トップページ>他山域山行リスト>矢平山_記録20111217
2011年12月17日(土) 晴 |
同行者:NASさん |
梁川(8:20)〜(9:46)寺下峠(9:48)〜(10:21)矢平山(10:29)〜(10:51)新大地峠〜(10:58)大丸(11:38)〜(12:32)川合峠〜(12:44)川合橋〜(12:51)四方津 |
中央線沿線の山々第二弾の山行です。前回、倉岳山から月尾根沢経由で梁川駅に下山しましたが、その駅に向かう車道にて、右手後方を振り返りますと、東側に続く稜線の先に形のいい独立峰が目に入りました。
帰宅後、カシミールで調べてみますと、その峰が矢平山だと分りました。ということで、今回は、そのピークを目指します。パートナーは、前回同様、NASさんです。 |
前回より、早めの電車に変更し、梁川駅には、8:17着。小ぢんまりした駅舎を通り抜け、すぐに出発。
国道20号線を八王子に戻るように進む。どこで右折するのかと地図で確認しながら歩くと、道標[倉岳山・寺下峠]が立っていた。今回のルートも道標が完備されているようだ。
桂川を渡り、車道を進む。見上げれば、青空が広がっているが、北側斜面を登っているので、日が当たらず、まだ気温が上がらない。
8:43、舗装路から山道に入った。 |
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[今日の出発点:梁川駅] |
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山道でも日陰が続く。おかげで、なかなか身体が温まらない。登山道沿いに黒いホースのようなものが続いている。どうやら水道管のようだ。(写真下)
山道をハアハア言いながら登っていくと、尾根の背に乗り、フラットな道となる。だが、この辺り、どうも地形が複雑だ。 9:12、沢が二分する。ここで左の沢を渡り、右岸を進んでいくのだが、ちょっとルートが分り難かった。道標を見つけたことで、ルートを確信する。 |
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[水道用?のホースが続いている] |
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山道は、急斜面をジグザグに続いていた。いつのまにか、周囲は、自然林と変わっている。ジグザグ路だったが、親切なことに途中、ロープが用意されてあった。(写真下)
北側には、樹林の間から扇山が見える。あちらは、陽が燦々とふりそそいでいる。「南側斜面は、暖かそうだな〜」と、NASさんと話す。
尾根を回り込むように山道が続いている。すると、左手に印象的な独立峰が見えた。ここまで来たら、傾斜も緩くなり、南東へトラバース気味に進んでいく。 |
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[ロープが現れた斜面の登り] |
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9:46、寺下峠に到着。(写真下)ようやく陽が当たるようになった。ここで、東の稜線へと左折する。
前方が一直線の登りとなった。これは、キツいなぁと思い、ゆっくり登っていくと、なんのことはない、2、3分後には、左へ巻くように山道は、変化していた。地図(山と高原地図高尾・陣馬)で確認すると、丸ツヅク山のピークを巻いているところだと分った。 |
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[寺下峠に到着] |
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巻き道が終わると、緩やかな下りとなる。
「意外に林相がいいじゃないか。」
正面には、冬木立の光景が続き、その奥には、矢平山と思われる山容が見える。(写真下) |
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[正面が矢平山のようだ] |
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矢平山の登りに取り付く。
振り返って、白い富士山を探す。
段々、登りは、急になってきた。やがて、ロープが現れ、結構、急登となった。
「ようやく食欲が出てきた。」
とNASさん。昨夜の忘年会の酒がようやく抜けてきた模様。 |
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[ロープが現れ、急登となった] |
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急登が終われば、山頂と思ったら、そうではなかった。フラットな道が続いている。
「これまた、素晴らしい樹林帯だね〜」 と、NASさんと会話。
倉岳山とか高柄山と異なり、その間に位置する矢平山は、あまりガイドブック等では、紹介されていないと思うのだが、このルートの冬枯れの木立は、なかなかの感動モノだった。 |
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[登りきれば、冬枯れの木立が素晴らしい] |
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ほんの少し登った所が矢平山頂上だった。(10:21)
周囲は林で、東側だけが、植林帯となっていた。残念ながら、ここからだと、手前の木の密集度が高く、富士山が、よく見えない。だが、仮にそれらの木を切ったとしても、富士山自体、白い頭の部分だけ、ちょこんとしか見えていなかった。これが、矢平山を地味な山にしている理由だろうか。
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[矢平山頂上に到着(振り返って撮影)] |
[頂上にあった山頂標識] |
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矢平山でランチと思っていたが、時間的にまだ早いということで、先に進むこととした。
稜線に出てから、陽だまりハイクとなり、心地よい。気分よく、矢平山の斜面を下っていく。
NASさんと、しゃべりながら話していると、右手に舗装された林道が見えてきた。視点をその上に持って行くと、逆光だったが、遠く山稜が続いていた。 |
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[矢平山を下っていく] |
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10:51、分岐点に到着。 道標が立っており、よく見たら、ここが新大地峠だと判明。
「あれっ、旧大地峠を通り過ぎている!」
山と高原地図で確認すると、右手に林道が見えていた時点で、既に旧大地峠を通過していた。予定では、旧大地峠から右折し、甚之函山に寄り道し、そこでランチにしようと、矢平山を出発するときに決めていたのだが、話に夢中になり、旧大地峠の分岐点を見過ごしてしまった。これは、イカンと反省後、予定変更し、このまま直進することにした。
「なんだ、あれ?」
と、指差すNASさん。思わず、視線をそちらに向ける。 |
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[新大地峠] |
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ひと登りすると、そこは大丸というピークだった。(写真下) 道標が立っており、ここは、高柄山方面と四方津駅方面の分岐点となっている。
時間もちょうど良いことから、ランチタイムとする。今回も湯を沸かし、ホットな飲み物で身体を温める。
11:38、出発。
休憩中、ここから高柄山へと向かうパーティが通過していったが、我々の稜線歩きは、今回、この大丸まで。ということで、北側の四方津駅方面に下っていく。 |
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[大丸] |
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すぐに新しい林道に出た(写真下)が、道標の指示に従うと、再び山道に入った。
その後、左手に北側へと林道を延長する林道工事を目の前にしながら、山道を下っていく。
12:07、落葉の積る山道の傍らに馬頭観音?を見つけた。元号は、寛政と読めた。何の変哲もない山道と思ったが、結構、由緒ある山道のようだ。
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[この後、林道を少し歩く] |
[石仏発見] |
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山道の道幅が若干、広がったかと思ったら、すぐに舗装路に出た。(12:29)
舗装路からは、里山風景が広がる。左奥の山は、扇山のようだ。(写真下)
12:32、川合峠という道標の立っている箇所を通過するが、どこが峠なのか、よくわからなかった。 |
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[里山風景が広がる] |
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桂川を渡り、四方津駅に到着。(12:51)
暖かい日差しが、眩しかった。 |
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[四方津駅に到着] |
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<以下、余談>
上り電車は、12:49が行ったばかり。次は、13:28。まだ時間があるので、駅前で、ビールが入手できるかと店を探すが、そのような店は一軒もなかった。ビールを求め、目の前に見える巨大なエレベータに乗ってみる。
この上は、一戸建ての大規模な住宅エリアになっている。そんな住宅街だから、店の一軒ぐらいあるのではないかという目論見である。エレベータに乗ったものの、ここまで誰にも会わないので、ちょっと不気味だった。
エレベータ自体は、それほど速くない。「巨大な設備だな〜」と、周囲をキョロキョロした後、先ほど登ってきた南側の稜線の山々を眺める。
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[エレベータ(エスカレータでなない)に乗る(振り返って撮影)] |
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エレベータから降りると、目の前に立派なスーパーが。 「おお、これならば、ビールがあるはず。」 と、二人して、中に入り、3分後には、缶ビールを手に持って出てきた。
スーパーの外で、缶ビールを一気飲み。喉を潤すことがこんなに快感だったとは、と再認識。
「さて、駅に戻りますか」
と、エレベータ前で、扉が開くのを待っていると、後に列が出来た。どうやら駅に向かう場合は、このエレベータ、混みそうである。電車の時刻に合わせて皆、家を出るためだろう。来た時のエレベータとは、反対側に設置されたエレベータで駅に向かった。 |
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[降りたら、立派なスーパーあり] |
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上記のように矢平山の冬枯れの樹林帯は、なかなかの光景でした。これは、高畑山・倉岳山を登ったときには、感じられなかったことです。
中央線沿線の山々訪問は、まだまだ続きそうです。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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