新宿から特急スーパーあずさ1号に乗り、予定通り、小淵沢駅にて、すみれさん、ＨＨさんと合流。 　駅舎が新しくなっていることに気がつく。店の人に聞くと、今年7月に新しくなったとの事。いかにも現代風の駅舎だ。 　昨年は、天気が素晴らしかったが、今日は、昨年と違って小雨状態。山も、この程度であれば、いいのだがと思う。待合室で雨具を着用し、そのまま、タクシーに乗車し、観音平に向かう。

［小淵沢の駅舎が新しくなっていた］

観音平までの周辺の紅葉は、今一つ。天気が悪いということもあるが、紅葉の色がくすんでいるように見えた。 　10:13、観音平に到着。 　天気が良かった時は、駐車場が満杯となり、道路側にも延々と駐車が続いていたのを思い出す。だが、さすがに今日、この天気では、そんなことは無く、駐車場エリアに30台弱ぐらいだった。青年小屋泊りの登山者の車だろうか。

［観音平に到着］

歩き始めて、7,8分経った頃、左手に紅葉している1本のモミジを見つける。この木は、見覚えがあり、昨年も紅葉していたのを思い出した。今回は、周囲の黄葉・紅葉がパッとしないので、この紅葉が非常に際立っていた。

［昨年も紅葉していたモミジ］

今年は、紅葉のタイミングが早かったようだ。昨年と違って、落葉松は、既に葉を落としているものが多い。 　11:18、雲海に到着。(写真下) 　ここで後ろからやってきた7人の若い男女グループに追い抜かれる。この時間ということは、我々と同様、青年小屋泊りだろう。

［雲海に到着］

12:10、押手川到着。ここは、編笠山と青年小屋との分岐点。 　雨が降る中、木の下で、ランチタイム。今回も、金沢から来られたＨＨさん差し入れの笹寿しを戴く。押手川から編笠山経由となると、標高差約430m。青年小屋直行だと約300m。天気が良ければ、ここから編笠山に行こうかと考えておられたＨＨさんだったが、この天気なので、無理をせず、青年小屋直行となった。
［押手川でランチタイム］	［笹寿しを戴く]

押手川を出発し、相変わらず樹林帯を進む。 　途中、視界が開ける箇所あり、振り返ると富士山が薄らと見えた。(写真下左) 　手前の隣の尾根は、紅葉していたが、やはり日が照っていないと、鮮やかさが出ていない。ちょっと残念。
［富士山が見えていた］	［三ツ頭から派生している尾根の紅葉]

一度下り道になると、道標は近い。 　13:33、道標前を通過。この道標には、[押手川、青年小屋20分]と記載されてあるが、今まで青年小屋に20分で着いたことは、なかった。 　驚いたことに雪が残っていた。既に雪が降った日があったようだ。
［青年小屋20分の道標にて］	［雪が残っていた］

樹林帯の中を黙々と登って行く。幸い、雨は止んでいた。 　左手の樹林帯の先から編笠山が見えた。手前の岩場は、見えていたが、上部の樹林帯は、ガスがかかっている。ここまで来れば、青年小屋は近い。

［編笠山方面を見上げる］

13:59、青年小屋に到着。 　入ってビックリ。この悪天候でも山小屋内は、すでに人だらけだった。

［青年小屋に到着］

一年ぶりにSKさんご夫妻に挨拶。今日は、姪御さんを連れて3人パーティだ。 　17:30、夕食となった。 　夕食前に小屋主の竹内さんから挨拶。この台風予報の中、キャンセルは25人だけ。だが、結果的に例年通り、80人ぐらいの宿泊者となったとの事。 　今日は、小屋の行事の一つ、八雷神祭。日本酒が出てきて、甲州名物ほうとうがご馳走だ。 　SKさん達と同じテーブルで、夕食を戴く。

［夕食が始まる］

かぼちゃが美味しいほうとうと日本酒で、酒も食事も進む。酒は、そのうちワインも加わった。（ＨＨさんから、青年小屋で入手した白ワインの差し入れを戴く）

［名物ほうとう］

夕食やイベントが終了したが、その後も食堂で、酒を飲み続ける。明日は、天気が悪い故、他の宿泊者も早寝する人は、いないようだ。 　22:30に食堂を離れ、就寝。

［夕食・イベントが終わった後のひと時］

5:30、朝食。今日の昼には、台風が一番近づく模様で、我々は、早めの朝食となった。 　6:44、小屋を出発する。 　外の天気は、昨日同様、悪い。玄関の中に「遠い飲み屋」の赤ちょうちんあり。

［赤ちょうちんは、玄関の中］

帰路も、同じルートで観音平に向かう。 　ＳＫさんチームの3人と同行となる。

［雨の中、下っていく］

9:04、観音平に到着。山道の途中で、タクシーを携帯から呼んだので、到着後、10分程度で、タクシー到着。 　ここで、来年また会いましょうと、SKさんチームと別れた。

［観音平でタクシーを待つ］

通常ならば、一風呂浴びて、小淵沢駅周辺での食事の後、ゆっくり「あずさ」に乗車するのだが、今日は、台風が近づいているので、小淵沢駅に直行し、早めの「あずさ」に乗車することとした。 　そんな訳で、あずさの車内で、飲み続けた。 　．．．．午前中から飲むと、酔いが進む。

［帰りのあずさの中で］

※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。