トップページ山行リスト(日付)>春ノ木丸_記録20240719


春ノ木丸
 山行日
2024年7月19日(金)  晴       単独行
 コース
坂尻(8:37)〜(9:13)リッチランド〜(9:20)H鋼ゲート(9:38)〜(9:42)リッチランド〜(10:03)坂尻(10:18)=(バス)=(10:30)宮ヶ瀬(10:45)〜(10:47)春ノ木丸ハイキングコース入口〜(11:31)春ノ木丸(12:10)〜(12:18)ベンチ〜(12:50)宮ヶ瀬(旅館みはる側)〜(13:16)宮ヶ瀬
 今回は、当初関東ふれあいの道12(丹沢山塊東辺のみち)を歩くつもりで坂尻からスタートし、仏果山経由で半原まで歩くつもりでしたが、法論堂林道のH鋼ゲートにて工事用バリケードに当たり、結局、目的地を春ノ木丸にしました。
 詳細は以下をご覧下さい。


 本厚木駅7:40発宮ヶ瀬行きのバスに乗車し、8:37、坂尻にて下車。(写真下) ここには、関東ふれあいの道への案内図が立っている。それによると、ここからバス通りを引き返す様に歩き、その後、丁字路で左折し、法論堂林道に入る様に書かれてあった。 
[坂尻バス停にて下車]

 緩やかな登り道を進んでいくと、9:04、前方に法論堂林道起点の立札を見る。(写真下)
[法論堂林道を進む]

 右に大きくカーブするところがリッチランドだ。最近は、全然立寄っていないなと思いながら通過。以前は、山から下りて、ここでゆっくりと日帰り入浴したとがあった。(写真下)
[リッチランド]

 林道の傾斜がきつくなっていく。すると、9:20、前方に単管バリケードが現れ、林道情報立札の「通行止め」の文字が目に入る。(写真下) ここは、ちょうどH鋼ゲートのある所だ。左奥にH鋼ゲートの柱が見える。ちょうどトラックが前方からやってきて停車し、運転手が降りてきた。バリケードを手で動かし、トラックを通過させるようだ。そこで聞いてみると、この先は、工事中で通行止めとの事。歩行者もダメと言われる。
 トラックが過ぎ去った後、右手に並んでいる工事看板を見ると、どうやら法面工事でモルタル吹付工事まで実施するようだ。トラックには倒木や残土が積載され、これらの処分のためにトラックの往来があることが分かった。(その後もすぐに別のトラックがやってきた)
 立札には、通行止め期間 7月16日〜8月下旬(予定)とある。まあ、急ぐこともないので工事完了後に再チャレンジしようと引き返すことにした。
【注】その後、この工事は8月8日で終了し、林道の通行止めも解除されたと愛川町サイトに公表されていた。
[バリケード現れる]

 H鋼ゲートの所で地図を広げながら、これからの代替候補をいくつか考えていたのだが、この辺りだと、どこもヒルだらけなのは、否定できない。結局、それほど標高の高くない春ノ木丸とした。バスダイヤを調べると、10:15宮ヶ瀬行きがある。今から戻れば、間に合うだろう。
 ということで再び坂尻まで戻ってきた。(写真下) バスは定刻から3分遅れてやってきた。
[坂尻バス停に戻る]

 10:30、宮ヶ瀬にて下車。(写真下左) すぐにザックからガムテープを取り出し、ズボンと靴の間をグルグル巻きするヒル対策を実施。(写真下右)
[宮ヶ瀬バス停にて下車] [ヒル対策完了]

 ガラガラの駐車場を横切り、春ノ木丸ハイキングコース入口に到着。(写真下) 右端に「ヤマビル注意(4月〜9月)」の立札を見るが、昨今の地球温暖化から見たら3月、10月、11月もヒル活動期間だろう。登山道に入るが、今の時季、誰も歩いていないようでクモの巣が顔に当たる。 
[春ノ木丸ハイキングコースに入る]

 10:56、シカ柵のゲートを通過すると、すぐに尾根の背筋に出た。ここには道標が立っている。(写真下) 左は、湖畔園地(ピクニック広場)、右は、春ノ木丸だ。
[尾根筋にて道標あり]

 道標の左を見ると、モミの大木が続いている。(写真下) 左のピクニック広場方面は歩いたことがないが、このようなモミの大木が続いているのであれば、ちょっと好奇心がそそられるルートだ。
[尾根筋の左側]

 右手を進む。こちらもモミの大木が目立つ。この辺りは、スギやヒノキの植林の手が入らなかったようだ。
[尾根筋の右側(進路方向)]

 尾根筋を登っていく。右手後方を見ると、トンネルの上を通過していることが分かる。(写真下) だが、反対の左手方向は、枝葉が茂ってしまい、下の道路が殆ど見えないような状況だった。
[トンネルの上を通過(右下に県道)]

 11:14、左手をふと見たら、樹林の間から宮ヶ瀬湖、やまびこ大橋、手前に水の郷大吊り橋が見えた。(写真下) ちょっとホッとするひと時。
[宮ヶ瀬湖畔園地方面を眺める]

 11:30、樹林帯をひたすら登っていくと、正面に小高い頂上が見えてきた。頂上も樹林に囲まれているのが分かる。
[もうすぐ頂上]

 11:31、春ノ木丸頂上に到着。(写真下)
 ベンチに腰を下して、ヒルチェック。まず、ズボン(右足の脹脛)に2匹のヒルを発見。その後、ガムテープとズボンの隙間にヒルが入り込んでいるのを発見。ガムテープがうまくズボンに貼り付いていなかったのが原因だ。その隙間に指を入れてヒルを1匹つまみ出すと、別のヒルがまだいるのを発見。結局、6匹出てきた。ということで計8匹を処刑した。
 ヒル処理が一段落した後、山頂からは、宮ヶ瀬湖の眺めを楽しもうと思ったのだが、今では枝葉で全く見えなかった。...以前は、見えていたのだが。
 また、湖の反対の南西側には、シルタレ沢ノ頭の稜線が見上げるように高い。地形図で確認すると、ここから80m程度の高度差しかないのだが、それ以上高く見える。
...昔、シルタレ沢ノ頭付近で大量のヒル(わが人生最大)に取りつかれたことがあるので、この稜線は忘れることができない。
[春ノ木丸頂上に到着]

 12:10、春ノ木丸を出発し、北上して、別ルートで宮ヶ瀬に下ることにした。
 下り始めてすぐにヤマザクラの大木と遭遇。(写真下) この一本は、周囲に大木がなかったので印象的な1本となった。
[ヤマザクラの大木]

 12:18、ベンチと案内板、道標のある尾根筋の途中で、右折する。(写真下)
[ベンチのある尾根筋の途中]

 細い尾根筋を下っていく途中、前方右に宮ヶ瀬湖と大棚沢橋、仏果山が見えた。(写真下) 今回初めて山らしい山を撮影。
[大棚沢橋と仏果山を眺める]

 12:49、宮ヶ瀬北側に下りてきた。(写真下) なんと、ここで単独男性とすれ違う。本日初めて出会った登山者だ。モミの木見物のために登られるとの事。ヒルに気をつけて下さいと会話する。 
[宮ヶ瀬に下りてきた]

 宮ヶ瀬バス停手前のトイレ付近で、最終ヒルチェック。ズボンと靴の間に巻きつけたガムテープを剥がす。ガムテープの糊面にて左足に4匹、右足に7匹発見。いやはや、やはりヒルだらけだった。だが、幸い被弾はゼロだった。
 ヒルチェックを終え、1時間に1本の本厚木駅行きバス時刻には、まだ時間があるので、ゆっくりと宮ヶ瀬の売店エリアを歩き回る。コロナ禍で閉店してしまった店もあり、痛々しい。そんな折、営業中の幟を見て、かき氷を注文。店の外のベンチで食べる。(写真下)
[かき氷を注文]

 バスに乗る前に服を着替え、14:00、本厚木駅行きのバスに乗車。
 平日の一番暑い時間帯のせいかバスは空いていた。
 [宮ヶ瀬バス停に戻る]


 春ノ木丸は、帰宅後調べてみましたら、なんと11年ぶりの訪問でした。11年も経てば、樹木の幹や枝が成長し、遠景が見えなくなるのも無理はないかなと思えました。一方、ヒルは相変わらず健在ですので、ここは、やはり冬季の訪問が良さそうです。(なお、一部登山道には危険個所があるので家族連れは要注意)



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。