トップページ山行リスト(日付)>沢山_記録20250706


沢山
 山行日
2025年7月6日(日)  晴 単独行
 コース
這子坂(7:31)〜(7:53)伊勢原カントリークラブ〜(8:08)四差路(8:11)〜(9:11)沢山(9:23)〜(10:14)四差路〜(10:42)法泉寺(10:50)〜(11:06)三ノ宮比々多神社(11:24)〜(11:38)神戸
 ある日、自宅で東丹沢登山詳細図(吉備人出版)を見てましたら、沢山という山名を見つけました。場所は、大山南尾根の高取山北部から東にのびている尾根の先端です。この尾根上にある登山道は、以前歩いたことがあるのですが、東端の沢山は登山道から外れているため未踏の山でした。
 ということで暑い中でしたが、興味が湧き、沢山に向かいました。詳細は以下をご覧下さい。


 前日、NHKブラタモリの大山(後半編)が放映されたせいか、登山者で満員の大山ケーブル行バスに伊勢原駅北口から乗車し、途中の這子坂バス停にて下車。
 7:31、バス停を出発。(写真下) 上空には雲が多いのだが、日は照っている。歩き始めた途端、顔から汗が噴き出してくる。今日も暑くなりそうだ。
[這子坂バス停を出発(バス停は上り側にしかなかった)]

 曲がりくねった舗装路を登っていき、伊勢原カントリークラブ入口に到着。(写真下) 東丹沢登山詳細図(以下、詳細図と呼ぶ)では、この奥から沢山方面の道が続いている。クラブハウス入口にキャディーさんらしき集団が立ち止まっていたので、道を聞いてみる。「比々多神社の方に出るのであれば、この奥だよ。通るのであればクラブハウスの裏から」と教えてくれた。ということで、クラブハウス右手の裏道を「ちょっとお邪魔します〜」と通らせていただく。右手に打ちっ放しの練習場を見ながら進んでいくと、クラブハウス奥の舗装路に出た。
[伊勢原カントリークラブ入口に到着]

 舗装路に出たところで、詳細図を取り出す。詳細図では、この舗装路の右手に破線ルートが分岐している。この破線ルートを登れば、目的の沢山は非常に近い。だが、このルートはヤブっぽい気がしたので今回は、歩き易い舗装路を進むことにした。
 やがて左に平らなティーグランドのような場所が広がる。(写真下) その奥には霞んではいるものの、新東名高速が望めた。
[クラブハウスの裏手の道を進む]

 ほぼ水平に続く舗装路を進み、8:08、四差路に出た。ここは、2010年11月以来の訪問。なんと15年振りだった。北側には先ほどのクラブハウスが見えた。(写真下)
[四差路に出た(1)]

 四差路の各方向を眺める。ネットが天井となっている東に向かう道には記憶があった。(写真下左) 前回、栗原方面から、この道を歩いてきたのだ。沢山には、ここで歩いてきた道(黄色矢印)からUターンするように登っていく。(赤矢印)(写真下右) ちなみに赤矢印の道の左にある下り道は、自己未踏のルートだ。
[四差路に出た(2)] [四差路に出た(3)]

 舗装された坂道を登っていく。確か以前は、この先にティーグランドが左上にあったのだが、現在、そのような物はなく、ゴルフ場のホールがかなり変更されていることに気がついた。やがて舗装路が終了し、右手に林道のような未舗装路が現れる。(写真下)
[右手に未舗装路が続いている]

 未舗装路入口には道標が立っている。高取山へのルート表示だ。(写真下)
[未舗装路入口に道標あり]

 未舗装路を進んでいくと草茫々となる箇所が現れた。(写真下) 前夜に雨が降ったのか、葉が濡れている。ヤマビルが出てきそうだ。
[草が伸びっ放し状態]

 やがて道幅が狭くなり、林道としての道幅は、ここまでだった。(写真下)
[道幅が狭くなる]

 道幅が再び広くなってきたところで、大岩を見る。(写真下左) 帰宅後、調べてみたら同じ場所で15年前撮影していた。(写真下右)
[大石の前を通る(現在)] [大石の前を通る(15年前)]

 8:44、右手の尾根筋と合流した。(写真下) ここで、小休止とし、ヤマビルチェック。すると、左足に2匹、右足に3匹を発見し、処置。幸い吸血される前だった。未舗装路に入って30分程度だったが、予期した通り、この辺りもウジャウジャいるようだ。初めて水分補給した後、出発。(8:54)...15年前は、この尾根筋を西へと進み、高取山へ向かった。
[尾根筋に上った]

 尾根筋を東へ進む。(写真下) 幸いヤブではなく、左は、植林帯、右手は自然林で間にシカ柵が続いていた。シカ柵は壊れている箇所があり、途中、歩き易い植林帯側に入る。
[シカ柵沿いに進んでいく]

 尾根筋を緩く下り始めたので、詳細図から見て、この辺りが沢山だと判断。(写真下) だが、ピークらしい地形ではなく、尾根の先端のような所だった。また展望は全く望めない。山頂標識があるかと探してみたが見つけることは出来なかった。続いて三角点探しを始めるが、これまた、なかなか見つからない。ということで伝家の宝刀、GPSを取り出し、三角点を探すことにした。
[この辺りが沢山の頂上]

 すると、GPS画面上から何度も三角点の上を歩いていることが分かった。そこでじっくり探してみると、落葉で隠れていた三角点を発見。(写真下) 落葉を払って撮影。
[シカ柵傍に三角点を見つけた]

 三角点を撮影した後、来た道を引き返す。今日は歩き始めてから登山者に会っていない。クマが出てこないかとヒヤヒヤしながら、四差路に向かう。途中、行きでも通ったゲートを通過。(写真下)
[来た道を引き返す]

 9:56、舗装路まで戻ってきた。(写真下) ここでクマ鈴を外した後、2度目のヤマビルチェック。すると、左足、右足にそれぞれ1匹発見。帰りでも取り付かれてしまったが、幸い吸血されていなかった。
[再び舗装路に戻る(振り返って撮影)]

 ヤマビルチェックを終え、四差路に戻ってきた。(写真下) ここで右折し、まだ歩いたことのないルートで栗原方面に下っていく。
[四差路に到着]

 坂道を下っていく時、確かこのあたりに三段の滝があると思っていたのだが、案内板を見かけなかった。新東名高速工事で沢水が涸れてしまい、人工的に水を流していると聞いていたので、もう見物場所では、なくなってしまったのだろうか。
 日陰のない舗装路を歩き続け、10:42、法泉寺に到着。この寺の入口に飲料自販機があり、思わず購入。ありがたや。
[法泉寺]

 続いて三之宮比々多神社に立寄る。(写真下) 参拝後、木陰のベンチで小休止。とにかく直射日光が強烈過ぎて、休みなしで歩く気になれない。
[三之宮比々多神社]

 三之宮比々多神社を出発すると、前方に比々多神社バス停が見えた。ここは、珍しく上り/下り双方にバス停が立っている。(写真下) バスダイヤを見たら、次の伊勢原駅北口行きは17:02だった。...10:02の次が17:02
 バス停の先、全く日陰がないのが辛い。
[比々多神社バス停]

 東名高速の下を潜り、ようやくR246のバス停神戸に11:38到着。さて、鶴巻温泉駅行きバスはあるだろうかとダイヤを見たら、なんと1時間に1本しかないダイヤで次のバスは、11:43。これは、三之宮比々多神社のご利益と思えた。ありがたや。ありがたや。
 バスは、3分遅れて到着。こうして無事、エアコンの効いた車内に乗車。
[神戸(ごうど)バス停]

 鶴巻温泉駅に到着後、日帰り温泉施設「弘法の里湯」に立寄る。まだ時間的に早いので空いていた。入浴後、2階に上り、大広間で生ビールを注文。(写真下) 飲みながら詳細図を広げ、本日の山行を振り返る。
 [弘法の里湯にて]


 とにかく暑い日でした。年々暑さが厳しくなっていくような気がします。小田原の気象情報ですと、この日は最高気温35.4℃(日照時間10.4h)でした。今回は、山行時間が短かったので、まだダメージは少ないですが、今後は一層の覚悟が必要です。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。