トップページ他山域山行リスト>赤薙山_記録20150712


赤薙山 〜日光表連山〜

 山行日
2015年7月12日(日) 晴 同行者:「山の会」メンバー 6名
 コース
霧降高原(10:27)〜(11:09)小丸山(11:22)〜(12:04)焼石(12:09)〜(12:43)赤薙山(13:24)〜(13:48)焼石〜(14:15)小丸山(14:23)〜(14:53)霧降高原
 この度、NASさんが所属する山の会に私も正式に入会致しました。ということで、今回は、正式会員として、記念すべき第1回めの山行となりました。目的地は、日光/赤薙山で、私にとって栃木県の山では、日光白根山に次いで2つ目ということになります。
 詳細は、以下をご覧ください。


 7:00、東武浅草駅ホームで、山の会メンバーの方々と集合し、7:10発会津田島&東武日光行きの快速に乗車。東武線で日光に行くのは、初めての経験だ。
 ....それにしても、東武日光まで1,360円というのは安い!

 終点東武日光駅で下車し、大笹牧場行きのバスに乗り換え、霧降高原にて下車。
 時計を見たら10:12だった。
 周囲を見渡すと、ものすごい観光客の数だ。本格的な登山姿という人は、それほど見かけなかった。ここは、バス以外にも一般駐車場があり、マイカーで訪問している観光客が多いようだ。
[霧降高原バス停にて下車]

 今日の山の会メンバーは、私以外に6名の方々。
 スタートに当たり、山の会会長から、「ここから階段が続くので、各自のペースで行きましょう」とのことで、最上段での集合時刻を決めた後、バス停横の階段下を出発。(10:27)
 そんなに階段が長いのかと、今回、全く予備知識のなかったので、この先が楽しみだ。
[目の前の階段を登っていく]

 樹林帯を抜けると、階段が延々と続いているのが分かった。(写真下)
 それとともに左手には、草原上の斜面が続いていた。
 緑の絨毯のような斜面が新鮮に映り、眺めているだけで、心が癒される光景だった。

 足下の階段には、全体の段数1445段の他、現在の段数が記載されており、すでに500段登っていた。このペースで、既に500段なら、楽勝だろうと思った。
[視界が広がる] [全部で1445段の階段]

 左手の斜面には、ニッコウキスゲが咲いていた。開花タイミングとしては、すでにピークを過ぎており、今回の山行では間に合わないかもと言われていたが、何とか間に合ったようだ。
[ニッコウキスゲが咲いていた]

 避難小屋を過ぎたところで、階段の斜度が変わった。
 今までの緩やかな階段から、本格的な登りとなり、それが一直線に延びていた。
 これは、正直キツイなと思いつつ、一歩一歩進んでいく。(写真下)
[直線状の階段を行く]

 途中、所々に左へすぐ行き止まりとなるルートがあり、その終点が展望デッキとなっていた。
 ちょっと寄り道してみる。
 見上げると緑の斜面が視野一杯に飛び込んでくる。(写真下)
 ここは、先程の案内板で知ったのだが、1965年から2003年まで霧降高原スキー場が営業していた斜面だった。スキー場の維持から、草木を刈り取ることで、草原ができ、ニッコウキスゲなどの草花の宝庫になったのだという。このような草原は、放っておくと、やがて木が侵入し、徐々に森へと変わり、草花は姿を消していくことになる。そのため、この草原を保つためには、人の手が必要だとの説明があった。

 さらに登っていき、別の展望デッキでは、緑の斜面を見下ろす。
[斜面を見上げる]

 11:05、1445段の階段を登り切った。
 撮影しながらではあったが、制限時間内にメンバーと合流した。
 1グループとなって、さらに奥へと進んでいく
と、平らな広場に出る。どうやら、ここが小丸山頂上のようだ。(写真下左)
 ここで、小休止。赤薙山方面を眺める。(写真下右)
[小丸山にて小休止] [赤薙山方面の眺め]

 11:22、小丸山を出発。
 今までの人の数がウソのように一気に減少。
 ようやく静かな山歩きとなる。斜度は、それほど急ではないので、いきなりハアハア、ゼイゼイすることなく、ゆっくりと登っていく。
 だが、11:38、溶岩が固まったような岩場にて、会長とTOSさんが体調不良ということで、ストップ。
とうことで、残り5人で、赤薙山を目指すこととなった。 
[緑の草原尾根を登っていく]

 登り始めの頃と変わらない山道を登っていく。
 今日の天気は、絶好の登山日和だ。標高2010.3mの赤薙山であれば、顎の下からダラダラと汗を落としながら、登っていくものとばかり思い込んでいたが、意外と涼しい。これが嬉しい誤算だった。
 ....昨日の丹沢/経ヶ岳とは、大違い。
[焼石にて]

 太陽が雲に隠れ、日が差し込まなくなると、涼しさが一層強まり、ますます快適な登りとなる。
 目指す赤薙山のピークは、どこだと、地図で確認すると、いくつものピークが見える中、どうやら一番手前だということが分かり、気合が入る。
 ササ原が続く斜面を左に見る。
[天気が少し曇ってきた]

 樹林帯に突入する。
 すると、再び陽光が差し込んできた。ここは、風がないことと、急登だったこともあり、ちょっと暑苦しくなった。前を歩いていたメンバーのSIYさんの足が止まる。
 「やはり、頂上まで簡単には登らせてくれませんねぇ〜」
と言いながら、小休止。

 まだ樹林帯の登りは、続くのかなと思っていたら、フラットになり、前方に道標のようなものが見え、山頂だとわかった。
[樹林帯を通過]

 12:43、赤薙山頂上到着。頂上には鳥居があり、その神額には、「赤薙山神社」と書かれてあった。奥には、小さな石の祠が見える。
 まずは、メンバーで登頂の記念撮影を行う。(写真下)
 樹林に囲まれ、展望は、よろしくない。頂上からさらに女峰山へ続く登山道を進んでみると、木立の間からは、男体山方面が望めた。しかしながら、これ以上視界が広がる場所は、ないと判断し、引き返すことにする。結局、頂上標識の傍で、ランチタイムとした。
[赤薙山頂上にて]

 三等三角点を撮影した後、他の登山者グループが登ってきたところで、13:24、頂上を後にする。帰路は、登ってきた道を引き返す。
 ちょうど、急斜面の樹林帯を出たところで、会長とTOSさんと合流。(写真下)
 この先、登りがキツくなるということから、ここで、我々を待っておられたようだ。
[下りの途中で、二人と合流]

 来た道を引き返すが、いちいち振り返っていた訳ではなかったので、眺める景色は、新鮮だ。ここは、本当に緑が美しい山だと思った。(写真下)
 頂上付近を過ぎれば、登山道には、高い木がないので、とにかく視界が広がるのが嬉しい。
[全員で下山]

 小丸山を通過し、直線状の階段を下っていく。
 行きと違って、時間帯が遅くなったせいか、登ってくる観光客の数も減っていた。
[一直線の階段下り]

 帰りは、直線状の階段から途中で外れ、高山植物の花を観賞しながら、山道のジグザグ路を下っていく。ニッコウキスゲの他にクルマユリ、ヨツバヒヨドリなどを撮影した。
[帰りは、斜面内の山道を歩く]

 ゆっくり下って、14:53、霧降高原バス定着。
 バスは、15:40までないので、ゆっくり着替えたりして過ごす。
 [霧降高原バス停に到着]


 山の会正式会員としての山行第1回目、天気は最高で、涼しい山歩き、ニッコウキスゲなど高山植物も豊富ということで、今回の赤薙山山行は、とても印象深いものとなりました。
 同行者の山の会メンバーの方々に感謝いたします。
 ....帰りの電車の中や、浅草での反省会と、いろいろとお世話になりました。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。