トップページ>他山域山行リスト>両神山_記録20170506
2017年5月6日(土) 晴後曇(一時雨) |
同行者:「山の会」メンバー 9名 |
両神山荘(6:22)〜(6:55)会所〜(8:35)清滝小屋(8:54)〜(9:51)両神神社(10:01)〜(10:36)両神山(10:41)〜(11:14)両神神社(11:27)〜(12:12)清滝小屋(12:20)〜(13:33)会所〜(14:00)両神山荘(14:52)〜(14:56)日向大谷口 |
「山の会」月次山行として、両神山に行ってきました。私にとって初訪問の山で、かつ幹事役(山の会では、リーダとも言いいます)でしたので、宿の予約等、事前計画からの作業が多かったのですが、非常に楽しい山行となりました。
詳細は、以下をご覧下さい。
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両神山は、東京から公共輸送機関を利用するとなると、どうしても1泊する必要がある。そこで、登山口の民宿両神山荘に予約を入れたのが、3月頭。その後、人数のプラスマイナスがあったものの、10名予約で確定した。せっかくなので、前日は、日帰り温泉「両神温泉薬師の湯」にて一風呂浴びるというイベントを追加した。
....秩父での芝桜見物も考えたが、人混みでウンザリしそうなのでボツ。
今年のGWは好天気が続いており、登山前日の5月5日も、晴れだった。
だが、5月とは思えないほどの暑さで、西武秩父駅で降りた時は、真夏かと思えたほどだ。
西武秩父駅で集合し、両神温泉薬師の湯へバスで向かう。
薬師の湯は、幸いにもそれほど混雑していなかった。温泉に入った後の冷えたビールが旨い。
その後、バスに揺られて日向大谷口に到着。
今夜の宿、両神山荘で、再び乾杯し、ボリュームのある夕食に大満足。今日は、5月連休とは言え、我々以外には、8人程度の宿泊客だけだった。お蔭で空いている部屋も使わせて戴き、ゆったりと寝ることが出来た。
....アルコールも十分に充填。
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[薬師の湯] |
[風呂上りの乾杯] |
[両神山荘で再び乾杯] |
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朝食は、5:30からということだったが、早めに食べさせてもらったおかげで、予定より早く出発することが出来た。(6:22)
今回は、10人と人数が多いので、5人ずつのグループA,Bに分け、グループAの先頭をNASさん、最後尾をEFUさん、グループBの先頭をSHRさん、最後尾を私とし、万全の布陣を敷く。
朝日が照り出し、今日も暑くなりそうな雰囲気だ。 |
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[民宿両神山荘を出発] |
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トラバース路で、ちょっと危険だなと思ったところには、クサリが用意されている。(写真下)
この後、歩き続けて分かったが、登山道は明瞭、分岐点には道標が用意されており、さすが百名山のメインルートだけのことはあると思った。 |
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[沢沿いの登山路を進む] |
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6:55、会所を通過。ここは、七滝沢コースとの分岐点。七滝沢コースは、山と高原地図「雲取山・両神山」では、破線ルートとなっており、歩行時間も長い。我々は、清滝小屋経由のスタンダードなコースを選択。 |
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[会所にて] |
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沢に出ると、新緑の木々がこれまた素晴らしい。陽光を浴びて鮮やかな緑を醸し出している。
羅漢寺山、華厳山といい、今年は、鮮やかな新緑に当たったなと思う。 |
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[七滝沢を渡る] |
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さほど急登が続くという訳ではなく、比較的歩き易いリズムで、左岸から右岸に渡ったりしながら、薄川沿いに登って行く。
7:24、沢の畔で休憩中の別グループを追い抜く。宿で見かけた人たちではなかったので、自家用車でやってきたグループのようだ。(写真下) |
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[薄川沿いに進む] |
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段々と、登りがキツくなってきた感じだ。
だが、相変わらず新緑に囲まれて、癒される気分。特にペースが遅くなるメンバーも現れず、順調に進行中。 |
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[新緑の斜面] |
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比較的、新しい石仏を見かけた。(写真下)
両神山は、古くから信仰の山とされ、このコースでも途中、古い石碑や石仏が見受けられた。そういえば、スタートしてすぐ鳥居があったことを思い出した。
Wikipedia「両神山」では、
『いずれも東面の、日向大谷の両神神社<観蔵院>と浦島の御嶽神社<金剛院>の2院を主要拠点として、修験道が展開されてきた。金剛院の古文書では1679年の御教書、観蔵院の古文書では1753年の補任状が確認されている。(以下、略)』
と記載されている。両神山の険しい岩稜が修験道に適合し、その文化が、現在までも引継がれているようだ。 |
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[石仏あり] |
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弘法之井戸に到着。(8:20)
ここでも弘法大師が地面に対し、杖を叩いたら、水が湧いたという伝説でもあるのかなと思ってしまう。 |
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[弘法之井戸にて] |
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前方を見上げると、大きなログハウス風の建屋が見えてきた。清滝小屋だ。
小屋には入らず、ベンチのある場所で、小休止とした。
ベンチの上には、屋根があり、これならば、雨の日でも十分、休憩できる。また、トイレも設置されてあった。そんな訳で、他のパーティも休憩中で、人が多かった。 |
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[清滝小屋に到着] |
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8:54、清滝小屋を出ると、今までと異なり、標高を稼ぐような登りが出てきた。
ジグザグに尾根の腹を登って行き、産体尾根(※地図では「産泰尾根」とあり、道標には「産体尾根」と記されてあった)の背に乗ると、尾根沿いの直登となり、クサリ場が現れた。だが、そんなに緊張するほどではない。両手両足を使って登って行く。 |
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[クサリ場が現れる] |
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9:51、急登を終えると、その先が両神神社だった。ここで小休止とする。ちょうど、清滝小屋から1時間弱経っていた。
ここまで来れば、頂上まで、30分強だ。メンバーも、余裕の表情が窺える。
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[両神神社に到着(NOMさんと鳥居)] |
[ベンチにて小休止] |
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10:01、両神神社を出発。
歩き始めは、フラットな尾根歩きだったが、その後、岩場が出てくるようになる。
歩きながら思ったのだが、本来、先程の神社は、両神山頂上に建てたかったのではないかと思えてきた。だが、ヤセ尾根や岩場で建てるスペースが確保できない。そのため、今、建っている幅広の尾根の上に建立されたのではないかと。
そう考えると、神社の場所について合点がいく。 |
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[岩が多くなってきた] |
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頂上下の岩場を通過する。
ここにきて、遠景を見渡すことが出来た。逆に今まで、殆ど遠景など見ていなかったことに気がついた。 |
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[頂上直下のクサリ場] |
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4月下旬から5月中旬、山頂一帯にアカヤシオが咲くと聞いていたが、今日、見たのは、下記2つの花だけ。他は、まだ蕾の状態だった。(写真下)
ちょっとタイミング的には、早すぎたようだ。
このアカヤシオ、花だけで、葉は付いていない。シロヤシオが白い花と葉が同時につくのとは、大違いだ。
....どちらもヤシオツツジだが、種は異なるらしい。
その後、視界の広がる南西側の山々を見渡す。 |
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[アカヤシオの花] |
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10:36、両神山頂上到着。
皆で記念撮影。(写真下左) その後、三角点を撮影。(写真下右)
するとどうだろう。上空から雨が降ってきた。
出発してから両神神社までは、日が差していたのだが、両神神社を出発してから、一転して、曇り空になってしまった。その結果の雨である。
NASさんからの、早めに出発しようという意見を取り入れ、結局、頂上には、5分しかいなかった。
....百名山の中では、頂上滞在最短時間かも。
来た道を引き返す。
途中、岩場を下っている時、特徴ある山を見つけた。
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[両神山頂上にて記念撮影] |
[三角点あり] |
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下りとなると、メンバー各自が速い。
11:14、両神神社まで戻ってくると、幸い、雨は止んでいた。そんな訳で、ここでランチタイムとする。
また雨が降ってくるとも限らないので、ランチタイムは、短く切り上げ、とにかく下山優先とする。だが、そうは言っても、急斜面が多く、簡単には下っていけない。 |
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[鉄パイプ手摺の階段を下る] |
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クサリ場を下っていく。登山者がそんなに多くないので、渋滞は発生しない。 |
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[クサリ場を下っていく] |
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12:12、清滝小屋到着。ここで行きと同様、トイレ休憩とする。
上空は、曇り。だが、明るいので、雨は降らないだろうと見込む。 |
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[清滝小屋を出発] |
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薄川沿いを下っていく。
曇りとなり、午前中の時の新緑と比べて、いくらか地味な印象を受ける。 |
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[新緑の斜面を下っていく] |
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14:00、両神山荘に到着。
先頭を歩いていたNASさん達が、すでに宿の御主人に風呂に入れるかを尋ね、OKの返事をもらったという。ということで、女性陣に先に入ってもらい、その後、我々が入った。(風呂場は、1つ) |
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[両神山荘に無事帰還] |
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バスの時刻は、15:10。まだ時間はある。といいうことで、缶ビールで乾杯。
両神山荘の女将さんからは、トマト等の差し入れを戴く。
今朝、着替え等の荷物は、山荘に預かってもらい、ザックの軽量化が図れている。朝食も早めに用意して戴いたりと、もう両神山荘のご主人、女将さんには、お世話になりっぱなし状態だ。
(ちなみに両神山のバッチは、この両神山荘で売っており、一つ購入) |
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[風呂上りに缶ビールで乾杯] |
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日向大谷口から三峰口行きのバスに乗り、秩父鉄道三峰口駅からは、池袋直行の急行に乗り換える。途中で電車を乗換えると、いくぶん早く池袋に着くのだが、我々は、始発から座っているので、乗り換えず、そのまま。
唯一誤算だったのは、三峰口駅で、アルコールが入手できなかったことだ。乗り換え時間が短かったために買いに行けなかった。
....駅では売っておらず(今後のためにメモしておこう) |
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[三峰口にて武甲山を望む] |
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18:33、池袋到着。
居酒屋で反省会スタート。
....電車の中で飲めなかった分、余計に飲んだ気がした。 |
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[池袋にて反省会] |
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今回は、頂上で、突如降雨となり、ゆっくり展望を味わうことができませんでしたが、幸いにも、両神神社まで戻った時には、止んでしまい、その後も降ることはありませんでした。
文中の通り、今回は、とにかく両神山荘に大変、お世話になりました。ご主人、女将さんに改めて厚く御礼申し上げます。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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