トップページ山行リスト(日付)>大山三峰山_記録20240423


大山三峰山
 山行日
2024年4月23日(火)  曇一時雨       同行者:「山の会」メンバー 1名
 コース
清川村役場前(8:39)〜(8:43)煤ヶ谷〜(9:57)物見峠分岐(10:04)〜(11:44)大山三峰山北峰〜(12:22)大山三峰山(12:30)〜(12:51)七沢山(13:07)〜(13:23)不動尻分岐点(13:26)〜(14:12)不動尻(14:14)〜(14:34)山神隧道入口〜(15:34)広沢寺温泉入口
 今回は、「山の会」メンバーYUTさんと夏山登山の平日トレーニング第1弾ということで大山三峰山に行ってきました。大山三峰山は、登り始めと下り終わりあたりがヤマビルの棲み処であるため、このシーズンは敬遠して、いつも冬季に行くことが多かった山です。(今年1月にも行っています) しかしながら、クサリ場があってアップダウンの多いルートでトレーニングしたいというYUTさんリクエストから、今回ヤマビルというマイナス点があるにもかかわらずこのルートを選択しました。
 詳細は以下をご覧下さい。


 今年1月と同様、清川村役場前で下車し、道の駅清川のトイレを利用する。(写真下左)
 上空は、一面雲に覆われ、ちょっと怪しい雲が稜線にかかっており、こりゃ雨が降ってくるのではないかと思えた。雨⇒ヤマビル⇒ウジャウジャの連想が頭の中を過り、ちょっと恐ろしいことにならないかとドキドキしながら道の駅を出発する。(写真下右)
[道の駅清川] [道の駅清川を出発]

 煤ヶ谷バス停を過ぎ、登山口に向かう前に今回、谷太郎川沿いにある公衆トイレに寄り道する。前回、故障中と言われていたのだが、未確認だったので気になっていたのだ。立寄ってみたらリニューアルされていて清潔なトイレになっていた。ということで全く問題ないことが判明。これならば、もう道の駅から歩く必要もないと思った。
 登山口に戻り、正住寺前を通過。その後、舗装路が拡張され、未舗装の登山道に入るところで、ヤマビル対策を実施。いつものようにズボンと靴の間に布製ガムテープをグルグル巻するというもの。スパッツを着けた場合、スパッツの上と下でガムテープを巻く必要があるが、これならば1箇所で済むのでいつもこの方法を使用している。
 ガムテープを装着した後、ヤマビルファイターを靴にスプレーし、いざ出発。(写真下) ちなみにYUTさんは大山三峰山が初訪問なので、ここのヤマビルに対しても初対決である。
[登山道に入る]

 登山ポストで登山カードを投函して先を進む。いよいよヤマビルゾーンに入った。自然と歩行ピッチが速くなる。ヤマビルのお蔭でいいトレーニングになるなと思った。だが、それ以上に前方のYUTさんのピッチが速い。ということで、さらに一段上げたスピートとなったのは誤算だった。
 9:26、ハアハア言いながら、尾根を横切る様に大きく曲がる所(写真下)で1回目のヒルチェック。結果は、YUTさん、ヤマビルはゼロ。こちらは、左足のズボンに7匹発見。駆除しながら、なんで左足だけなんだろうと思った瞬間、小沢を渡るとき、左足を伸ばしたことを思い出した。その時、左足がヒルの巣窟に踏み込んだのではと推察。
...ここはヤマビルエリアということに変化なし。
[ヒルチェックポイント]

 9:57、物見峠分岐点に到着。このベンチで小休止。(写真下) 前回の1月に比べて随分速いペースで歩いたと思い、帰宅後調べたら、登山道入口(2つ前の写真)からここまでの時間は、前回1時間13分と今回53分と20分早かった。
...ヤマビルトレーニングは、思った以上に効果的。ちなみに今回は、前回以上にザックの荷を重くしている。
[物見峠分岐点]

 10:18、祠に到着。前回同様、もう殆ど祠とは言えない状態だった。かろうじて4本の柱が残っているだけだ。(写真下)
[祠は崩壊寸前]

 10:32、尾瀬筋に登り切り、ベンチで小休止。ここまで来ると、かなり外気温が下がっており、じっとしていると寒気を感じる。これならば、ヤマビルはもう出てこないと思えた。
 11:00、とうとう雨が降ってきた。ということでザックカバー、雨具等を取り出す。(写真下) ここで2回目のヒルチェックを行なうが、やはりヒルは見当たらなかった。なお、せっかく雨具を着用したが、歩き出すと同時に雨は止んでしまった。
[ザックカバーを取り出す]

 右側が急斜面のザレ場となっている尾根筋を歩く。(写真下) 晴れていれば、塔ノ岳、丹沢山、丹沢三峰の稜線が一望できるところだが、今日は何も見えない。 
[尾根筋を行く]

 北峰に近づいてくると、ひと際色鮮やかな新緑の木が目に入る。イヌブナだ。(写真下)
[イヌブナの色鮮やかな新緑]

 新緑のイヌブナを過ぎると、大山三峰山の北峰が見えてきた。この北峰を見上げると、いつも高いな〜と思うのだが、登り始めると殆ど直登ルートのせいか、そんなに長い登りには感じられない。急な階段登りが続いた後、ロープが設置された登りとなる。(写真下)
[北峰の登り]

 11:44、北峰に到着。(写真下) 振り返っても今日は、遠景が見えないのが残念。
[北峰に到着]

 北峰からは、いよいよクサリのあるアップダウンのヤセ尾根が続くエリアとなる。地面が濡れているので滑りやすく、今日はいつも以上に気を引き締める。
 12:02、土が落ちて木の根っこだけになっているヤセ尾根を通過。(写真下) クサリを掴んで木の根っこの上を踏み込んでいく。この先、木橋やクサリが連続して続く核心部となる。
[木の根を上を歩く(振り返って撮影)]

 ヤセ尾根のアップダウンが続く。木橋に片足を乗せ、体重移動して登ろうとしたら、その片足が見事なくらい滑り、思わずドキッとする。
...クサリを掴んでいることが最重要。
[クサリと木橋、木の階段が続く]

 12:22、大山三峰山頂上に到着。今日は、こんな天気のせいか、他の登山者の姿を全く見かけない。この山頂のベンチでランチタイムにしようと思ったら、いきなり雨が強く降ってきた。ということで、ランチを延期し、先を急ぐことにした。
[大山三峰山頂上]

 相変わらずクサリ場が続く。(写真下)
[クサリ場を下っていく]

 アップダウンも同様。(写真下)
[鞍部からクサリ場の登り返し]

 ヤセ尾根を登り終え、進んでいくと七沢山に到着。(写真下) 雨が止んでいたので、ここで遅めのランチタイムとした。(12:51)
[七沢山に到着]

 七沢山からの下りもまだ急だ。(写真下) だが、それほど長くはなかった。
[クサリのある急な下りが続く]

 七沢山から高度差80mを下り、不動尻分岐のベンチに到着。すると再び雨が降り始め、この先ヤマビルゾーンになるので、ほぼノンストップで下っていく。途中、クサリ場を3ヶ所通過。
 14:12、不動尻分岐点から高度差400mを下り、不動尻に出てきた。(写真下) ここで3回目のヒルチェックすると、またしてもYUTさんにヒルはゼロ。私には右ズボンに1匹発見。即、昇天させた。ここでもYUTさんゼロということはヤマビルファイターが効いているのだろうか。(それは、私も同じはずなのだが)
[不動尻に出てきた(振り返って撮影)]

 不動尻からは雨が止み、舗装された二の足林道を下っていく。途中、ヤマブキの黄色い花が見られた。(写真下)
[ヤマブキの黄色い花が目立つ]

 14:54、新大平橋にて最後のヒルチェックを実施。いよいよガムテープを剥がす。最初、YUTさんが剥がしていくが、両足ともにヤマビルは発見されず。
 続いて自分のガムテープを剥がしていく。(写真下) 通常、このガムテープの粘着部に貼り付いている奴がいるのだが、果たして今回はどうだろうか。
 すると、予想通り、左足のガムテープの粘着部に入り込んだ1匹のヒルを発見。即、昇天させる。
 結局、累計9匹のヤマビルに取り付かれたことになった。それにしてもなんで自分だけヤマビルがつくのか不思議でならない。
[ヒル対策のガムテープを剥がす]

 15:34、広沢寺温泉入口バス停に到着。今回は、前回の1月の時よりも40分ぐらい時間短縮となった。やはり、ヤマビルのお蔭でスピードアップとなったようだ。
 [広沢寺温泉入口に到着]


 今回は、あいにくの天気でしたが、それが逆にいいトレーニングになりました。しかし、日頃の運動不足を痛感しております。そして、もっと食べる量をセーブしないと。
 なお、幸いな事にここでも右膝痛は出ませんでした。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。