トップページ他山域山行リスト>三頭山_記録20180422


三頭山 

 山行日
2018年4月22日(日) 晴 同行者:「山の会」メンバー 6名
 コース
都民の森駐車場10:20〜10:39鞘口峠10:45〜12:16三頭山(西峰)12:21〜12:28中央峰〜12:30東峰〜12:34中央峰〜12:42三頭山(西峰)12:48〜12:59ムシカリ峠〜13:47三頭大滝13:54〜14:16都民の森駐車場
 今回は、軽登山として、奥多摩の三頭山を麓の都民の森駐車場から登ってきました。都民の森は、地元の県民の森とは、大違いでした。登山道は整備され、樹木などの説明板、道標、ルートの案内板も充実しており、これなら山の初心者でも、楽しみながら、かつ、安心して歩けるなと思えるエリアでした。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 奥多摩は、まだ数えられる程度しか訪れたことのない山域で、この三頭山は、初めての山だ。
 今回は、「山の会」の月次山行として、7人でやって来た。
 10:20、都民の森駐車場を出発する。
 ....それにしても、横浜からは遠い。
[都民の森の大看板からスタート]

 舗装路の急坂を登っていく。すぐに息が切れて、汗が噴き出てきた。
 トンネルの手前では、ピンクのツツジが満開で、思わずデジカメ撮影。
 トンネルを抜けると、さらに急になったような気がした。
 これは、キツイな〜と思ったら、ようやく未舗装路の登山道に入る。傾斜は、幾分緩くなったが、樹林帯の割には、日陰が少ない。今日は、快晴で、日が差し込んでくる。そんな訳で、今日は、ハードな登りになりそうだと認識。

 10:39、鞍部に出たと思ったら、そこが鞘口峠だった。(写真下)
 ここには、ベンチがあり、小休止とした。
[鞘口峠に到着(振り返って撮影)] [奥多摩湖方面は、ロープで通行止め]

 10:45、鞘口峠を出発。
 先程の小休止中、地図で確認したら、三頭山頂上は、中央峰で1531m。鞘口峠が標高1142m。
 標高差約400mであり、意外にあるな〜と思っていたが、目の前に広がる、芽吹き始めた樹林を眺めていたら、パワーが出てきた。
[芽吹き始めた尾根を登っていく]

 しかし、ここで予想外のアクシデント発生。
 リーダのKMTさんが、体調不良で、失速状態となった。そんな訳で、リーダと私だけは、最短距離の登山道経由で三頭山(西峰)に向かうこととした。他のメンバーは、都民の森として整備されている登山道以外の「ブナの路」を登っていく。
[登山道には分岐点が多いため、道標も多い]

 ゆっくりと登っていき、12:16、三頭山(西峰)に到着。他メンバーは、まだ到着していなかった。そこで、ザックを下ろし、リーダも置いていき、引き返す。行くのは、三頭山(東峰)だ。東峰は、途中の分岐点で巻くように進んだため、我々は、通っていなかったのだ。他メンバーとは、東峰までの間で出会えるだろうと予測。
 ....この辺では、携帯がつながらなかった。

 案の定、中央峰のほんの少し手前で、休憩中の他メンバーと合流した。その後、さらに進み、中央峰、東峰を訪問。東峰で三角点を撮影し、引き返す。その後、他メンバーと合流し、再び西峰に向かう。
 12:42、西峰到着。この頂上は、広く、かつ視界がいいので、多くの登山者が休憩中だった。
 山頂標識を入れ、全員で記念撮影。
[三頭山(西峰)での記念撮影]

 三頭山(西峰)からは、幸いにも木立の間から富士山が望めた。
 白い頭の部分しか見えなかったが、そのほうが何となく富士の高さが誇張されるように思えた。
[三頭山(西峰)からの富士山]

 北側の眺めは、奥多摩の稜線が続いている。(写真下)
 左側のピークは、雲取山、右端のピークは、鷹ノ巣山のようだ。こちらの山は、鷹ノ巣山以外、登ったことが無い。まだ自己未踏の山だらけだ。

 休憩と水分補給により、リーダは、体調が戻ったようで、もう大丈夫との発言。
 
ということで、12:48、三頭山(西峰)を出発。
[三頭山(西峰)からの奥多摩の山々]

 今回は、反時計周りで檜原都民の森を歩いている。
 直角に曲がった樹木の横を通過。(写真下)
 この辺りは、標高が高いため、まだ樹林は、冬枯れ状態だった。
[三頭山(西峰)からの下り]

 12:50、左から三頭山(西峰)のピークを巻く登山道と合流する。
 前方は、緩やかな斜面となった。歩いていて楽しくなるような下りだ。
 やがて、鞍部が見えてきた。(写真下)
 ムシカリ峠だ。
 ここで、左折し、都民の森駐車場へと向かう。
[ムシカリ峠が見えてきた]

 沢沿いに続く、細い登山道を下っていくが、ちょっと岩が多くなる。最近、加齢のせいか、下りでのバランス感覚が鈍くなり、距離感が分かりにくくなっている。そんな訳で、下りは、要注意だ。
 ....昨年の甲斐駒以来、岩のある下りは、トラウマ。
 
 ここは、大木が多い。カツラ、シオジ、サワグルミなど。
 また、大木には、樹木名のプレートが掛けられてあったり、説明板が立てられてあったりと、素人には有難い。
[沢沿いの大木(シオジ)] [シオジを見上げる]

 13:31、野鳥観察小屋からの経路と合流する地点にて、ベンチがあり、小休止。
 ここには、サワグルミの大木があった。(写真下)
 13:34、水分補給して、出発。
 リーダKMTさんの足取りも軽快となった。前半の登りの時とは、全く人が変わっていた。
[サワグルミを見上げる]

 沢沿いに下っていく。この辺りは、歩き易く、途中、「森は自然のダム」、「炭焼き」の説明板などがあって、興味深い。
 『炭焼き
 炭には、1日で焼く炭と、約1週間かけてむし焼きにする黒炭とがあります。このうち、昔からこの付近で焼かれているのは白炭で、今も山のあちらこちらに窯跡がのこされています。』


 13:47、三頭大滝前のベンチに到着。(写真下)
 ザックを置いて、大滝を見に行く。
[三頭大滝でのベンチにて小休止]

 吊り橋から大滝を眺める。(写真下)
 初めて訪れた大滝だが、ここまで落差があるとは思ってもみなかった。説明板では、約33mと記載されてあったが、それ以上の落差があるように見えた。吊り橋から眺めるというアングルのせいかもしれない。
 何枚もデジカメ撮影してしまった。
[三頭大滝]

 三頭大滝を出発し、都民の森駐車場に戻る際、地図で確認すると、ケヤキ平の分岐点で、右折した方が近道だと分かった。ということで、「大滝の路」ではなく、右折路の「けやきの路」を通ることにした。
[ケヤキ平にて右折する]

 今までの登山路に比べると、道幅は、狭くなったが、登山道は明瞭だ。10分ちょっとで車道に出たら、その後、車道を5,6分歩き、出発点の都民の森入口に戻ってきた。
 入口の桜が満開だった。(写真下)
 [都民の森入口に戻ってきた]


 この後、「檜原温泉センター数馬の湯」に立ち寄って、汗を流しました。そして、武蔵五日市駅行きのバスで途中下車し、蕎麦屋に寄り道。 ビールや天ぷら、蕎麦と堪能してきました。
 明るいうちに山から下ったのに帰宅したのは、22時半でした。



 今日は、初めて訪れた都民の森に痛く感動しました。冒頭に記載しましたように登山道は、整備され、樹木などの説明板、道標、ルートの案内板も充実していて、楽しみながら、歩ける山域でした。また、広葉樹林が多く、歩いていて気持ちのいいものでした。
 紅葉のシーズンにも訪れてみたいエリアだと思いました。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。