トップページ山行リスト(日付)>北条武田合戦場のみち_記録20250122


北条武田合戦場のみち  〜関東ふれあいの道17〜
 山行日
2025年1月22日(水)  晴       単独行
 コース
坂尻(7:34)〜(8:00)リッチランド〜(9:04)半原越(9:05)〜(9:47)経ヶ岳(10:00)〜(11:31)半僧坊(12:03)〜(12:17)日月神社(12:21)〜(12:29)角田大橋〜(13:29)三増合戦碑(13:49)〜(14:07)旗立松入口〜(14:21)旗立松(14:30)〜(14:42)旗立松入口〜(15:08)志田峠(15:10)〜(15:52)韮尾根
 いよいよ神奈川県の関東ふれあいの道も、今回が最終回となってしまいました。今回の出発点は坂尻で、半原越までの林道歩きが関東ふれあいの道12と重なっています。その後、12とルートが分かれ、経ヶ岳に登り、三増合戦場碑を通り、ゴールは韮尾根です。最後のコースという事なのか、今までのコースと違って歩行距離が結構長くなっていました。ですが、今回も途中で寄り道しながら歩いてきました。
 詳細は以下をご覧下さい。


 6:50、本厚木駅から上煤ヶ谷行きのバスに乗車。7:26、煤ヶ谷にて登山姿の単独男性が下車。大山三峰山のようだ。その後、車内を見渡すと乗客は一般男性と二人だけとなった。
 7:28、坂尻で、その男性とともに下車。(写真下) 乗客ゼロのバスを見送って準備開始。薄手袋や耳当てを装着し、サコッシュをザックの中にしまい込む。
 7:34、坂尻を出発する。
[坂尻にて下車]

 バス通りを渡り、法論堂林道に続く道に入ろうとした時、左手に関東ふれあいの道の案内板を見る。(写真下) これは、以前、関東ふれあいの道12でも見たものだ。この案内板では(12)丹沢山塊東辺のみち、(15)北条武田合戦場のみちの2つが記載されている。
[関東ふれあいの道の案内板]

 法論堂林道を進み、鉄柱のある箇所に到着。(写真下)
[車幅制限の鉄柱あり]

 8:32、左カーブを通過。(写真下) このカーブの外側、右手斜面から華厳山へ単独で登ったことを思い出す。
[華厳山へのルート]

 8:40、右手にカーブミラーと涸沢を眺める。(写真下) 単独で荻野越からここに下りてきたことが懐かしい。その後、ここから荻野越に上がった記憶も蘇った。その時は、確か丹沢ネット仲間の皆さんと一緒だった。
[荻野越へのルート]

 9:04、半原越に到着。(写真下) 前回のコース(12)では、ここから仏果山方面へ向かったが、今回は、反対方向の経ヶ岳へと向かう。
[半原越に到着]

 9:09、半原越を出発すると、すぐ左に清川宝の山の石柱を見る。(写真下) 林道歩きの途中でも見かけたが、ここにもあった。側面には、昭和六十一年度 第一号とあるので、これは記念すべき最初の1本目かもしれない。なお、上部の「清川」の文字が見えにくいが、過去の画像を調べたら、もともと赤ではなく白ペンキだった。経年変化で白ペンキが落ちてしまったようだ。
[経ヶ岳側に清川宝の山石柱]

 経ヶ岳への登りは、階段道が続く。(写真下) 前回の仏果山方面も延々と階段道が続いたが、こちらも同様だ。だが、 記憶に反してこちらの方が短いことを知った。
[階段道が続く]

 9:24、小ピークに到着。ここにはベンチが置かれてある。これは展望が優れているからだろう。右手の展望は、大山、塔ノ岳、丹沢山、本間ノ頭と見渡すことができた。(写真下)
 すでにベンチでは単独男性が休憩中だった。挨拶後、「蛭ヶ岳が見えてますよね」と聞かれ、よく見たら、確かに本間ノ頭の左奥に蛭ヶ岳のピークが聳えていた。男性は、この後、宮ヶ瀬まで歩いていかれるとの事。お気をつけてと後姿を見送る。
[ベンチのある箇所での展望]

 すぐ近くに丹沢の山並みの説明板が立っている。(写真下) これを見ると、確かに円山木ノ頭と本間ノ頭の間に蛭ヶ岳が見えていることが分かった。
[近くに丹沢の山並みの案内板]

 9:43、経石の説明板の前に立つ。説明板では、以下のように記載されている。
『昔、弘法大師がこの岩(南側にある穴)に経文を収めたことから経石と、また経石のある山だから経ヶ岳と呼ばれるようになったと伝えられています。(後略)』
 そういえば、丹沢には弘法大師の伝説がいくつもあるな〜と思った。例えば、大山の女坂では、弘法大師が岩に杖を突いたら、その跡から清水が湧き出たという。弘法の清水(秦野駅徒歩5分)でも同じように杖を突くと水が湧き出したと伝えられている。弘法のすずり水(秦野市峠地区)では、弘法大師がこの水を使って経を書いたと言う。(現在は涸れている) また、弘法大師が修行したという弘法山という名の山まである。
[経石の説明板]

 経石の南側を回る。確かに説明板の通り、岩に穴が空いている。(写真下)
[経石の岩穴]

 9:47、経ヶ岳に着いた。(写真下) ここで小休止。すると、地元消防署の3人や単独男性が半僧坊側から現れ、半原越側から単独男性がやってきた。先ほど、半原越から経ヶ岳までは、2人組や単独男性と2回すれ違っている。今日は、単なる平日(水曜日)なのに、こんなに登山者がやってくることが不思議に思えた。
[経ヶ岳頂上にて]

 頂上には、「丹沢の三角点」という説明板が立っている。(写真下) ネットで国土地理院の基準点成果等閲覧サービスを見てみると、塔ノ岳:亡失、仏果山:不明となっているが、それらの三角点もこの説明板では掲載されている。
[経ヶ岳頂上での説明板]

 頂上から大山方面を眺めると大山の尾根の先にある鐘ヶ嶽もよく見えた。(写真下)
 10:00、経ヶ岳を出発し、半僧坊へ向かう。
[経ヶ岳頂上からの大山方面の眺め]

 10:35、林道に降り立つ。(写真下)
[林道に合流する]

 10:37、林道を歩いていると、左手の視界が開けて市街地が目に入る。(写真下) だが、どのあたりのビル群なのかさっぱりわからない。方角から見て橋本辺りだろうか。
[林道からの眺望(望遠にて)]

 植林帯の尾根を下り続け、11:21、車道に出た。(写真下) ここからしばらく車道に沿って歩いていく。
[バス通りに出た]

 関東ふれあいの道の道標を見落とさないように進み、田代半僧坊の前に出た。(写真下) この半僧坊の前は何度も通ったことがあるのに今まで一度も入ったことがない。という訳で今回初めて訪問してみることにした。
[田代半僧坊に寄り道]

 半僧坊方面に進むと、名刹勝楽寺という説明板が山門手前に立っていた。読んでいくと、この寺は最初、真言宗に属し永宝寺と称したとある。その後、常楽寺、勝楽寺と変わり曹洞宗になった。寺内には遠州奥山方広寺から勧請した半僧坊大権現があるとも書かれてある。
 正面の山門へと足を進める。それにしても荘厳な山門である。この山門が以前から気になっていたのだ。しばし見入った後、撮影する。(写真下)
 近くの説明板を要約すると、文政十三年(1830)当山二十三世大雄亮仙和尚の発願により着工されたが工事が中断し、嘉永四年(1851)二十六世一毛利透のとき上棟を遂げ、その後落成し現在に至るとの事。(総高16メートル、間口9メートル、奥行5.6メートル)
[勝楽寺 山門]

 奥に進んでいくと、勝楽寺本堂の前に出た。大きな建屋である。さらに左奥に進むと半僧坊大権現に到着。参拝して撮影する。(写真下)
[寺内にある半僧坊大権現]

 奥の半僧坊から再び山門に戻ってくると、ここにも仁王像があることに気がついた。最初通った時は、赤い像ではなかったせいか、全く像の存在に気がつかなかったのだ。細かい金網の奥に立つ黒い吽形像、阿形像を撮影する。(写真下左右)
 だが、この仁王像に対する説明板は残念ながら見つからなかった。
...仁王像ファンの1人として残念。
[山門の吽形像] [山門の阿形像]

 30年以上も前から寺の入口まで何度となく通っていただけに今回、初めて半僧坊を参拝出来たことに嬉しさが溢れてくる。そんな思いを懐いた後、関東ふれあいの道を進む。
 角田大橋に向かって歩いているとき、ふと右手奥に冬枯れた大きなイチョウの木が見えた。あれは、以前訪問した日月神社のイチョウだとすぐ分かった。そんなに遠くないので、寄り道することにした。
 12:17、日月神社に到着。(写真下) 参拝した後、イチョウの撮影に入る。
[日月神社に寄り道]

 入口に立つイチョウの大木を見上げる。近くに電線があるので、それが入らないようなアングルで撮影。(写真下)
[イチョウの大木を見上げる]

 角田大橋を渡るとき、経ヶ岳方面を撮影。(写真下) 中津川上流の先に華厳山、経ヶ岳、仏果山の山並みが見える。
[角田大橋から経ヶ岳方面]

 角田大橋を渡った後、関東ふれあいの道の道標を確認しながら進んでいくのだが、突如、道標が現れなくなってしまった。(写真下) このまま進むと、田代に近づいてしまう。これは道を間違えたようだと引き返すことにした。
[三増合戦場碑へのルートを見失う]

 5分ほどバックして歩くと、前方に道標を発見。(写真下左) ここの丁字路で右折するのが正解だとわかった。なんで見落としたのだろうと、少し戻って前方を見る。(写真下右) すると、手前の樹木で道標が全く見えない事に気がついた。そんなにスピードを出していた訳ではないが、これが見落とした原因と判明。また、今までの経験上、分岐点には大抵、道標が立っていたので、道標を確認するのだが、右手の右折路は、民家の入口と思えるような狭い道(写真下右の赤矢印)だったので、まさか丁字路とは思えず、完全にノーマークだった。
...う〜む。完全に裏をかかれた気分で完敗。
[見落とした道標] [道標は見えず]

 道標に従って進むと、山の中に入っていく道に誘導される。(写真下)
[直進する]

 植林帯に入った。(写真下) 道は舗装されているため、歩き難いということはない。だが、このルートでいいのか気になったので、スマホでGoogleマップを見たら、全く載っていなかった。一瞬アレッと思ったが、1/25000地形図を見たら、しっかりとこの道が記載されてあった。
[植林帯の中に道が続く]

 登り切ったところで、普通の車道に出た。(写真下) この先は、Googleマップにも道が載っていて、この先北上していけば、三増合戦場碑に出ることが分った。
 
[車道に出た]

 何気なく左を向くと、ここでも華厳山、経ヶ岳、仏果山の山並みが見える。(写真下) 角田大橋からの光景とそんなに変わっていない。
[経ヶ岳方面]

 13:28、正面に三増合戦場碑が見えた。(写真下) 久しぶりの訪問だ。
[三増合戦場碑の前に出てきた]

 三増合戦場碑を撮影。(写真下) 調べたら、2007年12月以来だった。約17年振りということに驚きを隠せない。そんなにもう年月が経つのかと、しばし碑を見つめていた。
[三増合戦場日碑]

 三増合戦場碑の東屋で小休止した後、北上していく。その後、進路は北西となるが、一本道だ。やがて、東名厚木カントリー倶楽部の入口に到着。(14:07) (写真下) ここで右折し、ゴルフ場内にある旗立松に寄り道することにした。
[ゴルフ場入口]

 初めて来た時は、ゴルフ場の中に入れるのかとビクビクしていたが、場内にも旗立松への道標が立っていたので堂々と進んだことを思い出す。途中、クラブハウス前駐車場の横を通る。(写真下) この後、急な登りになり、汗が出てきた。
[ゴルフ場の中を進む]

 小高い丘に上がれば、ここが旗立松で、三増合戦時、武田信玄が本陣を張った場所と言われている。(写真下)
[旗立松]

 確かにここは、南から攻めてくる北条軍をいち早く発見できる絶好の位置だ。南東方面を眺めると、ランドマークタワーを見つけた。(写真下)
[旗立松からの眺望(望遠)]

 旗立松から再びゴルフ場入口に戻って、志田峠へ続く一本道を行く。すると、未舗装路から舗装路に変わった。(写真下)
[志田峠に向かう]

 15:09、志田峠に到着。(写真下) 峠と言っても、南側には立入禁止の広場があるだけで、展望もなく地味な場所だ。そんな訳で休むこともなく先に進む。
[志田峠にて]

 一本道を進んでいくと、左手に清正光 志田山朝日寺の石段をちらりと見る。その後、テクテク歩き続け、右手に東京農工大フィールドミュージアム津久井の建屋が目に入る。ここまで来てようやく山に囲まれた道から一気に平地になり、視界が広がる。
 15:29、右手に香ノ木地蔵様2体と出会う。(写真下) 2体とも真っ赤な服を着ているのが印象的。
[香ノ木地蔵]

 香ノ木地蔵のすぐ先が十字路になっていて、ここに道標が立っている。(写真下) この先は、以前、韮尾根バス停から関東ふれあいの道13(山里から津久井湖へのみち)で歩いた道だ。今回は、逆に韮尾根バス停に向かうことになる。
[分岐点での道標]

 ゴールの韮尾根は近いと心を弾ませながら歩いていくと、右手に石仏のようなものを見る。(写真下) この時、あれっと思った。以前、韮尾根バス停から歩いてきたとき、こんな石仏を見た記憶がなかったからだ。急いで地図を取り出すと、見事に道を間違えていた。ということで、引き返すことに。
[右手に石仏のようなものを見る]

 先ほどの道標の立っている十字路まで戻ってきた。道標をよく見たら、韮尾根バス停は、左折方向だった。それを直進してしまったのが、そもそもの間違い。それにしても道標が指している方向を見ていながら、そちらに進まなかったのは初めての経験かもしれない。
...今後の単独行が恐ろしい。
 歩いていくと、以前歩いたルートだと認識。バス通りに出て、関東ふれあいの道の案内板(北条武田合戦場のみち)の前を通過する。(写真下)
[関東ふれあいの道の案内板]

 15:52、韮尾根バス停に到着。(写真下) バス停ダイヤを見たら、16:18の半原行きがあった。時間に余裕があればオギノパンまで歩くつもりだったのだが、ちょっと中途半端だ。結局、韮尾根バス停の上り/下りの双方を撮影したり、服を着込んだりして時を過ごす。
 16:19、三ヶ木からのバスは1分遅れで到着。半原に向かった。
 [韮尾根バス停に到着]


 最後の関東ふれあいの道は、長かったです。今回も、半僧坊、日月神社、旗立松に寄り道しました。特に半僧坊は今回初めての訪問で上述の通り、感無量でした。
 今回、関東ふれあいの道の神奈川県版を踏破しましたので、今後どうしようかなと思案中です。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。