トップページ他山域山行リスト>ニカニカ集会_記録20130407


菊花山・御前山 〜 中央線沿線の山々〜

 山行日
2016年1月10日(日) 晴 同行者:「山の会」メンバー 7名
 コース
大月(9:30)〜(9:40)秋葉神社(9:45)〜(10:20)無辺寺分岐点(10:25)〜(10:36)菊花山(10:52)〜(11:38)九鬼山分岐点(11:43)〜(12:02)大月駅分岐点〜(12:06)御前山(12:58)〜(13:02)大月駅分岐点〜(13:10)厄王権現〜(13:35)赤鳥居(林道合流点)〜(13:44)厄王権現石碑(20号線合流点)〜(14:05)大月
 今回は、山の会山行で、菊花山・御前山に行ってきました。山と高原地図「高尾・陣馬」(昭文社)の地図を広げますと、中央線上野原〜大月間で、5箇所、御前山という山名を見つけることが出来ます。今回は、その中で一番西側の御前山を訪れました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 中央線大月駅に8:28到着。集合時刻よりもだいぶ早めに着いてしまった。
 改札口を出たら、太陽は、既に昇っているのだが、駅前は、まだ南側の山(これから登る菊花山)の日陰となっており、滅法寒い。待合室を探すが、なんと駅の外に待合室がなく、ホーム側にしかなかった。そんな訳で、日陰の中、改札口のベンチにて、メンバーを待つ。
 
 今回の山の会メンバーは、私以外に7名。そのうち、2名の方とは、初めての同行だった。
 日が、より高く昇り、駅舎にも日が当たるようになる頃、大月駅をスタートした。(9:30) 
 上空は、澄みきった青空が広がる。今日は、富士山がよく眺められるだろう。
[大月駅を出発する]

 駅前の通りを南へと直進する。
 目の前が菊花山だ。その山へ近づくと、日陰になった。(写真下)
 一気に冷気が押し寄せてくる。北側斜面は、まだ日が当たっていないため、相当な温度差だ。
[北側斜面の日陰に入る]

 途中、小さな神社(秋葉神社)で、服を脱いだり、小休止した後、登山道に入る。道幅が狭く、一列となり、急斜面となった。雑木林の中、ハアハア言いながら、登り続けると、クサリ場が現れた。だが、皆、クサリを使うことなく、登って行く。
[クサリのある急登]

 傾斜が緩くなると、正面から陽光を浴びる。(写真下)
 10:20、丁字路に到着。道標が立っており、直進が菊花山、右手は無辺寺と表記してあった。
 冬枯れの林の間から、富士山が姿を見せる。デジカメを取り出すが、手前にある樹林の密集度が高く、ちょっとカメラを出す気にはならなかった。
[冬木立の林の中を進む]

 ここまで来れば、菊花山の頂上は近い。そう思って振り返ると、手前の樹林が消えて、展望の広がる場所に出た。ここでデジカメを取り出す。
 
 少しフラットな歩きが続いた後、菊花山頂上に到着。ここからも富士山の眺望が素晴らしい。
 北側を見下ろすと、出発地点の大月駅が見える。その手前には、南側へ歩いた道路がはっきりと把握できた。
 視点を奥の山並みに向ける。
 北西側に聳える単独峰は、雁ヶ腹摺山で、その左(西)隣は、黒岳のようだ。そして、さらに西側へ目を向けると、滝子山の鋭角なピークが目に入った。
 反対の東側を眺めると、百蔵山と扇山が大きい。

[菊花山頂上にて] [北側の大月駅方面を見下ろす]

 10:52、菊花山を出発する。
 頂上直下の岩場を慎重に下っていく。せっかく標高を稼いだのに、ちょっとヤブっぽい箇所を通過しながら、どんどん下っていくのが、このルートのようだ。
 かと思うと、突如、登りとなった。(写真下)
[菊花山の下りから、登りへと変化]

 だが、再び下りとなる。
 落葉を踏んで下っていくのだが、滑りやすく、これまた神経を使う。
[再び下りとなる]

 少しフラットになったかと思いきや、すぐに登りに変わった。
 尾根に登り切る前に道標が立っていた。ここが、九鬼山と御前山との分岐点のようだ。
 地図で確認すると、御前山まで、ここから稜線沿いに進むようだ。
[九鬼山方面との分岐点]

 稜線沿いと言えども、アップダウンがあったが、12:06、御前山頂上に着いた。
 驚いたことに、ここまで、登山者は、2人パーティ(九鬼山分岐点手前)、単独女性(御前山手前)しか会っていなかったが、狭い山頂には多くの登山者が休憩中だった。
 南側を向いて、KEKさんとRIKさんが頂上の岩の上に座っているのだが、足下のすぐ先で、垂直に落ちている。本人たちは、気にしていないようだが、見ている我々の方が、ハラハラする。(写真下左)
 ここでランチタイムとし、出発前にメンバー全員で記念撮影を実施。(写真下右)
[御前山頂上にて(1)] [御前山頂上にて(2)]

 出発前に岩の端近くで、手を伸ばして撮影。
 注意の立札は、あるものの、崖側にロープ等の柵は無い。訪問者が少ない山だからだろうか。
[御前山頂上にて(3)]

 12:58、山頂を後にする。
 来た道を少し戻り、すぐに丁字路で右折し、大月駅へと下っていく。
 登山道は、北側の岩場をトラバースしていくように続いていた。ほんのちょっとスリル感を味わう。
[岩場のトラバースを通過]

 その後、右手にコンクリートの建屋が現れた。これが地図上の厄王権現だなと推察。立ち止まって、手を合わせ、参拝。建屋の中を覗き込むと、何か白鬚の老人のような像が見えた。
 手前には、厄王山十合目の石柱が立っていた。
[厄王権現の前を通過]

 この先、急斜面をジグザグに下っていく。自然林の中なので、落ち葉が多く、滑りそうで恐ろしい。登りでは、遅れていた会長が、下りは、先頭に立ち、別人のような動きとなっていた。

 13:35、落ち葉の多い山道を下っていくと、前方に赤い鳥居が見えてきた。地図で確認すると、ここが四合目鳥居のようだ。この先は、林道となっており、柔らかな落ち葉の絨毯歩きも、ここまでだった。
[四合目鳥居に出た]

 林道から、国道20号線を渡り、大月駅に向かう。
 この車道歩きが、意外に長い。
 14:05、無事、大月駅前に到着。
[大月駅に戻ってきた]

 この界隈の山を登った場合、山の会が、下山後、よく利用しているという中華料理屋に入る。(私は、初めてだった) 駅前のメイン通りから外れているため、とても観光客が訪れるとは思えない場所にその店は、あった。
 2016年、山の会初の山行を無事終え、乾杯。
 ....ギョーザが美味!
 [駅近くの中華料理店で軽く反省会]


 天気に恵まれ、富士山をはじめとして、周囲の山々の眺望が楽しめた山行でした。また、御前山の頂上の崖に対し、ロープ等、何も転落防止対応していないことに、ちょっとビックリしました。

 最近、山の会山行が、非常に面白く感じています。自分が計画した山ですと、どうしても自分好みの山に偏った選択になりますが、山の会山行は、他メンバーの山行計画があるので、「○○山って、どこにあるの?」といった山名、場所など全く知らない山があり、とても新鮮です。
 なんとか都合をつけて参画したいと思っております。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。