トップページ他山域山行リスト>滝子山_記録20160409


滝子山

 山行日
2016年4月9日(土) 晴 同行者:TOSさん、YUTさん
 コース
笹子(8:38)〜(9:07)桜森林公園(9:10)〜(9:36)寂ショウ苑入口〜(9:40)寂ショウ苑(9:42)〜<寂ショウ尾根>〜(10:06)林道横断点〜<寂ショウ尾根>〜(12:13)浜立山分岐点〜(12:32)滝子山(13:05)〜(13:11)三角点〜(13:19)鎮西ヶ池〜(13:23)大谷ヶ丸分岐点〜(13:54)難路分岐点〜(14:11)曲り沢峠分岐点〜(15:00)道証地蔵〜(15:27)桜森林公園〜(15:53)笹一酒造酒遊館(17:16)〜(17:23)笹子
 「花立小僧さん、滝子山に一緒に行きませんか」と、山の会メンバーのTOSさんから連絡が入りました。TOSさんがリーダーで、5月に滝子山が計画されており、ルートが寂ショウ尾根との事。今回の誘いは、この下見山行でした。
 寂ショウ尾根には、岩場があるということで、これは、面白そうと、即OKし、パーティとしては、同じく山の会メンバーのYUTさんを入れて3人山行としました。

 詳細は、以下をご覧下さい。


 新宿からスーパーあずさ1号に乗車し、大月に到着。
 ....最近、よく乗車するようになってしまった。

 ここで、各駅停車の小淵沢行に乗り換える。
 8:28、笹子駅に到着し、準備を終えて、8:38、駅をスタートした。
 駅前の笹子駅周辺案内板を見て、滝子山を探すと、すぐに見つかるが、寂ショウ尾根ルートは、記載されていなかった。やはり、一般登山道扱いには、されていないようだ。
[笹子駅前での案内板にて滝子山を確認。左:TOSさん 右:YUTさん]
 
 笹子駅から、R20沿いに歩き、吉久保入口で左折し、住宅街を歩いていく。
 今回、本番時は、リーダーということもあり、TOSさん先頭で歩いて戴く。私は、後ろからついていくカメラマン扱いだ。
 中央高速を渡ると、満開の桜が目に入った。桜森林公園だ。
 「いいタイミングに来たものだ。」
と、桜&二人のアングルで何枚も撮影する。
 「本番の5月では、大月からタクシーで、ここまで入れば、だいぶ時間短縮になりますね。」
 「もっと先まで、タクシーは、入れるのでは?」
等と、話しているうちに我々は、大きなミスを犯してしまった。
[桜森林公園にて]

 そう、寂ショウ尾根への入口を見落としてしまったのだ。
 「おかしい。送電線が真上に見える。引き返しましょう。」
 そう言って、来た道を引き返す。
 やはり、行き過ぎていた。結局、20分のロスになってしまった。この右折点は、インターネットで事前調査し、注意ポイントだとチェックしていたのに、この結果である。やはり、ペチャクチャ話しながら歩くのは、危険だということを身をもって知る。
 ....前回の釈迦ヶ岳の経験が、全く活かされず。
[寂ショウ苑入口にて]

 寂ショウ苑への未舗装の小道を進むと、古そうな建屋が現れた。これが、寂ショウ尾根の名のルーツとなる、寂ショウ苑のようだ。(9:40)
 道を挟んで、建屋の反対側に小さな白ペンキの板に「滝子山」と書かれた道標を見つけた。その道標に従い、左折する。この道標を見逃すと、直進がルートに見えてしまうので注意が必要だ。
 ....ここは、事前調査が役に立った。
[寂ショウ苑前にて]

 一般登山道ではないということだったが、経路は、比較的明瞭だ。
 送電鉄塔(笛駒線No.87)の下を通過し、尾根筋を登って行くと、林道に出た。(10:06)
 林道を右に進み、左の法面が終わる箇所が尾根の取付き点となっていて、ここに「寂ショウ尾根 (足場危険のため注意) 大月市」と書かれた、小さな道標が立っていた。
[林道を横断後、尾根筋へと登って行く]

 自然林の冬枯れ状態の樹林帯が続く。今の季節、葉が無いので、遠くまで見渡せ、なかなか気分のいい尾根筋だ。
 何となく丹沢での世附権現山斜面の樹林帯を思い出す。

 林道横断後、30分以上登り続ける。だが、一向に岩場が現れない。
 「まあ、慌てずゆっくり行きましょう。」
と、途中で小休止する。(10:43〜10:48) (写真下)
[樹林帯での小休止]

 11:14、鳥獣保護区の小さな赤い看板を見る。
 事前調査したとき、確か、ここから岩場が始まることを思い出した。
 すると、予想通り、すぐに岩場が始まった。一つ一つの岩自体は、人よりも小さめの岩だ。ここで、YUTさんは、ストックをザックにしまう。
 段々と、大岩も現れてきた。だが、意外と登りやすいではないか。木の幹や、木の根っこ、岩を掴んで登って行ける。
[岩場の登りにて1] [岩場の登りにて2]

 予想外と言えば、先頭のTOSさんが気合十分で、結構、歩行ペースが速い。それにYUTさんも追従していく。デジカメで撮影していると、二人との間があっという間に広がってしまうので、こっちも必死についていく。
 先頭を行くTOSさんが立ち止まり、一応、進路を確認する箇所が何度かあったが、そんなに迷うような箇所では、なかった。
[岩場の登りにて3]

 岩場が一段落して、YUTさんが、再びストックを使い始める。
 土の急斜面を登って行き、稜線に立つと、浜立山分岐の道標を見つけた。一般登山ルートではないと聞いていたが、林道横断時や、ここなど、大月市の道標が立っている。
 標識は、浜立山しかなかったが、よく見ると、足下には、外れた道標「滑落多発!危険 (寂ショウ尾根)」が落ちていた。
[浜立山分岐点にて]

 浜立山分岐からは、進路方向正面に小ピーク、右手にも小ピークが見えていた。正面の小ピークを登ると、その後は、右手のピークへ道が続いているようだ。次の右手ピークが、滝子山だろうと思い、登って頂上に立つと、その奥に別のピークが見えた。
 ....もうガッカリの極め。

 一旦、鞍部まで下り、今度こそ滝子山ピークだと思いながら、一歩一歩登って行く。
 前方のピーク付近に人が休んでいる姿を見て、ようやく滝子山頂上に着いたと確信した。
[滝子山頂上手前の鞍部にて]

 12:32、滝子山頂上に到着。
 記念撮影を行なった後、ランチタイムとした。ランチをしていると、続々と反対方向からと登山者パーティがやってきた。
 今日は、なかなかの好天気だったが、残念ながら富士山の姿が見えなかった。
 だが、雁ヶ腹摺山方面の山並みは、はっきり眺められ、山座同定しながら楽しむことができた。
 また、八ヶ岳も薄らだったが、白い峰として眺めることが出来た。
[滝子山頂上にて記念撮影] [滝子山頂上にて]

 帰りは、西側のすみ沢沿いのルートで下ることにする。
 滝子山の急な下りを終えると、ちょっと寄り道して、東側の初狩方面に下る登山道を少し進み、二等三角点を撮影する。
 その後、引き返して、鎮西ヶ池を経由し、大谷ヶ丸分岐を通り過ぎ、沢へと下っていく。
 途中、防火帯?(スキー場のゲレンデ並みの幅あり)を下っていく。
[防火帯のような斜面を下っていく]

 すみ沢ルートが、これまた印象的だった。
 寂ショウ尾根ルートから見ると、かなり遠回りのような感じだが、沢沿いのルートは、階段がなく、歩き易い。また、沢の流れを見下ろしながら歩くのは、なかなか風情があって飽きが来ない。
[沢沿いに下っていく]

 難路ルートの分岐点では、迂回路を経由したため、一旦、沢から離れていくが、曲り沢峠への分岐点を過ぎ、再び斜面を下っていくと、そこは、樹高のある冬木立の林となり、林相が美しい。
 落葉でルートが分かりづらい箇所があったが、ルートを外れることなく、下っていけた。
[樹高のある冬木立の樹林帯]

 再び沢沿いルートとなり、左岸に渡ると、落ち葉がフワフワで、足の裏が心地いい。
 滑らないように注意しながら、沢沿いを行く。
[落葉の絨毯を踏みながら下っていく]

 沢を右岸に渡る時、右上に白いガードレールが見えた。
 斜面を登って行くと、そこが道証地蔵だった。地蔵には、1800年台前半の「文政」の年号が読み取れる。そんな昔から、ここは街道のような道だったのだろうか。笹子峠で越える甲州街道の裏道だったのかもしれないと想像は、膨らむ。
 ここからは幅広い舗装路歩きだ。
[道証地蔵の前に出てきた]

 再び、桜森林公園を通過する。
 しかし、桜が満開だというのに誰も花見をしていない。その理由の一つとして、ここには、トイレがないことが挙げられるのでは、ないだろうか。それゆえ不人気なのかなと推察。
 行きと同じ道を歩いて、笹子駅を目指す。
 稲村神社では、ソメイヨシノの他、枝垂れ桜が、ちょうど満開だった。
 R20に出る丁字路の吉久保入口では、これまた桜が満開だった。
[桜森林公園にて] [稲村神社にて] [吉久保入口にて]

 R20沿いに進んで笹子駅に向かう。
 途中、笹一酒造の酒遊館に入り、ビールがあるか確認すると、冷えた缶ビールありますということで、乾杯することに。
 これが、見事に冷えており、樽の生ビールを飲むような味わいだった。(写真下左)
 その後、チョンマゲ姿の志村さん(笹一酒造の名物案内人だと後で知った)のお薦めで、日本酒:笹一雄町を販売エリアで購入し、食事処(すでに営業は、終えていたが、ご好意でテーブルを使用させていただく)で飲む。すると志村さん、「茹でた蕨もあるよ」と、これを安価で購入し、即、器に入れて出してもらった。(写真下右)
 これが、また日本酒に合うのだ。
 ここで、私は、再度の過ちを犯してしまった。
 今日、同行のお二人が、酒豪 大のお酒好きだということをすっかり忘れ、お二人のペースでグイグイと飲んでしまったことだ。
[笹一酒造の酒遊館にて乾杯] [日本酒と蕨でいい気分]

 いい気分で、中央線に乗車。中央線の中でも3人で、片手に辛口生原酒アルミ缶を持って、飲み続けていた。
 ....これが、アルコール分:19度以上20度未満という強い日本酒だった
 
 その後、お二人が高尾で下車されたときは、意識があったのだが、その後は、記憶にない。とにかく睡眠薬の如く、酒が効いていた。途中、乗り換え2回、及び最寄り駅での降車と、乗り過ごす機会が3回あったのだが、奇跡的に降りる直前に3回とも目が覚め、無事、帰宅できた。
 ....これを滝子山の奇跡と密かに呼んでいる。
 [笹子駅ホームでは、すでに薄暗くなっていた]


 滝子山、一言で言えば、いい山でした。登りの寂ショウ尾根は、岩場といえども、ルートを間違えなければ、足場は、しっかりしていましたので、問題ないと思えました。また、下りのすみ沢沿いのルートも、沢の流れや見事な林相に感動しながら、下っていけました。
 そして最後に蔵元に寄れるというのは、もう最高に刺激的でした。
 山の会の会長が、一番よく通った山が滝子山と聞いておりますが、その理由が分かったような気がします。

 TOSさん、YUTさん、ご同行ありがとうございました。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。