トップページ他山域山行リスト>高畑山・倉岳山_記録20111123


高畑山・倉岳山

 山行日
2011年11月23日(水) 晴 同行者:NASさん
 コース
鳥沢(8:55)〜(9:12)虹吹橋〜(9:23)ゲート〜(9:27)小篠貯水池〜(9:48)分岐点〜(10:22)仙人小屋跡地〜(10:43)高畑山(10:48)〜(11:06)天神山(11:09)〜(11:13)穴路峠〜(11:37)倉岳山(12:01)〜(12:22)立野峠〜(13:15)唐栗橋〜(13:30)梁川 
 今回は、中央線沿線の山、高畑山・倉岳山を初めて登ってきました。
 「車窓の山旅・中央線から見える山」山村正光(実業之日本社)という本が好きで、何度も読み返していて、八ヶ岳や北アルプスに行く時、特急の車窓から、このあたりの山を眺めては、あれが、扇山、百蔵山等、山座同定するのが楽しみの一つでした。
 それゆえ、そのうち登って見たいと思っておりましたが、この度、ひょんなことから、高校時代の友人NASさんと登る機会を得ました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 甲府行きの各駅停車に乗るため、八王子のホームで電車を待つ。
 8:04、甲府行きの各駅停車がホームに滑り込んできた。一つ前の豊田始発のせいか、車内は、ガラガラだった。八王子からは、乗客がそこそこ乗った。だが、座席が全部埋まるということは、なかった。
 中央線の登山者というのは、意外に少ないのだな〜と確信したのは、この電車が高尾に着いたときだった。殆どの乗客(特に登山姿)がこ こで、降りてしまったのだ。どうやら、中央線沿線では、高尾山の人気度が抜群らしい。
 だが、ここで、ちょっと違和感を感じる。
 そう、この甲府行きが、なかなか発車しないのである。後発の特急に追い抜かれるためなのかなと、車窓を眺めていると、ホームの反対側にオレンジ色の中央線特別快速が到着した。
 「....」
 一瞬、何が起きたのか分らなかった。
 1分後には、この甲府行き車内の光景は、立ち客も目立つほど、様変わりしていた。
 この甲府行きに特別快速が待合わせしていることを皆、知っている訳で、高尾駅で下車したら、反対側に停車している、この電車へ一目散にダッシュ。(そりゃ、そうだ。最初の方であれば、確実に座れるのだから)

 高尾を発車した時には、小田急線と同様、登山者だらけになってしまった。違いと言えば、小田急線がオープンシートであるのに対し、この中央線は、ボックスシートであることの違いぐらいであり、乗客数は、さほど変わらない状況だ。
 結局、中央線も小田急線と同じか....そういう、至って当然の結論に達したのだった。

 8:49、鳥沢に到着。
 同行者のNASさん(高校生の時からの付き合いなので、いつも苗字だけで呼んでいる。そのせいか、NASさんとか、NAS氏等の呼び方は、どうもしっくりこないのだが、ここは、敢えて「NASさん」と表記)とは、この駅前が待合わせ場所だったが、駅が小さいだけにホームに降りた瞬間、すぐに合流できた。
 聞けば、彼もまた、先ほどの高尾で特別快速から乗り換えてきた乗客の一人だった。
 NASさんは、東東京在住のため、丹沢よりも、この中央線の方が交通の便がいい。また、本人曰く、バスが嫌いとのことで、駅からすぐ歩き始められる山がいいとの事。
 そんな訳で、中央線沿線の山々が気に入っているらしく、特にこの倉岳山が大好きで、何度も訪れているという。
[今日の出発点:鳥沢駅]

 鳥沢駅から甲州街道を東京に戻るように進む。
 すると、右折路のある角に「倉岳山・高畑山→」の道標が立っていた。右折すると、中央線の下をくぐるように道が続いていた。
  ....背中をまるめて前進。


 中央線をくぐった後、左折し、東に進む。その後、右折し、南下していく。
 前方に登山者が目立つ。NASさんに言わせると、紅葉シーズンだけに普段よりも登山者が多いという。
 さらにもう一度、右折すると、ようやく桂川を渡るところまでやってきた。
[普段より登山者が多いらしい]

 虹吹橋で桂川を渡る。
 ここまで、何度となく道を曲がってきたが、高畑山・倉岳山への道標が整備されてあったので、迷うことはなかった。(まあ、単にNASさんについていけば、問題ないのだが、ここは、単独のつもりで道標を都度、確認してきた)
 NASさんの足取りは、速い。だが、こっちは、風邪気味で、ハナ水が出てくる。このため、しばし鼻をかむために立止まるハメに。

 9:23、ゲートを通過する。ようやく、このあたりから山道っぽくなってきた。
[ゲートを通過]

 正面に土砂を積上げたような斜面が現れる。
 この上が、貯水池だとわかった。その斜面の下で、左岸から右岸に道が続いていた。

 右岸の道を進むと、貯水池が姿を見せる。だが、驚いたことに、まったく貯水されてなかった。NASさんは、ここを何度も通っているが、水がないのを見たのは、初めてらしい。
[貯水池には、なんと水が全くなかった]

 オシノ沢沿いに登ってきた登山道が、二分する。(9:48)
 直進は、穴路峠、右折は、高畑山だ。倉岳山直行であれば、直進するのが近道となる。だが、ここは、予定通り、高畑山を経由して倉岳山に向かうつもりだったので、右折する。
 沢沿いの道から、一転して斜面の登りとなる。
[分岐点にて]

 落葉を踏みしめて、一直線に登っていく。よくみると、落葉の中に大きな葉が散乱している。ホウノキかトチノキだろうか。登山路の斜度は、息が切れない程度で歩きやすい。

 大きなジグザグ路となり、高度を稼ぐ。
 斜面を振り返ると、倉岳山が木立の間から姿を見せた。
[今回のパートナーNASさん]

 少し下り、左のピークを巻いていく。右手の緩斜面の雑木林も紅葉が始まったところだった。

 10:22、仙人小屋跡に到着。今は、単に平は小広場があるだけだ。このあたりも落葉が多い。
 仙人というのは、戦後の一時期、ここに仙人が住みついていたことが由来のようだ。
[仙人小屋跡地にて]

 仙人小屋跡からヒノキの植林帯を登っていく。進路方向の正面に太陽が出てきた。モロに太陽を見てしまうような状況となった。こんな経験は、久々だ。
 ここでもNASさんの足取りは速い。

 10:31、尾根の筋に出た。ここで右折し、尾根筋を進む。だが、ここからの勾配が一番キツい箇所だった。ハナ水が出てきて喉が痛いという最悪の状態で、ヒイヒイ言いながら登っていく。
[植林帯を登っていく]

 10:43、高畑山頂上に着いた。
 山頂には、既に2、3人の登山者が休憩中だった。楽しみにしていた富士山の眺めをしばし堪能。

 「さあ、行こう。」
 聞けば、NASさんは、山頂に着いたからと言って、休まないらしい。今日は、ここまでいつもより、10分弱遅いと言う。やはり、こちらが、ハナをかんだり、撮影したりする分、余計に時間がかかってしまったようだ。
 まあ、今回のメインは、倉岳山なので、ここは、写真を何枚か撮っただけで出発することに。
[高畑山頂上にて]

 下り斜面だが、歩きやすい。雑木林に差し込んでくる太陽光線がこの季節にしては、強く感じる。
 相変わらず、NASさんの足取りは、快調で、ついていくのがやっと。
. ....撮影していると、すぐ離されてしまう。
[下りとなる]

 天神山という小ピークに到着。北側の景色を眺める。
 NASさんがふと呟く。
  「中近東の友人にこの紅葉の山を見せてやりたい。」

 彼は、社会人となった後、中近東の海外生活が長かったので、現地の友人も多いらしい。
  「中近東での登山なんてあるの?」
  「ないね〜。スポーツと言えば、ゴルフぐらいしか、やったことがない。」
  「砂漠の世界だと、四季を感じさせるような行事は、ないのか?」
  「砂漠といえども、一時期、黄色い花が咲くので、それを見物するようなイベントがあるよ。」
 どうやら花を観賞するというのは、万国共通のイベントのようだ。
[天神山にて]

 天神山を下っていくと、すぐに穴路峠に下り立った。
 我々は、東西に走る稜線沿いからこの峠に出たが、日陰の北側の斜面から、この峠をを越えて、南側に下っていくようなコース取りだったら、ちょっと休憩したくなるような峠だ。
 撮影しただけで、すぐに反対側の登りの山道に取り付く。
[穴路峠にて]

 急な登りが続く。だが、自然林が続き、時折、紅葉した樹林があったりして、登りの疲れを癒してくれる。
 NASさんのパワーがここでも爆発。直登だろうと、ジグザグであろうと、とにかく速い。
 11:34、ようやく頂上とほぼ同じ高さの稜線に出た。
 「ここまで来れば、頂上までは、もう楽勝!」とNASさん。
 確かにここから山頂までは、自然林が目立つ直線路で、気持ちのいい山歩き。なんとなく進んでいくのが勿体無いという気分になってしまう。
[頂上への登り]

 11:37、倉岳山頂上到着。
 すでに山頂は、20人弱の登山者が休憩中だった。ここで、ランチタイムとする。また、今日は、久々に火器を利用して、ホットコーヒーを飲む。
  「やはり、テルモスの湯よりは、沸かして飲む方がいいね〜」
とNASさん。どうやら、熱いコーヒーにご満足の様子。
 山頂からの富士山は、もう霞んで見えなかった。山頂標識を入れて記念撮影した後、出発することにした。
[倉岳山頂上にて]

 倉岳山からの下りは、これまた急だった。
  「この下りは、登りたくないね〜」
と、NASさんと話しながら下っていく。
 途中、紅葉に遭遇した。

 12:22、立野峠に到着。ここは、先ほどの穴路峠とは違って、あまり峠の匂いがしなかった。それは、鞍部という感じがしなかったせいかもしれない。
 左折し、月尾根沢方面に下っていく。
[立野峠]

 月尾根沢沿いに下っていくのは、単に沢を下っていくだけだと思っていたが、これが大間違いだった。ここは、植林帯ではあったが、その中にトチノキらしき大木が伐られず、何本も残っていた。こうやって、大木を見ながらの山歩きは、楽しい。
[月尾根沢沿いに下っていく]

 13:15、車道に出た。(写真下)
 時々、振り返りながら、東側の山並みを眺める。稜線が手前から続いているのだが、その先に単独峰のように見える山があった。ちょっと気になったので、帰宅後調べたら、矢平山という山だった。
[車道に出た]

 梁川大橋を渡る。ここまで来れば、梁川駅は近い。(写真下左)
  「ビールが飲みたいね〜」
と言うと、
 「梁川駅の下に店があるので、ビールが手に入るよ。」
とNASさん。そんな話をしていると、目の前にビールの貼紙が。(写真下右)
[桂川を渡る] [ビールの貼り紙]

 缶ビールで乾杯していると、電車の時刻が近づいてきた。
  「こりゃイカン、駅に行こう」
 店からホームまで慌てて駆け上がる。
  ....改札口(無人駅だが、切符販売機とスイカあり)からホームまでが、遠かったのだ。
 そんな訳で、今回のゴール写真は、下の1枚のみとなった。
 [梁川にて中央線に乗車]


 初めての山で、同行者も初めてのNASさんだっただけに山も、歩く話も新鮮でした。
 NASさんとは、今後、歩く機会が増えそうです。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。