トップページ>他山域山行リスト>苗場山_記録20161009
2016年10月9日(日)・10日(月) 雨・晴後曇 |
同行者:「山の会」メンバー4名+他1名 |
2016/10/09:和田小屋(9:23)〜(10:44)下ノ芝〜(11:29)中ノ芝(11:34)〜(11:52)上ノ芝〜(11:58)顕彰碑(12:00)〜(12:02)小松原分岐〜(12:16)田代原分岐点〜(12:20)神楽ヶ峰(12:32)〜(12:48)雷清水〜(13:21)雲尾坂〜(13:50)苗場山頂上(13:53)〜(13:55)苗場山自然体験交流センター(泊)
2016/10/10:苗場山自然体験交流センター(7:15)〜(8:05)雲尾坂〜(8:38)雷清水〜(9:05)神楽ヶ峰(9:09)〜(9:11)田代原分岐点〜(9:30)湿原(9:34)〜(10:58)田代第1高速リフト〜(11:18)田代第2高速リフト〜(11:50)ドラゴンドラ山頂駅付近(12:51)〜(13:08)田代ロープウェ−山頂駅 |
1泊2日の「山の会」山行として、苗場山に行ってきました。百名山の一つである苗場山は、頂上付近の池塘風景が有名です。個人的には、今回、それを楽しみに参加しました。
詳細は、以下をご覧下さい。
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越後湯沢駅西口から、予約しておいたジャンボタクシーに乗車。(8:12)
タクシーは、国道17号線から右折して、ガスがかかった山中の細い道を登って行く。この辺りは、自然林だが、紅葉は、まだ早いようだ。
当初、タクシーは、和田小屋手前の駐車場までしか入れないのかと思っていたら、和田小屋まで入れるということだった。そんな訳で、30分ちょっとで、和田小屋に到着した。 |
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[越後湯沢駅からジャンボタクシーに乗車] |
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和田小屋でトイレを借り(100円)、ついでに苗場山のバッチを購入。今まで登頂前に買ったという記憶は、あまりないのだが、今回は、頂上の小屋で、もし入手できなかったら、というリスクを感じて、目の前にあったバッチを買ってしまった。
雨具を上下着用して、いよいよ出発する。(9:23)
今日のメンバーは、全部で6人。隊列では、最後尾を歩くことになった。
ここ、かぐらスキー場は、スキーで一度、来たことがあるものの、もう20年ぐらい前のことだ。そんな訳で、全く目前の景色を見ても、全く思い出せなかった。ゲレンデを歩けば、記憶が蘇るかと思ったのだが、ゲレンデを歩いたのは、最初だけで、3、4分後には、右手の樹林帯に突入する。 |
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[和田小屋手前からの登山口] |
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黄葉した樹木が目立ってきた。(写真下左)
だが、岩や泥で滑る可能性があり、足下ばかりを気にしながら登って行く。
登りがきつくなってくると同時に登山道が小沢のように水が流れ落ちてきた。
なんだか源流の沢を詰めているような錯覚に陥る。
木道が現れた。だが、雨で濡れていると、滑りそうで緊張する。右手に標柱があり、ここが下ノ芝だとわかった。(写真下右)
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[雨の中の登り] |
[紅葉あり(下ノ芝)] |
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高度が上がると、ガスがますます濃くなってきた。
11:29、中ノ芝にて小休止。
晴れていれば、上越国境の重畳たる山並みが見える筈なのだが、20m先も見えない。 |
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[中ノ芝にて] |
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12:20、神楽ヶ峰頂上到着。
頂上に登って、下の登山道を見下ろす。(写真下)
登山道横にある標柱は、「神楽ヶ峰(八合目)」と記載されており、苗場山の八合目という位置づけで、独立ピークの割には、あまり重みを感じない扱いである。
ここも晴れていれば、カッサ湖の一部が望め、その奥には、仙ノ倉山方面の山々が見える筈だった。そう思うと、非常に残念だ。 |
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[神楽ヶ峰にて] |
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神楽ヶ峰ピークを過ぎると、下りとなる。
雷清水という湧水の前を通り過ぎ、さらに下っていくと、「お花畑」という道標を見る。下りが終わり、水平に歩いていくところだが、この辺りもガスに覆われ、果たしてどんな地形を歩いているのか、サッパリ分からない状況だった。
やがて、登山道は、登りとなる。
13:09、九合目という標柱を右手に見る。山頂が近くなった気分だ。
だが、登りがますますキツくなっきた。
13:21、雲尾坂の標識前を通過。
もうかなり登ったはずだと思いながら、まだ急登が続く。(写真下左)
何気なく、左側を眺めると、垂直な岩場が見えた。(写真下右)
相当、急な箇所を登っているのが分かる。
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[雲尾坂にて] |
[垂直の岩場] |
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13:40、突如、前方がフラットになった。どうやら平坦な頂上エリアに出たようだ。
木道が続いていることだけは、分かるが、ガスが相変わらず濃い。 |
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[苗場山の登りを終える] |
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すると、目の前に突然、池塘が現れた。
ガスの中、なかなか幻想的な光景で、何枚も撮影してしまった。
....池塘は、尾瀬に続いて、今年2度目の出会い |
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[頂上付近の池塘を眺める] |
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13:50、苗場山頂上に到着。(写真下左)
周囲は木立があり、視界は、広がらない。ここが山頂?と思える所だった。
すると、今まで、霧雨のような雨だったのが、ここにきて、強烈な降りに変わり、騒がしかった団体さんが即座に神楽ヶ峰の方へ出発していった。全員の記念撮影を撮ったらすぐに山小屋へ直行する。
ほんの数分で、今夜の宿泊先である苗場山自然体験交流センターに着いた。(写真下右)
....何故かリーダのRIKさんだけ陽気なポーズ。
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[苗場山頂上にて] |
[苗場山自然体験交流センター前にて] |
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昨日は、14:30から夕食前の17:00まで飲み続けたものの、5:00に目が覚めた時、頭痛もなく、体調は、問題なし。すぐに外を見たら、一面、濃いガスの中で、昨日よりも酷い状況だった。天気予報では、雨は上がり、天気は良くなる筈だったが、これでは、逆だった。
あらら、今日もダメかと思ったのだが、5:20、カメラを持って外に出てみると、不思議なことにガスが全く消えていた。
....これだから、山の天気は分からない。
ご来光が期待できるかもと、朝日が撮影できる南東側へと進む。
だが、試練が待ち受けていた。木道がスケートリンクのように滑りまくるのである。
全く2足歩行が出来ない状況で、手を使いながら腰をかがめながら進む。どうやら、濡れた木道の表面に薄い氷が張っているようだ。
....、もう恐ろしいほどのツルツル状態。
ガスが消えて、ようやく平坦な山頂の全容がわかった。
ここなら、ご来光を拝むことが出来るだろうという場所にやってきた。 5:50、雲海の上にご来光を拝む。
だが、言葉に言い表せない光景を見たのは、その直後だった。
ご来光の撮影をひとまず終え、朝食のために山小屋に戻った。 |
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[東南の方へ進むと、東側の光景が広がった] |
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7:00に山小屋を出て、ザックを小屋の前に置いて、山頂に向かう。
昨日と違って、落ち着いて全員集合の記念撮影を実施。
他に登山者の姿はなく、我々で頂上を独占する。 |
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[昨日に続いて、苗場山頂上での記念撮影] |
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山小屋に戻って、ザックを背負い、ご来光を撮影した南東方向へと再び、向かう。
先程、あれほどツルツルだった木道が、それほど滑らなくなった。表面の氷が解けたせいだろう。
右手の湿原風景を眺めながら、昨日通った神楽ヶ峰方向に進む。
途中、望遠にして湿原を撮影。 |
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[苗場山を出発する] |
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9:05、神楽ヶ峰のピークに再び立つ。
昨日は、全く見えなかった苗場山が、今回、ガスが纏わりついていたものの、ようやく眺めることが出来た。苗場山は、こんな台形だったのかと、初めて認識できた。
9:09、出発する。 |
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[神楽ヶ峰からの苗場山] |
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9:11、田代原分岐で、右折する。
今日は、田代スキー場のロープウェー利用で下山予定なのだ。
当初の計画では、赤湯経由で下山するつもりだったが、結構、距離がある。そこで、他にルートが無いかとリーダのRIKさんが調べると、この時期(10月上旬から11月上旬)に運行するロープウェーが見つかった。
これだと、2時間半程度で、下山可能だとわかり、今回のルート決定となったのだ。 |
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[田代原への分岐を進む] |
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笹原を刈り取って切り開いた山道を下っていく。
周囲は、先ほど苗場山を覆っていたガスが、こちらにも広がってきたようで、遠方は、全く見えなくなてしまった。そんな中、笹原が消えて、ふと目の前に小さな池塘を見かける。
紅葉と池塘の思わぬ光景に一瞬、息が止まる。 |
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[小さな池塘に出会う] |
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再び笹が茂る尾根筋の山道を下っていく。時々、急斜面になり、落葉で滑りそうになる。
ガスが濃くなり、気味が悪いので、クマ鈴を取り出す。
だが、一方では、黄葉/紅葉した樹木が現れ始め、我々の目を楽しませてくれた。 |
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[落葉で滑りやすい尾根歩き] |
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スキー場のリフト乗り場(田代第1高速リフト)に出ると、そこから、雪のないゲレンデを歩くようになる。ガスで前方がよく見えない中、動いているリフトを見かけた。田代第2高速リフトだった。どうやら紅葉目当ての観光客を運ぶために稼働中のようだ。だが、ゲレンデ内に紅葉した樹林は、見られない。これだけガスが濃いせいか、乗ってくる観光客は、疎らだった。
ここからリフトに乗って下ろうと思ったら、リフトのスタッフに「歩いても近いですよ」と言われ、結局、歩いて下ることに。 |
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[田代第2高速リフトに乗らず、歩いて下っていく] |
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ゲレンデを下っていくと、目の前に観光客が目につき始めた。苗場スキー場からのドラゴンドラの駅が目の前だった。
観光客だらけだったが、レストランが営業中だったので、入ることに。 |
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[ドラゴンドラ乗り場付近にて] |
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メンバーの中で、舞茸天丼&きのこ汁(1200円)を注文した人がいたので、撮影させてもらう。同じ舞茸でも、私が注文した舞茸天ぷらそば(1000円)とは、200円の差なのに、豪華さは、それ以上の価値がある。
....舞茸天丼&きのこ汁にすればよかったと後悔。 |
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[舞茸天丼&きのこ汁] |
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レストランを出て、田代ロープウェーへ向かう。
なんと、結構な登りが続く。ここにきての登りは、やはり辛い。
ロープウェー登り場に到着すると、それほど待つことなく、ロープウェ−がやってきた。
こうして最後は、ロープウェーを使用して余裕の下山となった。
(ロープウェーの片道利用は、可能なのかサイト情報だけでは、不明だったのだが、RIKさんが直接スキー場にTELしてくれて、可能だということが分かった。)
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[田代ロープウェーで、一気に下っていく] |
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山の会メンバーの皆様
タクシーや山小屋の予約等、いろいろとお世話になりました。
今回は、初日の天候に恵まれませんでしたが、2日目は雨に降られることなく、山を楽しむことができました。ありがとうございました。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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