:18)薬師林道展望台(11:25)〜(11:54)七沢神社(12:04)〜(12:53)順礼峠〜(13:54)物見峠〜(14:01)むじな坂峠(14:08)〜(14:16)御門橋分岐点〜(14:26)白山展望台(14:50)〜(14:59)御門橋分岐点〜(15:24)御門橋
 昨日、新東名高速工事のために発生した迂回路を上粕屋神社から正しく歩けませんでしたので、本日、再度、上粕屋神社に向かう事にしました。その後、タイトルの関東ふれあいの道「順礼峠のみち」を歩くことにしました。
 詳細は以下をご覧下さい。


 「昨日は失敗したな〜」と手許に東丹沢登山詳細図(最新版)(以下、詳細図という)を持っていながら一度も見なかったために迂回ルートを歩くことができず、別ルートを歩いてしまった。今日は、そうならないように手に詳細図を持ちながら歩こうと決める。
 伊勢原駅北口から伊勢原車庫行きバスに乗車し、道潅塚前バス停にて下車。(写真下)
 昨夜、バスルートを調べていたら道潅塚前バス停というのは、複数あることに気がついた。このバス停は、日向薬師行きの道潅塚前バス停とは異なる位置に立っている。
 8:24、バス停を出発し、上粕屋神社へ向かう。
[道潅塚前バス停にて下車]

 8:27、昨日も見た道標の前にやってきた。(写真下)
[昨日の道標を確認]

 上粕屋神社の参道入口には、左右に大木が立っている。
 左は、イチョウ。(写真下左) 右は、ヒノキだ。(写真下右) それぞれの立札によれば、イチョウは樹齢200余年、ヒノキは、樹齢600余年らしい。
[参道入口でのイチョウの大木] [参道入口でのヒノキの大木]

 左右に木立が並ぶ参道を進んでいくと、車道に出る前にこれまたヒノキの大木が立っている。立札によるとこれも樹齢600余年らしい。(写真下)
[上粕屋神社前のヒノキの大木]

 神社の前の車道を横切る時、左手に関東ふれあいの道の道標を発見。(写真下左) この道標は見覚えがないので、昨日は、どうやら見落としたようだ。今回、近づいてみたら、なんと迂回ルートの貼り紙がぶら下がっていた。(写真下右) 昨日、この道標を見ていたらと、思わず両膝が崩れた。
 この貼り紙迂回ルートをよく見ると、詳細図の迂回ルートとは違うルートとなっていた。どうやら新東名高速の工事が進むにつれて詳細図の迂回ルートも通れなくなったようだ。

 貼り紙迂回ルートは、まずここから西側の住宅街を進むように書かれてあったのでそちらに歩き出す。
[昨日見落とした道標] [道標の貼り紙]

 8:52、石倉橋交差点に出た。正面に大山が聳えている。(写真下)
 交差点を渡り、このまま大山方面に進んでいく。このルートは、大山ケーブルに向かうバス路線だ。
[正面に大山が見えた]

 8:58、石倉の丁字路で右折し、大山ケーブルへのバス路線と離れる。やがて新しい新東名高速の下を通っていく。(写真下) この辺りは、新東名のために道が新しくなっていた。
[新東名の下を通る]

 この先は道なりに進んでいく。すると正面にホテル「ニュー天野屋」の看板が見えてきた。ここで、ふと道標が現れなくなったので気になり、詳細図を広げてみたら、なんと関東ふれあいの道ルートから外れていた。先ほどのバス停「一之郷」手前で左折するのがルートだった。ということで引き返す。
....ちなみにこの「ニュー天野屋」は、残念ながら2020年閉館してしまった。昔、ここで日帰り入浴したことが懐かしい。
[正面に「ニュー天野屋」]

 引き返すと、なんと左折すべき地点に道標が立っていた。(写真下)
 つい先ほど、この横を通ったのだが、この道標に全く気がつかなかった。何で見落としたのか、これはちょっと重要だと思い、立ち止って考える。こんな歩道の傍に立っているのに見落とす事が不思議だったからだ。
 すると、前方に「一之郷」のバス停が見えていた。どうやら前方にバス停が見えてきたので、なんというバス停かと視点がバス停に集中してしまったようだ。この結果、視野が狭くなったために目の前の道標を見落としたと考えられた。
....う〜む。これは老化現象なのか否か、悩ましい。
[見落とした道標]

 その後は、住宅街の中だったので分岐路が多かったが、その分、道標も多かった。すると、昨日の道標の前に出てきた。(写真下) これで、昨日、通れなかった正式?迂回ルートを踏破することができた。
[昨日の道標]

 高部屋小学校前バス停のダイヤを見たら、次の日向薬師行きのバスまで時間があったので周囲を散歩する。高部屋小学校の校庭を正門手前から眺めていたら、体育の授業が始まるようで小学生が「イチ、ニ、サン、…」と大きな声を出しながら準備体操をし始めた。その溌溂とした声を聞きながら、一本の満開のサクラを撮影する。(写真下)
[高部屋小学校校庭のサクラ]

 そろそろバスが来るだろうと、小学校の少し先にある高部屋小学校前バス停にて日向薬師行きのバスを待つ。(写真下)
[高部屋小学校前バス停]

 昨日は、諏訪坂を歩いて登ったのだが、バスだとやはり登り坂であること自体、よくわからなかった。一気に日向薬師バス停に到着。
 ここで小休止。ここからいよいよ本日の主題である関東ふれあいの道「順礼峠のみち」が始まる。
[日向薬師バス停]

 この「順礼峠のみち」は、昨日と違ってほぼ歩いたことのあるルートだが、「いつの間にか関東ふれあいの道ルートを外れてる!」ということにならないよう手許に関東ふれあいの道のルートマップを持つことにした。
 10:21、日向薬師バス停を出発。まずは、日向薬師に向かう。
 途中、仁王門で金剛力士像と対面する。(写真下左右)
 この金剛力士像(阿形、吽形)は、江戸時代末の天保4(1833)年での鎌倉仏師の後藤真慶の作と言われている。大きさといい、顔の表情といい、個人的には大変気に入っている2像だ。寺によっては、像の周りに金網が設置されている場合があるが、ここには無く、直接、姿を見せているのが嬉しい。
[左に吽形像] [右に阿形像]

 樹林の中の参道を歩き、日向薬師の本堂(薬師堂)の前に出てきた。(写真下)
 今日は、平日ということもあり、訪問者は少ない。まずは、参拝する。
[日向薬師]

 日向薬師の裏に出て、薬師林道を歩く。林道と言っても舗装されているので、単なる車道である。山側斜面にヤマブキの黄色い花が断続的に現れる。その横をどんどん歩いていく。
 11:18、薬師林道展望台に到着。(写真下左) この展望台の横には、何本かの桜の木があり、ここもちょうど満開状態だった。展望台の上に立つと平野部が霞んで見えるだけでちょっと残念。そんな訳で目の前のサクラの花を撮影。(写真下右)
[薬師林道展望台] [目の前のサクラ]

 薬師林道を進む。
 左手に「亀石」の看板があり、見た記憶がなかった(実際は見ているかも)ので寄り道する。植林帯の中を2分間程度進むと、前方に大きな石が見えてきた。(写真下) これが亀石のようだ。周囲にこんなに大きい石は見当たらないので昔から目立つ存在だったのかもしれない。
...でも、亀には見えなかった。
[亀石]

 途中の丁字路で七沢温泉には向かわず右折する。それが関東ふれあいの道のルートとなっている。一本道を下っていくと、民家のある道路に出てきた。(写真下)
 ここは、以前、逆方向から日向薬師方面に向かう時、間違えて道なりに左に進み、引き返したことがある。今では、「日向薬師→」の立看板が立っていた。
...立看板があるという事は、やはり間違える人が多いということだろう。
[思い出の分岐点(振り返って撮影)]

 車道を下っていくと、左前方にサクラ満開の山が見えてきた。近づいていくと、そこが七沢神社の裏山だと判明。ということで、ちょっと七沢神社に寄り道。このサクラの木の密集度は、No.1ではないだろうか。(写真下)
...この神社は、以前もサクラ満開の時に訪れたことを撮影時に思い出した。
[七沢神社とサクラ]

 バス通りに出る所で進路チェック。関東ふれあいの道は、バス通りに出ず、左折して七沢温泉への道がルートだった。なんでこんな回り道をルート設定しているのかが分らなかった。バス通りに出たところでバス通りを北上し右折すれば、順礼峠に最短で行けるのだが。
 だが、その回り道のお蔭で、鐘ヶ嶽と満開のサクラの光景が撮影できた。(写真下)
[サクラと鐘ヶ嶽]

 コンビニの前でバス通りに出ると進路が少し複雑だったが、道標が丁寧につけられてあったので、迷わずに順礼峠に上ってこれた。ここには、関東ふれあいの道の案内板が立っている。(写真下) お地蔵さんに参拝した後、物見峠方面に登っていく。
[順礼峠]

 この順礼峠〜白山のルートは、今まで何度も歩いたことがあるのだが、順礼峠から白山方面に進むというのは、殆ど記憶がなかった。考えてみたら、いつも白山から順礼峠に向かうパターンばかりだ。
 13:20、七沢森林公園との境界を通過する。(写真下)
[七沢森林公園エリアから抜ける]

 物見峠手前の階段を登るというのは、確かに記憶がなかった。(写真下)
[物見峠への階段道]

 13:54、物見峠到着。特に休むこともなく通過する。
[物見峠]

 むじな坂峠を越えて14:16、御門橋バス停分岐点に到着。(写真下)
 関東ふれあいの道は、ここで左折し、御門橋バス停に下るのがルートとなっているが、まだ時間もあるので、白山に寄り道することにした。
[御門橋分岐点]

 少し下った後、一気に登り詰め、白山頂上(展望台)に到着。予想通り、展望台横のサクラが満開だった。(写真下) サクラと平野部を入れて撮影するが、春霞のせいで遠景は今一つ。
[白山頂上のサクラ]

 手前を見下ろすと、飯山観音あたりのサクラもまだ咲いているようだった。(写真下)
[長谷寺方面を見下ろす]

 撮影を終え、ふと展望台の下に降りると、見知らぬ石柱が建っていた。(写真下)
 何かなと思ったら、横浜DeNAベイスターズの「優勝決意の地」石柱だった。だが何故か石柱には、「横浜DeNAベイスターズ」の文字は無かった。だが明らかに見る人が見れば、ベイスターズとわかるものだ。今シーズンは、優勝できるかなと思いつつ、白山展望台を後にする。
...私は、大洋ホエールズ時代(平松が投げて近藤(和)が打つ)からベイスターズファンである。
[優勝決意の地 石柱]

 御門橋バス停分岐点まで戻り、その後、植林帯を駆け下り、関東ふれあいの道の案内板の前に到着。(写真下) これは、バス停の少し手前の位置にあった。この案内板を撮影していたら、本厚木駅行きのバスがスーと通過していった。やはり、バス時刻を調べておけばよかったかと少々後悔。
[関東ふれあいの道の案内板]

 15:24、御門橋バス停に到着。(写真下) バスダイヤを見て、やはり、あと56分待つこととなった。近くに何か店でもないかとスマホで調べたのだが、何も見つからなかった。ならば歩くかと思ったが、ベンチに腰掛けていると涼しい風が心地よくて動く気になれず、結局このまま16:20のバスを待った。
 [御門橋にてバスを待つ]


 今回は、前半に昨日の迂回ルートを踏破でき、満足な気分で「順礼峠のみち」を歩くことができました。昨日に引き続き、今日も快晴の下、サクラに囲まれた道を歩くことができ、充実した歩きとなりました。
 なお、4月に入っても右膝の痛みが出ていません。やはり、今年に入って山行回数と標高差をセーブすることで膝が回復した模様です。これならば今シーズンは右膝痛に悩まなくて良さそうです。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。