トップページ山行リスト(日付)>大野山_記録20240721


大野山
 山行日
2024年7月21日(日)   晴       単独行
 コース
谷峨(8:14)〜(8:39)ハイキングコース入口〜(8:55)頼朝桜〜(9:28)十字路〜(9:59)休憩所(10:17)〜(10:36)大野山(11:16)〜(11:29)イヌクビリ〜(12:36)旧共和小学校〜(13:13)大野山入口〜(13:45)さくらの湯(14:57)〜(15:00)山北
 1年3ヶ月ぶりに大野山に行ってきました。最近の丹沢は、どこに行ってもヒルに遭遇しますので今回は、比較的ヒルが少なさそうな大野山としました。
 詳細は、以下をご覧下さい。 


 7:37、JR御殿場線谷峨駅にて下車すると、駅舎のベンチにて女性2人組が靴の周りにスプレー噴射していた。「やはり、ヒルが出ますかね〜」と話しかけると、「出るようです」との回答。それならばと、ズボンと靴の間をガムテープでグルグル巻きし、ヒル対策を実施。その後、GPSをセットしたり、登山届を投函したり、準備運動したりしていたら、出発は8:14となってしまった。
[谷峨駅を出発(振り返って撮影)]

 8:16、いつものように右手前方の大野山頂上方面を眺める。(写真下) 今日も暑くなりそうだ。
[大野山方面を眺める]

 R246を越え、水田横の舗装路を進む。すると、右手にヤマユリの花壇があり、ちょっと寄り道。(写真下) そういえば、谷峨駅の花壇でもヤマユリが満開だった。
...それを撮影していたことも谷峨駅の出発時刻が遅れた原因の一つ。
[ヤマユリ]

 吊橋を渡った後、左折する。そのうちY字路となるので、右の坂道を登っていく。この時、日陰と日向でかなり暑さが違うことが分かり、日陰を選びながら登っていく。ふと、振り返ると、富士山が見えた。(写真下) 但し、頭に帽子のような雲を付けており、構図としては今一つ。
[富士山が見えていた]

 8:39、車道を離れ、大野山ハイキングコース入口に進む。(写真下) いよいよ未舗装の登山道となる。民家の横を過ぎたら、登山道の左右の草が伸び放題となり、いかにもヒルが出てきそうだった。
[大野山ハイキングコースへ]

 8:55、車道に出た。目の前には道路側に乗り出した頼朝桜が目に入る。(写真下) 谷峨駅で先に出発した女性2人組にここで追いつき、追い越す。
[頼朝桜]

 8:57、トイレのある東屋で小休止。ここでザックを下し、飲料を初めて飲むが、それほど喉は乾いていなかった。その際、先ほどの女性2人組に追い抜かれた。ストック1本取り出して出発。
 9:22、送電線鉄塔(田代幹線357)の下で富士山が見えるかと思ったら、雲に隠れてしまっていた。(写真下) どうやら大野山頂上での富士山眺望の希望は絶たれてしまったようだ。ここで、先ほどの女性2人組が休憩中だったので、先に出発する。
[富士山が隠れる(送電鉄塔:田代幹線357にて)]

 9:28、車道とクロスする十字路に到着。ここには東屋が建っている。(写真下) まだ休憩する必要もないので、通過。
[東屋の前を通過]

 東屋を過ぎると、樹林が減り、草原斜面の登りとなる。お蔭で箱根方面の展望が広がる。(写真下)
 すぐ先(左下)に山北つぶらの公園が見下ろせる。その先の山並みの最高峰は、鳥手山の先の鷹落場のようだ。薄っすらと奥に見えるのは、左に明神ヶ岳(裾野が長い)、中央に神山あたりが少し見えている。そして右奥には特徴のある金時山の姿があった。
[箱根方面を振り返る]

 9:59、休憩所にて小休止。残念ながら、やはり富士山は雲で全く見えなかった。ここで水分補給。日陰なので涼しく、時々心地よい風が吹いてくる。こりゃ天国のような場所だなと思っていたら、先ほどからの女性2人組が到着した。
 挨拶して先に出発。
[休憩所で小休止]

 休憩所からは、緩やかな登りが続く。(写真下) 左手斜面は、昔、牧草地だったところだ。だが、木陰がなく、暑い。おまけにその後、登りが急になった。まさに頂上手前の胸突き八丁だ。
[緩く登っていく]

 登りきると水平道が続き、舗装路となる。そして今まで見えていなかった西丹沢の山々が見えてくる。だが、今日は、大室山、檜洞丸、同角ノ頭とどれもピークには雲が纏わりついていた。(写真下)
[大室山(中央左)や檜洞丸(中央右)、同角ノ頭(右端)のピークには雲あり]

 10:36、大野山頂上標識に到着。(写真下) 大野山の最高地点は、もう少し先なのだが、山頂標識のバックに富士山が欲しいとなるとこの位置となるのだろう。
 その後、東屋で小休止。ここは、風の通り道のようで、この上なく涼しい。すると、先ほどの女性2人組が東屋に到着した。ここで女性2人が靴を脱いだりしてヒルチェック。するとコンクリートに落ちた物体がヒルかどうか分からないというので呼ばれて見たら、見事に血を吸った1匹のヒルだった。ということで女性の1人が被弾していた事が判明。
...ヒルが私の手で処刑されたことは言うまでもない。
 う〜む。やはり、大野山の谷峨ルートでもヒルが出るのかと思わず天を仰いでしまった。
 ...これで下山後のガムテープ剥がしの時、ヒル発見率が高まった。
[大野山山頂標識]

 東屋にて食事していると、さらに女性2人組、単独女性と谷峨側から登山者が到着。東屋が混んできたので先に出発することにした。
 大野山最高地点と思われる場所に建つ石祠を参拝した後、出発する。(写真下)
[頂上の石祠を参拝]

 今回も前回同様、山北に下ることにした。山北に下っていく登山道の左手斜面は牧草地となっており、遠くに牧草が円柱状?のように加工されている乾燥ロールがいくつか見えた。(写真下)
[山北へ下るルートを進む]

 左手斜面の牧草地に薄茶色の動物を発見。どうやらジャージー牛のようだ。(写真下)
[ジャージー牛を発見]

 ジャージー牛を撮影していたら、先ほどの女性2人組に追い越された。ここは牧草地の端を一直線に下っていくところで思わず撮影したくなる光景だ。(写真下)
...だが、登りに利用すると、結構辛いところ。 
[牧場斜面を下っていく]

 樹林帯の地蔵岩ルートを下りきり、舗装路を歩く。いつものように旧共和小学校の前を通過する。(写真下) 共和小学校は平成23年3月に閉校となったが、旧校舎は現在、地元の方が利用できる施設となっているようで、校舎内から音が聞こえていた。
[旧共和小学校]

 旧共和小学校から坂道を下っていき、大倉から引っ越してきた丹沢クリステル・キャサリン姉妹に挨拶。(12:38) なんか以前と違うなと思い、帰宅後1年前の画像と見比べてみた。(写真下左)(写真下右) なんと姉妹の位置が逆になっていたことが判明。また今回、クリステルの瞳はブルー、キャサリンはグリーンと異なっていることに初めて気がついた。
[丹沢クリステル(左)とキャサリン(右)] [2023年4月での撮影]

 丹沢クリステル・キャサリン姉妹を過ぎると、山北までの距離が長く感じてしまう。
 車道に出て、ひたすら歩いていく。その時の楽しみは、途中にある石仏1体、及び石仏2体だ。これらを参拝する。最初の石仏1体の方はハッキリしないのだが、石仏2体の方は馬頭観音像だと分かる。(写真下)
[馬頭観音2体]

 大野山入口バス停にて左折し、トンネルを出た所が涼しかったのでヒルチェックを実施。(写真下) さて、ヒルは見つかるかとガムテープを剥がしていく。結果として左に1匹、右はゼロで被弾もゼロだった。やはり、少なかったな(春ノ木丸とは大違い)と思いつつ、1匹を始末する。
[R246に出たところでヒルチェック]

 13:45、山北駅の南側にあるさくらの湯に立寄って一風呂浴びる。(写真下) やはり、この時季は風呂に入り、サッパリしたくなる。
[さくらの湯に立寄る]

 15:00、山北駅に到着。ホームで15:15発の国府津行きをゆっくりと待った。
...冷えた炭酸水(甘くないヤツで安価)のペットボトルを自販機で購入しホームで飲む。脱コーラを実践。
 [山北駅に到着]


 やはり、大野山でもヒルと遭遇してしまいました。(被害はありませんでしたが) やはり、この時季、丹沢の低山は、殆どヒルに侵食されているような気がしてきました。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。