トップページ他山域山行リスト>伊豆ヶ岳_記録20161210


伊豆ヶ岳 〜 奥武蔵 〜

 山行日
2016年12月10日(土) 晴 同行者:「山の会」メンバー 7名
 コース
正丸(9:16)〜(9:46)正丸峠分岐〜(9:55)長岩峠分岐〜(11:13)伊豆ヶ岳(11:53)〜(12:26)山伏峠〜(13:11)湯ノ沢〜(13:32)名郷
 山の会の忘年山行として、伊豆ヶ岳に行ってきました。奥武蔵山域では有名な山ですが、個人的には、一度も訪れたことのない山です。(この辺りでは、武甲山しか行ったことがありません)
 詳細は、以下をご覧下さい。


 西武秩父線の正丸駅に9:00集合。
 山の会メンバー全員(今回、8名)が集まったところで、リーダのSIYさんに対し、NASさんがいきなり直訴。
 「SIY隊長。今日は、ザックに日本酒が入っているメンバーが多く、荷が重いであります。是非、山行の見直しをお願いします。具体的には、当初予定の前武川岳まで行かず、途中の山伏峠にて下山するエスケープルートとして下さい。」
 この直訴に他メンバーも同意を示す。
 その結果、SIY隊長も、NASさんルートに同意して戴く。
 これで、目的地の伊豆ヶ岳は、変わらないが、その後の山行ルートが短くなり、時間的には、1時間以上、短縮されることになった。
[正丸駅にて]

 正丸駅を9:16、出発。
 すぐに斜めの階段を下っていく。なんだか目が騙されて歩き難い。
 今回のメンバーは、前述のリーダSIYさん、NASさんの他、YUTさん、TOIさん、IHBさん、SHRさん、EFUさんで、いずれも酒豪、お酒の大好きな方々だ。
[出発直後の階段]

 日陰の道を歩いていくと、前方に茶店が開いていた。 
 「手づくりの田舎まんじゅう。あんこも手づくりで添加物は一切使用してません。」
との貼り紙がしてあり、思わず購入。
[途中の休憩所]

 9:46、舗装路(正丸峠に向かう)から、左折して登山道に入る。
 植林帯の中を進んでいく。日陰の中ゆえ、身体は、なかなか暖まらない。
 そのうち、植林帯から自然林の斜面の急登となった。(写真下左)
 この斜面、途中で、どこが登山道か、分からなくなるような場所だった。息を切らして尾根の背に乗った。(写真下右)
[なぜかNASさんが、ここでポーズ] [尾根の背に乗る]

 尾根筋に乗ったら、左手が植林帯、右は自然林と言った境界部分をひたすら登って行く。
 やがて、左右がスギ植林となってしまった。その植林帯の間から、正丸峠方面を眺める。(写真下)
 ただ、地元の丹沢と違って、どのピークがどの山なのか、さっぱりわからない。
[正丸峠方面の眺望]

 10:45、伊豆ヶ岳手前の男坂、女坂の分岐点に到着。
 目の前に見える男坂ルートは、クサリ場となっており、落石危険の看板は、あるが、通行禁止ではないので、そのまま直進して、クサリ場へと進む。
 先頭は、インドアクライミングも得意なYUTさん。
 続いて、SHYさん、EFUさん、NASさんと続く。
[YUTさんが一番登り] [結構、急なクサリ場となる]

 クサリ場が終わっても、岩場が続いており、だんだん両腕の筋肉が疲れてきた。
 水平に進むようになると、女坂と合流した。(※女坂は、一部崩壊し、新しいルートができていたらしい)
[クサリ場が終わっても岩場が続いていた]

 岩場が終了すると、その先が、伊豆ヶ岳の頂上だった。
 忘年山行のシーズンということだろうか。団体さんが結構、目立つ。山頂標識付近は、人通りが多いので、少し手前の広場にてランチタイムとした。
 ここは、日が当たり、結構暖かい。だが、風が吹くと、体感温度が一気に下がる。
[頂上で手づくりまんじゅうを食べる] [山頂付近でのランチタイム]

 ランチをとった場所から、都心方面を眺めていたら、スカイツリーが目に入り、思わずデジカメ撮影。それにしても、東京は、高層ビルが増えたものだ。高層ビル群が見えたら新宿だと、わかった30年前が懐かしい。
[スカイツリーが見えた]

 伊豆ヶ岳の山頂標識付近に伊豆ヶ岳の名前に関する説明板があった。
 「伊豆ヶ岳の山名は、突峰状の山容によるアイヌ語の「イズ」から出たものと言われています。地元では、快晴の日、山頂に登ると遠く伊豆まで見えるからという「伊豆ヶ岳説」 柚(ゆず)の木が多くあったからという「柚ヶ岳説」 また昔、麓の湯の沢で温泉が湧き出ており、その前の山だからという「湯津ヶ岳説」等、色々な話が伝えられています。 環境庁・埼玉県」
[伊豆ヶ岳山頂標識]

 11:53、山頂を出発。山伏峠へ向かう。
 山頂から少し下った所が分岐点(左:天目指峠、右:山伏峠)となっていた。ここで、右折する。
 この辺りは、冬枯れの木立で、なかなか雰囲気がいい。
[分岐点での道標]

 植林帯歩きに飽きてきた頃、車道に出た。ここが山伏峠だった。
 本来の計画では、この車道を横断し、西側の尾根を登り、前武川岳まで登り、その後、天狗尾根を下っていくというものだった。
 「皆さん、変更して、いいですね。」
 リーダのSIYさんが最終確認する。
 全員OKということで、ここから先、この車道を下り、名郷を目指す。
[山伏峠に出た]

 舗装路を下っていくと、この道路、結構、車が走っているということと、自転車も多いことに気がついた。ロードバイクタイプの自転車だ。若い女性も多い。ここは、丹沢ヤビツ峠の県道と同じようにロードバイクのメッカのようだ。
[舗装路を下っていく]

 13:32、名郷到着。
 本日の山行は、ここまで。

 夕方から、本格的な飲み会が始まる。今夜も日本酒が揃う。(写真下)
 飲み会から参加するメンバーも続々と到着。
 こうして、ワイワイしながら、新たな伝説が生まれるのだ。
 ....今回の伝説は、とても公表できるような内容ではございません。よって、記録上は、ここまでとさせて頂きます。
 [今夜の宿にて]


 奥武蔵の伊豆ヶ岳は、クサリ場通過があったり、都心の眺めのいい、なかなか面白い山でした。
 ただ全般的に冬枯れの木立に囲まれていた箇所が多く、周囲の山々の眺望は、樹木の間からとなるのが、ちょっと残念でした。
 

 山の会メンバー参加者各位
 今回は、お疲れ様でした。新たな伝説が生まれたことが、とても印象的でした。忘年山行は、これだから、やめられませんね。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。