トップページ他山域山行リスト>高水三山_記録20180128


高水三山(高水山・岩茸石山・惣岳山)

 山行日
2018年1月28日(日) 晴 同行者:「山の会」メンバー 4名
 コース
軍畑(9:21)〜(9:36)Y字路(大沢川沿い)〜(9:47)Y字路(平溝川沿い)〜(10:04)舗装路終点〜(10:07)砂防ダム〜(11:23)高水山(11:26)〜(12:00)岩茸石山(12:31)〜(13:08)惣岳山(13:18)〜(13:56)十字路〜(14:39)澤乃井園(きき酒処)(15:50)〜(16:01)沢井
 高水三山へ4年振りに行ってきました。前回は、NASさんと二人でしたが、今回は、山の会メンバー4名との山行でした。今回は、積雪が多く、同じ山でも前回とは、だいぶ印象が変わりました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 集合時刻より、だいぶ早く着いてしまった。
 駅前を見てみると、私と同じようにグループを待っている単独の登山者を何人か見掛ける。それにしても、じっとしていると寒い。このため、準備運動をしたり、駅周辺をあちこちと歩きまわっていた。

 集合時刻の9:15になり、5人全員が揃った。事前打合せ実施後、出発する。(9:21)
[軍畑駅にて]

 4年振りだが、車道ルートをすっかり忘れており、リーダのNOMさんに連れてもらっている状況だった。分岐点を何度か通り過ぎ、9:48、高源寺山門前で、小休止。
[高源寺山門前にて]

 10:06、目の前に見覚えのある砂防ダムが見えてきた。
 少し手前の舗装路終点からが、本格的な登山道となり、階段が続くが、メンバーは、元気に前進。
[砂防ダム左を登って行く]

 10:12、雪が目立ち始めたので、植林帯の中で、軽アイゼンを装着。
 ....私は、チェーンスパイクを採用。

 4年前の時よりも、雪が多いなと思いながら、尾根の斜面を登って行く。ここは、伐採地で、積雪は10cm以上。だが、トレースがあるので、歩き易い。
[伐採された斜面を登る]

 植林帯に入っていくと、周囲の積雪量が増えていくのが分かった。やはり、先週月曜の雪が、ここ奥多摩でも大量に降っていた。そういえば、月曜日、青梅線は、一部列車に運休が出たというニュースをネットで見たことを思い出した。
[雪が多くなっていく]

 尾根筋に出ても、相変わらず雪が多い。
 右手に常福院の鐘撞堂を見ながら進む。(写真下左)
 だが、この先の東屋周辺には、雪がなく、小休止とした。何でこの辺りは、雪が無いのか不思議だ。風が強くて積もらなかったのか、火曜日以降の太陽光で、解けたのか、理由はわからない。
 南東側を眺めると、木立の間から、大岳山の山容が特に目立っていた。
 その後、東屋から一登りして、高水山頂上に到着。(写真下右)
 ここは、展望がそれほどでもないので、すぐに出発した。
[常福院] [高水山頂上にて記念撮影]

 次のピーク、岩茸石山を目指す。
 北側の尾根筋を進むと、一面が銀世界と化していた。だが、登山道は、トレースがあるので楽チンである。北面(右手)では、自然林の冬枯れの木立なので、遠くの風景を眺めることができるが、左手は、植林帯で視界が全くきかない。
 やがて、岩茸石山の巻道分岐点に到着。(写真下)
 周囲は、植林帯だ。直進し、山頂側の急登ルートを進む。
[岩茸石山への登り]

 植林帯のキツイ登りを終えると、右手は、カヤトとなり、視界が良くなった。だが、景色を見る余裕はなく、兎に角、登りを終えたい一心で、足下の雪道を見るだけで登って行く。
[岩茸石山への最後の登り]

 12:00ちょうどに山頂到着。(写真下左)
 5,6人の他の登山者が休憩中だった。時間がちょうどいいので、ランチタイムとした。

 北側に全山、植林で覆われた台形状の山として、棒ノ折山が見えた。(写真下右)
 4年前、頂上も植林で覆われ、展望もきかない地味な山だな〜と、初めてここから眺めた時は、そう思った。
 だが、2年前に実際に登頂してみて、沢歩きを含む登山コースといい、山頂からの眺めの良さ(南側は、植林帯だが、北側は、ビューポイント)といい、なんて素晴らしい山!と痛く感動したのが、この棒ノ折山だった。

 12:21、ランチタイムを終え、出発する。
[岩茸石山頂上にて] [棒ノ折山が見える]

 3つ目のピーク、惣岳山に向かう尾根筋にも、南側にも関わらず、雪がかなり残っていた。
 凍った雪面ではないので、足の裏にはやさしく、歩き易い。
 13:00、惣岳山の巻道との分岐点を通過。ここで、山頂ルートの急登に取り付く。
 3点支持で急な岩場を登るが、ここには、幸い、雪が付いていなかった。傾斜が緩くなると雪道となり、ジグザグに登って行く。
[惣岳山への登り]

 13:08、惣岳山頂上に到着。
 植林帯の中の広場に神社の建屋があるだけで、視界が広がらない、地味な山頂だが、意外にも登山者が多く、10人以上の登山者が休憩中だった。
 山頂の神社、青渭神社奥宮を参拝した後は、澤乃井園を目指して下るだけだ。
 セルフタイマーで全員が並んだ登頂写真を撮った後、13:18、出発する。
[惣岳山頂上にて]

 13:23、頂上から下っていると左に祠があった。
 何だろうと帰宅後、調べてみたら、これが、真名井という霊泉で、青渭の井とも呼ばれた場所だと分かった。この「青渭」が山頂の青渭神社の由来となったと言われている。
 青渭神社は、東京都の旧武蔵国多摩郡に3箇所あり、稲城市、調布市、それにここの青梅市であり、各場所から青渭神は、水神であると考えられているようだ。(Wikipediaより)
[頂上下に小さな祠があった(振り返って撮影)]

 尾根筋を南下していくが、日当たりがいいにもかかわらず、まだ雪が残っていた。(写真下左)

 13:56、分岐点に到着。(写真下右)
 御嶽駅には、直進だが、正面の登り返しがキツそうなので、左折して沢井駅に行く方が楽なように思える。但し、我々が沢井駅方面に進むのは、別の目的があるためだが。 
[尾根筋には、まだ雪が残る] [十字路に到着(左折して、沢井方面に下る)]

 分岐点から7分で、車道に出た。
 後は、下り坂の舗装路を下っていく。(写真下)
[車道を下っていく]

 沢井駅を通り過ぎ、澤乃井園に向かう。この坂を下っていき、右手に回れば、きき酒処がある。今回は、外で飲むには寒すぎるということで、このきき酒処で日本酒を味わうことにした。
 混んでいるかと思ったが、それほどでもなかった。時間帯がまだ早かったようだ。(だが、その後、どんどん客が増えていった)
 ここでは、いつも10種類程の酒が用意されている。色や香りなどをチェックしながら、最後に味を楽しむ。お猪口のサイズが適度で、何杯も飲めてしまう。
[きき酒処へ向かう] [種類を変えて日本酒を味わう]

 下り階段を気をつけながら降りて、沢井駅ホームに到着。
 西日が眩しい。
 ザックには、土産用の日本酒が入っていて、帰りの方が重たくなってしまった。
 [沢井駅ホームにて]


 今回は、雪が多く、特に惣岳山からの南側への下り尾根でも、雪が積もっていましたので、逆に歩き易かったのが、印象的でした。
 高水三山は、岩茸石山からの展望が何といっても魅力ですが、下山後の楽しみも軽視できません。今回も、じっくりと日本酒を味わってきました。
 ご同行の皆様、ありがとうございました。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。