トップページ>他山域山行リスト>仙元山・ツバキ尾根_記録20110123
2011年1月23日(日) 晴 |
同行者:まーちゃん |
風早橋(9:25)〜(9:33)葉山教会〜(9:42)仙元山(9:53)〜(10:32)観音塚(10:34)〜<南尾根>〜(11:08)林道終点分岐点〜<連絡尾根>〜(11:26)林道終点〜(11:41)尾根取付き地点(11:43)〜<ツバキ尾根>〜(12:28)馬頭観音(12:40)〜(13:09)田浦梅林分岐点(13:13)〜(13:40)田浦梅林展望台(13:43)〜(14:37)京急田浦 |
前夜は、山仲間での飲み会でした。7人でワイワイと飲んでいるうちに、まーちゃんとの三浦半島の山行計画が急遽、決まりました。どういうコースにしましょうかと、飲みながらコースを決める会話は、この上ない肴です。おかげで完全に飲み過ぎました。 翌朝、アルコールがまだ体内に残っており、ヘロヘロな状態で、新逗子へ。
詳細は、以下をご覧下さい。 |
胃もたれ状態で、9:00に京急新逗子駅で、まーちゃんと合流。近いのだが、バスに乗ることに。 9:21、風早橋にて下車。 ここから歩くのは、2009年12月の三浦アルプス以来だ。
続いて到着したバスからドドッとハイカーが下車。すぐに出発する。(9:25) |
|
[今日の出発点:風早橋バス停] |
|
まーちゃんも昨日のアルコールが、まだ残っているようだ。
....まーちゃんは、昨日、山から下りて14:00ぐらいから飲んでいる。
葉山教会の坂道を上っていると、息が酒臭く、気持ち悪くなってきた。歩くペースを落とす。
...山仲間メタボ4人衆の二人であった。 |
|
[葉山教会への坂道] |
|
教会を過ぎると、未舗装の山道になる。山頂直下の階段を登っていくと、仙元山は、意外にも近かった。
....前回は、一度落し物をして引き返したので長く感じたようだ。
仙元山には、9:42着。
ここは、富士山のビューポイント。手前の江ノ島が大きい。だが、残念ながら、南側の箱根から富士山までは、霞んでいた。だが、北側の丹沢の山々は、まだクリアだったので、こちらを集中的に撮影。(写真下)
背後には、賑やかな団体さんが今から出発するところだった。他にも単独男性が登ってくる。やはり、ここは、人気の山なのだと再認識。 |
|
[仙元山から丹沢を眺める] |
|
山頂奥には、標柱がある。「かながわの美林50選」のもので、「仙元山の森」と書かれてあるはずだが、もう殆ど読めない。(「かながわの美林」が何とか読み取れる) 今回、そこに手書きの仙元山の標識がつけてあった。(写真下左)
気がつけば、まーちゃん以外、誰もいなくなってしまった。
「さあ、行きますか」と仙元山の標柱を撮影後、出発する。(9:53) (写真下右)
|
|
|
[仙元山の標柱] |
[仙元山を出発] |
|
こんなにアップダウンがあったっけと思うほど、既に記憶がなかった。
まだ酒が抜けないでいる。とても一気に登れるような階段ではなかった。階段の先では、先に出発した団体さんの姿が見える。
10:10、階段を登りきった。先行の団体さんが休憩中だった。息を整えつつ、団体さんを追い越す。 |
|
[キツイ階段登り] |
|
10:11、左手に分岐路(大山尾根を下っていくルート)を見る。 以前より、はっきりと分岐路とわかるようになっていたが、道標は見当たらなかった。
その後、山道は、戸根山ピークの右側を巻いていく。すると、左手に直線路が見えた。(写真下)
これは、何だと思ったら、戸根山のピークにある無線中継所に続く道のようだ。 |
|
[左手に直線路あり(無線中継所への道?)] |
|
10:20、右手にクリーンセンター分岐の道標あり。ここは、直進する。
10:22、分岐路にて、左手の道(三浦アルプス方面)に進む。(写真下) 去年11月に歩いたときに知った分岐路だ。(以前は、20mぐらい先で左折した) |
|
[左折が三浦アルプスへの道] |
|
10:25、下沢尾根分岐に到着。
ここで左折し、下沢尾根を下るつもりでいたのだが、通行止めの札が掛かっていた。札の下部に付けられた地図を見ると、下った先の林道のゲート入口から中央道トンネルを横断する所までが、工事中のようだ。まーちゃんと相談し、このまま観音塚の方に行くことにした。 |
|
|
[下沢尾根が通行止めとなっていた] |
[通行止めの貼紙] |
|
10:32、観音塚に到着。
....これで3回目の訪問。
石仏に再会。三面八臂の観音像。側面には、寛政と読める年号あり。
....何故か、江戸時代だと心が躍るのだ。
昨年11月は、ここから南西側の尾根を下っていき、住宅街に下ったことを思い出す。踏跡は、あるが、この方面への道標は、見当たらなかった。
今日は、東へと進む。 |
|
[観音塚にて] |
|
観音塚から歩き始め、すぐ先で、分岐点となる。左手の谷沢尾根ルートには、先程の下沢尾根と同様、通行止めの札が掛かっていた。(写真下)
このルートも森戸川に出るルートの一つである。ここでも林道に下れず、右側の道を進む。結局、ここまで、2009年12月に歩いた三浦アルプスと同じルートを歩くハメになってしまった。 |
|
[谷沢尾根も通行止め] |
|
10:43、ちょっとした登りをクリアすると、ドングリ並木の細長いピークに出た。(写真下) 右手には、湘南国際村方面が眺められる。
この長いピークの先端には、地面に三浦中央道路3級基準点という標石が埋め込まれてあった。(写真下右) |
|
|
[ドングリ並木] |
[三浦中央道路3級基準点] |
|
すごく山奥のように感じられる竹ヤブ(自分の背よりも高い)の中の山道を通り抜け、10:53、山火事注意のカンバン27に出る。
おやっ、前回歩いたときと何か印象が違うと思っていたら、以前あった道標がないことに気がついた。どうやら分岐点を示す道標は、撤去されてしまったようだ。
ここで右折すれば、新沢バス停へ下っていけた筈である。但し、このルートは、ヤブがきつく、確か「夏場、草茂り困難」というようなコメントが道標にあった。
|
|
|
[ここは、以前、道標があった] |
[昔の道標] |
|
その後もまーちゃんペースで、ドンドン進んでいく。
11:08、丁字路に到着。左は、林道終点に続く連絡尾根ルートだ。ここで左折し、森戸川に下る事にした。 |
|
[連絡尾根への分岐点] |
|
連絡尾根は、後半、ヤセ尾根の急な下りとなる。慎重に下っていく。木があるので、手で確保しやすいのが、ありがたい。
....枯れ木には注意。
下からハイカーの声が聞こえる。もうすぐ林道終点のようだ。 |
|
[絡尾根の急斜面を下る] |
|
11:26、林道終点に飛び出た。ハイカーの姿も見受けられる。ここで、森戸川上流方面に向かう。
林道側には、先程と同様な林道通行止めの札がぶら下がっていた。 |
|
[林道終点に出た] |
|
南沢と中沢の合流点で、南沢を渡り、中沢方面を進む。雨が降らないせいか、どちらの沢も水量が、非常に少ない。
山道から森戸川(中沢)に出た。ここから先、山道は、沢の端を歩くようなところだ。昨年秋、沢の水量が多く、難儀したが、今日は、至って簡単。登山靴であれば、沢のどこでも歩けるような状況だ。 |
|
[森戸川を歩く] |
|
そんな訳で、トラロープを使用して沢から離れ、山道にあがるところでも、どうせ沢沿いに進むので、今回は、この後、沢を歩いていく。(写真下) |
|
[右岸の山道ではなく、沢を歩いていく] |
|
11:36、正面に小さなナメが現れた。(写真下)
水量があったら、ちょっと滑りそうだが、今日は、スタスタと歩いていける。 |
|
[小さなナメあり] |
|
左上には、山道が並行に走っているところを沢沿いに進む。 冬だというのに、ここは、常緑広葉樹が多く、緑が目立つ。あまり冬という感じがしない。
前方左に小さな木橋が見えてきた。 |
|
[水量が少ないので、容易に歩ける] |
|
木橋を左に見た後、すぐ先で、沢が二分する。(11:41)(写真下)
右手の沢が中沢で、もう少し先に行けば、うなぎ淵という深い澱みがある。この中沢コースも、そのうち行ってみたいコースだ。今日は、この沢が二分する間の尾根を登っていく。 ここからが、ツバキ尾根だ。 |
|
[ツバキ尾根への取り付き地点] |
|
まーちゃん先頭で、尾根に取り付く。(11:43)
先程の連絡尾根と似たようなヤセ尾根の登りだ。踏跡も、それなりにあった。 |
|
[急なヤセ尾根を登っていく] |
|
11:47、斜面での丁字路に出た。右手は、中沢に下っていく経路のようだ。左折し、尾根を登り続ける。ここから日が当たりだした。だが、気温は、低いままなので、歩き回るには、ちょうどいいコンディションだ。
そのうち、傾斜が緩やかになり、歩きやすくなった。
12:07、165mピーク(1/10000地形図)の左側を小さく巻く。ピーク地点は、低木のヤブ状態で、行く気になれなかった。 |
|
[明るい尾根筋に出た] |
|
「これってツバキの木ですね。」 と、ツバキの木が、数多くあることをまーちゃんと確認するのだが、花が咲いていない。 ツバキ尾根というからには、季節柄、ツバキの花が咲いているのに違いないという期待は、見事に裏切られた。
すると、ようやく咲いていた花を一つ見つけた。結局、咲いた花を見たのは、これと、すぐ隣に咲いていた花の2つだけだった。
. .....まだ時期が早かったようだ。 |
|
[ツバキの花をようやく発見] |
|
ツバキ尾根というのは、ヤセ尾根で左右がスパッと切れ落ちているようなイメージを1/10000地形図から予想していたのだが、現実は、全くそうではなかった。至って歩きやすい尾根だった。踏み跡もしっかりある。 「ツバキが満開の頃に歩いたら、なかなか印象深い山歩きになりますね〜」 と、まーちゃんと話しながら、尾根を進む。
まーちゃんは、ツバキ尾根の最終点である北尾根と合流するピークを直登したがっていたが、取り付き点のヤブ状態を見て、あっさり方向転換。 右手の巻き道ルートを進む。 |
|
[少しヤブっぽい道を行く] |
|
12:25、ツバキ尾根が終了し、北尾根の登山道に出た。特に標識らしきものは、なかった。ここからは、帰り道を考えて、東へ向かうことにした。 |
|
[山道に飛び出た。(まーちゃんが見ている方向から出てきた)] |
|
馬頭観音に到着。12:28
ここで、昼食タイムとした。だが、まだそれほど食欲はないものの、朝よりは、だいぶ回復してきた。リンゴを食べる。休憩中にボーイスカウトのグループが通過して行った。
馬頭観音を12:40、出発。
出発する頃には、身体が冷え切っていた。 |
|
[馬頭観音] |
|
東側に歩いていき、丁字路で、乳頭山方面に向かうことにし、帰りのコースは、田浦梅林を通ることにした。
13:09、分岐点に到着。(写真下)
左の下り道を行けば、田浦梅林だ。右は、乳頭山へ。
田浦梅林の道に入る前に、左手のベンチのある小広場で、東京湾を眺める。 ランドマークタワーは、見えたが、その奥は、霞んでいる。時間も昼過ぎとなり、遠景は、こんなものかなと思う。
「さて、行きますか」
と、田浦梅林へ。
....乳頭山登頂には、拘らない。 |
|
[田浦への分岐点] |
|
分岐点からは、いきなりロープのある急斜面を下っていく。
13:26、横横道路の陸橋に出た。(写真下) 田浦梅林へは、陸橋だったのかと初めて知る。これであれば、高低差がなく、楽だ。まーちゃんは、この先、安全ということで、ザックの中のポリタンを取り出し、水を捨てている。
.....すごい水の量。 |
|
[横浜横須賀道路を渡る] |
|
すっかり葉を落とした桜の林を通り過ぎ、下り道を行けば、展望台だ。 展望台の手前の斜面に梅の木が何本かあったのだが、そのうちの3本が、既に花をつけていた。 |
|
[白梅が花をつけていた] |
|
展望台に上がると、360度の眺めが味わえた。ゆっくりと眺めていたかったが、じっとしていると、寒気を感じる。そんな訳で、撮影すると、即座に下ってしまった。 |
|
[展望台に上がる] |
|
梅林に入る。まだ開花には、早すぎた。だが、歩道の横には、スイセンが満開だった。
旧田浦梅林を通り、下っていく。 |
|
[梅はまだ早かった] |
|
田浦梅林を下り終わって、平坦な住宅街を進む。
左手に酒屋を発見したが、シャッターが下りていた。だが、酒の自販機があり、これを利用することに。免許証を差し込むタイプの自販機だった。丹沢だと、寄バス停近くの酒屋の自販機も、このタイプだったことを思い出す。
だが、免許証が途中で引っ掛かり、出てこない。5mmも出ていない状況だったが、まーちゃんの指2本の力で見事、免許証を取り出すことが出来た。
. ....さすが、元クライマー、いや現役クライマーか |
|
[酒の自動販売機(免許証を入れる)] |
|
左折して、国道16号線沿いにゆっくり歩いて行けば、京急田浦駅に到着。
時計を見たら14:37だった。これならば、16時前には、帰宅できるだろう。 ホームのベンチで、まーちゃんと上り電車を待った。 |
|
[京急田浦まで歩いた] |
|
今回は、体調は、イマイチでしたが、コースは、最高でした。 森戸川沿いの沢歩き、ツバキ尾根、田浦梅林など、見どころが多く、冬の低山を満喫しました。 この山域は、まだまだ歩いていないコースが多く、これからも楽しみです。
まーちゃん、ご同行、有難うございました。
|
※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
|