トップページ他山域山行リスト>編笠山_記録20161029


編笠山

 山行日
2016年10月29日(土)・30日(日) 晴・ガス
同行者:すみれさんチーム 4名
 コース
2016/10/29:観音平(10:18)〜(11:10)雲海(11:25)〜(12:07)押手川(12:35)〜(14:04)青年小屋(14:37)〜(15:04)編笠山(15:16)〜(15:48)青年小屋(泊)
2016/10/30:青年小屋(7:20)〜(8:26)押手川(8:46)〜(9:23)雲海(9:31)〜(10:14)観音平
 すみれさんチームに誘われて、紅葉の時季、青年小屋に泊まってきました。飲んで食べることが主目的でしたが、それだけでは、と思い、編笠山に登ってきました。
 詳細は、以下をご覧下さい。
 ....ちなみに「すみれ」さんというのは、鍋割山荘の奥さんによって名付けられましたハンドルネームです。


 8:57、小淵沢駅にて、すみれさんご夫婦とともにチームの一人、HHさんを待つ。
 HHさんは、自宅が石川県なので、北陸新幹線を利用し、長野経由で、ここ小淵沢に到着予定だ。なお、チームのもう一人、ATKさんは、群馬県から遅れて出発ということで、行きは、別行動となり、青年小屋で集合となった。
 駅改札口横にある立食い蕎麦屋にて、舞茸天ソバを注文。(写真下)
 アツアツの蕎麦を堪能し、満足するが、まだ時間があるし、天気がいいので、駅前を散歩することにした。
 小淵沢を訪れたのは、今年6月の雨乞岳以来だ。あの時は、雨中の山行となり、今日とは、正反対の天気だった。駅前の道を少し下って、甲斐駒がよく見える場所を探す。
 すると、雨乞岳まで見える箇所を見つけた。

 駅に戻り、HHさんと合流した後、9:41、タクシーで観音平へ向かう。
[小淵沢駅での舞茸天ソバ]

 タクシーから八ヶ岳の山並みが見えた。(写真下)
 だが、甲斐駒に比べて、こちらは、各ピークに雲が纏わりついていた。この先がちょっと不安になる。何せ、今日は、天気予報以上に晴れているのだ。
[観音平に向かう途中にて]

 9:57、観音平到着。ここで、靴紐を締め直したり、登山計画書を提出したりして、10:18、出発。
 HHさんに言わせると、今日は、天気がいい割には、駐車しているマイカーが少ないとの事。これも天気予報以上に天気が良かったためだろうか。
 振り返ると、特徴あるピークの甲斐駒が、まだしっかりと見えていた。
[観音平にて]

 登山道が登りになる頃、黄葉した樹木が目立ってきた。
 黄葉は、ちょうど太陽光が当たり、より一層、鮮明な色を見せている。
[紅葉シーズン真っ只中]

 ふと、左手の落葉松林を見上げる。
 青空の下、黄葉した落葉松林が、美しい。思わず、歩きながら、何枚も撮影してしまった。
[落葉松の黄葉1] [落葉松の黄葉2]

 11:10、雲海。
 ちょうど、別のパーティが出発するところで、入れ違いに小休止。
 相変わらず、陽が差し込んでくる。天候が崩れるような兆候は、見られず、今日は、このまま持ちそうな感じだ。
[雲海にて小休止]

 12:07、押尾川にてランチタイム。
 HHさんから、金沢名物の笹寿しをご馳走になる。
 ....鯖も鯛も旨かった。夏以外は、常に持参して戴き、恐縮です。
[押尾川にて早めのランチタイム] [笹寿しを戴く(上記は、鯛)]

 針葉樹林帯を通り抜け、左手に編笠山の斜面が緩やかになっているのが見えてくると、青年小屋は、近い。だが、最後の登りがキツくて、どうしてもスローペースになってしまう。
 それでも、なんとか14:04、青年小屋に到着。 
[青年小屋に到着]

 夕食には、まだ時間がたっぷりあるので、単独で編笠山を登ることにした。
 青年小屋からの編笠山は、大きな岩がゴロゴロしている最初のエリアが何と言っても歩き難い。フラットな岩なら、いいのだが、結構、足がキチンと置ける箇所が少ないので、神経を使う。
 10分ちょっとで、岩場エリアを抜けた。ここで、振り返って撮影する。(写真下)
 後は、通常の樹林帯の中の道なので、歩き易い。
 ....空身で登ることが、こんなに楽だったとは。
[編笠山に登る途中で振り返る]

 15:04、編笠山頂上に到着。時間が遅かったせいか、他に人影は見られず、静寂な山頂だった。
 まずは、振り返って八ヶ岳方面を眺望する。
 続いて、西側の眺めを堪能する。
 そして、身体をさらにぐるっと回し、南アルプス側を眺める。
 360度、見渡す。雄大な光景の中で、一つ残念だったのは、富士山が雲で見えなかった事だ。
 立ち止まっていると、身体が冷えてくる。
 15:16、頂上を後にした。
[編笠山頂上にて]

 青年小屋に戻るため、来た道を引き返す。
 下っていく途中、西側からのガスが徐々に阿弥陀岳に接近してきたと思ったら、そのうち、赤岳や権現岳も全てガスに覆われてしまった。
 出遅れていたら、八ヶ岳方面は、全く見えなかったかもしれない。そう思うと、絶好のタイミングで、頂上に着いたものだと、ほくそ笑む。
[阿弥陀岳がガスによって視界から消えていった]

 小屋に戻って、夕食を待つ。
 夕食のアナウンスがあると、SKさんご夫婦(すみれさんチームと知り合いの方々)とともに同じテーブルに着席。
 18:05、夕食がスタートした。メニューは、ほうとうだ。それに山小屋からの差し入れとして、日本酒の一升瓶が各テーブルに置かれた。
 ....ありがたや。ありがたや。

 夕食を終え、山小屋のイベントも終えた後でも、まだ食堂は、開放し、寛いでOKということだったので、遅れて合流されたATKさんと、ワインや日本酒を飲み続ける。
 ATKさんと、山談義をしていたら、23時前となった。今日は、23時消灯ということで、食堂を退出。 
 それにしても、よく飲んだ。
 ....明日が心配。
[夕食のほうとう] [21時半過ぎから再び飲見始めた]

 5:55、起床。
 昨日は、好天気だったが、今朝は、小屋の周りを薄らと霧がかかっていた。なかなか2日連続で晴れないものだと思う。出発前に皆で記念撮影。
 ガスが切れないまま、7:20、青年小屋をスタートする。SKさんご夫婦は、西岳へと出発し、ここで別れた。
[出発前に記念撮影(すみれさんチーム+SKさんご夫婦)]

 ガスが濃い中、岩が多い登山道を下っていく。
 7:36、「青年小屋20分」と書かれた道標横を通過。(写真下)
[観音平を目指す]

 観音平に近づくと、黄葉が目立ってきた。
 昨日と違って、ガスが漂う。それゆえ、黄葉は、昨日のような鮮明さが出てこなかった。
[観音平に近づくと、黄葉が素晴らしかった]

 10:14、観音平に戻ってきた。
 日が差し込んできたが、まだ薄くガスがしぶとく残っていた。
 ここから、ATKさんの車に同乗させてもらい、山麓の日帰り温泉「延命の湯」に立ち寄る。
 入浴後の爽快感を味わった後、小淵沢駅前で打ち上げとなった。
 [観音平に到着]


 すみれさんチームの皆様
 今回も、いろいろとお世話になりました。今回の核心部は、下山後、小淵沢駅前の店で、特急を待つ間だったかもしれません。どれだけ飲んだのか、最後にお金を払ったのか、どうやって特急に乗ったのか、全く記憶がありませんでした。気がつけば、八王子でした。
 これに懲りず、今後とも宜しくお願い致します。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。