トップページ他山域山行リスト>鷹ノ巣山_記録20181021


鷹ノ巣山

 山行日
2018年10月21日(日) 晴 同行者:「山の会」メンバー 7名
 コース
東日原(9:12)〜(9:17)中日原〜(10:09)稲村岩尾根の背(10:15)〜(11:41)ヒルメシクイノタワ(12:02)〜(12:27)鷹ノ巣山(12:53)〜(13:08)鷹ノ巣山避難小屋(13:15)〜(14:42)舗装路出る〜(14:57)峰谷〜(15:36)峰谷橋
 「山の会」の月例山行として、奥多摩/鷹ノ巣山に行ってきました。鷹ノ巣山は、この花立小僧にとって2回目でしたが、前回は、ガスに覆われ、山頂に達しても、何も見えない状況でした。今回は、快晴でしたので、頂上からの富士山を期待して登りました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 奥多摩駅から臨時バスに乗車し、8:58、終点、東日原にて下車。毎度のことながら、横浜からだと、奥多摩は、遠いな〜と思いつつ、出発の準備をする。今回の山行メンバーは、男性6人、女性2人で、計8人。鷹ノ巣山のせいか、結果的に「山の会」でも健脚派が揃ってしまった。撮影しながら登っていると、すぐ引き離されてしまいそうで、ちょっとこの先不安だ。
 9:12、東日原バス停を出発する。
[東日原にて]

 中日原付近にて、正面に稲村岩が見えてきた。あの裏の尾根を登るのかと思うと、武者震いしてくる。前回の印象では、とにかく登り一本調子で、頂上直下に4月末だったにもかかわらず、残雪があり、その上を歩いていった記憶がある。そして、ようやく到着した山頂では、ガスで全く視界が広がらず、ガッカリ山行となったのだ。
 今回は、雲一つない青空が広がっている。この天気であれば、間違いなく富士山の眺めは、期待できるだろう。そう思うと、気合が入ってくる。
[稲村岩に向かって歩く]

 車道から左折し、川に向かって下っていく。下り切る直前に橋があり、日原川を渡る。ここから対岸を登り返す。10分程、登ったところで、服を脱ぐために小休止。今日は、10月下旬とはいえ、日が照りつけるだけに暑くなりそうだ。
[日原川を渡る]

 稲村岩尾根を北側から登っていくのだが、途中の小沢を木橋で渡ると、前方に他の登山者の一団が見えた。先程の東日原バス停でも大勢の登山者が準備中だったが、鷹ノ巣山が人気の高い山なのだという事を初めて知った。
 ...前回の時は、殆ど登山者を見かけなかったのだが。
[小沢沿いに登っていく]

 ジグザグに尾根の腹を登っていき、10:09、稲村岩の裏手の尾根筋に乗った。
 スタート地点の東日原から、ここまで58分。コースタイムが55分なので、まずは順調な滑り出しと言ったところ。ここで、小休止とした。(〜10:15)
[稲村岩尾根の背に乗る]

 いよいよ稲村岩尾根の急登に入る。
 ここは、一列に並んでリズムよく、ジグザグ路を登っていく。周囲は、明るい自然林で気分がいい。
[急登が続く]

 10:47、稲村岩裏手の小休止から30分ちょっとで、再び小休止。
 今まで自然林の中だったのだが、ここでは、左手に植林帯が現れていた。
[小休止]

 再び、急登へ。
 すると、左手に根こそぎ倒れた樹木を何本か見る。ここ奥多摩でも、丹沢同様、強風で倒れてしまったようだ。やはりというべきか、倒れた木の根の張りが浅い。
 今回は、やはり健脚派揃いということなのだろう。列の間隔が全く長くならない。
[再び急登となる]

 11:24、左手の木々が紅葉していた。
 思わず何枚もデジカメ撮影する。今日は、日が照り、バックが青空なので、紅葉が映える。
[紅葉が始まっていた]

 段々と紅(黄)葉している樹林が目立つようになってきた。
 相変わらず、登りが延々と続いている。地図で確認すると、あと10分ぐらいで、ヒルメシクイノタワでは、ないかと思えた。
[紅(黄)葉している木が目立つようになる]

 11:41、ヒルメシクイノタワに到着。
 ちょっと昼には早かったが、ここでランチタイムとした。日が照っており、暑くも寒くもなく心地よい。
 NASさんは、湯を沸かして、お決まりのカップヌードル。観察していると、3分なんて全然待たず、湯を入れた後すぐに箸をつける「バリカタ」派である。
 ....「ハリガネ」の方がより正確か?
[ヒルメシクイノタワにてランチタイム]

 12:02、ヒルメシクイノタワを出発。
 歩き始めは、比較的フラットだ。その時、左手に紅葉した木があり、思わずデジカメ撮影。
[色鮮やかな紅葉に遭遇する]

 急登が続く中、立ち枯れの木にキノコを発見。
 なんだか、立木に饅頭がくっついているようなイメージだ。
[丸いキノコが珍しかったので撮影]

 急登が終わり、右に少しトラバースした後、再び登りになるのだが、その先が頂上のようだ。意外にヒルメシクイノタワから近かったな〜というのが正直な感想だ。
 
 12:27、鷹ノ巣山頂上に到着。(写真下左)
 最初に取りあえず、全員で記念撮影。(写真下右)
[鷹ノ巣山頂上に着いた] [頂上にて全員で記念撮影]

 南西側には、念願叶って、富士山がクッキリ。
 ここからだと、宝永山あたりは、はっきりせず、両裾野は、なだらかに広がっている。
 それにしても見事な富士山の眺めだ。富士山の手前に邪魔になるような山がない。
 この光景が、鷹ノ巣山の魅力の一つなのだろう。
[鷹ノ巣山頂上からの富士山]

 ほぼ南側に丹沢の山並みが見える。だが、それそれのピークがどの山に当たるのか、はっきりしない。左端が大山で、一番高いのが蛭ヶ岳だろうか。
 ....その右は、檜洞丸か大室山か?
[鷹ノ巣山頂上からの丹沢]

 鷹ノ巣山頂上にて、大岳山、御前山、丹沢、富士山などの光景を十分、堪能した後、西側に下り、避難小屋を目指す。
 この西側に続く尾根は、ちょうど紅葉している木もあり、思わずデジカメ撮影。(写真下左)
 進路方向には、葉を落としてしまった木や、まだ紅葉中の木などが左右に並び、心が和む光景が続く。(写真下右)
[振り返って撮影] [気分のいい尾根歩き]

 13:08、鷹ノ巣山避難小屋に到着。
 小屋の前のベンチにて、小休止とする。ここには、トイレの建屋もあり、休憩にはちょうどよい。
 避難小屋の中を覗いてみたが、綺麗に使われていた。
[避難小屋で小休止]

 避難小屋から浅間尾根を下っていく。北側の稲村岩尾根とは異なり、緩やかで歩き易い。
 ここの自然林は、まだ紅葉していなかった。南側斜面ということで、暖かいのだろう。
[浅間尾根を下っていく]

 尾根筋の斜面を下っていくと、何やら足下に動くものが。
 なんと一匹のヘビだ。ヘビにしては、短いなと、よく見たら、マムシだと気がついた。
 そんな訳で、デジカメ撮影。(写真下)
 一般登山道で、生きたマムシに遭遇したのは、丹沢/鍋割山からの下りで経験して以来、二度目。
 ....ヤマカガシは、何度もあるけれど。
[登山道にてマムシ発見]

 14:02、神社の建屋の前にて小休止。
 先程のマムシ遭遇のインパクトがまだ残っている中、ペットボトル2本目を開けて、一口飲む。
 今日は、下りも長いのだ。
[浅間神社?の建屋の前で小休止]

 14:15、林道(未舗装路)に出た。(写真下)
 やれやれ、これで一段落かと思っていたら、再び、細い山道に入ったりして、結局、舗装路を歩くようになったのは、14:42からである。 
[林道に出た]

 14:57、左手に峰谷のバス停を見る。ダイヤを確認すると、平日も土休日も1日に3本しか走っていなかった。7時台、12時台、17時台の3本である。
 今の時間帯では、2時間待ちとなってしまうので、予定通り、この先も歩くこととした。
[峰谷バス停前を通過]

 峰谷からは、メンバーと話しながら、歩いていく。お蔭で単調な舗装路歩きでも、飽きなかった。
[更に舗装路を歩く]

 15:36、青梅街道沿いの峰谷橋バス停に到着。次のバスは、16:12で、約40分弱の余裕ができた。バス停横のベンチに腰掛け、バスを待つ。
 [峰谷橋バス停に到着]


 「山の会」の皆さん、お疲れ様でした。
 今回、ようやく鷹ノ巣山頂上からの富士山を眺めることが出来ました。やはり、山頂は、晴れていないと面白くないということを改めて実感しました。
 奥多摩エリアは、まだまだ未踏の山が多く、今後も楽しんでいきたいと思っています。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。